ミュージアム・ツアーin菰野&四日市【頑張れ受験生! サクラサクきっぷの撮影スポット@大羽根園駅について付記しました(2/6)】
今晩から強い寒気が入ってきて、ひょっとすると我が家あたりでも雪が降るかも知れないという予報です。しかし、午前中はまだ風もさほど強くはなさそうでしたので、菰野と四日市へミュージアム・ツアーに行ってきました。
桑名駅8時41分発の松阪行き急行に乗車。四日市に8時54分着。湯の山線に乗り換えます。8時59分の湯の山温泉行きの普通で 大羽根園に9時23分着。終点の湯の山温泉駅の1つ手前。¥530。大羽根園駅に降りて、湯の山街道(国道477号線)に出ると、御在所岳がよく見えます。我が家からも遠望できますが、さすがに近い。御在所ロープウェイの白い鉄塔(6号支柱)も、頂上の施設もハッキリ見えています。最近、ロープウェイに乗って頂上へ行ったことがありません。天気が良いと絶景なのですがねぇ。御在所ロープウェイのライブカメラがここにあります。
大羽根園駅から湯の山街道をほぼ真西に400m弱。今日の第一の目的地であるパラミタミュージアムに到着。 岡田文化財団が運営しています。岡田文化財団は、ジャスコの創立者である岡田卓也氏の寄附で設立されています。ここで、2月1日から3月29日まで「黄金期の浮世絵 歌麿とその時代展」が開催されているのです。出品リストは こちらにあります。喜多川歌麿は説明するまでもありませんが、「美人大首絵」で注目されました。歌麿の他、歌川豊国、東洲斎写楽など有名どころはもちろん、鳥居清長(とりいきよなが)、鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし)などの約130点が展示されていました。浮世絵だけでなく、肉筆画も出品されています。¥1,000。
パラミタミュージアムでほぼ1時間楽しみ、四日市に戻るために大羽根園駅に向かっていたのですが、電車の時刻を確かめていませんでした。昼の時間帯は、30分に1本のはずと思って歩いていたら、四日市行きの電車が通って行ってしまいました(苦笑)。それから時刻表を調べたら、次は11時3分。30分ありますが、駅の周囲にはセブンイレブンが1軒あるだけ。道の駅菰野が東の方にありますが、800m以上あります。道の駅に行って、そこから近い中菰野駅から電車に乗るという手もありますが、まぁ30分くらいならウロウロしていようということに。
最初の写真にあるように、大羽根園駅には何もありません。自販機もないのです。ICカード用の入場、出場 機とベンチのみ。天気はよく、風はまだ強くありませんでしたので、本を眺めたり、周りを見たり。周りをよく見ると、けっこう興味を惹くものがあるものです。「男はつらいよ 寅さん 湯の山温泉♨で昭和45年に働いていたこと 知っていますか?」という幟旗。「寅さん」の第3作で、寅さんは湯の山温泉の旅館で番頭をしていたのです。マドンナは新珠三千代さん扮する旅館の美人女将・志津(こちらを参照)。湯の山温泉も、お客さんが減っていますので、盛り上げに必死なのです。
もう一つ。近鉄と名鉄のコラボで、「頑張れ受験生! サクラサクきっぷ」という企画のポスター。名鉄は、名古屋本線・桜駅から栄生駅まで(¥300)、近鉄は、湯の山線・桜駅から大羽根園駅まで(¥230)のそれぞれ大人片道普通乗車券のセット(¥530)。山田天満宮・岩津天満宮・北野天神社のいずれかで祈祷を受けているそうです(ポスターには山田天満宮(名古屋市北区)で祈祷を受けたとあります)。ということで、退屈はしませんでしたが、今これを書きながら、写真を改めて見て、気づいたことがあります。大羽根園駅に撮影スポットがあると書いてありました。いやぁ、ボンヤリしていたのかも。
