お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年9月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年9月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2019年8月

2019年8月31日 (土)

「歯がなくなってだんだんジジイ」の道をまっしぐら(苦笑)

Img_7520c_20190831175001 昼過ぎ、3時頃までは晴れ間も出ていましたが、4時半頃からは雨模様。午前中、いつものように散歩。河口堰方面へとも思ったものの、明日は近鉄ハイキングがありますから、いささか自重した次第(微笑)。雲はすでに秋のような印象。左の写真は、住吉神社前で撮ったもの。8時にスタート。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町商店街と5.4㎞。10時過ぎに帰宅。写真のように天気はよいのに、散歩する方は案外少なく、ちょっと淋しい。九華公園と貝塚公園では、いつもなら休みなのに、シルバー人材センターの方々はお仕事。今週は雨が多かったので、その代わりに出勤だそうです。

Img_6251c 過ごしやすくなってきましたので、そろそろ鳥たちも増えてこないかと期待するものの、まだなかなかです。Img_7525c 友人のブログを見ると、コサメビタキ、キビタキ、ムシクイが出てきているようで、羨ましいのです。住吉神社の前から揖斐長良川の中洲を眺めると、ダイサギが1羽だけ。他には、今日はツバメがやって来て、川もギリギリを飛行していました。あと半月もすれば、南の国に帰っていくのでしょう。

Img_6291c  蟠龍櫓近くまで来たところで、カモメ。ウミネコかと思うのですが、嘴の先の色が不鮮明。初めは、カラスがちょっかいを出しImg_7530c_20190831180601 ていましたが、振り切って、揖斐川の上流方向へ向かっていきました。今日は久しぶりに晴れ、青空も見えましたので、空が気になります。右は、蟠龍櫓を入れて、揖斐川の上流方向を撮りました。

Img_6320c_20190831175001  九華公園には、今日もアオサギさんがきていました。この調子なら、これからほぼ毎日、来てImg_6308c_20190831175001 いるのではないかと思います(微笑)。何といっても、アオサギ・フリークなのです。九華橋のところでは、カルガモのアーちゃん。シルバー人材センターの方がそうなづけて、かわいがっておられます。ぱりんこというお菓子がありますが、毎回それを4つ持参。仕事開始前と、仕事終了後に2つずつエサに与えています。「アーちゃん」と呼ぶと、遠くにいても寄って来ます。

Img_6314c_20190831175001  他にいたのは、ムクドリとカワウくらい。散歩友達も、鳥見の大先輩Sさんと、Oさんご夫婦。Oさんご夫婦の話は、まるで夫婦漫才。しゃべりながら、いつも大笑い。いい味を出しておられます。貝塚公園で会ったシルバー人材センターの方は、「さっき、メジロの若鳥が1羽だけいたぞ」とおっしゃっていましたが、私は見られず、残念。この方も鳥好き。

Img_7549c  拙宅前まで戻って来て、住吉入江に面したベンチで休んでいたら、シジュウカラの鳴き声。入り江沿いの桜並木や、拙宅マンションの樹木、諸戸氏庭園の工事現場の入り口辺りを移動。ちょっと不鮮明ではありますが、うれしかったので(苦笑)。

Img_7516c  夕方は、歯医者へ。年齢相応なのかどうかわかりませんが、「歯がなくなって、だんだんジジイ」の道をまっしぐらであります。その昔の激務のせいで、歯がガタガタになってしまったと自分では思っています。明日は、近鉄ハイキング。今のところの予報では、朝方雨ですが、のち曇りで何とかなるかと思っています。豊津上野駅から津駅まで。今回もMさんとご一緒の予定。同行二人なのか、珍道中なのか。あまり引っ張り回さないよう気をつけます。

 余談。8月も終わりです。後半ちょっとダラダラと過ごしておりました。明日からは心機一転といかねば。

2019年8月30日 (金)

散歩に行くも降られ2.4㎞……ハイキング用品ゲットと、パソコン入れ替えの話

Img_7428c 時々雨というか、時々曇りで、夕方5時を過ぎてから晴れてきました。午前中9時半頃にいったん雨が上がり、雨雲レーダImg_7458c
ーを見ても西の方には雨雲がなさそうでしたので、散歩に出たものの、七里の渡し跡あたりまで行ったらポツポツと降ってきました。折りたたみ傘は持っていましたので、せっかく出て来たからには、アオサギだけ見てこようと考え、九華公園へ。いつものように、北門を入って相撲場の東にある、鎮国守国神社の社務所裏にいました(微笑)。今日はこれで満足しておきました。往復2.4㎞。

Img_7431c 散歩の途中、住吉入江ではカワウが階段のところで、翼を広げて干していました。他にはスズメ、ドバト、ハクセキレイくらImg_7446c
い。ハクセキレイは、住吉水門の脇に。歩いている方はチラホラ。いったん帰宅後、所用を済ませるために、桑名駅や寿町方面と、スポーツDepoへ。

Img_7507c_20190830172201  スポーツDepoは、我が家の北にあるスーパーバローに隣接しています。冒頭の写真に半分写っています。リュックサックに使うレインカバーをゲットしてきました。6月9日にJRさわやかウォーキングで亀山に行きましたが、そのとき雨に降られ、リュックサックも、中身もかなり濡れてしまうという目に遭いました(20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(予告編)……雨にも負けず(苦笑))。これに懲りました。9月1日に近鉄ハイキング「昔も今もお伊勢参り~旅6日目~伊勢街道、旅人気分で河芸から潮風薫る江戸橋へ」がありますが、天気が何となく怪しいので、入手してきた次第。江戸橋への通勤用のリュックにも流用できます。South Fieldというブランドの25~35リットル用、税込み¥1,489。このサイズ、2つのメーカーのそれぞれ2種類(色が黒、赤、黄緑とこの青)しか在庫がなく、ほとんど選択の余地なしでした。

Img_7514c  鳥もいませんし、これという話題もありませんので、余談であります。Windows7のサポートが来年1月14日に終了するということで、7月に持ち運び用のパソコンを新調したという話を書きました(2019年7月9日:途中からコースを変え、7.9㎞も(笑))。NECの直販ショップで購入した“LAVIE Direct NS(A) 価格.com限定 コストパフォーマンスモデル”というものでした。メモリは4GB、ハードディスクは500GB、Office Home & Business 2019が載っていて、税込み¥64,860でしたが、CPUがAMD E2で、しかも重さも2kgを越えるもの。 江戸橋には3回持って行って使ったものの、重い上にバカでかく、立ち上がりも遅くて動作もモタモタ。それもそのはず、AMD E2は2コア、2スレッドですが、動作周波数が1.5GHz。大きさ・重さ・遅さに耐えかねて、結局、PanasonicのLet's Noteの中古品の出物をゲット。

Img_7511c  こちらがそのLet's Note。CF-SZ5ADCKS、OSはWin10Pro、ストーレッジは、オリジナルは320GBのハードディスクですが、240GBの新品SSDに換装。CPUはCore i5 6300U。 2コア、4スレッドで、2.4GHz。「第6世代のCore i5にSSD搭載で快適動作!」という中古屋さん(メディエーター・パソコン市場)の謳い文句の通りでした。Office Home & Business 2019も載って税込み・送料込みで¥95,796。DVDスーパーマルチドライブも搭載し、液晶は12.1型TFT。重量も約1.1㎏。出力端子は、アナログRGBにHDMIもあります。中古品でしたから、天板に傷があったのですが、それは承知の上。軽くて、小さくて、サクサク動いて快適。2016年のモデルですから、中古品としては高年式。自分があと何年働けるのかわかりませんが、しばらくはこれで行けます。結局、2台のノートパソコンで半期分の非常勤講師料をやや上回るくらい投入してしまいました。NECのパソコンは家内にプレゼント。しかし、動作が遅いとクレームを付けられております(苦笑)。

Na14s_120  これらにともなって、Windows7のパソコンは2台ともリサイクルへ。ノートパソコン(左の写真)は、EpsonのNa14Sを2012年の5月から使っていましたが、これは軽くて、小さいものの、いかにも非力でした。OSはWindows 7 Starter。CPUはインテル Atom プロセッサー N550(1.5GHz)、メモリーは1GB。液晶は10.1型のWSVGA。1.1㎏と軽くて持ち運びには便利だったのですが、複数のソフトを立ち上げると、いったいいつになったら動くのかと思えるくらいスローペースでした(苦笑)。こちらはEpsonを通して、パソコン3R協会に引き取ってもらいました。リサイクル料金がすでに払ってありましたので、送料も含めて無料(梱包だけは自分でやりましたが、Let's Noteが送られてきた箱をリサイクル)。

Img58129336  家内が使っていたNECの一体型パソコン(PC VN770T、2009年9月購入)は、エディオンさんが無料でリサイクルしてくれました。たぶんエディオンの会員対象のサービスです。店舗に自分で持ち込む必要がありますが、書類を2枚ほど書くだけで、5分もかからずに手続きは済みました。これで、世帯主にもかかわらず、リビングに間借りしている私の机もスペースができましたから、レイアウト、使い方を変えようと思案中。

2019年8月29日 (木)

黒い鳥の写真ばかり(苦笑)……桑名七里の渡し公園拡張工事再開の模様

Img_7427c_20190829162501  久々に30℃を超え、最高気温は32.7℃でした。いったん楽を覚えるといけません。汗だくで歩いてきました(苦笑)。散歩に出た7時50分頃は曇りがちでしたが、途中、九華公園あたりから晴れ間が出て来ました。そうすると、湿度も高いので蒸し暑いこと。冒頭の写真は、帰宅した10時半過ぎの空。コースはいつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、京町、寺町と5.4㎞ほどでしたが、あちこちで知り合い、散歩友達に出逢い、「おしゃべり散歩」(苦笑)。たぶん、半分くらいの時間は話をしてきました。Tkさんは、バイクを愛用していたのですが、足腰が弱ってきたからと電動アシスト自転車に乗り換え。新車を見せてもらいましたが、まだ2日目でバイクの癖が抜けず、アクセルやウィンカーを操作しようとしてしまって戸惑っているそうです。

Img_6184c  住吉神社前の堤防の柵にハシボソガラス。口からヒョイヒョイと小さな玉を出し入れしていました。パソコンで写真を拡大してImg_7397c みると、何かの実のように見えます。見ている限りでは食べようとしているのではなくて、遊んでいるとしか思えませんでした。カラスは賢くて、いたずら好きとか、いろいろ言われます。カラスに関心がおありの方は、新潮社のWebマガジン“考える人”に松原始さんが連載しておられた「カラスの悪だくみ」が面白いと思います。カラスが賢いのはその認知能力の高さによるのですが、実は捕食能力は高くないとか、ヘタレであるとか、カラスをめぐって興味深い話が、24回の連載となっています。

Img_6191c  さらに住吉水門のところ。何やら黒い物体があったのですが、それは実はカワウ。最初は動かなかったのですが、近くにImg_6205c どういうわけかカラスがやって来ると、ムクッと首を起こしてきたのです。カラスたち(3羽が集まってきました)は、カワウにちょっかいを出しているようでもあり、周りで何かを突いて、拾っているようでもあり、これまた何をしているのかよく分かりませんでした。「黒い鳥の写真はあまり撮らない」などと放言していましたが、今日は、黒い鳥ばかり(苦笑)。

Img_6212c_20190829162501  九華公園では、アオサギさんがいつものところにいつものようにいます。このようにほぼ毎日いてくれるのは、助かります。他にこれという鳥がいなくても、バードウォッチングをした!という気持ちにさせてくれるからです。アオサギは救いの神(^_^) 九華公園では今日は、他にはカワラヒワとムクドリ、スズメくらい。九華公園では、前管理人にして、DIY名人のOさんや、Wさん、Hさんとたぶん1時間近く話していて、9時半になってしまい、「これはいかん」と慌てて散歩を再開(苦笑)。貝塚公園を見て、京町、寺町から帰宅。

Img_7388c  ところで行きがけに桑名七里の渡し公園を見たら、拡張工事が再開される様子でした。左の写真は、公園の南から東を見たもImg_7390c の(お社は住吉神社)、右は同じく、南から北を見たもの(奥には六華苑があります)。東屋やトイレなどができると聞いた記憶がありますが、調べてみたら、昨年12月に国交省が、「公園利用や桑名のまち歩きを楽しんでいる観光客の憩の場として、民間の創意工夫による物販・カフェ・飲食等を提供する便益施設の整備・維持管理・運営を一体的に行って頂く事業者を公募設置管理制度(Park-PFI)により公募します」という公募を行っていました(こちら)。たぶん今回の拡張工事のエリアに施設が建てられると思います。リンク先の書類によれば、この9月頃から来年1月頃にかけて工事、来年4月供用開始予定とあります。どんな施設ができるのでしょう?

2019年8月28日 (水)

「雨読」の日は、ベランダからイソヒヨドリ観察(^_^)

Img_7383c  朝から断続的に雨となっています。九州北部や中国地方では、大雨特別警報も解除され、雨も小康状態となったそうですが、被害がないことを願っています。雨ですので、「晴歩雨読」「淡々と飽きもせず」のモットーにしたがって、「雨読」の日としました。ただ、朝一番には、散髪に行ってきました。ずいぶん昔、「偶数月の最終週、水曜日の朝9時から散髪」と書いたことがあったと思います。別にこだわりがあるとか、これでないといけないということではありませんが、決めておけば考える必要がないということです。5年前から前期は、水曜日に江戸橋に仕事に行くようになりましたので、4~7月はこの原則通りにはやれませんが、フツーに暮らしています(微笑)。

Img_7362c  散歩には行っておりません。朝から時々、窓の外でイソヒヨドリの声がしていました。先週でしたか、朝5時半頃ベランダを見Img_7365c たら、イソヒヨドリがいるのを見つけました。それ以前にも、大雨の時、ベランダの、お隣とのしきりの壁にイソヒヨドリが避難してきていたり、拙宅マンショ近くで何度も目撃したりしていました。今日は、オスのイソヒヨドリです(というのも、メスも見たことがあるのです)。この写真は、我が家の南にある2階建てのアパートの屋根に降りてきたときに撮ったもの。

Img_7374c_20190828165201  引いて写真を撮ると、こんな感じ。写真の真ん中に写っています。イソヒヨドリ、去年くらいからか、桑名駅の近くや、国道1号線の辺りのビルでも見ます(同じイソヒヨドリかも知れませんが、その辺りは確かめようがありません)。Birderというバードウォッチング雑誌の2019年5月号には「イソヒヨドリの内陸進出-磯にいる鳥ではなくなった-」という記事がありましたが、高野山や吉野山でも見られるそうですし、東京・渋谷でも繁殖しており、マンションのベランダにも来るという記述があります。家内の実家がある津市榊原町でも見ます。「ビルヒヨドリ」か、「ヤマ(イワ)ヒヨドリ」になりつつあるのかも知れません。世界的には、岩場にいるのが標準だそうですから、世界標準に近づきつつある?

