第32回四日市花火大会
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「花火」カテゴリの記事
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日付 2019年8月25日 (日) 花火 | 固定リンク | 0
サトウタツヤ: 臨床心理学小史 (ちくま新書)
たまには専門のアカデミックな本も取り上げます(微笑)。本屋でみつけ、購入。この本は、同じ著者が東大出版会から昨年刊行した「臨床心理学史」で果たせなかったことを果たそうと構想されたもの。果たせなかったのは、日本の臨床心理学史に触れることと、コンパクトな歴史記述だそうです。東大出版会の本は、読んでみたい気もしますが、¥7,000もしますし、内容もハードそうです。こうして臨床心理学の歴史を俯瞰してみますと、やはり実験心理学を抜きにしては臨床心理学も語れないといえます。私個人の考えでも、臨床心理学を学び、実践するには、実験心理学を学び、実験・調査などの方法で研究をした経験が必須です。臨床心理士、公認心理師の資格に関わり、心理学を志す人は多く、また、大学でも臨床心理学部や臨床心理学科もあります。しかし、私は、自分自身の経験からもやはり、実験心理学などの基礎心理学を抜きにして、臨床心理学は成り立たないと考えますし、学生も実験心理学を含めた基礎心理学を、少なくとも学部段階ではきちんと修得した方がよいと思います。本書を読んで、その考えはいっそう強くなりました。 (★★★★★)
昭文社 旅行ガイドブック 編集部: 三重のトリセツ
本屋に別の本を買いに行って見つけ、即買い(微苦笑)。私の好むタイプの本です。三重県の地形や地質、歴史、文化、産業などを、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント本。地図も歴史も文化も好きなのです。地図で読み解く三重の大地、三重を駆ける充実の交通網、三重の歴史を深読み!の3部構成。2017年11月にたまたまみつけたJRさわやかウォーキング「~四日市市制120周年記念~ 家族みんなで楽しめる四日市旧港街歩き」に行って以来、JRさわやか、近鉄ハイキング、勝手にハイキングで県内や近郊のあちこちに電車で行って電車で帰るハイキング/ウォーキングをしています。それによって訪ねたあちこちのことが改めてまとめられていて、とても楽しめます。各県のバージョンが出ているようです (★★★★★)
磯田道史: 歴史とは靴である (講談社文庫)
歴史家・磯田道史さんが、鎌倉女学院高校で行った特別授業の記録と、ビリギャルの小林さやかさんなどとの対談を収めてあります。基本的には、「歴史の見方」についての本なのですが、それに留まりません。ものの見方、考え方を説いた内容です。むしろ、ものの見方、考え方を学びたい方にお勧めしたいと思うくらいです。ちなみに、タイトルは、「歴史は好きか嫌いかの嗜好品ではなく、安全に世の中を歩くためのむしろ実用品である」という意味です。これは、歴史の見方について、あまりよく理解されていないポイントと思います。講義録ですから、読みやすく、しかも大変おもしろい本です。 (★★★★★)
久住 祐一郎: 江戸藩邸へようこそ 三河吉田藩「江戸日記」 (インターナショナル新書)
この著者の前著「三河吉田藩・お国入り道中記」で読んだ、三河吉田藩(豊橋)の参勤交代の話も大変おもしろく読めましたし、江戸時代の藩邸の様子、殿様や家臣の仕事、暮らしなどに興味があったので、読んでみました。三河吉田藩に残る「江戸日記」などの古文書から、江戸の大名屋敷がどのようなところであったか、江戸で働く武士の状況、江戸の藩邸で起きた事件のいろいろ、藩邸の奥向きの様子、さらには、明治維新後の藩邸から子爵邸への変化について、リアルな武士の暮らしのもろもろがまとまっていて、とても興味深く読めました。三河吉田藩は、現在の愛知県豊橋市にあり、松平伊豆守家が長く藩主を務めています。松平伊豆守家は、「知恵伊豆」の異名を持つ松平伊豆守信綱を初代とし、忍藩、川越藩、古河藩、吉田藩、浜松藩と国替えを繰り返した後、寛延2(1749)年から明治維新まで三河吉田を治めています。 (★★★★)
安藤 優一郎: 江戸の旅行の裏事情 大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ (朝日新書)
サブタイトルに「大名・将軍・庶民 それぞれのお楽しみ」とあり、さらに、オビには「300年前は えっ!? 今よりもっと愉快な旅行天国」ともあります。ただし、旅行を心から楽しめたのは、庶民に限られていたようです。参詣者を増やしたい各地の寺社、温泉、宿泊業者が積極的に営業したからです。一方、武士や大名は、トラブルメーカーだったといいます。公用で旅行したり、参勤交代したりなのですが、宿泊料のダンピング、備品の破壊などなどトラブルをまき散らしながらの旅であったり、権威を笠に着たりで、あまり歓迎されなかったようです。江戸時代の旅のエピソード満載で、楽しめる本です。 (★★★★)