11時3分の四日市行き普通に無事乗車(30分近く前からホームのベンチにいたのですから)。四日市に11時 25分着。¥330。いつもはララスクエア四日市の中を通り抜けていくのですが、あいにく今日は、全館休館日。設備点検などを行うためだそうです。私もそうでしたが、知らずにやって来て、入り口の掲示を見て、呆然とする人もあり。隣の四日市都ホテルを迂回して行きます。ここも400mくらい。今日はあまり歩いていません。
四日市市立博物館。こちらでは、特別展示「昭和のくらし 昭和の面影~サカツ・コレクション 珠玉のポスターとともに~」展が1月2日から3月1日まで開催されています。大人は¥400。昭和の時代の暮らしと面影を、飲料メーカーのポスターから辿ろうという企画です。サカツ・コーポレーションの協力で、主に戦前に製作された大判ポスター約50点が展示されています。「広告は時代の鏡」といわれますが、当時の人々の暮らしを垣間見ることもできますし、その頃の文化や情感をくみ取ることもできます。ポスターの他には、いつものように、たぶん子どもたちの学習支援展示だと思いますが、昭和の生活、暮らしに関わるものも展示されていました。台所や居間の様子、小学校の教室風景、駄菓子屋などが再現されていますし、タイプライター、暖房機、テレビ、蓄音機、カメラといったものも時代を追って、実物が見られます。いちいち書くとキリがないくらい、大変懐かしいものがたくさんありました。前にも書きましたが、黒電話も展示されていて、「黒電話のかけ方」という説明が添付されています。現在の小学校の先生方ですと、若い方は黒電話をご存じないのかも知れません。携帯電話も、すでに初期のものが展示されています。時代の移り変わりはとてつもなく速いことを実感。
四日市市立博物館へ行くと、必ず、常設展示の時空街道(4階)も見てきます。原始・古代から江戸時代までの四日市のまち の発展と、そこに住む人々のくらしの変化を感じられるようにつくられた体感型の常設展です。明治時代以降は、2階の四日市公害と環境未来館で見られます。何度見てもおもしろいのが、焼蛤屋の展示。「其の手は桑名の焼蛤」で、桑名の名物なのですが、当時の桑名藩領は、現在の朝日町、四日市市富田あたりにまで及んでいたのです。そのため、ここ四日市市立博物館の展示にもこれがあるのです。
人形も、店舗もリアルに再現されていると思えます。声をかけてみたくなるくらい(微笑)。殻付きの蛤を 枯れた松葉や松笠を燃やしながら焼いたものです。桑名で行うイベントの時など、右の写真にあるように、この焼き方を再現して売ったら、売れると思いますし、評判になること請け合いなのですが、未だかつてそういう企画は見たことがありません。
四日市市立博物館には300分ほど滞在。あみま倶楽部でもらった、1,000円分の商品券がありましたので近鉄百貨店四日市店に立ち寄って何か買おうと思ったものの、これというものがなく、近鉄四日市駅のコンコースで出張販売に来ていたボンジュール神戸のこだわりメロンパンとメロンパンラスクを買ってきました。近鉄四日市駅初12時28分の名古屋行き急行に乗車。桑名には、12時40分着。¥300。
明日は、最高気温が一気に5℃にまで下がるという予報。この冬は、暖冬で寒さに慣れていませんので、震えそう。午後からは車の定期点検に行かねばなりません。雪が降るかどうかも気になるところ。多度山に雪が積もってくれると、小型の野鳥が降りてくると思うのですが、どうなりますか?
【頑張れ受験生! サクラサクきっぷの撮影スポット@大羽根園駅についての付記(2/6)】 ボーッとしていました(苦笑)。大羽根園駅に上がる階段のところがこの撮影スポットでした。ふと思い出したのです。この記事の最初に大羽根園駅の写真を載せてありますが、階段のところがこの撮影スポットになっていたのです。この写真ではよく分からないと思いますが、近畿日本鉄道のFacebookに記事がありました。
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