2019年8月27日 (火)

カワウさんのクローズアップ……住吉神社の不思議な掲示

Img_7274c  15時過ぎから雨が降り始めました。九州北部や中国地方では、大雨という予報が出ています。気をつけないといけません。我が家あたりは、午前中は大丈夫ということで、いつも通り散歩+所用。8時に出て、住吉神社、九華公園、貝塚公園、京町、寿町で用事を済ませ、寺町商店街に戻ってと6.9㎞も歩いてきました。これも、今日は最高気温が27℃台に留まったお陰。さほど汗も掻かずに済み、歩き回った割りに楽でした。

Img_7293c  今日は、どこへ行ってもセミが静か。諸戸氏庭園、住吉入江辺り、三の丸公園や九華公園ではほとんど鳴いていませんでした。Img_7297c 三の丸水門近くで、ヒバリが計3羽。堤防の上にいました。揖斐長良川の中洲にも、アオサギやダイサギの姿がありました。ダイサギが計3羽、アオサギが1羽です。右は、三の丸水門で知人と話しているとき、中洲に見えたダイサギとアオサギ。ダイサギがエサ探しをしているところにアオサギが、そこのけとばかりにやって来た直後。アオサギの方が強い感じ。

Img_6134c  九華公園には、今日もアオサギがきていました。ほぼ毎日来るようになりましたので、楽しみです。ゴイサギやホシゴイも先日いたのですが(8月20日:九華公園にゴイサギ&ホシゴイ、シジュウカラ、コゲラ……公園に置いた資料、また持ち去られる(怒))、その後は見ません。これまでの経験からして、ゴイサギ、ホシゴイはたぶん9月頃にならないとここには定着しないと思います。

Img_6148c_20190827170701  今日も九華公園は鳥はほとんどいません。カワウくらい。などと書くとお叱りを受けますが……。野球場の照明灯の上に数羽と、堀にも2~3羽。左の写真は、野球場すぐ南の堀(外周遊歩道の脇)。すぐ目の前から写真を撮りました。ソーッと近寄って、何気なくカメラを向けましたので、逃げたくても逃げられなかったかも知れません(苦笑)。この写真、55mmで撮って、ノートリミング。

Img_6151c  手間にいるカワウさん、白っぽいのか、羽毛が薄いのか、よく分かりません。警戒心が薄いので、若いのかImg_6154c も知れません。奥の方のカワウさんも、逃げませんでした。こちらも若いのかも。どちらもドアップ写真を撮らせてもらいました(250mmズームでノートリミング)。遊んでもらったようなものかも知れません。

Img_7327c  寿町方面で用事を済ませたのですが、そのすぐ近くには桑名市総合医療センターがあります。去年4月に開Img_7324c 院。今朝の中日新聞には、この1年間の経営収支は7億5000万円のマイナスとありました。開院後早期に400床を目指したものの予定が遅れたことや、病床稼働率が目標を下回ったことによるそうです。救急医療・高度医療を行う病院ですので、一般外来は紹介状が必要ですが、それでもかなり混雑していると聞きます。この総合医療センターは、旧・山本総合病院の敷地に隣接して新築されています。総合医療センターにはまだお世話になったことはありませんが、山本総合病院のときには、私も受診したことがありますし、娘は入院したこともありました。今日、久しぶりに通ったら、旧・山本総合病院の建物の一部は、解体工事が始まっていました。

Img_7352c  散歩と用事を終え、拙宅マンション東まで戻って来て、住吉入江をふと見たら、何とダイサギがいるではあImg_6158c りませんか。住吉ポンプ場の建物の南側。堤防というか護岸というのか、斜めになったところに器用に立って、入江を覗き込んでいました。いったん東側に飛んで行ったもののまた、同じ辺りに戻って来ていました。ここでは、アオサギを見たことはありますが、ダイサギがいるのは初めて。ちょっとうれしくなります。

Img_6102c_20190827170701  オマケというか、余談というか。いつものコースを散歩するとき、必ず住吉神社にお参りしImg_7278c ていきます。数日前から、拝殿にこの掲示が出ています。わざわざ掲示が出るということは、こういうことをする方が少なからずいらっしゃるということなのでしょう。どういう意味か不思議に思っていたのですが、葉書に御朱印を押してもらって、それを郵送してもらうということなのか? と思い至りました。全くの思いつきで実際にはどうなのかはわかりません。住吉神社は、桑名宗社の宮司さんが兼ねていらっしゃいますから、伺えば教えていただけるかも知れません。いろいろと知らないこと、よく分からないことがたくさんあるのです(^_^)

2019年8月26日 (月)

夏休みも残り1週間

Img_7268c   朝夕は涼しくなり、過ごしやすくなりました。今朝も22℃台と熱帯夜から脱却。最高気温も32.1℃。しかし、9月になるとまた暑くなるという話も聞きますから、油断してはなりません。8月も最終週。子どもたちは、宿題の追い込みでしょうか(微笑)? そういえば、ほぼ毎日公園その他を散歩していますが、子どもたちがセミ取りに励んでいるとか、そういう姿をほとんど見ません。九華公園の隣には市民プールがありますが、子どもたちの歓声が響き渡っているようでもありません。猛暑や熱中症を警戒して、外で遊ばなくなったのでしょうか? 

Img_7261c  さて、オッサンは今日も、いつも通り散歩であります。午後から、定例の内科受診に行ったのですが、主治医&同級生S氏は、「暑いけど、相変わらず散歩しているの?」と聞きます(微笑)。今日も、7時45分スタートで住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、吉津屋町、京町、寺町商店街(今日は定休日)と5.5㎞。九華公園は、散歩する人は少なく、鳥もおらず静か。9月になると、近鉄ハイキングも、JRさわやかウォーキングも再開されますから、それに備えてトレーニングも怠ってはいけないのです。9月1日には早速、近鉄ハイキングの伊勢参りツアー「昔も今もお伊勢参り~旅6日目~伊勢街道、旅人気分で河芸から潮風薫る江戸橋へ」があるのです。5月25日に5日目として、白子から河芸まで歩きました(20190525近鉄ハイキング「昔も今もお伊勢参り~旅5日目~伊勢街道旅人気分で伊勢湾沿いの白子から河芸へ」(予告編))が、その続き。9月1日は、河芸(豊津上野駅)から江戸橋を通って、津駅まで約8㎞。この伊勢参りツアー、先日まで日程がわからず、コンプリートできるか心配でしたが、他の予定とは重ならないで済みそう。一安心。あとは体調と体力。

Img_6060c  話が横道に逸れました。揖斐長良川の中洲には、アオサギなどの姿。この写真では、左下にアオサギが1羽写っているだけですが、ここより上流(左側)には、ダイサギが2羽、アオサギがもう1羽いました。昨日(長良川河口堰と三ツ又池公園……サギとカイツブリ)、河口堰にもけっこうサギがいましたので、これからだんだんとこのあたりにサギが戻ってくると期待しています。

Img_7251c  九華公園は、上述のように静か。アオサギさんは、いつものように、いつものところに来ていましたが、その他は、ドバト、Img_7258c スズメ、カワラヒワの他、ハクセキレイくらい。管理人さんや、公園整備のシルバー人材センターの方々の他、ほぼ毎日お目にかかるのは、私が散歩の時間を早めているせいもあって、Yoさん、鳥見の大先輩Sさん(80代前半、「もう倒れそうや、先に香典をくれ」とおっしゃりながら、お元気)など。時々会うのは、あのOさんご夫婦とYoさんくらい。散歩の時間を元に戻すと、もう少したくさん会えるかも知れませんが……。

Img_6100c_20190826165401  散歩コース、この時期、花も少なく、決まったものばかり。左はタカサゴユリテッポウユリと似ていますが、最大で1.5mImg_7266c ほどになります。花はとても大きく、ラッパ状になっています(長さ15㎝、直径13㎝ほど)。花弁は全部で6枚あり、内側は白色ですが、外側には少しくすんだ紫色の線が入っています。この紫褐色の線が最大の特徴です。右は、ノウゼンカズラ。寺町商店街交差点を北に入ったところのお宅に咲きます。ここのお宅では、夏前と今頃と2回花がつきます。このお宅には、マダム・ガレンという、ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの交配種もあります。

Img_7232c  冒頭に子どもたちの宿題の話を書きましたが、私も、今はいわば夏休み。江戸橋での後期の授業の準備を少しずつ進めています。1/3くらいは準備を終えたところ。今週中には2/3に持って行きたいと思っています。去年はピンチヒッターであったため、14回の授業をしたのですが、今年はフルに15回を担当。1コマプラスですし、多少内容を入れ替えるシラバスにしましたので、合計2コマ分を新たに用意しなければなりません。授業は10月からですので、私にとっては9月も夏休みが続くのですが、最近は時間が過ぎるのが速いので、ウロウロしてはいられないのです(苦笑)。

2019年8月25日 (日)

第32回四日市花火大会

190825yokkaichi1c  今日は、第32回四日市花火大会。我が家から南に約8キロの、四日市港霞埠頭あたりで打ち上げ。ベランダからよく見えるので190825yokkaichi2c す。よく見えるといえば、長島温泉花火大競演も開催され、夜8時から8時半は、2ヶ所の花火が楽しめます。写真を撮ったのは、四日市の花火。例によって、ハマっている合成写真。ただ、距離があり、ズームで撮ったこともあって、今ひとつ。これなら、近い方の長島の花火をとればよかったかも。長島の花火は、来週末もありますから、またそのときに。

長良川河口堰と三ツ又池公園……サギとカイツブリ

Img_7069c  今日もよい天気で、最高気温は33.2℃。1週間ぶりに長良川河口堰へ行ってきました。毎年、8月下旬ころから「ダイビンImg_7057c グ祭」が開催されることもあり、わずかにそれを期待して行ったのですが、さてどうだったでしょう? 7時50分に到着。東側の魚道・上流側には、ダイサギが1羽。魚道にいたのですが、覗いて写真を撮ろうとしたら、堤防上に移動。下流側には、コサギがいたのですが、これまたサッサと逃げていきました。

Img_7066c  管理橋を西に渡る途中、堰のゲート上にコサギ。けっこう目つきが鋭く、脚も太い感じ。15分ほどで堰の西側Img_5610c に到着。閘門へのアプローチ、下流側にはカワウが多数いたほか、アオサギも。肉眼では向かって右の1羽しか気づかず。こういうこと、よくあります(苦笑)。

Img_5616c  さらに管理橋から親水広場に降りるところの下流にオレンジの柱が4本あります(中洲の切れImg_7092c_20190825152601 目)。そのうち1本にはアオサギ、2本にはカワウがいると思って、マジメに写真を撮らなかったのですが、これが失敗。カワウと思ったうちの1羽は、ミサゴでした。上流側の魚道には、ダイサギ。

 

Img_7107c  親水広場にあるアユの孵化試験をする水路、先週の日曜は、台風のあとで水がかなり入っていImg_5668c ましたが、今日はほとんど引いています。ここで、イソシギが2羽。ハクセキレイが、合計4羽。かなり泥が溜まっていて、イソシギの脚が半分くらい埋まっています(左の写真)。いつもならたくさんいるカワラヒワは今日はおらず。セミの鳴き声のみ。

Img_5660c_20190825150701  親水広場を一周して、管理橋に戻る途中、上空をコサギが通過。さらに、アオサギが、閘門の上流側の橋の上に。ここにはアImg_5695c_20190825150701 オサギやダイサギなどがよくいます。ということで、アオサギ、ダイサギ、コサギはそれなりにいたものの、今日のところは、「ダイビング祭」は行われていませんでした。残念(参考:2018年10月3日:絶賛 ダイビング祭開催@長良川、木曽川にはコガモとヒドリガモ、上之輪新田でトビ……プチ遠征は大収穫(笑))。

Img_7212c  さて、河口堰でほぼ1時間を過ごしたものの、その後の予定を立てておらず。ひょっとしたらアマサギがいるImg_5735c_20190825150701 かもと思ったのと、この時期、カイツブリは元気にしているのかと考えて、三ツ又池公園へ。他の鳥はあまりいないというのは、覚悟の上で、です。カイツブリは、合計8羽。よく分かりませんが、右の写真のように巣にいるものも何羽かいました。

Img_5774c  左の写真のように、成鳥が6羽ほどいたほか、今年生まれと思われる若いカイツブリも2羽、見ました。若いImg_7195c_20190825150801 個体は、まだヒナの名残のような色・模様でした(右の写真)。孵化後、60~70日で巣立つそうですから、もう独り立ちしていると思います。性成熟には、1年ほどかかるといいます。

Img_7203c_20190825154501  カイツブリの巣、左の写真のように、グリーンがあしらってあるものもありました(微Img_5758c_20190825154501 笑)。たぶん巣材に使ったものから生えてきたのだろうと思いますが、なかなかいい感じ。また、右の写真のように、カメが甲羅干しに使っているところもありました。

Img_5738c  カイツブリの他に見たのは、キジバト、コサギ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、カルガモくらい。公園の周囲の水田でアマサギが見られないかと期待したのですが、残念ながらまったく姿はなし。

Img_7228c_20190825155301  余談。昨日も今日も長島温泉花火大競演があります。が、昨日は、撮りためておいたビデオを見ている内に、ついついそちらに熱中して、気づいたら20時45分。花火は終わったあと(苦笑)。三脚にカメラを取り付けて準備していたのに、です。今日は、マジメに花火を撮ろうと思っています。

2019年8月24日 (土)

猛暑和らぐ……アオサギ、花菖蒲、またもやビカクシダ、幽霊飴

Img_6977c_20190824154301 涼しい! 今朝の最低気温は21.9℃、最高気温は正午に30.8℃。9階の我が家、開けっ放しておくと、涼やかな風が通り抜けてImg_5523c_20190824154301 エアコンなしで過ごせています。やはり自然の風が一番です。今朝は、7時40分スタートで散歩。いつものコースで、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、新築公園から京町、寺町商店街を抜けて6.1㎞。10時過ぎに帰宅。昨日の分も歩こうとは思ったものの、距離は延びていません。しかし、汗の掻き方が断然違いました。一昨日までは、まさに汗だくになって帰ってきたのですが、今日は比較的楽チンでした。右の写真は、いつも通り、住吉神社前から眺めた揖斐長良川の中洲。向かって右にダイサギ、中央やや左にアオサギがそれぞれ1羽。この写真ではハッキリ見えませんが、カルガモも写っています。

Img_5531c_20190824154301  九華公園には8時に到着。すでにアオサギさんが来ていました。今日は、背中で迎えてくれました。また、よくImg_6983c 見ていただくとお分かりになりますが、一本足で立っています。これはゆったりモードのとき。

Img_5547c_20190824154301  花菖蒲園を見て、ビックリ。今頃咲いている花菖蒲が1本だけ。8月も終わりなのに。残念ながらもう誰も注目してくれません。

Img_7001c_20190824154301  たまにはこれまであまり載せたことのないところをと思い、こちらの景色。Img_7003c 鎮国守国神社の境内にある九華招魂社の参道です。燈籠が苔生していていい感じ。九華招魂社は明治9(1876)年に建てられ、「元治甲子明治戊申を初め大東亜戦争までのすべての戦役の郷土 桑名出身の戦没者を祀る」とされています。

Img_5565c  公園内を回って、もう一度鎮国守国神社の社務所裏のアオサギを確認。このあと本丸跡で知人と話していたImg_5578c_20190824154301 ら、上空をアオサギが旋回。南から来たようですから、別のアオサギと思います。今日は、これより前、奥平屋敷跡を歩いているときも、アオサギが通過していきました。

Img_5584c  野球場の南で、カルガモ(あのアーちゃんです)と、カワウさん。そーっと近寄ると、どちImg_5591c_20190824154301 らも逃げません。1m以内から撮りました。カワウさんは、身繕いの途中。

Img_7013c  貝塚公園その他はすっ飛ばして、寺町商店街にある花屋さんの店頭でまた珍しいものを売っているのを見つけました。「プラクティケリウム・ビフルカタル」と書いてありますが、ネット検索では「プラクティケリウム・ビフルカツル」で出て来ました。先日の「アルキコルネ」と同じく(2019年8月6日:先日のヘンな植物の正体)、ビカクシダの一種でした。花屋さんの趣味なのかと思ったりします。楽天で見ると、小さいものは数百円から、育った大きなものは数千円の値段がついていました。

Img_7018c  さらに今日は、浄土寺へ回って来ました。西山浄土宗のお寺で、本多忠勝公の菩提寺。永承4(1049)年、海中から出現した地蔵尊を安置したのが始まりといわれます。慶長の町割でここに移っています。昨日と今日が地蔵盆で、幽霊飴を売Img_7020c る 日だったからです。といっても、幽霊飴を売るのは、夕方18時から。

O0480048013404723977  こちらが幽霊飴。1本100円。飴に粉がまぶしてあります。懐かしい感じのもの(といっても、食べたのはもうかなり前のこと)。つくっているのは、市内馬道にある和菓子店「宝来軒本店」さん。5代目の女性店主がやっていらっしゃるお店です。

2019年8月23日 (金)

雨読=居職の日

Img_6962c  今日は朝から雨。ずっと降り続いているわけではありませんが、散歩に出られるほど長い時間の止み間はありませんでしたので、「雨読」の日としました。雨のお陰で、最高気温も27.6℃。ただし、これは日付が変わった0時過ぎの記録。日中は、25℃台が最高で、17時には22.9℃。

Img_6957c  朝から、居職をしております。つまり、座ってずっと仕事であります。まだ時間的な余裕はあるのですが、後Img_6960c 期(10月から)の江戸橋での授業の準備です。昨日も触れましたが、後期の担当科目は、去年、途中からピンチヒッターとして依頼されましたので、準備期間もあまりないまま、授業に突入し、とにかくやり終えたというような状況でした。去年作った資料を読み直しつつ、図表を入れ替えたり、説明を付け加えたり、入れ替えたりなどなど。今日1日でほぼ3コマ分の授業資料を修正。指定された時間だけ出かけて行って、その場でいわれたことをすればよいという仕事ではありませんので、準備が肝心なのです。

Img_6954c  ところで、家内が何を考えたのか(どうも以前から欲しかったようですが)、ハンモックを購入。昨日組み立てて、置いてあります。昨日の昼寝に使ってみました。ユラユラと気持ちは良いのですが、ハンモックの上では姿勢を変えられません。つまり、寝返りができませんので、昼寝の途中何度か目が覚めます。ごく短時間の昼寝には良いと思いますし、また、読書やゲーム、スマホでYoutubeなどを楽しむというときには最適でしょう。ただし、どうやら実家に持っていくような話。そりゃぁそうです。畳1畳分以上の空間を占拠しますので、狭い我が家に常置しておくのは困難です。

2019年8月22日 (木)

アオサギと、暑いのにヒバリ

Img_6886c  大気が不安定といいながらも、ここ数日は、にわか雨&雷はあったものの、相変わらず暑い日が続いています。今日も最高気温は34℃を超え、蒸し暑くなっています。この時間(16時頃)は、夕凪なのか風もあまりなく、ベランダに出るととんでもなく暑く感じます。今朝は、7時半スタートで散歩。何も考えずに(あまりアタマが働いていないのかも)いつものコースへ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町商店街と5.2㎞。帰宅は、10時10分。九華公園と貝塚公園でそれぞれ久しぶりにお目にかかった散歩友達としゃべっていましたので、時間がかかったのです。空を見ると、今日も、秋の空と夏の空が同居しているような微妙な感じ。