藤田 和弘, 熊谷 恵子, 熊上 崇, 星井 純子, 熊上 藤子: 心理検査のフィードバック
この本は、WISC-ⅣやKABC-Ⅱなどの知能検査の結果(アセスメント情報)を「子どもの自立と社会参加」により役立つものにしていくには、どのように伝えたらよいか(フィードバック)についてまとめられています。過去には、保護者、学校の担任、子どもたち自身に知能検査の結果を伝えることはされていませんでした。しかし、現在では、苦戦している子どもたちが、自分のことを理解し、自分なりにも工夫して、学習や生活スキルを向上させ、将来の自立と社会参加につなげるために、知能検査の結果(アセスメント情報)を子どもたち自身にも伝えるようになってきています。私も、相談では、お子さんに直接、フィードバックを行い、子どもたち自身が自己理解を深め、意欲的、積極的に取り組めるようにしています。この本は、子どもと支援をつなぐ、支援者をつなぐという視点から、心理検査のフィードバックについて基礎から応用、事例を含んでその全体像を把握できる、優れたものとなっています。 (★★★★★)
新潮文庫: 文豪ナビ 藤沢周平 (新潮文庫)
藤沢周平の作品案内、小説に見られる名言集、映像化された作品の出演者や、関係者による評伝などによって藤沢周平の作品についてすべてとはいいませんが、かなりが分かります。私は、藤沢周平の小説が好きで、たぶんほとんど読んだと思います。ただそれは、15~6年以上前のことで、リストアップもしていませんから、すべて読んだかどうかについては、不確か。こういう本を読むと、もう一度読もうかという気になります。この本では、娘の遠藤展子さんの「父にとっての家族」がもっとも興味深く読めました。また、藤沢周平の言葉で私が気に入っているのは、「普通が一番」です。ほかにも、「挨拶は基本」「いつも謙虚に、感謝の気持ちを忘れない」「謝るときは素直に非を認めて潔く謝る」「派手なことは嫌い、目立つことはしない」「自慢はしない」という言葉が、遠藤さんが父から言われて心に深く残っていることばだそうです。 (★★★★)
千正康裕: 官邸は今日も間違える(新潮新書)
新型コロナのまん延にともなって、政治的な判断や、もろもろの政策は、迷走したといってもよいと思います。突然の全国一斉休校要請、いわゆるアベノマスクの配布や、閣議決定をやり直した一律給付金など、なぜああいうドタバタになるのか、国民の信頼が得られなかったというか、失ったというのか、ずっと疑問を抱いていました。著者は、元厚生官僚で、社会保障・労働分野で仕事をし、現在はコンサルティング会社を経営。この本では、最近のコロナ禍での出来事の背景を記述する中から、官僚主導から官邸主導への変化に、政治の仕組みの変化がついて行けていないからだとしています。これに関して、政治家、官僚ともに仕事のやり方を変えることが必要であるとともに、国民の側にも良い政策をつくるためには望まれることがあるといいます。 (★★★★)
嶋田 哲郎, 森本 元: 知って楽しいカモ学講座 : カモ、ガン、ハクチョウのせかい
「観察するのが面白くなる! ガンカモ類のひみつ」というキャッチコピーです。私がほぼ毎日散歩に行く九華公園の堀には、秋が深まるとカモたちがやってきます。キンクロハジロが最も多く、次いでハシビロガモ。他にはヒドリガモやホシハジロも数少ないものの来ています。カルガモ、カイツブリ、オオバンなども来ることがあります。これらカモやその仲間、近縁種についてもっとよく知り、観察のポイントを増やしたいと思って、この本を読んだ次第。著者は、宮城県の伊豆沼・内沼をフィールドとする専門の研究者。形態的な特徴と行動との関連性、渡り、繁殖地での暮らし、越冬地での生活など、ガン・カモ類について、ちょっと専門的な部分も多いものの、一通りの知識を得られ、また、行動観察などの方法についても知ることができました。 (★★★★)
田中優子: 遊廓と日本人 (講談社現代新書)
「江戸学の第一人者による「遊郭入門」の決定版!」と帯に書かれていて、ついつい手に取ってしまいました。遊郭にはとても興味があります。などと書くと「好色な人物か」と思われるかも知れません(苦笑)。遊郭や遊女は、今日の人権やジェンダーの観点からすると、許されない存在です。これは間違いのないことですが、一方で、たとえば、江戸時代の吉原遊郭の花魁と呼ばれたようなハイクラスの遊女は、高い教養を持ち、芸事や生け花、茶道にも通じていました。ある意味で日本文化の守り手でもあったという面も持っているのです。こうした観点から著者は、「遊郭は二度とこの世に出現すべきではなく、造ることができない場所であり制度である」と述べています。ちなみに、「好色」ということばの意味は、平安時代以来、和歌や琴、舞などの風流、風雅を好む人を「色好み」と呼んでいたことによります。「色」には恋愛や性愛という意味もありますが、もともとは恋愛と文化的美意識が組み合わさったものだそうです。 (★★★★)
