お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年3月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年3月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2019年11月10日 (日)

20191110JRさわやかウォーキング「晩秋の田園風景と伊勢本街道を訪ね、『おいないまつり』で多気の文化と食を楽しもう!」へ(予告編)

191110jrwalkingtakimap 今日もまた絶好の行楽日和、ウォーキング日和でした。昨日の近鉄ハイキングに続いて、今日は、JRさわやかウォーキングへ。JR紀勢線・多気駅で行われた「晩秋の田園風景と伊勢本街道を訪ね、『おいないまつり』で多気の文化と食を楽しもう!」に参加してきました。多気駅をスタート・ゴールとして、多気町内約9.7㎞を歩くコース。途中、2回に分けて伊勢本街道を歩きますし、倭姫命ゆかりの相鹿上神社や、伊勢本街道・相可の道標などをみてまわり、おいないまつりにも立ち寄るというコース。私としては、昨日も書きましたが、このウォーキングに参加して行動範囲を広げたいのと、JRさわやかウォーキングのスタンプが10個を達成し、賞品がもらえるというモチベーションもありました(微笑)。動機が不純であったかも知れませんが、好天の中、なかなか面白いコースでしたし、おいないまつり会場で相可高校食物調理科の生徒さんがつくった「まご弁」をゲットできたのもうれしかったのです(先日、氏郷まつりでは(20191103近鉄ハイキング「蒲生氏郷を訪ねて 氏郷まつりと松阪城下町散策」へ(完)【付記(11/4)中日新聞の記事を載せました】)、販売時間前で買えず、とても残念だったのです)。

Img_7484c  今日は、多気駅で8時半から11時の受付。電車の時刻、運賃をいろいろと調べ、結局、松阪までは近鉄名古屋線で行き、松阪でImg_7506c JR紀勢線に乗り換えることにしました。桑名を7時52分に出る宇治山田行き急行に乗車。松阪には8時54分に到着。JR紀勢線の伊勢市行き普通電車が、9時24分にありました。松阪から多気までは2駅、¥200。9時35分着。途中の停車駅は徳和。徳和駅は、この10月27日の伊勢参りの近鉄ハイキングですぐそばを通っています(20191027近鉄ハイキング「昔も今もお伊勢参り~旅10日目~伊勢街道、旅人気分で松阪から王朝ロマンをたどる斎宮跡へ」(予告編))。

Img_7536c  コースマップを受け取り、9時40分にスタートします。多気駅は、JR紀勢線と参宮線が分岐する駅で、快速みえや、特急南紀もImg_7533c 停車します。明治26(1893)年12月に参宮鉄道が津駅~宮川駅間で開通した時に相可駅(初代)として開業しています。紀勢線は、大正12(1923)年3月に、紀勢東線が栃原駅まで開通し、相可駅(2代目)が開業したことにより、相可口駅に改称。さらに、昭和34(1959)年7月、多気駅に改称しています。

Img_8114c  紀勢本線は、三重県亀山市の亀山駅から和歌山県新宮市の新宮駅を経て同県和歌山市の和歌山市駅に至る鉄Img_8107c 道路線ですが、全通したのは、昭和34(1959)年でした。したがって、今年が全通60周年です。ゴールしたとき、その記念絵はがきをいただきました(右の写真)。

191110jrwalkingtaki  こちらは、今日、実際に歩いたルート。多気駅から南へ1㎞ほど進み、そこから1㎞あまり伊勢本街道を歩きます。その後、六角堂やおいないまつり会場に立ち寄り、北へ。相鹿上神社を経て、伊勢本街道・相可の道標からまたしばらく伊勢本街道を歩き、櫛田川に沿って進み、相生神社から多気駅に戻ります。10.5㎞でした。