Img_5436c_20190822154901  揖斐長良川の中洲、今日はサギの姿はなく、代わってカルガモが5羽ほど群れて泳いでいるのが見えました(左Img_6905c の写真で、向かって左端に点々と写っているのがそれです)。川沿いには、ところどころにカワウがいるくらいで、今日はアオサギの姿はなし。三の丸水門まで来たら、ヒバリが1羽。春先からこのあたりにファミリーがいましたから、そのヒバリかという気がします。

Img_5459c  九華公園ではいつものところに今日もアオサギ。今日は割とよく見えるところにいました。考えてみると、こImg_5478c れだけ近いところ(30m足らず)でアオサギが見られるのは、私が出かけるところでは他にはありません。アオサギも堀を挟んでいるからか、安心しているように見えます。ハクセキレイは、奥平屋敷跡や、外周の遊歩道などで計4羽ほど見かけました。他にいるのは、カワウ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラスなどで、代わりばなし。

Img_6932c_20190822155001  公園内の野球場では、「桑名三重信用金庫理事長旗争奪桑員地区中学校野球大会」が続いています。トーナメント方式のはずImg_5499c ですから、明日くらいが決勝でしょうか。

Img_5513c  貝塚公園で出遭った散歩友達の方が、「夏休みもあと10日くらいですね」とおっしゃっていました。確かに(苦笑)。ウロウロしているとすぐに9月になって、瞬きしている間に秋の彼岸が来て……となりそうです。江戸橋での後期の仕事の準備、マジメに進めなくてはなりません。去年は、ピンチヒッターで担当しましたので、準備期間もあまりなく、突貫工事で進めざるを得ませんでした。改善すべき点がかなりあるのです。

2019年8月21日 (水)

アオサギ3羽に遭遇(微笑)……カワセミは見ただけ(苦笑)

Img_6861c_20190821153001  熱帯夜が続いてはいますが、今朝は25℃台。曇っていましたので、一時期ほどの暑さは感じません。しかし、日中になるとやはり蒸し暑くなりますので、散歩は7時50分スタート。空は、秋を感じさせる雲も見られるものの、入道雲もあり、季節が入り交じっている印象です。左の写真は、柿安コミュニティパーク東にある三の丸水門から揖斐川の上流を見たもの。向かって左には、蟠龍櫓。川は揖斐川、奥に見えるのは多度山。

Img_5377c  散歩に出るとかならず住吉神社にお参りし、神社の前から揖斐川を眺めます。揖斐長良川の中洲にアオサギや他のサギが集まってくるところがあります。それが左の写真。今日は、ダイサギが1羽のみ(向かって左端)。9月になればもっとサギが増えてくると思います。向こうに見えているのは、長良川河口堰。

Img_5384c_20190821153001  神社のすぐ前には、住吉水門があります。この水門は、住吉入江につながっています。昔は、総構堀だったとこと。住吉水門から、揖斐川右岸の下流を見たら、アオサギがいました。最初は手前側にいるアオサギにしか気づいていませんでしたが、もう1羽、川口水門(堤防の切れ目、ここから七里の渡し跡に入ります)の向こう側にもいました。

Img_6849c_20190821153001  手前側(住吉水門と川口水門の間)にいたアオサギさん(左の写真)、暑いのか、のどをブルブルと振るわせていました(暑いImg_5392c とき、アオサギや、カワウがよくやっている行動)。右の写真は、川口水門の下流側にいたアオサギ(写真は、川口水門のところまで行って撮りました)。アオサギたちが戻って来つつあるのは、うれしいことです。ここで、散歩友達のYさんに久しぶりに遭遇。「しばらく歩いていなかったので、しんどい」とおっしゃっていました。そうなのです、私も1回サボると、それが癖になってしまうのを恐れています(微笑)。

Img_5400c  柿安コミュニティパークでは、ムクドリの集団。この時期、たくさんいるのはムクドリ。その次に多いのは、スズメ。秋からImg_5405c 春にかけてたくさんいるカラスやスズメ、ヒヨドリはかなり少なくなっています。九華公園では、今日もアオサギさん。いつものように、鎮国守国神社の社務所裏。今日もあまりたくさんの鳥には会えませんでしたが、アオサギさんが3羽もいましたから、まぁ良し。

Img_5414c_20190821153001  スズメは、数は少ないものの、九華公園にはたいていいます。こちらのスズメは、カマキリを捕まえてエサImg_5428c にしていました。昆虫も少ない気がしますが、九華公園の堀端でたいていパトロールしているのは、ウチワヤンマ。尾の先端にウチワのような突起がついています。

Img_6874c  このあと、実は、九華公園の外周遊歩道の南でカワセミを発見しました。ここにいるとはまったく思わずに歩いていたら、足下から飛び立って、二の丸跡と朝日丸跡の間の橋の方へ。たぶん、遊歩道沿いの石垣にでもいたのでしょう。慌てて追いかけたら、さらに今度は吉之丸堀の方へ逃げられました。さらに追いかけたものの、見失ってしまい、写真は撮れず仕舞い。このあと、よく見かける鎮国守国神社の社務所裏も見に行ったのですが、いませんでした。惜しいことをしました。思わぬところにいますから、気を抜かず、よく見て慎重に歩かないといけません。暑くてボーッとしている場合ではないのです(苦笑)。何ごとも基本が大切と常々いっているのですが、それを忘れておりました。

Img_5422c_20190821153001  さて、セミはかなり静かになりました。住吉入江沿いの桜並木や、九華公園でも場所によってはクマゼミがほとんど鳴いていないところもあります。今年は繰り返し書いていますが、クマゼミをよく見ます。しかし、クマゼミが良く鳴くのは、午後から夕方ですので、私の散歩中には姿を見るだけです。ツクツクボウシもたまに鳴いていますが、近寄ると鳴き止んでしまい、まだ、姿は見ていません。

2019年8月20日 (火)

九華公園にゴイサギ&ホシゴイ、シジュウカラ、コゲラ……公園に置いた資料、また持ち去られる(怒)

Img_6760c  スッキリしない天気で、朝方雨が降っていました。予報では、朝夕に雨が降り、日中は晴れ間もあるということでしたので、午Img_6776c 前中いつものように、散歩に出て来ました。7時55分から2時間ほど。住吉神社から九華公園に行ったものの、九華公園で少しぱらつきましたので、そのまま京町から寺町商店街を通過して帰宅。4.8㎞。揖斐川や長良川は、キリというかもやというか、霞んでいました。しかし、揖斐長良川の中洲には、ダイサギが2羽見えています。こんな天気ですから、今日もまた散歩友達も、鳥も少ない状況。

Img_6803c  九華公園にはアオサギさんが何日ぶりかに登場。公園に着いたときにはいなかったのですが、公園内を回ってもう一度見に行っImg_6807c_20190820111001 たら「出勤」してきていました。このアオサギさんは、重役さんのようです(微笑)。場所はいつものように、鎮国守国神社の社務所裏。

Img_6782c  話は戻りますが、九華公園についてアオサギがいないかと見ていたら、ゴイサギ1羽と、ホシゴイ3羽が次々と登場しました。まずは、鎮国さんの社務所裏から、ゴイサギ1羽とホシゴイ1羽が飛び出してきて、北の方へ飛び去りました。次いで少しずつ間を置いて、ホシゴイが2羽。1羽は同じく北に向かったのですが、もう1羽は社務所の南の木々の中へ。これを探したものの、葉っぱが生い茂っていて見つけられませんでした。左の写真、中央当たりにホシゴイが飛ぶのが写っています(全くの証拠写真)。ゴイサギは、8月5日に1羽を見て以来(花火も石取祭も終わってしまいました(微笑)……散歩中テレビロケに遭遇、九華公園にアオサギとゴイサギ)。例年、9月に入ってからここにゴイサギ&ホシゴイが戻って来ますから、そろそろ期待できるかも。雨は降りそうでも、やはり現地に出かけないといけません。

Img_6791c_20190820111001  鎮国守国神社の境内では、シジュウカラにコゲラを久しぶりに確認。とはいえ、今日は、雨に降られるとイヤだと思って、超Img_6798c 望遠コンデジしか持って出ませんでした。いざというとき、サッと撮れないのが玉に瑕。とっさの対応は、デジイチには及びません。こちらも証拠写真のみ。このほか、カワラヒワの群れ、それも若い鳥が多い群れにも遭遇しましたが、これは撮れませんでした。やはり、デジイチと超望遠コンデジと2台持って出た方が良さそうです。

Img_6799c  ところで鎮国さんでは、久しぶりに大奥様にお目にかかりました。が、大奥様は「お客さんがいらしたのに、宮司がいない」と急いでおられました。挨拶だけしてブラブラしていたら、何とそのお客さんは、九華公園の前管理人のOさんではありませんか(微笑)。今月末から始まる「桑名お宮めぐり」のイベントの参考にと、写真のような地図を作って持参されていました。相変わらず、紀要に何でも作ってしまわれます。市販の地図を利用して、イベントに参加する95の神社の位置をよく分かるように描き入れたもの。場所がわかりにくい神社がけっこうありますので、とても役に立つと思います。

Img_6823c  管理事務所にも立ち寄ったのですが、管理人Kさんが、「また、mamekichiさんに作ってもらった資料がなくなってしまいました」とおっしゃいます。8月18日の日曜のことだったようです。8月10日から1週間あまりの間に、これで計3件。2件についてはなくなる直前にこういう人が見ていたという目撃情報はあるものの、現場は確認されていません。巡回に来たお巡りさんには、資料が持ち去られたようだという状況は伝えてあるということです。今週からは、野鳥アルバム、九華公園を楽しく歩く、桑名の城跡47、桑名の東海道の4つの資料は、いずれも管理事務所内で保管していただいています。管理人さんに申し出てご覧になってください。公園を訪れる皆さんに楽しんで、参考にしてもらいたいと思って、手間暇と多少のお金をかけて作っておいてあるものです。大切にしてくれとは申しませんが、勝手に持ち帰って独り占めするのはやめて欲しいところ。

2019年8月19日 (月)

飽きもせず散歩三昧

Img_6689c 暑さは多少は和らぐという話でしたが、10時過ぎには32℃を超えています。夏バテはしていませんが、これだけ暑さが続くと、もうそろそろ勘弁して欲しいと思います(微笑)。下り坂という予報でしたが、さほど雨は降りそうでもありません。飽きもせず、倦みもせずいつも通り、いつものコースを散歩。7時45分出発、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町から新築公園、老松公園、寺町商店街を通過して帰宅。5.7㎞、2時間。スタートした頃は、多少は暑さは楽でしたが、8時半か9時頃からはやはりかなり暑く感じます。

Img_6695c_20190819105301 相変わらずといえば、鳥も少なく、張り合いがありません。揖斐長良川の中洲には、ダイサギらしき姿が1羽。三の丸水門のとImg_6707c_20190819105301 ころで、ヒバリを目撃。あいにくと草の陰に入ってしまい、うまく写真は撮れません。柿安コミュニティパークでは、スズメの群れ。右の写真は、若いスズメと思えます。歩く人の姿もあまりありません。散歩友達で今日出遭ったのは、鳥見の大先輩Sさん(80代前半。毎日散歩し、コミュニティバスでショッピングセンターや、メディアライブにお出かけです)と、Oさんご夫婦。ご主人は80代後半。この皆さんには、頭が下がります。

Img_6711c 九華公園では、ムクドリ、キジバト、スズメにカワウ。カワウたちは、野球場の照明灯にも集まっています。山の方では、コサImg_6731c メビタキを見たという話もありますが、もう1ヶ月くらい経たないと九華公園あたりにはやってこないでしょう(くろしばくろまるさんの「今日の野鳥」)。堀にいるカメたちは、数少ない甲羅干しスポットを争っています。あのスロープが去年の台風で壊れて以来、こういう状況。右の写真、上に乗っているのはミドリガメですが、下になっている2匹はイシガメか何かのようです。

Img_6716c セミは、お盆までの頃に比べると、静かになっています。とくにクマゼミが減ってきているように感じます。貝塚公園ではツクツクボウシの鳴き声が聞かれるのですが、探そうと近づくと鳴き止んでしまい、その姿はまだ見ていません。アブラゼミは一段と増えてきているのですが、散歩する時間帯にはほとんど鳴きません。

Img_6727c_20190819105301 今日から、九華公園の野球場では、「桑名三重信用金庫理事長旗争奪桑員地区中学校野球大会」が開かれてImg_6730c
います。去年までは「くわしん理事長旗争奪」でしたが、桑名信用金庫が三重信用金庫と合併し、名称変更。8時25分から試合開始。女子選手も出場していて、時代の変遷を感じます。

Img_6740c 九華公園の外周遊歩道の南のお宅には、柿の木があります。柿の実が少し色づいていているのに気づきました。梅雨の頃は早く梅雨が明けないかと思っていましたが、いざ梅雨が明け、猛暑がやって来ると、今度は早く涼しくならないかと期待しています。勝手なものですが、まぁそういうものでしょう。8月も後半になりましたから、そろそろ江戸橋での非常勤の仕事も、後期に向けて準備を始めたいと思っています。10月の初めには、支援員養成講座でも話をします。レジメの締切が9月半ばですから、それもしなくてはなりません。ボーッとしていてはいけませんから、自分で自分にカツを入れないと(苦笑)。

2019年8月18日 (日)

20190818長島温泉花火大競演

1908181nagaspac  長島温泉の花火大競演、今日も開催されました。撮影途中で、デジイチのEos kiss x-5がバッテリー切れ(苦笑)。慌てて超望1908182hagaspac 遠コンデジPowershot SH60 sxに切り替え。左はx-5、右は超望遠コンデジでそれぞれ撮影したものを合成しています。デジイチの方は、20190811長島温泉花火大競演の時と同じ。超望遠コンデジは、20190728桑名水郷花火大会と同じ条件。今日は風向きが悪くて、煙が飛んで行かず苦労しました。こればかりは何ともしようがありません。右の超望遠コンデジの合成写真、できあがってからよく見れば赤い色の花火ばかりになりました。次回は、8月24日(土)。

長良川河口堰、木曽川、上之輪新田を巡る

Img_6464c  相変わらず、暑い日が続くのですが、週間予報では、明日から下り坂で来週はあまりスッキリしない天候のようです。というこImg_6470c とで、プチ遠征に行ってきました。サギ山はほぼ終わりのようですから、まずはこちら長良川河口堰へ。先日の台風の影響がまだかなり残っています。右の写真は、東側(長良川左岸)の魚道(堰の上流側)。堰き止められています。ゴミ、流木などが流れ込まないようにするためと思います。コサギなどが7羽ほどいましたが、魚道には降りず、堤防上にいました。

Img_5185c  こちらは、魚道の堤防の上にいたコサギたち。下流側の魚道にもコサギが1羽。他にはカワウがいたくらいです。

Img_6476c  長良川は、水量も多く、水もまだかなり濁っています。左の写真は、堰の上流側、伊勢大橋を見たもの。管理Img_5190c_20190818160301 橋を渡る途中で、なぜかカマキリに遭遇。管理橋の手すりの上。ドバトやカラス、ハクセキレイが止まっているのはよく見ますが、カマキリはさすがにはじめて。

Img_5208c  左の写真は、河口堰のゲートのところ。管理橋の上から覗いた、下流側。Img_6530c ゲートの上を水がオーバーフローしているのですが、ゴミがかなりたまっています。右は西側の閘門に行く手前で撮ったもの。ゲートで流れを遮ってありますが、ここにもゴミ。

Img_5211c-2  堰の西側に来ました。左の写真は、閘門へのアプローチの下流側。アオサギ3Img_5215c 羽、コサギ1羽、カワウがいますが、身繕い中がほとんど。上流側の魚道も、東側と同じく、堰き止められ、ゴミがたまっていました。ダイサギが1羽、降りてはいましたが、魚は通れませんので、漁はできず。他にはアオサギと、コサギが1羽ずつ。

Img_6494c  左の写真は、そのコサギ。右の写真は、アオサギさん。眺めていても魚はやってこないのですが、何をしているのでしょう?Img_6491c アオサギの表情を見ると、あまり機嫌は良くなさそう。エサが取れないためか、暑いためか?