養老孟司: ヒトの壁(新潮新書) 「壁」シリーズ
養老先生が、コロナ禍の2年間でお考えになったことの集大成です。新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めた頃、NHKのBSの番組「まいにち 養老先生、ときどき まる」だったかで、「老人は、もともと不要不急の存在だ」とおっしゃった気がしますが、この本は「人生は不要不急か」という章から始まっています。これがたぶんコロナ禍や、養老先生ご自身のご病気(心筋梗塞)を経験し、お考えになった結論の1つ。さらに、不要不急の人生ではあるものの、それでも生きる価値はどこにあるか様々な視点から考察されています。「人生とはそんなもの」と思いつつ、自分に居心地の良い場所をつくりながら、万事テキトーに終わるのが良さそうです。 (★★★★★)
松原,始: カラスの教科書
ちょっとマニアックな本と思われるかも知れません。そもそもカラスに好意を抱いている方は少ないでしょうし(微笑)。カラスには、「賢い」というイメージもありますが、ゴミをあさって、カアカアとうるさい、真っ黒で気持ち悪いなど「嫌われ者」といってよいかも知れません。私もバードウォッチングをしますが、カラスの写真はほとんど撮っていません。しかし、九華公園などでは、カラスがいるとついついその行動を見てしまいます。よくよく見るとやっていることは、結構おもしろいのです。本書に引用されていますが、ある鳥類学者のことばによれば、「小心者でお調子者」だそうですが、頷けます。ところで、カラスとひと言で言っていますが、何種類もいるのはご存じでしょうか? 街中でよく見るカラスでさえ、ハシボソガラスとハシブトガラスの2種類がいます。同じカラスといっても、この2種類だけでも行動パターンはかなり違います。さらに、記紀に登場するカラスもいます。八咫烏(ヤタガラス)です。このカラスは、神武天皇一行が熊野山中で道に迷った際、道案内として遣わされています。そのため、熊野本宮大社などのシンボルになっています。カラスの迷宮に入り込んでしまうと、おもしろいことがたくさんあって、出て来たくなるかも知れません。すべての方にお勧めする本ではありませんが、物好きの方にはよいかも(微笑)。 (★★★★★)
竹内政明 : 「編集手帳」の文章術 (文春新書)
何を今さら「文章術」なのか? と訝られる向きもおありでしょう(微笑)。どこで読んだか忘れてしまったのですが、ある方の文章で文章術の本としては、これがベストと書いてあったので、気になったのです。いろいろと反省するところ多々あり、でした。しかし、その一方で「耳で書く」など、ずっと以前から心がけていて、学生にもレポートを書く際に注意事項として伝えていることもありました。私は、音読すると、論旨があいまいなところや、日本語がヘンなところがよく分かると考えていましたが、著者も同様のことを書いておられます。自分の文章術(などという大げさなものはありませんが)も、あながち独断と偏見ではなかったと安心したところもあります。その他、明示されてはいませんが、ひとまず書いた上で読み直し、推敲して、削っていくというのもありのようです。文章の書き方にかなりご関心がおありの方には、お読みになるとよいでしょう。 (★★★★)
BIRDER編集部: BIRDER (バーダー) 2021年 11月号 [雑誌]
この号の特集は、「お散歩バードウォッチングのススメ」。まさに、私が毎日実践していること。表紙がいつもとは違って、今風のイラストなのはちょっと気になりますが、それはともかくとして、冬にオススメのアウトドア、身近な鳥見スポットを探せ、あなたの鳥見散歩教えてください-鳥見散歩のすすめ-といったテーマが並んでいます。かねてからバードウォッチングは、いつ、どこでも楽しめる趣味と考えています。散歩しながらのバードウォッチングは、まさに一石二鳥どころか、一石何鳥にもなります(微笑)。今日(2021/10/24)も2ヶ所で、13鳥。うまく行けば2~3時間近所を歩いているだけでもっとたくさんの鳥に出逢えます。是非とも同好の士を増やしたいと思っています。ご関心がおありの方は、ご一読をオススメします。 (★★★★★)
本田秀夫: 子どもの発達障害 子育てで大切なこと、やってはいけないこと (SB新書)