Img_7544c_20191110200001  多気駅を出て500mあたり。あたりは田園風景。1㎞ほどのところで、伊勢本街道に入ります。伊勢本街道は、大和と伊勢をImg_7565c_20191110200601 結ぶ最短コースであり、多数の参拝客が往来したことを伝える街道遺産が残された歴史ある交流の道です。三輪山(奈良県桜井市)から斎宮(三重県明和町)、伊勢神宮を結んでいます(そもそものスタートは、大阪・玉造稲荷神社)。右は、スタートから1㎞地点。ここから伊勢本街道に入り、奈良方向に歩きます。

Img_7576c  スタートから1.5㎞の手前に常夜燈。高さ2.8mと大きめ。天保15(1844)年に建立。正面に「常夜燈」、Img_7593c 西面には「天保十五年辰五月日」、裏に「石工根来宗和」と刻まれています。そのすぐ先にあるのが、商家大好庵村林家(右の写真)。白壁・荒格子の商家で、近世、江戸で大きな富を蓄えた金粒丸(きんりゅうがん)の大好庵(だいこうあん)があったところ。ここは江戸時代、「金粒丸」という薬を製造販売していました。参宮土産に大人気だったそうです。伊勢朝熊の「万金丹(まんきんたん)」と同じく、胃腸、腹痛など万病に効くという丸薬でした。大好庵は、寛永年間に江戸芝神明町に薬店大好庵を出し、明治時代末まで反映したそうです。

Img_7607c  後にこの村林家から譲り受けた金粒丸を販売したのが、西村家。大好庵から100mあまり西にあります。西村家の前には、今も当時の立派な看板が残っていて、多気町の文化財になっています。高さ197㎝、幅58㎝で、「本家勢州神山薬師前いけへ 村 御免きんりうくはん 江戸芝神明町分家之外無類大好庵店」と刻まれています。

Img_7616c_20191110202101  この先スタートから2㎞を過ぎ、池上橋のところで伊勢本街道とは別れを告げ、南西へ。松Img_7644c 阪多気バイパスに向かいます。長い登り坂の先には、工場地帯があります。シャープ三重工場の他、たくさんの大きな工場が集まっています。多気町は、農業や、松阪牛の肥育の他、多数の企業を誘致して栄えているのです。松阪多気バイパスの荒蒔交差点でスタートから3.3㎞、10時20分。

Img_7661c_20191110202701  ここから多気町役場に向かいます。松阪多気バイパスの相可1区交差点で右折すると、じきに役場あたりにでます。ここでImg_7683c_20191110202701 は、まずは六角堂を見学。多気町役場駐車場の一角に昭和53(1978)年に移築されています。大正4(1915)年頃、大正天皇の即位を記念して建てられたもので、旧多気郡役場。物産棟などとして使われたそうです。平面は正方形の正面両隅を隅切した変則六角形。内部は見られませんでしたが、一室で格天井となっているといいます。正面に切妻造玄関を張出し、懸魚を吊り、屋根頂部の飾り瓦は「紀念館」と刻む露盤に獅子を載せてあるという、独特な形式の建物です。多気町で初めての国登録有形文化財。

Img_7678c  こちらが屋根頂部分の飾り瓦。なかなかユニーク。上述のように、「祈念館」と刻んでありました。

Img_7700c  このとなりでおいないまつりが行われていました。地域興しのイベントとして多気町が開催しています。特Img_7716c_20191110203501 産物の販売、ステージショー、また、辺り一帯で「おたコス11(おいないTakiコスプレ祭り)も行われていて、コスプレーヤーたちもたくさん歩いていました。右は、三重とこわか国体・三重とこわか大会マスコットキャラクター「とこまる」によるステージショーの模様。

Img_7710c  せっかく来たからと思って、会場を一回りしていたら、とてもよいことがありました(微笑)。それがこのImg_8010c 写真。県立相可高校食物調理科の生徒さんのマルシェです。初めの方に書きましたが、先日の松阪の氏郷まつりの時にもブースが出ていたのですが、「まご弁」が発売時間前で買えなかったのです。「これは!」と思い、リベンジ。¥600なりでゲットしてきました。おいないまつり会場を出たのが10時50分、5㎞の手前。弁当にはまだ早いので、この先、神社ででも食べることにします。