Img_5225c  親水広場に進む前に振り返ると、閘門の上流側の通路にアオサギ1羽。このアオサギは、若鳥のようです。 今年生まれのアオサギかなという気がします。

Img_6504c  親水広場も台風の影響が残っていて、アユの孵化試験をする水路は水にあふれています(普Img_6509c 段は、水は入っていないのです)。その北(上流方向)にあるせせらぎも水で一杯。滅多に見られない光景です。と喜んだものの、いつもならこのあたりにいるハクセキレイなどはまったくいません。

Img_6516c  親水広場近くで見たのは、カワラヒワの小さな群れ。写真に撮れたのは、若鳥のようです。他にいたのは、Img_5265c スズメ、ムクドリ、キジバト。時々上空をアオサギやコサギが飛んでいきます。戻る途中で見つけたのは、ホオジロ。

Img_5273c  左は、中洲の上を飛ぶアオサギ。見ていると、中洲の葦原の中から出入りするアオサギや、Img_6526c_20190818160401 コサギがいます。河口堰にいたのはほぼ1時間。まだ9時過ぎですので、もう1ヶ所。

Img_5300c  ということでずいぶん久しぶりに木曽川へやって来ました。国道23号線の木曽川大橋のすぐ上流。右岸です。水制が3つ並んでいます。対岸は、木曽岬町。少し上流側は弥富市。水制には、アオサギ、コサギ、ダイサギ、カワウの姿が見えます。もう少し早い時間帯に来るともっと多いかも知れません。

Img_6548c  けっこう離れている、堤防下の道路から見ていたのですが、アオサギは逃げます(苦笑)。コサギなどの方がまだ逃げませImg_5330c ん。木曽川大橋から上流方向へ2つめの水制まで行ってみましたが、鳥はあまりいませんので、すぐに引き返してきました。

Img_6547c  水制の上にいても、鳥たちは暑そうです。飛んで行くダイサギをよく見ても、嘴を少し開けImg_5357c ながら飛んでいました。堤防上も暑いので、短時間で撤退してきました。

Img_6580c  長島町内の水田にアマサギが来ているということでしたので、県道沿いを見てきましたが、いません。そこで、思いついて、もう1ヶ所へ。市内の上之輪新田です。ここにもダイサギやアオサギ、コサギが来ます。

Img_6556c  ダイサギは、このあたりのあちこちで合計5羽ほどを確認したのですが、その他のサギはおらず、残念。ツバメが少し飛び回Img_6570c っていたくらい。

Img_6572c  ここで、時期的にはちょっと早いものの、もう1つ、確認したいことがあったのです。それImg_6563c は、ここの水田の北の端、近鉄・JRの線路に近いところの様子。去年10月中旬、コスモスを楽しんだところがどうなっているか、気になったのです(2018年10月17日:休耕田のコスモス畑発見……モズ、カワセミ、ゴイサギ、ムシクイ、ヤマガラ、エゾビタキ、ミサゴ、ジョウビタキと鳥も盛りだくさん(微笑)、10月18日:上之輪新田のコスモス再チャレンジ……河口堰で魚道観察室からコサギ撮影、木曽川へも)。今年も休耕田になっていました。ただし、もちろんこれでコスモスを作っていただけるという保証はありませんが……。ちょっとだけ期待しておきます。

2019年8月17日 (土)

ツクツクボウシが鳴き始めました……寺町商店街で見つけた面白いものとは

Img_6356c  台風が過ぎたら多少は涼しくなるかと思ったが、案外でした。今朝は、10時半過ぎに32℃を超えています。昨日午後から、鼻水が出て、夏風邪でも引いたかと思ったのですが、何とかひどくはならずに済みそうです。エアコンの使い方に気をつけた方が良さそうです。さて、今朝は珍しく6時の目覚ましまで熟睡してしまい、散歩に出るのも8時とちょっと遅くなりました。暑いのは暑いのですが、お盆前のようにとんでもなく蒸し暑いのとは少し違うような気がします。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と5.5㎞。汗の掻き方も、ちょっとは軽くなったと思います。冒頭の写真は、九華公園。外周遊歩道の東から西を撮ったもの。今日も鳥も、散歩友達もあまりいません。

Img_6337c  見かけたのは、ハクセキレイ、スズメ、ドバト、キジバト、ムクドリ、ハシボソガラスくらい。揖斐長良川のImg_6342c 中洲にもサギの姿はありませんし、九華公園のアオサギもいません。

Img_6347c_20190817113101  九華公園のカワウは、この頃も野球場の照明灯に集まっています。同じ黒服ではありますが、カラスたちよりは元気が良い感じがします。水鳥で、堀に浮いたり、潜ったりできるからかも知れません。

Img_6373c  セミは賑やかなのですが、一頃に比べ、クマゼミが静かになった感じがします。九華公園でも、貝塚公園でも公園全体からクマゼミの鳴き声がしていたのですが、数が減っています。貝塚公園では、今日、今シーズン始めてツクツクボウシの鳴き声を聞きました。探したものの、姿は見つけられず、残念。

Img_6361c  帰り道、寺町商店街で面白いものを見つけました。食品サンプルではありません。仏壇屋さんの店頭に並べてありました。こImg_6362c れ、すべてローソクです。ローソクのカメヤマが発売している「好物キャンドル」というもの。本物そっくりでビックリします。右は、ワンカップタイプ。お酒好きだった方の墓前に供えるには最適かと思います。

Img_6368c_20190817113101  寿司や、鰻重のものも売っていました。カメヤマのサイトにもありますが、井村屋のあずきImg_6370c バータイプとか、スイーツ、生ビール、焼酎、カップヌードルなどなど、さまざまなものがあります。どれも¥680くらい(品物により、¥500~¥980)。実にいろいろあります。ちなみに、カメヤマは、三重県亀山市で昭和2(1927)年2月に創業したローソク会社。本社は大阪になりましたが、工場は今でも亀山市にあります。結婚披露宴で行われるキャンドルサービスを日本で最初に取り入れた会社でもあるそうです。

2019年8月16日 (金)

台風のあと、珍鳥を期待するも……

Img_6192c_20190816174001  台風10号の雨は、朝7時頃までで止みました。風は午前中はまだ3m/s前後吹いていましたが、午後からは静かになっています。我が家ではとくに被害はありませんでしたが、ベランダに置いているメダカの睡蓮鉢に雨水がたまり、ご覧のようにあふれそうになっていました(実際にはあふれたのかも知れません)。メダカが流れ出たような形跡はありませんでしたので、一安心。

Img_6212c  8時半から2時間ほど散歩に出て来ました。住吉神社、九華公園、貝塚公園などいつもと同じコースで、5.5Img_6227c ㎞。雨は上がったものの、散歩する人はほとんどありません。大潮の時期と重なった影響もあるのでしょうが、揖斐川も、長良川も水量はかなり多く、中洲の十万山は「水没」しそうでした。

Img_6261c_20190816174001  九華公園に着いた頃には青空も出て来ました。昨年9月の台風のときほどではImg_6262c ありませんが、風で折れた枝や、葉っぱ、松ぼっくりなどがかなり落ちていました。管理人さんも、公園整備のシルバー人材センターの方々も大わらわ。

Img_6246c  台風のあとですから、珍しい鳥が飛ばされて来たり、避難したりして来ていないかとちょっとだけ期待したのですが、それはありませんでした(苦笑)。鎮国守国神社の社務所裏の定位置にアオサギさんが来ていただけ。

Img_6252c  九華公園は、他にはカワウとスズメ、ハシボソガラスがいたくらい。セミは相変わらず賑やかです。時々書いていますが、今Img_6286c_20190816180301 年はアブラゼミがたくさんいます。ここ数年では珍しいと思いますが、数を数えているわけではなく、あくまでも印象に過ぎませんが。

Img_6307c  貝塚公園にも何もいません。吉津屋町から寺町商店街を経て、住吉入江を通って帰宅。住吉入江では、親子連れらしいスズメ2羽。子どもがカマキリらしい虫を加えていますが、この直前に撮った写真を見ると、自分で捕まえたのではなく、親が捕まえたものをもらったようです。

Img_6270c  余談。鎮国守国神社に「桑名お宮めぐり」の幟旗が出ていました。幟旗は、お金がかかるから作らないという話を聞いていたのですが、方針変更なのでしょう。特性の朱印帳などをセットにした「朱印キット」は、限定1,000冊で、1セット¥2,500。市内を次の4地区に分けて、日程が設定されています:▽城南・江場地区(8月31日、9月1、7、8日)▽市街地区(9月14、15、21、22日)▽北部・西部地区(9月28、29日、10月5、6日)▽多度地区(10月19、20、11月2、3日)▽長島地区(11月9、10日、11月16、17日)。未だ迷っていて、事前リサーチも進んでいません。初穂料も1社¥300は必要でしょうから、どうしましょうねぇ?

2019年8月15日 (木)

台風の影響で終日蟄居……不善を為さず、勉強

0815amedas  台風10号の影響、これまでのところ(18時前)、我が家あたりは強風が中心で、雨は断続的です。左の画像は、17時30分現在0815rain のアメダスのデータ。雨量はほとんど記録されていませんが、風は、最大で6m/s。瞬間最大風速は、もっと吹いていると思います(調べたら、9時50分に19.0m/s、南南東の風でした)。晴れ間が出ているときもありましたが、さすがに散歩には出ません。強風で煽られるといけませんし、何かが飛んできて当たるということも考えられますから。津市では、60代の方2名が強風で倒れてケガをしたというニュースもありました。君子ではありませんが、「危うきに近寄らず」です。

Img_6183c  ということで、終日、蟄居生活。歩数は、いつもの1/10くらい(苦笑)。「小人閑居して不善を為す」となるといけませんので、1つ前の記事で紹介した、藤田和弘先生の「『継次処理』と『同時処理』 学び方の2つのタイプ」や、マイブックスに挙げた、本田秀夫先生の「発達障害ー生きづらさを抱える少数派の『種族』たちー 」を読んだり(読み返したり)、参考になる図表などをスキャナでpdfにしたりしておりました。

Img_6180c  予報では、18時過ぎから夜半にかけて雨が強くなりそうです。しかし、明日の朝には雨は上がるともあり、明日の午後には晴れてくるといいます。どちら様にも、台風による被害がないことをお祈りしています。我が家も、十分注意して過ごすことにします。

「継次処理」と「同時処理」 学び方の2つのタイプ……藤田和弘先生の近著紹介

2019fujita  筑波大学名誉教授にして、日本K-ABCアセスメント学会前理事長の藤田和弘先生が、“「継次処理」と「同時処理」 学び方の2つのタイプ”(図書文化社)を9月20日に出版されます。このたび、刊行に先立って、この本をご恵贈いただきましたので、その内容を紹介します。

 継次処理と同時処理は、認知処理スタイルです。認知処理スタイルとは、外界の刺激を自分なりに理解して処理する働きを意味します。学習に関わる脳の機能は、神経心理学者・ルリア(Luria, A.R.)によって「プランニング」「注意」「符号化」の3つに大別されました。さらに、後に、ノーベル賞を受賞した神経心理学者・スペリー(Sperry, W.R.)による大脳半球機能化による研究、ルリアによる高次精神機能の神経心理学的モデルなどによって、この認知処理スタイルには、「継次処理」と「同時処理」との2つがあることが明らかにされています。継次処理は、1つ1つの情報を時間的な順序に従って処理するスタイルです。情報の順序や、系列性が重要な手がかりになります。一方、同時処理は、複数の情報をその関連性に着目して全体的に処理するスタイルです。どこか、初めて行くところにどのように行くかを例に挙げると、道順を聞いて行くのが継次処理、地図を見て行くのが同時処理です。また、漢字の書きを教えるのに、書き順を強調するのは継次処理、形や意味を強調するのは同時処理です。

 発達障害のある子どもたちでは、認知の偏り(アンバランス)をともなうことが多いことが知られています。認知の偏りがあるお子さんでは、高い認知機能を発揮できるときは、周りの子どもたちと同様か、もしくはそれ以上の成果を上げられます。しかし、低い認知機能しか発揮できないと、なぜそのようなこともできないのかといったことでつまずいてしまいます。このように認知に偏りがありますと、やる気や努力だけでは苦手を克服することがとても難しくなります。ましてや、苦手なところをレベルアップしようとして、反復学習を強いたり、ドリル学習を繰り返したりすることは、逆効果になることも多いのです。むしろ、やる気や自尊心が低下してしまうという二次障害を招きかねません。

 こうしたとき、子どもの認知の特性にマッチした支援や教え方、教材を用いることがとても重要になります。通常、教師は自分がどのような教え方をしているかはおそらくあまり意識していないと思います。継次処理-同時処理といった、認知処理スタイルの観点から見ても、教師自身がわかりやすい(得意な)教え方をしていることが多いかも知れません。それが、子どもたちの認知処理スタイルとマッチしていれば、子どもたちにもわかりやすいのですが、中にはマッチしていない子どももいます。支援がうまく行かない場合、教え方と子どもの認知処理スタイルとがうまくマッチしているか、振り返って見る価値があります。

 さて、この本では、次の5つの支援のステップを目指しています。

  1. 学習につまずきのある子どもの得意な「わかり方」を大人が把握する
  2. 子どもの得意な「わかり方」で大人が教える
  3. 子どもが学ぶ楽しさや達成感をたくさん味わう
  4. 子どもが自分に合った「学び方」を身につける
  5. 自律的で主体的な大人に成長する

 内容としては、これまでにK-ABC、KABC-Ⅱをもとに展開されてきた「長所活用型支援で子どもが変わる」シリーズの総まとめをベースに、4と5にある「子どもが自分に合った学び方を身につけ、自律的で主体的な大人になる」支援を目指しています。

 心理アセスメントについて、最近のトレンドは、子どもたち自身にも心理アセスメントの結果を伝え、子どもたち自身が自分の特徴を自覚した上で、大人の助けを得ながら自分でも自分に合ったやり方を工夫できるよう支援することにあります。この本は、子どもたちの認知処理スタイル、そのアセスメント、得意な認知処理スタイルを活かした支援の考え方、その実際例、子どもたち自身が自分に合った学習方法を身につけられるような支援について、全体像というか、俯瞰図を得られる内容です。特別支援教育に携わる教員の方々や、子どもたちの心理アセスメントに関わる心理職の方には必読と思います。

 ちなみに、私は、藤田先生には、国立療養所S病院時代に全国国立療養所児童指導員協議会筋ジストロフィー部会の研修会で講師をお願いして以来、WISCやWAIS、K-ABCの標準化作業にも誘っていただきましたし、K-ABCが出版されてからは、東海地区K-ABC研究会や、日本K-ABCアセスメント学会でも大変お世話になっています。このことは、他では書いたことがありませんが、学位取得にあたってもいろいろとご心配をいただきました。その意味では、私にとっては、直接教えを受けたり、研究指導をしていただりしたわけではありませんが、恩師とほぼイコールといえる先生です。

2019年8月14日 (水)

散歩する人も野鳥も少なし……九華公園の『桑名の東海道』資料、またもやなくなりました(涙)

Typhoon10  台風10号の動きが気になります。山陽新幹線は、明日15日は、新大阪~小倉間の上下線で終日運転見合わせだそうです。進路の四国から九州の方にはどうぞお気を付け下さい。しかし、我が家のあたりも、大雨に警戒するようにと朝の天気予報でいっていました。用心しなければなりません。

Img_6140c  さて、雨は午後からとはいっていましたので、いつも通りに散歩に出て来ました。7時40分から、住吉神社、Img_6135c 九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、吉津屋町、寺町を回って5.4㎞。9時半帰宅。判で押したようなとは、このこと。途中、渋々と降られましたが、大丈夫。空模様は、台風の余波か、かなり微妙。揖斐長良川の中洲には、ダイサギらしき姿と、アオサギが見えました。風がけっこう強く、揖斐川の川面はかなり波立っています。

Img_6155c  九華公園、散歩する人はやはりかなり少なめ。公園に着いたときにはいなかったのですが、20分くらいしてもう一度見に行ったら、アオサギがやって来ていました。いつも来るアオサギのように見えます。

Img_6150c  公園の管理事務所前を通りかけたら、管理人のNさんに呼び止められました。何と、驚いたことに、一昨日作り68d1f5a6 直して持参したばかりの『桑名の東海道』のファイルが(2019年8月12日:ハクセキレイとテッポウユリ……いつまで続く、この暑さ)、昨日の午後、またなくなっていたということでした。4日間で2回もなくなるとは、困ったことで、前代未聞。管理事務所前のボックスに入れて自由に見ていただけるようにしてあるのですが(右の写真。ただしこれは、「九華公園を楽しく歩こう」です)、それがかえって徒になったということかも知れません。九華公園の管理事務所でこれまで作って公開している、野鳥アルバム、九華公園を楽しく歩こう、桑名の城跡47、そして、この桑名の東海道は、夏休みになった子どもたちが自由研究の材料に勉強していってくれているそうです。子どもたちにも迷惑になりますから、きちんと返してもらいたいところ。

Img_6165c_20190814133401  内堀南公園を通ったら、桜の若木が植えられているのに気づきました。地元自治会が、天皇陛下の代替わりを祝して植えたと書かれています。公園の桜は、どこも古木が多く、枯れてきているものもたくさんありますので、このように、若木を植えるのは大変ありがたいことです。九華公園も、ご多分に漏れず桜は多いものの、古い木が多く、枯れてきたりしているものもあります。植え替えを進めないと、「桜の名所」という評判を返上しなくてはならなくなりそうです。

2019年8月13日 (火)

家内の実家へ……田んぼアート、トビ、アオサギ、セグロセキレイ

Img_5976c_20190814051201  昨日の午後から今日は、お盆ということもあって、家内の実家へ。津市内の田園地帯というか、山里というか。時間の流れもゆImg_6067c ったりしている感じで、リフレッシュできます。家内の母は、お陰様で元気に過ごしています。家内は週1回で通っていますが、私は久しぶり。