本田秀夫先生の発達障害3部作の最新刊。これを書いている時点では、発売日前なのですが、本屋に立ち寄ったら売っていたので、買ってきて一気読みしました。私も発達障害のあるお子さんの相談に携わっていますが、これまでの助言と一致していたところもたくさんありますし、なるほどそういう風に考えればよいのかと思うところも多々ありました。発達障害についての解説本はたくさん出ていますが、その育て方、しかも、子どもを主役にした育て方の本はほとんどなかったでしょう。この本は、子どもを主役にした、幼児期から思春期に入る頃までの発達障害のあるお子さんの育て方、どのように育っていくかを丁寧に解説しています。発達障害のある子どもとはどういう子どもなのかからスタートしています。ポイントは、そのお子さんは、どんなお子さんなのか、また、そのお子さんがとっている行動は何に由来するのかをきちんと見て、捉えることからスタートするということ。親の都合で、「こういう子どもになって欲しい」という考え方から抜けることが必要と説いていますが、まさにその通りと思います。具体的な内容は多岐に渡っています。ほめ方・叱り方、暮らし方、発達障害の子の育て方といったないようになっています。載っている方法をそのまま使うのではなく、「うちの子のことだ」と思ったことを取り入れ、他は参考程度に読むとよいと著者が書いていますが、これも重要なポイント。発達障害のお子さんをもつ親御さんだけでなく、関わりのある方には是非ともご一読をお勧めします。
(★★★★★)
本郷和人: 世襲の日本史: 「階級社会」はいかに生まれたか (NHK出版新書)
この本の内容は、以前、マイブックスにあげた「 日本史の法則 (河出新書)」にも、「地位より人、血より家-世襲が強い-」として取り上げられています(出版は、今回の「世襲の日本史」の方が、2019年と先)。世襲というのは、今も、政治家、芸能人、医者、実業家などあちこちで見られます。「売り家と唐様で書く三代目」ということわざがあったり、「三代目が会社を潰す」という話があったりします。しかし、著者がいうには、日本では「地位より人」と考えられてきており、その「人」というのは、その人が受け継いでいる「血」であるといいます。より慎重に見ると「血よりも家」で、「家が肝心・要」というのが大原則だそうです。インドのカーストのように細かな具体性を備えていないので、人々の意識に浸透しやすく、そのため未だに世襲を黙認する社会意識を産み、さらにまたそれが、格差社会を容認する空気につながっていると著者は考えています。歴史上、世襲がなかったのは、明治維新。明治維新では能力主義が徹底され、いわゆる明治の元勲たちも、個人の財産は別として、地位などは世襲させませんでした。いわゆる「立身出世」がそれ。これは、画期的でしたが、続きませんでした。世襲という原則の方が勝ったのでしょう。著者は、「日本の歴史はぬるい-変わるときは外圧-」ともいっています。明治時代に立身出世となったのは、「黒船襲来」という外圧によるものでした。現代の外圧は、「人口減少」だと著者はいっています。江戸時代、地方で育った人材が、明治維新で根こそぎ東京に持って行かれましたが、もう一度、地方からやり直すということが必要とも著者はいいます。 (★★★★)
本郷和人: 日本史の法則 (河出新書)
著者の本郷和人さんは、東京大学史料編纂所教授。テレビにも出ておられますし、一般向けの歴史書もたくさん書いておられます。専門は日本中世史。この本は、日本の歴史がどのように動いてきたかを、本郷さん独自の視点(通説とは異なるとらえ方をなさっているところも多々あるようです)から説いたもの。「日本は西高東低」「歴史は一つではない」「日本の歴史はぬるい-変わるときは外圧-」「信じるものは救われない」「地位より人、血より家-世襲が強い-」「日本社会は平和を選んだ」という6つの論点から考察されていますが、これがなかなかおもしろい。「蒙を啓かれた」と書くと、ちょっと大げさかも知れませんが、なるほど、そういう風に見るとよく分かるということが多々ありました。いつ、どこで何があったということだけではなく、もうちょっと物語的に、どういう動機でそうなったかという視点を導入すると、歴史がもっとおもしろくなるんだと実感した本。 (★★★★★)
吉田 友和: ご近所 半日旅 - いちばん気軽な「新しい旅」のスタイル - (ワニブックスPLUS新書)
本屋で偶然見つけてついつい買ってしまいました。タイトルを見たとき、「ご近所半日旅」なら、私自身が、近鉄ハイキングやJRさわやかウォーキングから派生して「勝手にハイキング」と名付けて歩いているのが、それに相当するのだろうと思いました。これで1冊、本が書けるのかというのが読む前の感想。勝手にハイキングや、普段の散歩に新たな視点、やり方、楽しみ方が導入できるかと思って読んだ次第。ご近所半日旅は「いちばん気軽な『新しい旅』のスタイル」と銘打っていますが、コロナ禍の現在、そうかも知れません。心得七ヵ条があげられていましたが、私としては、①お金をかけて楽しもう、④疲れることは基本的にしない、⑦予定を決めすぎないという3点に啓発されました。また、⑥スマホをうまく活用せよにあったグーグルマップの使い方などにも興味が持てました。長く続けていると、自分なりのスタイルができあがってきますが、別の見方をするとマンネリに陥っているともいえます。こういう本で刺激を与えると、私の中に新しいものが生まれてくるかも知れません。コロナで旅行に行けなくなったと嘆いておられる方、自分の住んでいる近所なんかにおもしろいところなんかあるのかと思っておられる方、一読なさると、新しい世界が開けます。 (★★★★)