Img_7726c_20191110204401  会場からは北へ。相可のまち並みへと進んでいきます。相可駅の西を過ぎて、ほぼ6㎞で相鹿上神社(おおかがみじんじゃ)Img_7743c に到着。御鎮座の時期は不詳ですが、延喜式神名帳に載っている、いわゆる式内社ですので、今から1,100年以上前に創始されたと考えられます。上代から平安時代にかけ、大鹿首(おほかのおびと=相可の地名の由来)という氏族が支配していました。大鹿氏は朝廷の祭祀を司る中臣氏(後の藤原氏)と同族で、自分の祖神である天児屋根命(あめのこやねのみこと)を祭神とする神社を建立したものが、相鹿上神社と呼ばれ、このあたりの氏神様になってきたと思われます。

Img_7748c  西側の参道にある鳥居の脇には、このような看板がありました。主祭神である天児屋根命は、天照大神が天の岩戸にお隠れになったとき、大御神のお出ましを願うためにその心を和ませる祝詞を奏上した神様です。そこから、この神社では、天児屋根命を文筆の神様で、文章力、演出力、字などの上達や、学業成就の御神徳があるとしています。これは、お参りしなくっちゃ(微笑)。

Img_7769c_20191110204501  御祭神は、天児屋根命の他、大彦命、伊邪那岐命、天忍穂耳命など25柱(不詳5柱を含む)。ここも、明治に合祀をしたようImg_7785c_20191110205601 でたくさんの神様がいらっしゃいます。また「里人傳 倭姫命御巡行遺跡」と刻まれた石碑もありました。当地に鎮座していた伊蘇上神社を、倭姫命による皇大神の伊勢御遷幸に登場する磯宮・伊蘓宮とする説があるためのようです。

Img_7804c  相鹿上神社の西、100mほどのところに「西村廣休宅趾ノふう樹」があります。フウはマンサク科の落葉高木で、日本に自生地はなく台湾や中国西南部に主に分布し、原産地では樹高30m程に成長するといいます。この木もかなりの高さがありました。西村廣休(1816~1889)は江戸時代、多気町相可において両替商を営むかたわら、宅地内に二千種に近い植物を育てており(ここがその跡地)、このフウ樹も彼の植物園にあった樹木の一つで、彼を記念するものです。彼は、博物学に関する書物も著しています。

 Img_7814c_20191110210301 「西村廣休宅趾ノふう樹」の先で再び伊勢本街道に出ます。そこに、相可の道標があります。向かって左のImg_7826c 石柱がそれです。高さ1.5m、幅22㎝。「伊勢本街道」「すぐならはせ道」「右くまのみち」「文久三癸亥十一月建之」と刻まれています。向かって右の道標は、道の向かい側にあったものが、破損したため修復してここに移設したもの。井戸が残っているのですが、このあたりにあった豪商・大国屋の屋敷内に7つあったうち、残っている井戸がこれだそうです。ここはまた、札の辻だったところでもあります。少し広い三叉路になっていますが、昔、ここで盆踊りをしたので「踊り場」が通称。

Img_7872c  スタートから6.5㎞ほどのところ、櫛田川への下り口の近く、浄土寺の手前に「おんばさん」。百日咳に霊験あらたかな乳母神です。倭姫命が相可を通ったとき、人々が百日咳の流行で苦しんでいたため、倭姫命は櫛田川の鉾ヶ瀬の淵で川水に入り、「この川水で体を洗えば、必ず咳も治るだろう」といって立ち去られたといいます。この言付けを守ったところ、たちまち病は治ったそうです。人々は、倭姫命に感謝して、ここに乳母神を祀ったと伝えられています。