Img_5953c  行く途中で、田んぼアートを見ていきます。6月9日に田植をしています。今年で10年目。デImg_5958c_20190814051201 ザインは、9月に開催されるラグビーのワールドカップに因んで、ラグビーボールをける少年。小学生がデザインしています。近くの道路に見物する場所が設けられ、全景を眺められます。こちらにYoutubeの動画もアップされています。

Img_5987c  昨日の夕方、シニアカーで近くの観音様にお参りに行くという母親に付き添って行きました。このシニアカー、けっこうなスピードImg_5995c で早足で歩いても追いつかず(苦笑)。途中、栗の実がかなり大きくなっていて、道路にも落ちているのを発見。季節は移り変わりつつあるのを実感。

Img_5974c  今朝は、8時過ぎから小1時間、散歩&バードウォッチング。3.2㎞。どこへ行ってもすることは同じImg_6030c で、我ながら笑えます。実家の前の電線には、朝夕とホオジロのオスがやって来て鳴いています。以前からそうで、まるで実家で飼っているかのように思えてきます。近くの川では、アオサギ。橋のすぐ下にいたのですが、カメラを構えようとしたら、離れたところへ逃げます。どこのアオサギも神経質。

Img_6025c_20190814051201  川の手前の畑あたりで、ハグロトンボ。細長く、黒っぽい翅を持ち、ヒラヒラと飛ぶトンボです。これはオス。長さは6cm前後。

Img_6047c  このあと、実家にいって散歩に出たときの恒例で、氏神様にお参り。射山神社。式内社の一つで、主なご祭Img_6045c 神は、大己貴命・少彦名命・天照大神。大己貴命と少彦名命の二座を温泉大明神として古くから祀っています。この神社は境内の裏手にある湯之瀬川の北岸にそびえる射山(貝石山)を御神体とし、今も山腹八合目に御社跡が残っています。

Img_6050c  さらに近くのお寺にもお参り。左の写真は、誓願寺観音堂。もとは別の場所の山裾にあったのですが、明治7(1874)年8月に廃寺となり、その開基・由緒などは判りません。廃寺になって残された観音堂は、昭和11(1936)年12月の榊原温泉復興行事の一環として朱色に彩色されて展望のきく貝石山の中腹に移設されました。当時、区会所に移されていた十王堂の閻魔像、湯治場の観音堂にあった三十三体の観音像などをあわせて安置しています。しかし、貝石山に移された観音堂は山道が険しく、参詣に不便なため、昭和40(1965)年頃に地元の方が提供した現在の三交バス林性寺前バス停の南脇の地に移築されました。

Img_6055c  こちらは林性寺。天台真盛宗のお寺。山号は、六龍山。戦国時代の榊原氏の菩提寺。毎年、3月14日から16日まで開帳される涅槃図があります。これは、縦3.4m、横2.58mと大きなもので、室町時代の作。他のものには見られない三毛猫が描かれているという珍しいもの。これは、何度か拝観に行きました(2018年3月14日:林性寺の涅槃図を拝み、稲荷大師堂も拝観)。

Img_6071c  このあと、まだ歩き足らなかったので、湯ノ瀬や、榊原口の方へ。田んぼには、ダイサギの姿があります。Img_6097c_20190814051201家内の実家あたり、今年はあちこちで、ダイサギやコサギそして、アオサギも見えます。

Img_6089c  そして、今日のハイライトはこちら。トビ。2区集会所近くのお宅の屋根に止まっていました。最近、いつもの散歩コースでは猛禽類を見ませんでしたので、久しぶり。家内の実家のあたりでは、トビはよくいます。

Img_6075c_20190814051201  最後に、セグロセキレイ。これも、最近は見る機会がありませんでした。ということで、実家での散歩&バードウォッチングは、成果あり(微笑)。

2019年8月12日 (月)

ハクセキレイとテッポウユリ……いつまで続く、この暑さ

 昨日が「山の日」という祝日で、今日はその代休だそうです。他人事のように書いていますが、今の我が身にとってはほとんど他人事であります(苦笑)。それに、そもそも祝日が多すぎる気がします。「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。」のだそうです(祝日法第1条)。いけません、暑くてまた屁理屈、講釈好きの素顔が出てしまいました(微笑)。

Img_5882c_20190812103401  それはさておき、今日もいつも通りの散歩であります。九華公園で、シルバー人材センターから派遣されて、公園整備をしてくださる男性が、「毎日来るの?」と聞いてこられました(暇なヤツだと思われているのでしょう、間違いなく)。7時45分スタートで、いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、新築公園、寺町と5.6㎞。9時半に帰宅したら、家内から「もう帰ってきたの?」と責められました(苦笑)。多少はパターンは変えますが、ほぼ同じ。写真は、住吉神社からみた揖斐川の上流方向。暑い時期で、たまに若い人がは知っていて、散歩する中高年がわずかという風。

Img_5889c  住吉水門のところ(左の写真)と、三の丸水門のところ(右の写真)とで、それぞれハクセキレイ。いずれも、2~3羽連れでしImg_5903c た。このほか、揖斐長良川の中洲にダイサギが1羽見えたのみ。他は、スズメ、ムクドリ、ドバト、キジバトくらい。九華公園のアオサギは、今日も不在。あの「あーちゃん」と呼ばれているカルガモはいました。

76e7f7da  管理人Kさんに、今朝5時起きして(5時に起きるのは、いつものことですが)作り直した『桑名の東海道』のファイルをお渡ししてきました。写真は、去年(平成30(2018)年)の夏、パネル展示したもの。なくなったファイルは、今朝も返ってきていないということでしたから、どなたかが無断で持ち去ったと思われます。

Img_5924c  朝、歩き始めたころは雲が多く、また、風も少しあって楽でしたが、九華公園に着いた頃からは、いつも通り。10時には、Img_5912c 32.5℃になったようです。公園は樹木が多くて日陰も、ベンチもあって比較的楽です。左の写真は、吉之丸堀にかかる橋と東屋、右は鎮国守国神社の境内。散歩友達は、Yさんにお目にかかったのみ。

Img_5914c  九華招魂社の脇にテッポウユリと思います(花には薄い紫色の筋が入っていないからです)。真っ白な花が、青空をバックに目にまぶしい。

2019年8月11日 (日)

20190811長島温泉花火大競演

1908112nagaspa2c  今日は、長島温泉花火大競演の2日目。再び、写真撮影と合成写真にトライ。撮影条件は、先日とほぼ同じで、次の通り::ISO感度=100、ホワイトバランス=太陽光、F=11、シャッタースピード=2~9秒ほど(Bulbを使用、2~5秒くらいを多用)、マニュアルフォーカスで置きピン、手ぶれ補正off、三脚&レリーズ使用。写真の合成には、paint.net Ver.4.2を使用しました。ピントは、最初の内にオートフォーカスで合わせておいて、マニュアルに切り替え、置きピンにしました。シャッタースピードは、前回(20190804ナガシマスパーランドの花火で、合成写真に挑戦)は、超望遠コンデジの「花火モード」の2秒に倣いましたが、それでは花火の大きさ、種類によっては、過不足が生じました。そこで、今回は、Bulbで、花火を見ながら、2~7秒くらいの間で調整しました。

190811nagaspa1c  もう1枚。こちらは、以下の3枚の写真の合成。ちょっと地表の部分が大きすぎました。ズームアップは約125mm。これと、カメラを向ける方向を次は、さらに調整する必要があります。

Img_5137c Img_5153c Img_5178c

萩が咲き始めました

Img_5819c  暑い、暑いと毎日同じことを繰り返しております。もう聞き飽きたといわれること必至でありますが、暑いです。しかし、そうImg_5833c いう中、今日はこれです(微笑)。そうです、萩が咲き始めていました。鎮国守国神社の境内、九華招魂社の拝殿近くにある萩です。九華公園には、気づいている限りで、奥平屋敷跡と、外周遊歩道の南に1本ずつあるのですが、それらはまだ。いつも思うのですが、季節が変わって、その季節の花が咲くのではなく、花が咲いて、季節が変わるという気がします。

Img_5790c_20190811154801  屁理屈はともかく、今日も7時45分スタートで、散歩。今日はいつものコースで、住吉神社、九華公園、貝塚Img_5792c 公園、内堀南公園から入江葭町、吉津屋町、京町、寺町と5.3㎞。この頃、お馴染みのコース。鳥もいませんから、ワンパターン。出がけは雲が多かったのですが、途中から晴れて暑くなってきました。揖斐長良川の中洲には、ダイサギが1羽いたのみ。三の丸水門のところで、九華公園の方からアオサギが飛来。

Img_5834c  九華公園。散歩友達はゼロ(苦笑)。管理人のKさんにお目にかかったら、「mamekichiさんにつくってもらった『桑名の東海道』のファイルがなくなったんですよ。昨日来ていた人が持って帰ったかも知れません」と。オヤオヤ、とんでもないことに。野鳥アルバムから始め、九華公園を楽しく歩く、桑名の城跡47などいくつか作ってきましたが、こういうことは初めて。返ってくるかも知れませんが、もう1部作り直すことにしました。

Img_5805c  堀には、カルガモ。シルバー人材センターから公園整備に来ておられる方が「アーちゃん」と名づけてかわいがっておられます。名前を呼ぶと寄ってくるそうです。この方、いつも「ぱりんこ」という煎餅を持っておられ、与えていると。仕事にいらっしゃるときの楽しみ、励みになっているそうです。

Img_5841c  貝塚公園には8時45分。ここで、30分休憩。というのも、散歩友達のSさんに会ったから。今日も、桑名駅の西、桑名高校や、高塚古墳方面まで、15,000歩以上歩いてきたとおっしゃいます。私より年長ですが、負けられませんねぇ(笑)。ちなみに、写真で右端に写っているのは、折り鶴のオブジェ。桑名の連鶴に因んでいます。

Img_5859c  お盆になりますから、桑名別院本統寺にお参りしてきました。我が家のお寺は実家の方にありますので、檀家ではありませんImg_5868c が、同じ真宗大谷派のお寺ですから、いつもここに参らせてもらっています。お墓参りにいらっしゃる方もいつもよりは多い感じ。2回目のちなみにではありますが、我が家はどういうわけか墓がありません。亡父の本家もそうです。亡くなったオヤジは、「昔偉い先生が調べに来た」といっていましたが、その理由までは聞けませんでした。

Img_5869c  寺町商店街の花屋さんには鬼灯。鬼灯を見ると、お盆だなと思います。14日、15日あたりに台風10号が西日本に接近するという予報です。雨は降ってもらいたいのですが、大雨は困ります。

 

2019年8月10日 (土)

長良川河口堰と万助溜公園へ……チョウトンボはほぼ終わりか?

Img_5760c  相変わらず暑い日。体が疲れ気味なのか、日ごとに暑さが増しているような気もしますが、今日は、34.8℃(11時23分)。世間では、今日あたりからお盆休みのようで、空港や高速道路が混んでいるというニュースを見ます。台風10号はようやく動き始め、15日頃西日本に接近し、上陸する可能性が出て来たといいます。あまりに暑いので、一雨来て欲しいとは思いますが、台風は御免被りたいところ。週明けは曇りになるということで、遠征。修行の日々から脱却したいというのもあります。長良川河口堰と、万助溜公園へ。冒頭の写真は、万助溜公園の駐車場から見た鈴鹿の山並み。

Img_5660c  まずは、長良川河口堰へ。8時20分到着。管理橋の上は、機械室くらいしか日陰がありません。早速、管理橋へ上がって行ってImg_5671c 西の方を見ると、どこかで見たような……。今日もまた、ブロ友のひらいさんにお目にかかりました。2週連続です(今日は、河口堰でひらいさんと夏休み気分を満喫(微笑)……鳥見の後、ゲート巻き上げ室を見学、巡視体験)。今日はお急ぎということで、挨拶だけ。

Img_5666c  河口堰の東(長良川左岸)の上流側の魚道には、アオサギとコサギ。もう少しサギがいるかと思ったのですが、ちょっと期待外Img_5663c れ。西側に期待して、管理橋を渡ります。

Img_4847c  閘門へのアプローチの下流側には、コサギ3羽と、カワウたち。上流側のアプローチにもコサギが1羽見えていますが、ちょっと遠い。先週来たときは、アオサギ、ダイサギもいましたし、コサギももっとたくさんいたのに、鳥も盆休みか?

Img_4860c  親水広場に降りていく途中、揖斐川との中洲の上をアオサギが飛んできました。葦の陰に隠Img_4870c れた水場があるようで、そこに降り立ちましたが、見えません。親水広場の方もあまり鳥がいません。仕方ないので、カワウの写真でもと思って撮ったのが右の写真。

Img_4877c_20190810155201  親水広場のせせらぎへ。ハクセキレイが3羽ほど。左の写真のハクセキレイは、まだ幼い気がします。カワラImg_4888c ヒワもいます。カワラヒワは10羽以上の群れ。せせらぎには、メダカの姿も見えました。どこから来たのでしょう? 自然のものかも知れません。

Img_5699c  アユの孵化試験を行う水路には、イソシギが1羽。このあたりでは、このイソシギや、コチドリを時々見られますから、河口堰に来たら親水広場も必見(微笑)。

Img_5714c  戻る途中、管理橋の西側に、閘門へのアプローチにいたコサギが、船に驚いて逃げてきましImg_4934c た。サギはいるものの、あまり近くでは見られません。河口堰の東側に戻って来たら、管理橋の下流側にもコサギ(右の写真)。上流側には、来たときと同じく、アオサギとコサギ。しかししばらく見ていたものの、いずれも魚を捕るシーンは見られませんでした。この時点で、9時を過ぎたばかり。ちょっと思案して、万助溜公園へ行くことにしました。まだチョウトンボが見られるか、確認です。

Img_5740c_20190810155301  9時半過ぎに万助溜公園。天気はよいものの、暑いこと! 駐車場にはクルマは1台も止まっていません。上溜の方へ行っImg_5743c ても、親子&ワンちゃん連れが1組いらしたのみ。ほとんど独占状態なのですが、チョウトンボはいるのか?

Img_4951c  下の万助溜では、数匹のみ。上溜の方も10匹はいません。さすがにこの時期では、少なくImg_5002c_20190810155301 なっていると思われます。数も少ない上、なかなかよいところには出て来てはくれません。今日はあまりたくさんの写真は撮れませんでした。上溜の蓮のところにもいたものの、遠くてダメでした。

 

 動画もアップしておきます。1分ほど。上溜の南の遊歩道脇で撮ったもの。何度か飛んだり、戻って来たりします。

Img_4956c  蓮はまだ咲いていますし、蕾もあります。今日は、もう咲き始めて日にちが経ち、散る寸前というものが多い印象。トンボもImg_4958c 全体として数が減ってきている感じでした。

Img_4976c  ギンヤンマの交尾&産卵シーン。つながったまま飛んでいますし、このように蓮の葉などに止まって、メスが水面に尾を付けて産卵します。住吉入江あたりでも見られますが、ゴミがけっこう浮いていて、なかなか綺麗な写真には撮れません。

Img_4985c  左は、ショウジョウトンボのオス。右は、ウチワヤンマ。このように、角度を付けて止まっImg_4946c ているときは、緊張しているときと何かで読んだ記憶がありますが、周囲を見ても緊張するようなものがあるのかどうかは、よく分かりません。

Img_4992c  蓮の花、今年は結局、ここ万助溜公園でしか見ていませImg_4966c ん。近くには、立田や、船頭平公園などでもありますが、また来年。名残を惜しんで(?)、いくつか遊んでみました。右は、「花托(かたく:茎が厚くなった、ここから花が育つ部分)」。蜂の巣のように見えます。

Img_4996c  これも花托ですが、こちらはかなり枯れてきた(?)状態。万助溜公園、独占状態で楽しめるのですが、かなり暑くなって来てへばりそうでしたし、チョウトンボも思うようには撮れませんでしたので、40分ほどで撤退することにしました。

 帰りに近鉄桑名駅に立ち寄って、9月から11月の近鉄ハイキングのパンフレットを入手してきました。JRさわやかウォーキングのパンフレットも出ているかも知れません。そろそろ計画をきちんと立てなくては(微笑)。

 

2019年8月 9日 (金)

珍しくアオサギデー……暑い中の散歩の甲斐がいろいろありました

Img_5578c  暑い、暑いと文句をいっているうちに、8月ももう9日。旧のお盆もすぐそこ。光陰矢のごとしです(苦笑)。それにしても、今日はまた猛暑日。35.1℃だそうです。去年の今頃も暑くて参っていましたし、午睡では爆睡をむさぼっておりました。そういえばと思い出して、1年前の記事を見たら(散歩のあと、市博物館で「戊辰戦争と桑名藩」展覧会を見る)、あの頃は「燈籠ネコ」がいましたが、今年は今のところ目撃ゼロ。そもそも旅ネコが減っています。九華公園では、あまり見かけなくなっています。冒頭の写真は、七里の渡し跡近くから見た揖斐川、長良川河口堰の方面。