五街道ウォーク・八木 牧夫: ちゃんと歩ける 伊勢参宮道 善光寺街道
ブログの記事にありますように、友人と、桑名・七里の渡し跡から東海道・伊勢街道を歩いて、伊勢神宮・内宮に参拝に行こうというハイキングをしています。歩くのに、伊勢街道のガイドブックがないと思って、三重県がつくった「みえの歴史街道」を参考にしていました。本屋に行って偶然、この本を見つけ、小躍りしそうになりました。しかも2019年11月の刊行。リサーチ不足でした。伊勢参宮街道は、われわれが今歩いている伊勢街道のことです。同じシリーズで、「ちゃんと歩ける東海道」という本もあります。この本も同じようにコースが詳しく書かれ、名所旧跡、寺社仏閣の説明があります。これで鬼に金棒。伊勢詣りハイキングがいっそう充実すること確実。 (★★★★★)
柳川 範之: 東大教授が教える独学勉強法
「何を今さら勉強法か?」と訝る向きもおありでしょうが、学び方について学ぶことはとても重要なのです。勉強する中身はもちろん大切なのですが、いかに勉強するのかをもっと学び、考え、自分に合ったものを工夫、あるいは、創出することで豊かになります。著者は、現在は東大経済学部教授ですが、幼い頃から、父親の海外赴任についていき、高校、大学のレベルの内容を独学せざるを得ない状況に置かれました。そこから長年、独学経験を積み、この本を書くに至っています。「学問を身につけた人は、情報に振り回されない」「勉強は加工業であり、自分の中で熟成することが大事」「いきなり勉強してはならない」「つねに自分がどう思うか、どう考えるかを考えよ」「何が分かっていないかという視点から見る」「自分は分かっていないと感じる経験こそが大切」「人に伝えようとすることで学びはさらに深まる」「自分のことばで書く」「やさしく書く」などなど、重要な示唆が満載。一所懸命勉強したのにうまく行かなかったという経験がおありの方、異なった視点を得るためにもご一読あれ。 (★★★★)
久里建人: その病気、市販薬で治せます(新潮新書)
医療機関で処方してもらわないと手に入らなかった薬の中に、最近、市販されるようになったものがけっこうあります。テレビのコマーシャルを見ていても、それを売りにしているものも見ます。国の方針が変わって、「セルフメディケーション」が進められていることによります。もっとも、増え続ける医療費削減ということもその大きな背景要因のようです(我々の受診の仕方や、何か訴えるとすぐそれに応じた薬が処方されるとか、いろいろと問題はあるように思います。数年前に亡くなった母親は10種類近く、薬を処方されていました)。それはさておき、我々は市販の薬を買うとき、何となく選んでいることが多いかも知れません。「バファリンとイブ、どう違う?」と帯にありますが、皆さんはご存じですか? この本は、市販薬の販売を専門としている薬剤師さんが書かれたもの。市販薬に携わるようになって、薬剤師さんと我々市民との情報格差が甚だしいことに気づいて、その誤解を解き、適切な薬を選択できるようにと書いたのがこの本。いわば「市販薬を選ぶためのマップ」を提供することを目的としています。しかし、市販薬にも副作用など注意すべきことはもちろんありますので、これで基礎知識を得た上で、やはり専門家である薬剤師さんに相談して、購入した方がよいと思います。 (★★★★)
佐伯泰英: 出絞と花かんざし (光文社文庫 さ 18-74 光文社時代小説文庫)
佐伯泰英さんの時代小説4連チャンです(微笑)。「出絞(でしぼ)」は、「天然の杉の丸太に、絞り模様が出たもの」で「天然出絞丸太(てんねんでしぼりまるた)」。この話は、京・北山の北山杉の郷・雲ヶ畑で育ったかえでと従兄弟の萬吉が成長していく物語。6歳のカエデは母を知らず、父の岩男、飼い犬のヤマと暮らしていました。萬吉と京見峠へ遠出したとき、ある人物と運命的な出会いを果たします。「京に出たい」という思いが芽生え、それがカエデの行き方を変えていきます。母のこと、将来のことに悩みながら、萬吉と二人で道を切り拓いていく少女をめぐる、何とも爽やかな話。 (★★★★★)
佐伯 泰英: 梅花下駄 照降町四季(三) (文春文庫)
照降町四季の第3巻。梅のご神木を炎から守り抜いた佳乃と周五郎を中心に照降町は復興に向けて動き始めます。佳乃は、花魁・梅花から「新しい下駄」をつくることを依頼されます。下駄を工夫する中で、佳乃は、大火で亡くなった人たちの鎮魂のための催しを思いつきます。その実現のため、吉原会所、照降町の旦那衆、職人に協力を願います。7月15日、照降町には、かつてない光景が広がり、皆に感動を与えるのですが、そうした中、周五郎は不穏な動きに巻き込まれ、不吉な知らせが届きます。第4巻の刊行予定は7月7日なのですが、待ち遠しい。 (★★★★★)