Img_7873c_20191110211401  おんばさんからすぐのところに、佛乗山往生院浄土寺。天台真盛宗のお寺。ここには大日堂があり、寺宝もいくつかあるようImg_7876c_20191110211401 でした。

Img_7942c  7㎞を過ぎて、再び松阪多気バイパスを越えます。JR紀勢線の線路に沿って進みますが、Img_7944c_20191110212101 7.7㎞地点で、伊勢本街道は紀勢線を渡って南東へ入って行きます。ウォーキングコースはこのあと、櫛田川の堤防に出るようになっています。

Img_7948c  8㎞を過ぎて、櫛田川の堤防に上がります。しかし、木々Img_7954c や草が生い茂っていて、櫛田川はほとんど見えません。このあたり立ち寄るところはありませんが、途中でジョウビタキのメスを見られました。

Img_7974c  8.8㎞の手前で堤防から降りて、相生神社へ。ここで9㎞、時刻は12時5分。ちょうどお腹も空いてきましたから、お参りしたImg_7983c あと、ここで「まご弁当」をいただくことにします。相生神社の創始については、詳らかではありませんが、兄国創村の際、天忍穂耳命(アマノオシホミミノミコト)を産土神として奉遷したのが始まりといいます。

Img_8007c  江戸時代には八王子社と称し、明治初年に八柱神社と改称されました。明治41(1908)年2月、兄国の菅原神社をはじめ23社を当社に合祀の上、相生神社と単称しています。相殿神は、熊野久須毘命、活津日子根命、菅原道眞ほか20柱(うち9柱は不詳)。

Img_8022c  さて、いよいよ弁当タイム。相可高校食物調理科の生徒さんたちは、部活として、土曜・日曜・祝日に「まごの店」での研修をしていますが、イベントなどには、この「まご弁」を売っているのです。これ、失礼ながら、高校生がつくったとは思えません。そんじょそこらで売っている弁当のレベルをはるかに凌駕しています。「料亭並み」といってよいでしょう。薄味ながら、しっかりと楽しめますし、お腹もふくれます。

Img_8052c  相生神社を12時半に再スタート。このあとは多気駅まで1.4㎞で、立ち寄るところはないのですが、スゴいものを見つけましImg_8046c た。9.2㎞地点に大北牧場さんがあり、そこで牛たちがこちらを覗いているのです(微笑)。これがなんと、耳に「松阪牛」というタグをつけているではありませんか。しかもなかなか人なつっこい。カメラを向けていると、興味があるのか顔を覗かせてくれました。つれて帰れるものなら、1頭丸ごと連れて帰りたいくらい。

Img_8071c_20191110213901  このあと、佐奈川(この川は、櫛田川に合流します)を超えて、大豆を栽培しているあたりを通り抜けて、Img_8084c_20191110213901 多気駅に向かいます。

Img_8096c  多気駅には12時50分にゴールしました。3時間10分をかけて10.5㎞を歩いて来ました。今Img_8105c_20191110214201 日で、JRさわやかウォーキングのスタンプは、めでたく10個を達成しました。早速ゴール受付で賞品と交換。バッチ、タオル、折りたたみ三脚ミニチェアーから1つ。

Img_8109c_20191110214201  バッチは欲しいとは思わず、タオルもまぁいいかということで、ミニチェアーにしました。Img_8107c_20191110214201 これなら、バードウォッチングなどでも使えると考えたのです。さらに、先着500名にということで、「紀勢本線全通60周年記念オリジナルポストカード(5枚組み)」もいただけました。

Img_8129c_20191110214201  帰りには、快速みえにでも乗りたいと思ったのですが、指定席はなく、2両編成だというこImg_8135c_20191110214201 とで混みそうでした。結局、来たときの経路をそのまま戻ることにして、13時22分の普通電車亀山行きで、松阪へ。13時32分着。¥200。松阪からは、13時54分発の急行名古屋行きに乗車。桑名には、15時3分着。¥960。