Img_5632c  散歩は7時45分にスタート。住吉神社、九華公園を一周し、珈琲館Hから住吉神社を経て11時前に帰宅。4.7㎞。今の時期、喫茶店は快適で、ついつい長居してしまいます。最近、座る前から、「いつものでよろしいか?」と聞かれるようになりました(微笑)。地元というか、ローカル喫茶店のありがたみ。お相手は、いつものMさん。ああでもない、こうでもないと、二人で盛り上がってきました。

Img_5574c  さて、散歩の話に戻します。行きがけに住吉神社から揖斐長良川の中洲を見ますと、アオサギの姿が3羽。お盆前後からこのあImg_5588c たりにサギが戻って来ます。三の丸水門まで来て、東を見ると、またもや中洲にダイサギの姿。エサ探しをしていたようです。猛暑続きの中、修行を積んできていますが、季節は進んでいると思えます。サギが増えてくるのを楽しみにしましょう。

Img_5591c  その三の丸水門あたりには、ドバトの群れと、ハクセキレイ。一時よく見たヒバリファミリーの姿はこのとこImg_5612c ろありません。九華公園、散歩友達はYoさんと、Oさんご夫婦のみ。他には、管理人のNさんとシルバ人材センターから公園整備に来ておられる方々。シルバーの皆さん、暑い中の作業、本当に大変だと思います。

Img_5605c  鳥も虫も少なかったのですが、いつものように、鎮国守国神社の社務所裏にはアオサギがいました。暑い中出て来た甲斐がある、というものです。このあと、公園内と外周を回って、はじめに書いたように、珈琲館Hへ。1時間半近くいたと思います。

Img_5639c  帰りは、来た道である揖斐川の堤防、七里の渡し跡、住吉神社を戻って来ました。住吉神社のところでYaさImg_5649c んと。先日の「スマホ教室」のお礼にと、ナガシマリゾートの招待券を頂戴してしまいました(微笑)。温泉にも入れます。これは家内にいうとねだられること必至(笑)。話していたら、揖斐川をアオサギがやって来て、住吉水門に降り立ちました。暑い中出て来た甲斐がいろいろとありました。

Img_5634c  九華公園の北門のところには、今月14日からの赤須賀の石取祭にともなう、交通規制の看板が出ていました。時々散歩で行く赤須賀神明社のお祭ですが、まだ見に行ったことはありません。開勢町・市場町・蛭子町・弁天町・宮本町・港町の6町内に1台ずつ、6台の祭車があります。15日に試楽、16日が本楽ですが、台風10号の進路や、進み具合が気になります。

 ところで、7月、8月とも近鉄ハイキングも、JRさわやかウォーキングもお休み中。先日調べたら、近鉄ハイキングは9月の予定が出ていました。あの「伊勢参りツアー」は、9月1日に早速第6日目が予定されています(お伊勢さん参りハイキング・名鉄タイアップ企画 昔も今もお伊勢参り~旅6日目~伊勢街道、旅人気分で河芸から潮風薫る江戸橋へ)。近鉄名古屋線・豊津上野駅をスタートし、津市内の伊勢街道を歩き、江戸橋を経て津駅までの約8㎞。2ヶ月の間が空いて、しかもまだ暑い頃ですから、今から体調を整え、散歩もサボらず続け、立ち寄り先についても予習しておかないと(微笑)。

2019年秋期 支援員養成講座、追加募集のお知らせ(再度のお知らせ)

 NPO法人子ども支援室カシオペアとディスレクシア協会名古屋が主催する「2019年秋期 支援員養成講座」では、受講者を追加募集しています。募集人員は、8月6日現在、10名となっています。8月16日までにお申し込みください。詳細は、NPO法人子ども支援室カシオペアのホームページをご覧ください。公開講座も、全講座受講者を受付中です。

2019autumnsienkouza_20190726062601  この講座につきましては、当ブログでも5月19日に紹介しています(2019年 秋期 特別支援教育支援員(学習支援員)養成講座のお知らせ)。

1.講座内容/実施時期・場所
・ 講座内容:別紙のカリキュラムを参照して下さい。
・ 実施時期:令和元(2019)年9月16日~10月26日の7日間、10時~15時30分、全14回の講座。
・ 実施場所:「ウィルあいち」(名古屋市東区上竪杉町1 地下鉄市役所駅から徒歩5分)
2.受講生の条件
①発達障害について多角的に学び、子どもの支援に役立てたい人
②講座受講中に知りえた個人情報の「秘密保持」について誓約できること
③受講料26,000円を前納すること、定員35人
 *本講座は名古屋市の「発達障害対応支援員申込書」に、研修28時間として記入することができ、「受講修了証」は教育委員会に対し、受講を証明する書類になります。
3.申込方法
①「特別支援教育支援員養成講座受講申込書」(NPO法人子ども支援室カシオペアのホームページからダウンロードしてください)に必要事項を記述し、郵送またはメール添付にてお申し込み下さい。
②申込先は、「子ども支援室カシオペア」
〒456-0024 愛知県名古屋市熱田区森後町7-14 沼田ビル3階 NPO法人子ども支援室カシオペア
メールアドレス:kodomosien@gmail.com(迷惑メール防止のため、@マークは全角サイズで表示しています。メール送信の際には半角サイズ(@)に変更してください)
電話:052-228-0842、FAX:052-228-0846
③追加募集は、8月16日まで実施しています。申し込み者には、8月25日までに受講決定通知書が送られます。受講決定者には、通知書が7月30日までに送付されます。その後、受講料を銀行振込で全額納付していただきます。

④8月16日の段階でまだ定員に達していない時は、さらに追加募集が行われます。
4.公開講座
 カリキュラムに * 印のついている講座は公開講座です。一般席として15席ほど用意されています。公開講座には受講条件はなく、どなたでも受講できます。メールで先着順に受け付けます。公開講座の受講料は、1講座(2時間)2,500円です。講座日、講座名、名前、郵便番号、住所、電話、携帯番号、職業を明記し、メールで上記に送信して下さい。

 以上、お知らせします。お問い合わせも、子ども支援室カシオペアまで。

2019年8月 8日 (木)

秋来(き)ぬと 聞くぞ恐ろし 今日も真夏日

Img_5549c  暦の上では、立秋ですが、相変わらずの真夏日。11時50分に最高気温34℃。左の写真は、散歩から帰ってきて、拙宅マンションのプレイ・ロット(公園)の木陰で休んでいたときの光景。もちろん、真っ昼間ではなく、朝9時45分です。高齢の女性が歩いておられます。近くのスーパーにいらっしゃるのでしょう。写真ではわかりませんが、頭上からは蝉時雨。残暑お見舞い申し上げます、と申し上げる季節です(苦笑)。散歩は、昨日とほぼ同じコース。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、吉津屋町から京橋町を経て、寺町と5.2㎞。汗だくです。貝塚公園出遭った知人(貝塚公園近くにお住まい)は、桑名駅の西にある旧・市民病院の方まで行って、7㎞くらい歩いたと(驚)。旧・市民病院は、丘の上ですから、かなりの運動量。

Img_4781c  今日は、野鳥は一段と少なく、スズメやムクドリもあまり見かけませんでした。住吉神社から見た揖斐長良川の中洲には、アオImg_4806c_20190808150101 サギが3羽見えました。この少し上流の中洲には、ダイサギらしき姿が1羽。アオサギはこのほか、揖斐川の上空を飛ぶのが1羽。九華公園でもっとも多かったのは、カワウ(苦笑)。それでも3羽ほど。右は、公園の野球場近くにいたカワウ。

Img_4815c  貝塚公園も鳥は少なく、スズメ、ムクドリを少しとヒヨドリが1羽。散歩に出た頃は曇っていて、「いつもより楽だ」と思ったものの、途中から良く晴れてきて、「修行」から「難行苦行」に昇格した気分。そういう中、七里の渡し跡では、テントもなく野宿していたらしい、大学生くらいの若者が5人(飯盒などが置いてあったのです)。若いからやれることでしょう。

Img_4826c  昆虫も、セミ以外は少ない気がします。そのセミも、クマゼミが多いのはいうまでもありませんが、いつもの年よりアブラゼミをよく見ます。今日は、「呉越同舟」ではあImg_4773c りませんが、ご覧の様子も。右の写真は、アゲハチョウ(ナミアゲハ)。ごく普通のアゲハ。桑名七里の渡し公園にて。

Img_4819c  こちらは、ベニシジミ。これも普通によく見られる、シジミチョウの仲間。いろいろな花から蜜を吸っています。

Img_4824c_20190808150101  ということで、散歩は7時45分からほぼ2時間。散歩友達に会ったのは、上記の貝塚公園でお一人だけ。九華公園でも、管理人さん1人だけに会ったのみ。少しでも涼しげな写真は撮れないかと思ったものの、無駄な抵抗でした(苦笑)。午後は、午睡というか、爆睡をむさぼっておりました。そうでもしないと、体が持ちません。皆様も、猛暑、お気を付け下さい。

【オマケ】 今日は、旧暦では7月8日。七夕が過ぎた頃。旧暦の8月8日は、9月6日になります。9月6日ならば、まだ、「秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」という、藤原敏行が「秋立つ日よめる」とした和歌が実感できそうですが……。

2019年8月 7日 (水)

猛暑続き、修行も続くよいつまでも(字余り、苦笑)……アオサギはいました

Img_5423c 今日も良く晴れた空に白い雲。真夏、あるいは、夏休みというイメージそのもの。冒頭の写真は、桑名七里の渡し公園の南から見た北の空。向こうの森は、六華苑です。今朝も、7時40分スタートで散歩へ。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園から入江葭町、吉津屋町、寺町と5.3㎞。修行の旅でした(苦笑)。あまり人に会わず、2時間ほどで帰宅。途中で出遭った知人曰く、「暑いで、歩くのはやめておこうかとも思うけど、一度サボるとそれが癖になりそうで」。同感であります。

Img_4685c 8時頃には、すでに30℃に達したようですが、それでもこの頃は、時々、揖斐長良川の中洲にサギの姿が見られるようになりまImg_4691c した。猛暑の中でも、季節は少しずつ進んでいると思えます。ダイサギ、アオサギの他もう1羽、白いサギが見えました。七里の渡跡近くに来ると、コサギが1羽、揖斐川の方から飛んできました。こういう野鳥が見られると、励まされます。

Img_5448c
 九華公園、今日は、アオサギさんがいました(微笑)。もうこれで満足です。アオサギさん、先日も同じでしたが、しっかりとImg_4701c_20190807142401 日陰、それもかなり奥にいます。よく見ないと気づかないようなところでした。管理人さんに伺うと時々、柿安コミュニティパーク西の堀でエサとなる魚を捕っていることがあるそうです。

Img_5456c 九華公園では、知人のYさん、Sさんにお目にかかりました。Sさんはあの鳥見の大先輩。80歳を過ぎてなおお元気。散歩のあと、コミュニティバスに乗ってショッピングセンターへ。さらに図書館(メディアライブ)に立ち寄って徒歩で帰宅という日課。「もうどこで倒れるかわからんから、先に香典をくれ。生きとる間にもらわないと、自分で使えんから」などとおっしゃり、参ります(苦笑)。

Img_4722c 相変わらず目にするのは、スズメやムクドリばかり。ハシボソガラスもいましたが、元気がありません。この猛暑にあの「黒Img_4726c
服」では暑くて叶わないのだろうと同情します。ハクセキレイを時々見るようになりました。左は、朝日丸跡にて。ヒヨドリもたまに目にしますが、今日見たヒヨドリは暑くて焦げているように見えました(笑)。こちらも、いつもの、あのやかましい「ヒーヨ」という鳴き声は聞かれません。

Img_4735c 旅ネコさんたち、元気なし。この茶トラの旅ネコ、近くに寄っても逃げませんでした。毛皮は暑いのでしょう。ワンちゃんを連れた方々は、もっと早い時間に散歩のようです。

Img_4738c_20190807144401  去年も確か今頃見つけましたが、九華公園の外周遊歩道の桜の木にキマダラカメムシ。東から南あたりの桜Img_4754c_20190807144501 の木にいます。子どももいました(右の写真、下が子ども)。台湾~東南アジア原産の帰化種ですが、サクラ、カキ、サルスベリ、ナンキンハゼなど、多くの樹木につき、最近増えているといいます。

Img_4756c  内堀南公園では、目を疑いました。藤の木に花が咲いていたのです。ときどき時季外れに咲いていることはImg_5481c_20190807145001 ありますが、こんな真夏に咲くとは、酔狂な。と思って調べてみたら、まれではないようです(こちら)。台風で枝先が痛んだとか、虫や鳥が巣を作ったのが刺激になったとか、そういう理由だそうです。見たらラッキーと思えば良いともありました。

Img_4766c  いやぁ、それにしても暑くて参ります。散歩から帰ったあと、ホームセンターへ。エアダスター、メダカの水槽に入れるバクテリアと、ミナミヌマエビを買いました(1匹¥70なり)。ミナミヌマエビは、先日、最後の1匹になってしまったのです。エビが水槽に泳いでいるのは、メダカとはまた異なって楽しいモノで、ついつい(微笑)。午後はエアコンをかけておとなしくしております。

2019年8月 6日 (火)

先日のヘンな植物の正体

Img_5412c_20190806144201  曇りがちのせいか、今日の最高気温は33.2℃。しかし、調べてみると、7月23日から、27日を除いて(この日は26℃台)ずっと真夏日続き。そのうち猛暑日は3日。いささか参ります。九州は台風8号が通過しましたが、被害がないことをお祈りしています。

Img_5404c_20190806144201  先日、寺町商店街の花屋さんで見つけたヘンな植物(2019年8月2日:サギソウが咲きました……石取祭は明日午前0時から叩き出し)、正体が判明しました(笑)。と書くと大袈裟ですが、裏返っていた値札をチェックしてきたのです「アルキコルネ」とありました。マダガスカル島の東部とアフリカ東岸の諸島に分布し、低地の雨林や植林地などの樹木に着生しているシダ(ビカクシダ)の仲間だそうです。種名は、オオジカ(Elk)またはムース(Moose)の枝角を意味するといいます。樹木に着生させる代わりに、板に着生して売っているということ。ネットで調べると、鉢植えにしたり、さまざまでした。こういうのはお好きな人はハマるのでしょうね。

Img_5396c  さて、散歩はもちろん出かけました。7時40分出発。住吉神社から九華公園に行く途中で、Mさんに出逢い、「たまにはコーヒーでも飲んでいって」ということでお宅にお邪魔して1時間ほど過ごしてきました。9時に外に出たら、小雨。そのまま九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と5.1㎞、10時過ぎ帰宅。それにしても蒸し暑い。まさに、修行の日々です。時々、野鳥も、散歩友達も少ないのに、何でこんなことをしているのかと思うのです(苦笑)。まぁ、運動はした方が良いでしょうし、汗も掻いた方が気持ちが良いので。左の写真は、貝塚公園。北門から入ったところ。

Img_5389c  昨日は、九華公園でアオサギとゴイサギに出遭いましたが、そうそう毎日うまい話はありません。揖斐長良川の中洲にダイサギImg_4645c らしい鳥が遠く見えたのと、九華公園では、ムクドリ、スズメなどお馴染みさん。時々は、ハクセキレイを見ます。今日も、桑名七里の渡し公園や、九華公園で(右の写真は、九華公園二の丸跡にて)。

Img_4668c  もうほとんど街中では見かけなくなりましたが、京町でツバメ。合計6羽ほどがいましたので、巣立った子どもを含めたファImg_4672c_20190806144201 ミリーなのでしょう。

Img_4632c  他には、ウチワヤンマ(左、九華公園にて)や、イボバッタ(右、貝塚公園にて)。ウImg_4663c チワヤンマは、ヤンマの仲間ではなく、サナエトンボの仲間。イボバッタ、以前はもっとよく見たような気がします。灰褐色と暗褐色のまだら模様で、少しゴツゴツした感じ。背面にイボのような突起があります。

Img_5367c  帰宅後、エディオン、三洋堂などへ。午後は、昼寝をむさぼったあと、歴史や写真の勉強でもと思っています。それにしても、この暑さ。夏バテしないよう気をつけなくてはなりません。写真は、ベランダのサギソウ。蕾があった6輪とも咲きました。勝手に「サギソウまつり」と称して喜んでおります(微笑)。

2019年8月 5日 (月)

20190804ナガシマスパーランドの花火で、合成写真に挑戦

 昨日(8/4)は、長島温泉花火大競演の初日でした。撮って出しの1枚はすでに載せましたが(20190804長島温泉花火大競演初日)、今日は、合成写真に挑戦してみました。ブロ友のひらいさんから、使うソフトと、基本的なやり方について教えていただきました。昨日は、長良川河口堰でお目にかかり、巡視体験などイベントにも一緒に参加してきました(今日は、河口堰でひらいさんと夏休み気分を満喫(微笑)……鳥見の後、ゲート巻き上げ室を見学、巡視体験)。お世話になりっぱなしです。自分の記憶のためのような記事で恐縮です。

Trial4c

 まずは、こちら。左の写真は合成したもの。取り敢えず、3枚の花火の写真を合成しています。今まで知識としてはあったものの、トライしたことのなかった「レイヤー」を利用して重ねたという次第。