佐伯 泰英: 己丑の大火 照降町四季(二) (文春文庫)
照降町四季の第2巻。タイトルの「己丑」は、「きちゅう」と読みます。文政12(1829)年の干支が己丑(つちのとうし)。この年3月21日、神田佐久間町(現千代田区)の材木置き場から火が出て、日本橋・京橋・芝一帯が類焼。この火事は、史実に基づいています(文政の大火)。日本橋を焼き落とした炎は、照降町にも迫り、人々がご神木として崇めてきた梅の木をも焼こうとしたとき、周五郎と佳乃は決死の行動に出て、町の人々とともに、そのご神木を守り切ったのです。大火のため、小伝馬町の牢からは囚人が解き放たれ、鼻緒屋の主・弥兵衛は亡くなります。それにしても、佐伯さんの小説、ほとんど読みましたが、ストーリーテラーというか、ついつい先を読みたくなってしまい、もったいないと思いつつ、いつも一気読み。 (★★★★★)
佐伯 泰英: 初詣で 照降町四季(一) (文春文庫)
佐伯泰英さんの新シリーズ。令和3年5月から4ヶ月連続刊行で、全4巻の予定。舞台は文政11(1828)年暮れの江戸・照降町(てりふりちょう)。「鼻緒屋」の娘・佳乃が帰ってきたところから始まります。佳乃は、駆け落ちしてから3年。その間父親は病に倒れ、店には職人見習いの浪人・周五郎が。佳乃は父に代わり、周五郎と助け合いながら腕を磨くのです。佳乃は、親店である、老舗の下駄屋「宮田屋」からも、吉原の花魁・梅花からもその腕を認められます。その時、あの男が現れるのですが、佳乃は、町の人々に守られ、難を逃れます。佐伯さんの小説は、ぐいぐいと引き込まれていきます。コロナ禍に見舞われた現代に与えられた爽やかな小説。 (★★★★★)
三上 修: 電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる? (岩波科学ライブラリー)
変わったタイトルの本ですが、バードウォッチャーとしては、よく分かります。電柱や電線にはよく鳥が止まっています。スズメやハシブトガラス、ハシボソガラスがその代表。今の時期ですと、ツバメもよく止まっています。今はいませんが、カモたちは足の構造上、電線には止まれそうもありません。ユリカモメは、電線の上に乗っています。これを読んで、明日の散歩からはいつも以上に電線、電柱を眺めながら歩きそうで、怖い(苦笑)。周囲をよく見てから見上げないといけません。ところで、カラスが電柱に巣をつくって停電を来すということがありますが、このカラス、そのほとんどがハシボソガラスだそうです。そこまで区別して見ていませんでした。さらに余談を言えば、人を襲うのは、ハシブトガラスがほとんどだということです。ハシボソガラスは威嚇はするものの、基本的には襲いません。ちなみに、電柱鳥類学というのは、確立された学問分野ではありません。これから将来、電線の地中化が進むと、電柱や架空電線はなくなるかもしれません。そう考えると、電線や電柱があちこちにある今、電線・電柱にどんな鳥が止まって、何をしているのかをよく見ておく価値があると思います。 (★★★★★)
谷口 ジロー: 歩くひと 完全版
やっぱりというか、とうとうというか、買ってしまいました(微笑)。マンガなのに、¥2,750もします。全エピソード収録&カラーページ再現の完全版で、B5サイズで刊行。製本は喉元までしっかり開く「コデックス装」が採用されています。謳い文句のように、緻密な描き込みが堪能できます。届いてすぐに一気読みしてしまいました。読後感は、「取るに足らないマンガ」なのに、「何か忘れてしまったことを思い出させる」という感じでした。映画監督の是枝裕和さんが「カタクリの花」という解説を寄せておられますが、その中に「カタクリの花がさりげなく、むしろ『取るに足りない』ものとして咲いていた」と書いておられました。何となく、共通した印象をお持ちになったのかも知れないと想像しています。著者は、別冊読本に「『歩くひと』はゆかいな人です。のんびりと楽しみながら歩きます。時間なんかまるで気にしません。身も心も軽やかです』といったことを書いておられます。さて、これを読んで、私自身の散歩生活には、何か変化が起こるのでしょうか。自分で自分に期待しましょう。 (★★★★★)
久住 昌之, 谷口 ジロー: 散歩もの (扶桑社コミックス)
珍しくマンガをリストアップしています(微笑)。NHKのBSで「歩く人」というドラマを見て、谷口ジローさんの作品が気になり始めたのです。その「歩く人」はまだ入手していませんので、こちらをあげたという次第。作は久住昌之さん。「孤独のグルメ」と同じコンビ。久住さんは、作品作りのための散歩で、3つ、決めごとをしたとあります。①調べない、②道草を食う、③ダンドらない(段取りをしない)。主人公は、散歩を「意味なく歩くことの楽しみ」と位置づけているためです。私の散歩スタイルとは、異なりますが、こういう歩き方もおもしろいと思います。それを実現するには、知らないところへテキトーに出かけて歩いてみなくてはなりません。さて、これが私の新しい散歩スタイルをつくり出すのにつながるでしょうか? (★★★★)
