20191221JRさわやかウォーキング「歴史や文化が見える市政資料館と輝く金のシャチホコ 名古屋城を歩こう」へ(その3)……いよいよ名古屋城へ(堀にてバードウォッチング)
12月21日のJRさわやかウォーキング「歴史や文化が見える市政資料館と輝く金のシャチホコ 名古屋城を歩こう」のその3です。いよいよ金のシャチホコが輝く、名古屋城です。実測ルートマップその3です。清水橋東交差点から名古屋医療センターの前を通り、市役所交差点まで来ました。4.2㎞、11時10分。ここから反時計回りに名古屋城の周囲を歩いて、正門に向かいます。
こちらは、以前、別のウォーキングのときにも載せましたが、地下鉄市役所駅の出入り口。この出入り口だけ が、こんな様式になっています。右は、そのすぐ南にあるオブジェ。インスタ映えスポットのようで、たくさんの人がここで写真を撮っていきます。
市役所駅の出入り口の向かい側にある金シャチ横丁の看板。金シャチ横丁は2ヶ所あって、こちらは宗春ゾーン。尾張藩7代藩主・徳川宗春(むねはる)公の名前に因みます。宗春は、将軍徳川吉宗の倹約策に対抗して、人命重視、個性尊重、規制緩和など世の中を活性化させる政治を執り行ったため、吉宗と対立して、隠居させられています。
ここからまずは、北へ向かい、名城公園前交差点まで。左側は、名古屋城、名城公園が広がっています。道を挟んで右側には、 名古屋医療センター、名古屋学芸大学看護学部などがあるエリア。その先には、愛知学院大学名城キャンパスがあります。昔は、公務員住宅などがあった記憶がありますが、今は文教地区という感じ。
名城公園前交差点で左折。西へ。ここからは公道ではなく、公園内の散策路を進みます。左側 (南側)には、名古屋城の堀、向かう先には遠く、天守閣も見えています。これからグルッと回って、あの天守閣の方へ行くのです。
堀というと、今の季節、渡り鳥たちが来ているかとほのかに期待します(微笑)。その期待に応えるかのように、しばらく行くとこの看板がありました。さわやかウォーキングと、バードウォッチングが楽しめそうです。
早速見えたのは、ホシハジロ。ここにいたのはオスばかりですが、かなりの数がいます。そして、コガモも。遠いのでよく分 かりませんが、浅いところにいるか、何かの上でお休み中。
さらに進むと、驚くべき光景が展開されます。何と、オナガガモが、堀端のすぐそばを、 悠々と泳いでいくのです。町屋川や、志登茂川で遠くからしか見たことはありませんし、近くにいるのを覗き込むとすぐに逃げられていたのに! この写真を撮ったあたりには、コイも集まってきていましたので、餌をやる人がいて、人に慣れているためでしょう。しかし、オナガガモをすぐ目の前で見られるとは、予想外の展開でした。
ちょっと遠かったので、クリアには写っていませんが、マガモのカップルも見えましたし、オオバンもいました。先ほどの看 板に偽りはなさそうです。
さらに、かなりたくさんいたのが、ユリカモメ。これまた、近寄ってもすぐには逃げませ ん。やはりエサをもらうので、人に慣れているとしか思えません。御城の北側のこの堀、もう少しじっくり見てみると、さらにいろいろな鳥がいそうです。この北側にも、名城公園が広がっていますから、そちらも含めて、バードウォッチングに来るというのもよいかも。
西北隅櫓のところまで来ました。スタートから5.6㎞。いつものことながら、私はあちこちフラフラと見て回り、写真を撮っ ていますので、ドンドンと追い越されていきます(微笑)。このあたりにも、ユリカモメがたくさん浮いていますが、このあと、さらに驚くべき鳥を発見。それは、右の写真。コブハクチョウでした。ことば通り、目を疑いました。後で調べたら、かなり以前からここで飼われているようでした(こちら)。全長150cmと、さすがに大きい。
名古屋城の西というと、ホテルナゴヤキャッスルであります。今年50周年だそうですが、ほとんど縁はありません(苦 笑)。40年くらい前、友人の結婚式で一度来たのみ(苦笑)。2代目社長候補でしたので、国会議員の先生を始め、とてつもなく大勢の招待客がいたのに圧倒されたことを思い出します。このあたりから城を見ると、右の写真のようになります。
名古屋能楽堂の北あたりで左折して、正門に向かうのですが、その手前で見慣れないカモを発見。ハイブリ ッドかと思ったのですが、畏友・pnさんのご教示で、ヨシガモと判明。鳥図鑑プラス1です(微笑)。お馴染み、ハクセキレイさんもいたりします。
さて、いよいよ名古屋城正門に到着。この写真のところでスタートからは6.2㎞、時刻は11 時50分を回ったところ。「恩賜元離宮名古屋城」という石碑が建っています。織田信長誕生の城とされる今川氏築城の那古野城(なごやじょう)の跡周辺に、慶長20(1615)年、徳川家康が天下普請によって築城したのが始まり。明治維新後の明治3(1870)年、徳川慶勝は新政府に対して、名古屋城の破却と金鯱の献上を申し出たのですが、明治12(1879)年、山縣有朋が保存を決定。天守は本丸御殿とともに保存されました。明治5(1872)年、東京鎮台第三分営が城内に置かれたのち、明治6(1873)年に名古屋鎮台、明治21(1888)年に第三師団に改組され、終戦まで続きました。明治26(1893)年、本丸は陸軍省から宮内省に移管され、名古屋離宮と称しましたが、昭和5(1930)年に廃止され、名古屋市に下賜されました。昭和6(1931)年、恩賜元離宮として名古屋城が一般公開されたため、この石碑があります。
こちらが正門。この前来たのは、子どもたちが小さい頃の19年前。大昔です(苦笑)。どうしようかちょっと迷ったのです が、せっかく来たからにはと、思い切って¥500を払って見学することにしました。左の写真の正門は、明治43(1910)年に旧江戸城内の蓮池御門が移築されたのですが、第二次世界大戦により焼失したため、昭和34(1959)年に天守閣と共に再建されたものだそうです。
名古屋城も、事前の調べをせずに行きましたので、適当に回って来ました(苦笑)。それでもあちこち見てきましたので、長くなりそうです。区切りがよろしくありませんが、その3はここらで。その3は、ほぼ名古屋城バードウォッチング編となってしまいました(微笑)。
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こころんさん、こんにちは。
今年1年、ありがとうございました。
特にたわいもないハイキング・ウォーキングの記事をお読みいただき、感謝しています。
来年も何卒よろしくお願いいたします。
どうぞよいお年をお迎えください。
投稿: mamekichi | 2019年12月31日 (火) 16時00分
こんにちは
今月は忙しくてなかなかブログを拝見できず
大晦日になってしまいました。
またゆっくりと拝見します。
いろいろと楽しませていただきました。
新年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。
投稿: こころん | 2019年12月31日 (火) 11時52分