Img_4472c Img_4523c_20190805180301 Img_4525c  この合成写真のもとになった3枚の写真が、これら。ホーォッ、なかなか面白い。花火の撮影はバルブでの撮影で、自分でタイミングをみながらシャッターを開け閉めすることは承知しています。去年トライしたのは、黒ウチワを使って写したい花火だけを画面に入れるやり方でした。いわば「手動制御多重露光システム」(笑)。しかし、露光時間の調節が難しく、やたら明るい写真になったりと、なかなかうまく行きませんでした。新聞に載っている花火の写真には、「多重露光」と断り書きがしてあります。プロの写真記者の方が実際にどうやっていらっしゃるのかわかりませんが、この合成写真の方が良いかも知れないと思い始めました。

Trial3c  他にも2枚、合成してみました。試しにやってみたというだけで、何かを意図したというレベルにまではとても到達していませTrial5c ん。練習段階も、初歩の初歩というところ。したがって、まさに「ご笑覧下さい」ということですし、「ご助言いただければ、大変ありがたく存じます」なのです。

 撮影条件は、昨日も書いておきましたが、次の通り::ISO感度=100、ホワイトバランス=太陽光、F=11、シャッタースピード=2秒、マニュアルフォーカスで置きピン、手ぶれ補正off、三脚&レリーズ使用。写真の合成には、paint.net Ver.4.2を使用しました。ピントは、最初の内にオートフォーカスで合わせておいて、マニュアルに切り替え、置きピンにしました。シャッタースピードの2秒は、超望遠コンデジの「花火モード」が2秒に設定されていましたので、それに倣っています。花火の大きさ、種類によっては、2秒では過不足が生じる気がします。

Img_4524cc  昨日の撮影では、そもそもちょっとミスをしでかしていました。というのも、長島温泉花火大競演の撮影は、ほぼ1年ぶりでImg_4524c したので、ズームの設定を誤りました。どのくらいの大きさに見えるのか、記憶が定かでなかったので、画面からはみ出てしまうのを避けたいと思って、55mmにしていたのです。それ故、撮ったものをそのままサイズダウンすると、このような写真。撮影途中でズームを変えたりすると、合成をするときにややこしくなりますので、昨日はそのまま撮影続行。これをトリミングしたのが、昨日載せた1枚です(右の写真)。ズーム倍率と、シャッタースピードの設定が課題。もちろん、いつシャッターを押すのかにも習熟しないといけません。長島温泉花火大競演、次回は、8月11日(日)に開催。

花火も石取祭も終わってしまいました(微笑)……散歩中テレビロケに遭遇、九華公園にアオサギとゴイサギ

Img_5333c  相も変わらず暑い日が続いています。今年、桑名はまだ全国最高気温などは記録してはいませんが、ここ数日35℃前後の日ばかりです。冒頭の写真は、九華公園野球場の外野フェンスから覗いて、3塁側ベンチ、さらにその背後にある市民プールを撮ったもの。まったく個人的なイメージで恐縮ですが、こういう写真、いかにも夏、あるいは、夏休みを思わせる景色だと思っています。今日も猛暑を避けるため、朝7時半過ぎに散歩開始。住吉神社、九華公園、貝塚公園、桑名宗社(春日神社)、京町、寺町と5.8㎞歩いて、10時頃帰宅。汗びっしょり。汗といえば、九華公園でお目にかかったシルバー人材センターの男性が、「オレ、みんなに比べると汗を掻かないんだわ。だもんで、一所懸命働いていないような感じがしてなぁ」とおっしゃっていました。私のような汗かきからすると、羨ましいのですが、人それぞれに悩みがあるものです。

Img_5310c_20190805162701  さて、七里の渡し跡まで来たら、何やら10人くらいがゾロゾロ。テレビカメラとか、マイクとかも見えます。旅館山月の方からImg_4540c_20190805162701 やって来て、七里の渡し跡へ。はっはぁ、テレビのロケですねぇ。ねじり鉢巻に法被姿で、挟み箱を担いで歩いているのは、どうやらWエンジンのチャンカワイさんらしい。

Img_4548c  これほどアップの写真を載せて良いかどうか迷いましたが、法被に番組名などがありましたので。Img_4553c_20190805162701所さんお届けモノです!」「東海道 新名物探し」とありました。この地方ではCBCテレビ(毎日放送系列)で日曜夕方5時から放映している番組です(と書きつつ、見たことはないのです)。映り込まないよう細心の注意を払いつつ(笑)、大回りして蟠龍櫓東へ。そこへ、九華公園の堀めぐりで有名な、おおぜきの女将さん登場。宮(名古屋)~桑名の東海道は、海上七里というような話をしていました。私見では、このおおぜきの女将さん(花見の頃も、テレビのニュース、バラエティに良く登場していました)こそ、桑名名物ではないかと思います(失礼)。

Img_4573c  九華公園、何日ぶりかでアオサギさん登場。見ていたら、ちょうど散歩友達のYさんもやってこられ、アオサギ談義。YさんImg_4605c_20190805162701 は、この夏は始めてご覧になったといいます。暑いせいか、日陰にいます。先日、住吉水門で見たアオサギは、「のどブルブル」をしていましたが、さすがに日陰にいるためか、それはなし。

Img_4577c  Yさんを話ながら何気なく、他を眺めたら、何と、ゴイサギも1羽。こちらは、この夏、初確認。例年、9月頃からは複数を見るようになります。ゴイサギを見ながら話をしていたら、奥の方へ引っ込んでしまい、写真は、この1枚のみ。

Img_4562c  公園内は、さすがに散歩する人も少なく、クマゼミの鳴き声がやかましいくらい。石取祭のImg_5324c_20190805165301 鉦太鼓以上のように思えます。鳥も、スズメ、ムクドリばかり。カラスも、ドバトもほとんどいません。

Img_5345c_20190805162701  貝塚公園から歴史を語る公園脇を通って、桑名宗社(春日神社)へ。Img_5342c 今年の石取祭も終わりました。石取祭については諸説ありますが、桑名市の南郊外に流れている町屋川(員弁川)から、徳川初期氏子の人たちが七月七日より十七日まで毎日川へ行き、新しい俵に川の栗石を拾い入れて、小さな車に載せて鉦・太鼓を打ち鳴らし、夜になると提燈をつけて神社へ参り、神前に奉納したことによります(こちら)。石は各町内から、写真のようにして奉納されています。

Img_5348c

 奉納されているのは、左の写真のように、桑名宗社の拝殿に向かって、左右。右は楼門前の様子。昨晩は、ここで、渡祭が行Img_5340c われました。桟敷席は、すでに撤収作業が始まっています。

Img_5335c  撤収といえば、今日は祭に参加した各町内では、「山おろし」といって片づけが行われていImg_4623c ます。それぞれの祭車庫の前では、祭車を片づけています。金曜の夜中から、今朝未明まで続いた祭ですから、今日の片づけも大変と思います。左は京町の祭車庫、右は宮通。提灯を片づけています。

Img_5337c  左は、宮通に設けられた集会所。子どもたちが集まってきて手伝っていますから、少年集会Img_5358c_20190805162701 所と思います。集会所は、少年、青年、中老などと分けられており、待機したり、食事をしたり、(大人は)酒を飲んだりする場所。右は、寺町の青年集会所。空き家や倉庫、あるいは広場にテントを張っています。

Img_5351c  これは、桑名宗社南側の道路の写真。筋が何本も見えますが、これは祭車が通った跡。町のあちこちの道路に見られます。個人的には、「強者どもが夢の跡」というか、「宴の後」という感じがして、毎年気になるのです(ヘンなオッサンでありますが……。どうでもいいことが気になる質です)。

Img_5359c  八間通。祭車が整列し、露店がたくさん出ていましたが、一夜明けると、まったく違った、いつもの光景。今朝は7時から、Img_4626c ボランティアの方が集まって、八間通を清掃してくださったはず(8月3日の中日新聞北勢版にボランティア募集の記事が載っていました)。花火もそうですが、人が集まり、店が出ると、ゴミが出ます。昔はあちこちに散乱していた記憶がありますが、今朝は右のような感じ。

Img_4621c  これで桑名水郷花火大会も、石取祭も終わってしまいました。個人的には、これで桑名の夏はオシマイという気もします。桑名の町も静かな感じがしてなりません。石取り祭に参加する町内の方々は、たぶんもう来年の祭が待ち遠しいと思います。

Img_5287c_20190805162701  午後からは、昨日の夜撮った「長島温泉花火大競演」の写真を元に、合成写真にチャレンジ。ブロ友のひらいさんに使うソフトとやり方を教えていただいたのです。元々撮った写真がちょっとミスっていましたが、合成方法はよく分かり、練習は積めました。それはまた後ほど、記事にします。サギソウは、計5輪咲きました。自分だけで「サギソウ祭」を開催中です(笑)。

2019年8月 4日 (日)

20190804長島温泉花火大競演初日

Img_4524c  今日・8月4日から、長島温泉花火大競演が始まりました。先だっての桑名水郷花火大会の撮影が満足いきませんでしたので(7月28日:20190728桑名水郷花火大会)、練習&再チャレンジ。ベランダからデジタル一眼レフカメラで撮影。これは、取り敢えず、撮って出しの1枚。フィナーレの1シーン。記憶のため、撮影条件を記しておきます:ISO感度=100、ホワイトバランス=太陽光、F=11、シャッタースピード=2秒、マニュアルフォーカスで置きピン、手ぶれ補正off、三脚&レリーズ使用。ブロ友のひらいさんに教えていただいたので、合成写真にもトライする予定。

 ちなみに、石取祭の本楽の方は、ブッチしました。ベランダからは写真を撮っていますが、お目にかけるほどのものはありません。

今日は、河口堰でひらいさんと夏休み気分を満喫(微笑)……鳥見の後、ゲート巻き上げ室を見学、巡視体験

Img_5258c  朝の内は雲が多かったのですが、かえってあまり暑くならないかと期待して、長良川河口堰へ。ところがだんだんと晴れてきて、相変わ190804kakouzekievent らずの猛暑。しかし、出て来た甲斐がありました。まずは、ブロ友のひらいさんと久しぶりにお目にかかれました。さらに、チェックしていなかったのですが、今日は、「令和元年 水の週間イベント 長良川河口堰 夏休み施設見学会」が開かれていました。例年、5月半ばに催されるのですが、今年は都合で夏休みになったのだそうです。本来は、子どもたち向けのイベントのようです。参加費無料。

Img_5132c  鳥も見て来たのですが、それは後ほど。話の順序は逆になりますが、まずは、巡視体験。これ、見逃す手はあImg_5134c りません。先着順に受付ということで、10時頃申し込み、10時40分の第3回運行に乗船できました。乗せていただいたのは、水資源機構が長良川河口堰や、長良川の巡視に使うモーターボート。体験者の定員は6名くらいのようでしたが、この回は、ひらいさんと2人だけ。

190807junsicource  おおよそのコースは、左のマップの通り。長良川左岸、河口堰の少し上流にある船着き場から乗船し、上流へ。伊勢大橋(国道1号線)を潜って、長良川導水の取水口へ。ここは、平成10(1998)年度から長良川河口堰により利用可能となった流水を取水し、水道用水として愛知県の知多浄水場までの約34kmを導水しています。ここで、水の透明度検査のデモンストレーション。さらに、近鉄名古屋線、JR関西線の鉄橋をくぐり、東名阪道が見えるところでUターン。河口堰に戻って来て、閘門の上流側を見て戻るという、15~20分くらいの体験。モーターボートは、小さいので波が来ると大きく揺れましたが、川の上は涼しくて、スピードもかなり出て、とても気持ちよい体験。

Img_5141c_20190804153001  顔なじみになった職員の方から、「今年も来ましたね」といわれつつ、ライフジャケットを着けて乗船。オッサン二人連れでImg_5142c したが、歓迎していただいたようです(微笑)。スタートから、伊勢大橋を潜るところまでの動画を撮ってきました。これをご覧いただいた方が、臨場感もあって良くお分かりいただけると思います。

 

Img_5147c_20190804150601  伊勢大橋を潜ると、多度山がよく見えてきます。さらに上流へ。スタートから6分ほどで、長良川導水の取水口へ。上に書きImg_5158c ましたように、長良川河口堰により利用可能となった流水のうち、最大毎秒2.86立方メートルの水をここ(長良川河口堰の約1.7km上流)で取水し、水道用水として、愛知県の知多浄水場までの約34kmを導水しているそうです。知多半島、セントレアの水道水は、すべてここから取水した水でまかなっているといいます。

Img_5165c  ここで水の透明度検査。白い円盤を沈め、どのくらいの深さまで視認できるかをチェックします。今日は、確か1.3mほどだImg_5161c ったと思います。通常は、同時に、水の色などのチェックもしてくるという話でした。

Img_5180c_20190804154101Img_5172c  透明度検査のデモンストレーションを終え、さらに上流へ。近鉄名古屋線、JR関西線の鉄橋を順次潜ります。鉄橋や、伊勢大橋など大きな橋の下を潜るのは、何となく興奮します(笑)。ここも動画を撮ってきました。この動画は、上流側から戻るときのもので、ちょうど下りの近鉄電車がやって来ました。

Img_4355c  戻る途中、水上スキーを楽しむ人たちに遭遇。ジャンプするなど、けっこう上級者のように見受けられました。こういうスポImg_4358c ーツができたら、もっと夏が楽しめるでしょうね。時間はあっという間に過ぎていきます。近鉄・JRの鉄橋を潜るとすぐに、伊勢大橋の向こうに長良川河口堰が見えてきます。

Img_5211c  船はかなりのスピード。このあたりで、他の船の余波に遭遇し、モーターボートが軽くジャンプ。ちょっとビビります。伊勢大橋を潜るところでも、動画を撮影(その3)。ご覧ください。

Img_5220c  伊勢大橋を過ぎて、河口堰は目前。乗船場所に戻る前に、河口堰西側にある閘門の近くを回ります。いつもは堰の管理橋の上Img_4366c_20190804155301 や親水広場からしか見られません。以前、何かのイベントのとき、1回だけ、ここを通ったことがありました(あとで調べて追記します)。

Img_5224c_20190804155501  乗船場所がさらに近づいてきます。伊勢大橋を潜ってから、河口堰の上流側は進入禁止エリImg_5229c アになっています(閘門を潜るところは航行可能)。進入禁止標識もいつもであれば、管理橋などから遠くにしか見られませんので、間近で撮影できる機会は貴重。

 

Img_4367c_20190804150701  この標識の上には、よくカワウが休んでいます。これらの標識を見ると、いよいよ乗船場所に戻ります。河口堰側を回って、Img_5242c_20190804150701 下流方向から、乗船場所へ進みます。

Img_5246c  11時頃、約15分のクルーズを終え、戻って来ました。たった二人の乗船者のため、何人もImg_5251c の職員の方にお世話になりました。いやしかし、事前にチェックしていませんでしたので、グッドタイミングでした。小学校低学年くらいの子どもの作文並に書けば、「楽しかったです。また来年も来たいです」という感じ。

Img_5123c  さて、その前には、施設見学ということで、管理橋にある「ゲート巻き上げ室」を見てきまImg_5122c した。ひらいさんと管理橋を往復して、親水広場も回って、戻る途中、係の方に誘われたのです。残念ながら、機械室の中は撮影禁止。河口堰のゲートを上げ下げするための機械(モーターなど)が収納されているところです。機械室には、らせん階段を登って行きます(右の写真)。

Img_5125c  こちらの写真が、管理橋と、機械室。管理橋の下流側にゲートが設置されています。ここに長良川河口堰の施設紹介があります。

Img_5035c  ところで、バードウォッチング。河口堰には、8時40分くらいに到着。管理橋に上がって下Img_5040c 流側を覗いたら、見知った方の姿を発見。ひらいさんでした。上述のように、二人で管理橋を往復し、親水広場も見てきました。いつ以来でしょうか、久しぶりにお目にかかれました。アオサギと、ダイサギは、まさに閘門のところで。

Img_4208c  親水広場に降りる途中にもアオサギ。今日は、久しぶりに鳥を見よう(微笑)と思って出かけてきましたので、目標は達成。Img_4254c 親水広場の水路では、カワラヒワの群れの他、ハクセキレイも。イソシギも見えたような気がしたものの、未確認。

Img_4231c  親水広場の東、長良川の右岸側にある監視塔のところには、コサギの群れと、ダイサギ、カワウ。これだけコサギが群れているところはあまり見ません。

Img_5089c  そして、親水広場で鳥を見ている時、水上バイクの集団。40隻以上がやって来ました。よImg_5095c く見ると、外国人の方ばかりのようです。閘門を通って、長良川の下流へと行くようでした。

Img_5103c  いつも、漁船1隻とか、水上バイクも数隻であれば、管理Img_4280c 橋の下で水位調節をするのですが、今日は40隻以上もいましたので、堰の上流側で水位調節(上右の写真)。壮観です。水位調節が終わりゲートが上がると皆さん、すごいスピードで通って行きました。

 ひらいさんにお目にかかれた上に、イベントも満喫でき、まさに夏休み気分を楽しめました。

 石取祭は、本楽。今年は北市場整列ということで、八間通や、我が家の南の道路にすでに祭車が並んでいます。後で見てこようかと思っています。桑名宗社への渡祭は、Youtubeでライブ配信があるそうです。