小林武彦: 生物はなぜ死ぬのか (講談社現代新書)
これはおもしろい本でした。本の帯には「死生観が一変する現代人のための生物学入門」「遺伝子に組み込まれrた『死のプログラム』とは?」「全ての生き物は『死ぬために』生まれてくる」とあります。生物はなぜ誕生したか、生物はなぜ絶滅するのか、生物はどのように死ぬのか、ヒトはどのように死ぬのかの4つの章に続いて、この本のメインである「生物はなぜ死ぬのか」が論じられています。著者は、ゲノムの再生についての研究に取り組んでいますが、その著者の主張では、生物は常に多様性を生み出すことで生き残ってきており、有性生殖はそのための手段として有効だといいます。親は子孫より多様性の点で劣っている(これは、まさに目から鱗でした)ので、子より先に死ぬようにプログラムされているのだそうです。個体レベルでは別の議論が成り立つかも知れませんが、生物という集団のレベルでは、納得せざるを得ない話しだと思います。さらに、著者の考えでは、生き物にとって死とは、進化、つまり、「変化」と「選択:」を実現するためにあります。「死ぬ」ことで生き物は誕生し、進化し、生き残ってくることができたのだというのが著者のいいたいこと。繰り返しになりますが、個体のレベルでは別の議論が成り立ちますし、当然、人間の場合、感情などがからんできますので、話しは難しいのですが、生物集団のレベルでは十分納得できる議論が展開されています。高校で生物の授業を聞いたくらいの知識があった方が、読みやすいと思います。 (★★★★★)
岡嶋 裕史: 大学教授、発達障害の子を育てる (光文社新書)
自閉スペクトラム症の息子を持つ、大学教授である父親の奮闘記。父親自身も、自閉傾向があったと、自らが告白しています。職業柄もあって(たぶんに自閉傾向のなせる技もあると拝察しています)、大量の文献を読み込み、それから得られた知識と、ご自身・息子さんの体験とを関連づけて綴った「体験記」。新書にしてはやや分量が多め(317ページあります)。記述も、見方によってはややくどいと感じられるかも知れません。そのため、具体的で読みやすいと思われる方と、少々記述がくどくてめんどくさいと感じられる方の両方がいらっしゃると思います。私自身は、その両方の感想を行きつ戻りつしながら読み終えました(このあたりが☆3つにした根拠)。知的障害は、コンピュータにたとえれば、CPUがトラブルを抱えている状態であるのに対して、発達障害は、入出力装置(ディスプレイ、マウス・キーボード・タッチパネル)に問題があるとたとえていますが、これは分かりやすいと思います。発達障害全般の知識と、個別の事例について詳しく知りたいとお考えで、なおかつ忍耐強く読み進められる方にはお勧め。 (★★★)
関裕二: 古代史の正体―縄文から平安まで―(新潮新書)
この本はおもしろい。“「日本史の定説」の大ウソを暴く 『万葉集』『日本書紀』に隠された真実”というのが、セールスポイント。歴史学の両輪は、考古学と文献史学の2つですが、考古学については、近年、新たな発見が相次いでかなり進んでいるのですが、文献史学の進みは段階を踏んで緩やか。そのため、考古学分野における新しい知見によって、文献史学の定説が一気に変わることはありません。したがって、古代史全体としての認識の変化は遅々として進まないと著者は指摘します。また、最近は研究者の専門分野の細分化が更に進んだため、大きな仮説、あるいは、物語が打ち出しにくい状況にあります。著者はこれまでに「神武と応神は同一人物」「聖徳太子は蘇我入鹿」「壬申の乱は親蘇我と反蘇我の闘い」など、新たな視点を主張してきました。そのエッセンスを詰め込んだのがこの本。この本に書かれたことがすべて合意された事実となってはいないかも知れませんが、大変おもしろく、ここに書かれたことによる方が、日本の古代史の理解はスッキリと頭に入ってきます。私には、とくに邪馬台国論争は無意味というのが印象に残っています。 (★★★★★)
宮口幸治: どうしても頑張れない人たち―ケーキの切れない非行少年たち2―(新潮新書)
「ケーキの切れない非行少年たち」の著者による第2弾。“「怠けているように見える人」の驚くべき真実”とオビに書かれています。著者も言うように、世間では「頑張る人を応援します」というメッセージがよく流れます。私たちも、そう考えていることがほとんどかも知れません。しかし、あまり知られてはいないものの、「どうしても頑張れない人たち」が一定数いると著者は主張します。確かにそうかも知れません。サボっているワケでもないのに、頑張れない人たちがいます。そういう人たちは、頑張り方が分からないために苦しんでいるというのです。この本の後半では、「支援者を支援する」という視点が導入されています。この視点、とても大事ではないかと私も考えていました。著者がこの本を通して伝えたいことは、「頑張れないからこそ、支援が必要」ということです。ただし、頑張れない人を支援することはとても難しいので、工夫が必要です。 (★★★★)