Img_8142c  こちらがALKOOのデータ。22,063歩となっていました。JRさわやかウォーキングで10.5㎞+桑名駅往復が1.8㎞ということで、トータルは12.3㎞。まぁまぁでしょう。2日連続でハイキング/ウォーキングに行き、よく遊んできましたから、明日からはしっかり仕事もしなくてはなりません。幸か不幸か、明日は雨のようです。午後は、市民大学の歴史講座。

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コメント

おユキさん、こんばんは。

お陰様でJRさわやかウォーキングのスタンプ、10個を達成しました。
1年で10個ですから、こちらは大したことはありません。

賞品は、バッチは論外(笑)、タオルと迷ったものの、三脚チェアーにしました。
ただし、荷重70㎏までだそうですから、気をつけないと使えなくなりそうです。

多気は、松阪の先で、紀州の手前。
遠いのです。
伊勢に行くのと同じくらいですね。
しかし、よいところでしたよ。

六角堂は珍しいというか、不思議な建物でした。
大正時代というのは、面白い時代かも知れません。

相可の道標にある井戸、かなり大きかったですよ。
こういう井戸が7つもあった屋敷というのは、とんでもない広さでしょう。
昔のお金持ちはスゴいと思います。

「まご弁」をつくっている相可高校食物調理科の調理クラブはニュースでもよく取り上げられていましたし、おっしゃるようにドラマにもなりました。
今でも活発に活動しています。
桑名のエキトピアにも出店していましたよ(ただし、このときのまご弁は、¥800)。

松阪牛、なかなか人懐っこくてかわいい感じでした。
が、それで松阪肉が食べられるほどナイーブではないのです(微笑)。
連れて帰ろうと思うと、マンション1軒分くらいのお支払いが必要です(爆)。

この牛さんたち、いずれは食べられる運命にあります。
それを知ってか知らずか、人懐っこいのです。

mamekichi先生、こんにちは。

スタンプ10個、おめでとうございます。
賞品でミニチェアー、なかなか豪華ですね。
さて、今日はよく学んで来られたのでしょうか?(微笑)

先日の記事で、多気へ行動範囲を広げに行く、と書かれていたので、さて、どの辺りだろう?と、調べていました。
・・・これはなかなか(苦笑)。

六角堂の玄関、まぁるく膨らんでいる?と思って、何度も見比べてしまいました。
切妻造というのですね。

相可の道標の近くにあるのでしょうか、井戸の跡。
大きいですねぇ。
一緒に人が写っていなければ、わからなかったと思います。

「まご弁」、以前ドラマになった高校の部活でしょうか?
確かに、そこらのお弁当より美味しそうです。

人懐っこい松坂牛ですか。
連れて帰りたいくらいカワイイなんて、困るじゃないですか。
この仔たち、食べられますか?(笑)。

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    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)

  • 逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)

    逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)
    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

  • 林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

    林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)
    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)
  • 磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)

    磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)
    磯田さんの本は面白い。というのも、話のもとには古文書があるからだと思う。その古文書も磯田さん自身が、古書店などで発掘してきたものがほとんどで、それ故、内容もオリジナリティが高くなる。この本は、戦国時代から幕末あたりを中心にさまざまな古文書の内容をもとに、例えば忍者の悲惨な死に方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、赤穂浪士が吉良の首で行った奇妙な儀式などなど、興味深いエピソードを浮かび上がらせている。面白いので一気読みしてしまった。 (★★★★★)

  •  佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)

    佐藤信(編): 新版 図説歴史散歩事典(山川出版社)
    史跡や、寺社、町並み、城、美術工芸品等の見方がやさしく解説されている本です。「事典」となっていますが、いわゆる辞書とは違って、普通の本のスタイルです。索引が充実していますので、事典としても十分に使えます。最初の版をもっていますが、40年ぶりに改訂され、写真、図版も多く、歴史散歩の最強の味方です。 (★★★★★)