小島 毅: 天皇と儒教思想~伝統はいかに創られたのか?~ (光文社新書)
2018年出版の本。この本のテーマは、サブタイトルの方にあります。自民党議員の方々の中に「伝統を大事にしろ」という主張をする方が多々いらっしゃいます。以前、藤井青銅著“ 「日本の伝統」の正体(新潮文庫)”という本をマイブックスにあげました。「私たちが伝統的だと思っているものの中には、明治の初めにつくられたものであったり、中には戦後からのものであったりすることも多いようだ」と書きました。今回の本は、中国思想史専攻の著者が、儒教思想との関連から宮中行事、陵墓造営、宮中祭祀、天皇の系譜、一世一元制などの期限を解き明かしたもの。宮中行事など、相当昔からのものと根拠なく信じていますが、それらのほとんどは、明治政府が、儒教思想をネタにつくったり、改編したりしたものなのです。伝統回帰を主張する方々は、この事実をご存じなのか、ご存じではないのか? 何ごとにつけ、よく吟味する必要があります。この本、学術図書といってもよい書き方で、論拠をしっかり引用してあり、決して読みやすいとはいえません。それが☆4つの理由。 (★★★★)
養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、病院へ行く
養老孟司さんが、心筋梗塞になられたというのは、NHKのBSの番組で見た記憶があります。しかし、養老さんは、病院嫌いで通っていたはずで、いったいどのように対応されたのかがちょっと気になっていました。そういうところにネットの記事でこの本が出版されたことを知り、入手。早々に読み終えたのです。養老さんの病院嫌いは、現代医学では統計が優越しており、統計は数字で、数字は抽象的だからということによるということです。養老さんは、それよりも「身体の声」といった感覚に直接与えられるものを大切にしたいということでした。これを感覚所与と呼んでおられます。なるほど、そういうことかとそれなりに腑に落ちました。「医療界の変人」と自称しておられますが、「変人」の方がまともだったりします。ヘンに養老先生のマネをしたり、養老先生を気取ったりして、医療から距離を置くのがよいかどうかは、分かりませんし、人によると思います。しかし、医療とのつきあい方や、生死をめぐる問題を考えるには、養老先生の考え方や、今回主治医であった中川恵一さんのお話し、さらに巻末にある、漫画家のヤマザキマリさんを含めた鼎談の内容はおもしろく、考えをめぐらせるのに有用な刺激となります。 (★★★★★)
中村彰彦: 小説 立見尚文 闘将伝 (文春文庫)
立見鑑三郎尚文は、幕末の戊辰戦争で活躍した、桑名藩士。雷神隊の隊長を務め、官軍の山県有朋などを翻弄した人物。明治維新のあと、新政府の陸軍に入るのを望んだものの、かなわず。県の役人から司法省に移り、裁判に関わっていたのですが、西南の役に際し、陸軍に招かれ、その才能を発揮しました。その後、日清、日露の両戦争という日本の命運を左右した戦争に参戦。その巧みな戦術から「東洋一の用兵家」「日本随一の戦術家」と称され、陸軍大将に登り詰めました。いわゆる「賊軍」出身としては初めて。先日、桑名市博物館の「新収蔵品展 ー陸軍大将立見尚文を生んだ桑名藩町田家ー」展を見てきて、その生涯についてもっと詳しく知りたいと思って読みました。立見は、ただ単に勇猛果敢なだけではなく、状況を的確に捉え、指揮官としても胆力と判断力に優れ、大局観にも恵まれた人物といえます。 (★★★★★)
コメント
TAKUさん、こんにちは。
我が家、お陰様で長島も、四日市も花火が見えます。
さらには、かなり小さいのですが、名古屋港や、知多半島、豊田、長良川などの花火も見えます。
昨日の四日市花火は、お仕事だったそうで、お疲れ様でした。
朝夕は涼しくなりましたね。
夏の疲れが出始めるかも知れませんので、油断はなりません。
本当におっしゃるように、四日市の花火が終わると、夏も終わりという気分になってきます。
投稿: mamekichi | 2019年8月26日 (月) 17時44分
こんにちは!
長島だけでなく四日市の花火も見られるとは羨ましすぎるロケーションです(^^)
昨日は仕事で四日市花火大会の多客対応をしていましたが、合間に見て楽しみました(笑)
それにしても、昼間は暑いものの朝夕は少し涼しくなったものです。
桑名の花火ではじまった夏も、四日市の花火を見ると終わりだな~と感じます。
投稿: TAKU | 2019年8月26日 (月) 14時16分