2019年8月 3日 (土)

20190803石取祭試楽

Img_3816c_20190803210701  夕方5時過ぎから7時前にかけて、石取祭の試楽の様子を見てきました。試楽では、夕刻より各組町内で祭車の練りが行われます。住吉入江から八間通へ(左の写真)。露店がたくさん出Img_3867c ています。明日の本楽では、この八間通に各町内の祭車が整列します。今日見てきたのは、第八組の寺町、堤原、今中町、今北町、今片町の5町内が18時頃から北桑名神社に練り込む様子です。右は北桑名神社。佐乃富神社、中臣神社、太一丸神明社などを合祀し、現社名に改称。「持統天皇御舊跡」の石碑があります。詳細は、こちら。我が家の氏神様でもあります。

Img_3821c_20190803210701  左の写真は、今中町の祭車(昭和30(1955)年建造ですから、私と同い年)。桑名で独自に発達した山車で、典型的には3輪の御所車形式です。高欄の付いた台の中心に12張のImg_3837c 提灯が吊り下がった柱が立てられ、柱の先端に角行灯、さらにその先に3本の御幣が立てられています。柱の代わりに造り物が設置されている祭車もあります(右は今片町の祭車。7代目・玉屋庄兵衛作(昭和54(1979)年)の鏡獅子が載っています。祭車そのものは、昭和10(1935)年建造)。祭車の前には長い綱が結びつけられ、多数の人が引いて進みます。祭車の両側には、左右あわせて4個から6個の鉦が吊され、後方には大太鼓が1張設置されています。これらの鉦・太鼓を打ち鳴らしながら練り歩きます。

 次の動画は、北桑名神社前での練り込みの様子。今片町の奉納です。

 お祭りというと、女人禁制というところもあるかと思いますが、石取祭では女性も参加し、鉦・太鼓を叩きます。映像となると、どうしても女性のものを撮りたくなります(単なるセクハラオヤジではないつもりですが、その辺りはご容赦ください)。次の動画は、今北町の方のものです。去年もこの方の動画を載せたような気もしますが、とくに意図はありません。

Img_3823c  北桑名神社前での奉納は、青年会や中老の方、祭事長など大人が行いますが、祭車を引いて移動する間や、待機時間は子どもImg_3834c たちの出番です。我が家の子どもたちも、小さい頃から小学校高学年まで、今片町で石取祭に参加させてもらいました。20代半ばになった今でも、できれば参加したいようなことをいいます。愚息は、四日市で生まれ、生後3ヶ月で桑名に引っ越し。娘は桑名生まれ。二人とも桑名っ子ですから、親とは違って、石取祭のDNAがあるのでしょう。鉦太鼓の音を聞くと、落ち着かなくなるようです(微笑)。

Img_3965c_20190803215101  さて、祭車については、石取祭保存会のサイトをご覧いただくとして、今年は、ちょっと趣向を変え、ディテールを。左の写Img_3597c_20190803215501 真は、今北町の祭車。祭車に乗っている造り物は、「桃太郎(7代目・玉屋庄兵衛作(昭和56(1981年))」桃太郎の手前に階段があり、その下部、向かって右に(注連縄のあるところ)「第弐拾参番」という札が立てられています。これは、本楽(今年は、明日・8月4日)のとき、桑名宗社(春日神社)での渡祭の順番を示すもの。6月2日の御籤占い式で決まった順番です。右の写真が、桑名宗社に掲げられている、今年の渡祭の順番(7月30日撮影)。

Img_3875c  祭車には、高村光雲、立川和四郎富重、井尻翠雲などの彫刻師が彫刻を施したもの、天幕に豪華な図柄が描Img_3951c かれたもの、漆塗りのもの、百数十年の歴史を持つものがあります。上記の石取祭保存会のサイトには、各町内の祭車の飾り物についての説明も見られます。左の写真は、今片町の祭車の天幕。図柄は、小鍛治図綴だそうです(内外織物(昭和48(1973)年製)。右は、同じく今片町の祭車に施された彫刻。今片町の祭車の代表彫刻には、「児島高徳・新田義貞」と「雷獣」があります。

Img_4011c  祭車には12張の 提灯が吊り下がった柱が立てられ、柱の先端に角行灯、さImg_4041c らにその先に3本の御幣が立てられています。これを立てたままですと、練り歩きができません。というのも、八間通は電線地中化が行われていますが、他は、ご多分に漏れず、道路上に電線が張り巡らされています。そのため、この提灯が下げられた柱は、倒せるようになっています(右の写真)。そのため、祭車上部の台には、どの町内もお二人が乗って、この操作をしていらっしゃいます。

Img_4132c  各町内には、祭車を保管しておく祭車庫があります。左の写真は、今中町のもの。町内によって、祭車庫であったり、集会所であったり、名称はさまざまです。

Img_4902c  各祭車には、町内の祭の役員の方が付き添って、誘導そのImg_4064c_20190803210801 他をしておられます。役員の皆さんは、写真のような提灯を持っておられます。祭事長、青年会長などがお持ちです。この提灯は、水戸黄門の印籠並の力を持っています。祭車を動かしたり、止めたり、さらには交通整理にも威力を発揮するのです。祭車同士がすれ違うときの挨拶にも使われます。

Img_4141c  祭車が道路を横断するときにも、この提灯があると、警察官の方と実質上同格の権威を持って、車を止めるのです。暑い時期の祭で、夜遅くまで行われますので、大変なのですが、一度くらいはこの提灯を掲げるということをやってみたい気もしています。

Img_4090c_20190803210801  暑い時期といえば、熱中症に十二分気をつけなくてはなりません。各町内、祭車の後に左の写真のように、Img_4110c お茶の入った薬缶や、ペットボトルを入れたクーラーボックスを乗せた台車が付いて回ります。クーラーボックスには、缶ビールなども入っています。さらに最近は、右の写真のように、生ビールのサーバーを載せたものまで登場しています。熱中症予防には、アルコールで水分補給してはいけないそうですが、まぁ、お祭りですから、固いことは抜き(微笑)。知り合いがいる町内の祭車に出遭ってうまく行くと缶ビールをご馳走になることもあります。ちなみに、今日はそういう幸運はありませんでした。

Img_4115c_20190803210801  祭車は、3輪の御所車形式です。これ、曲がるときには大変です。左の写真のように、前輪を持ち上げた上で方向転換しまImg_4126c す。しかし、右の写真のように、前輪にさらに4輪の台車を噛ませたものもあります。これなら祭車を持ち上げなくても、割りとスムーズに曲がっていけます。

Img_4997c  ということで、2時間近く、北桑名神社あたりで試楽の様子を見てきました。我が家の東には、西船場町の祭車庫があります。西船場町は、第一組。江戸町、上本町、羽衣、西船場町、花街川口町の5町内からなっています。これも近いので、賑やか。今日も夜中まで、各町内を練り歩くはず。

 最後に、夕方ベランダから撮った動画。どのくらい賑やかか、多少はお分かりいただけるのではないでしょうか。今日はまだ試楽ですから、各町内を練り歩くだけですので、比較的静か。明日の本楽では、39町内が集まってきますので、もっとやかましくなります。

 

Img_4022c_20190803210801  明日は、朝、いつも通り散歩に出て、午後から元気があれば、北市場整列の様子を見てきたいと思っています。

朝8時から4時間近く散歩(?)

Img_4748c  石取祭は、昨晩0時、叩き出しで始まりました。早くに寝ていたのに、お陰様で0時40分頃、目が覚めました(苦笑)。寝られません。我が家の東や、南にある町内が祭りに参加しているのです。窓を閉め切って、エアコンを使っていたのに、賑やか。しばらく眠れず、その後もうとうと。そのせいで今朝は6時の目覚ましまで寝ておりました(いつもなら5時過ぎに目が覚めるのですが)。散歩スタートも遅れ、8時から。途中で散歩友達に出逢い、さらには畏友・M氏から電話。例の喫茶店・珈琲館Hに行っておしゃべり。さらにさらに、帰り際、別の散歩友達に会って、俄スマホ教室(笑)。ずいぶん久しぶりに会ったので、話が弾んだついでにスマホの使い方を尋ねられたのです。「予定はどうやって入れるんだ?」「メモも書きたい」「歩数のカウントはどうしたらいい?」などなど。住吉神社から九華公園を一回りして、また七里の渡し跡、住吉神社と4.7㎞歩いただけなのに、帰宅は12時前と、4時間近くも外にいました。

Img_4740c

 さて、鳥がいないと嘆いてばかりでしたが、今日は数は少なかったものの、充実。住吉神社前の住吉水門を覗いたら、アオサギImg_4737c さんが佇んでいました。暑いときによくやっている、「のどブルブル」をしていました。日陰に行くということはしないようです。

Img_3755c  次いで、柿安コミュニティパーク西の堀。日陰に入ろうと、藤棚の下に行ったら、カワセミをImg_4780c 発見。オスのカワセミ君でした。ここに来るまでにMさんから電話があったのですが、カワセミに夢中になって、迷惑をかけました。再度の電話でここまで来てもらい、珈琲館Hへ。1時間あまりおしゃべりし、九華公園を一周して戻ることにした次第。

Img_3805c  石取祭、今日は試楽(しんがく)。我が家の近くでは、第八組(寺町、堤原、今中町、今北町、今片町)が18時頃から北桑名神社に練り込みます。これを見がてら、写真を撮ってこようかと思っています。

Img_4719c  サギソウ、別の鉢に植えてある方も咲き始めました。左の写真で、左手奥にあるのがそれ。これらも小さめImg_4724c_20190803145201 の花。蕾は、もう2つあります。

2019年8月 2日 (金)

サギソウが咲きました……石取祭は明日午前0時から叩き出し

Img_4716c  今日は、34.8℃に留まっています(微笑)。しかし、猛暑には変わりなし。その猛暑の中、一服の清涼剤という感じで、サギソImg_4659c ウが2輪咲きました。左の写真は、15時半過ぎのもの。今朝6時過ぎは、右の写真のような状態でした。ここから9時間ほどかかって咲いたということです。去年、7月12日に寺町商店街の花屋さん(花甚)で買って、冬越しさせ、3月末に株分けしたものです。肥料が足らなかったのか、花はちょっと小さめです。

Img_4670c_20190802153801  さて、今朝も7時40分スタートで散歩。昨日とほぼ同じく、住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、寺町と5.5Img_3691c ㎞。汗びっしょりになって、2時間ほどで帰宅。今日も相変わらず元気なのは、セミだけ。鳥は、昨日よりもさらに少なくなっています。揖斐長良川の中洲にもサギの姿はありません。九華公園にもアオサギは来ていません。ムクドリ、スズメ、キジバト、カワウくらい。右は、九華公園の二の丸跡にいたハクセキレイ。ハクセキレイは、桑名七里の渡し公園でも2羽を見ました。

Img_3700c  暑いためか、九華公園のカワウたちも、吉之丸堀にある東屋の下で羽を広げています。ここには、カルガモも1羽。ずっと以Img_3694c 前、ペアでいたのに、その後ひとりぼっちになったカルガモさんと思います。カメも、堀にかかる橋の下の橋台で甲羅干しをしていたりします。動物たちもこの暑さには耐えかねているということですね。

Img_3717c_20190802153801  セミは、何度か書きましたが、クマゼミが大半ですが、よく探すとニイニイゼミがいます。桜の木の幹に同化しているので、ななかなか見つけられません。見つけるとちょっとうれしくなります。セミというと、我が家の子どもたちが小さい頃は、夏休みによくセミ取りをしていたと思うのですが、最近はあまり見かけなくなりました。セミに興味がないのか、暑くて外へ出てこないのか? 

Img_3722c  九華公園も、これまで私が行っていた時間より早くに歩いていますし、暑いこともあってか、散歩する方はかなり少なめ。今日は、公園内を一周し、貝塚公園に行こうと思って外周の遊歩道の東を歩いていたら、二の丸橋に知り合いのOさんご夫婦の姿が見えました。ご主人は80代後半、奥様は80歳手前。ご近所にお住まいで、ほとんど毎日来ていらっしゃいます。敢えてズームせずに写真を撮りましたので、お姿はとても小さく写っていますが、何となく良い場面に出会った気がしました。このあと、お二人のところへ行っておしゃべりをしてきました。

Img_3728c  桑名は、今晩遅くから、「日本一やかましい祭り」といわれる石取祭が始まります。今日の24時というか、明日の0時というかから、「叩き出し」。39町内が今年は参加しますが、桑名宗社の太鼓を合図に一斉に鉦太鼓のお囃子が始まるのです。最近、22時くらいには寝てしまうのですが、ひょっとするとこの叩き出しの音で目が覚めてしまうかも知れません(窓を閉め切って、エアコンを使っていても、聞こえてくるのです。それだけ近くの町内でも行われるということ)。今日は散歩していた、9時くらいからすでにあちこちの町内では、祭りに使う祭車を引き出して、準備が始まっていました。左の写真は、吉津屋町の祭車。こちらをご覧いただく渡祭車の紹介があります(石取祭保存会のサイト)。

Img_3734c  これは今片町の準備風景。子どもたちが小さい頃は、この町内にお願いして参加させてもらっていました。地元の方は、石取祭をとても楽しみにしていらっしゃいます。鉦太鼓の音が聞こえると、落ち着かない様子。しかし、我が家では家内などは、やかましくて耐えられないから、実家に避難したいなどと不届きなことをいっております。私は、やはり写真を撮りたいと思っていますので、残留組の予定。

Img_4694c_20190802153801  ところで、江戸橋での試験の採点は、(たぶん)つつがなく終了。再チェックも終え、成績評価も済ませ、すでにめでたく提出しました。可と不可の境目で悩むこともなく終えられました(微笑)。これで、お陰様で私も「夏休み気分」が味わえます。今年は、去年ピンチヒッターで担当した科目を正式に依頼されたのですが、それは後期に回してもらいました。10月から1月にまた、毎週水曜日に通います。写真は、寺町商店街の花甚さんに売っていた植物。何だろう? と思ったのですが、まだ調べていません。ヘンなもの、どうでもいいものが気になります(苦笑)。

2019年8月 1日 (木)

猛暑続きで元気なのはセミだけ……採点は終了

Img_4590c_20190801171601  8月になりました。今日は、最高気温36.3℃で、昨日より1℃上がっています(誤差の範囲か?)。天気予報通り、次第に暑さが増してきています。明日あたりがピークという話。今朝の散歩は、7時半スタート、9時半頃には帰宅。アメダスを見ると、8時には30℃を超えていました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、寺町と5.3㎞。もっと歩いたように思ったのですが、それは暑くてしんどかったからそういう気がしただけのようです。これだけ早いと、散歩友達にもあまり会えませんが、この暑さではそんなことはいっていられません。

Img_3599c_20190801171501  どこへ行っても元気なのは、セミだけ(苦笑)。相変わらずクマゼミがほとんどなのですが、印象としては、去年の今頃に比べImg_3617c_20190801171601 ると、アブラゼミの姿もちょくちょく見かける気がします。まさかセミの数までは数えていませんので、あくまでも主観的な印象。マンションのエントランスホールを出るところでは、クマゼミの大合唱がシャワーのように降り注いできますし、九華公園、貝塚公園でも同じ。公園を出ると、静かになる気がするくらい。

Img_3602c  鳥は、いません。いても、ハクセキレイ、スズメ、カワラヒワ、ムクドリくらい。カラスやドバトもあまりいません。左の写真Img_3606c のハクセキレイは、桑名七里の渡し公園にて。暑いのか、やはり嘴を開いています。揖斐長良川の中洲には、アオサギの姿が1羽のみ。今日は他にはサギは見えません。一度、長良川河口堰にどのくらい戻って来ているか、見てきたいと思っています。

Img_3656c_20190801171601  こちらは、貝塚公園にいたムクドリ。ムクドリは、よくセミを捕まえています。今の時期、セミは無数と行ってよいほどたくImg_4641c さんいますので、格好の食糧なのでしょう。ツバメの子育てもほとんど終わったようで、街中ではあまり見かけなくなりました。右の写真は、我が家近くの住吉入江沿いの電線にいたもの。向かって右の2羽が今年巣立ったヒナ、左は母親。このあたりでは、木曽三川公園近くの揖斐川沿いにねぐらができるそうですから、そちら方面に集まっているのでしょう。

Img_3625c  鳥がいませんので、昆虫をと思うのですが、散歩コースではさほどたくさんは見かけません。九華公園の堀沿いでもっともたImg_3660c くさんいるのは、ウチワヤンマ。腹の先に、うちわのような突起があります。ヤンマといっていますが、サナエトンボの仲間です。縄張りがあり、そこをパトロール。時々このように休みます。右はアオスジアゲハ。飛翔力が高く、速いスピードで飛び回ります。オスは、この写真のように、湿った地面で吸水することがよくあります。

Img_3672c  住吉入江の寺町商店街近くのところでは、毎年今頃、ギンヤンマが交尾し、産卵しているところを見ます。住吉入江は、ここで行き止まりとなっていて、ゴミが集まってくるのですが、そこでこのように、交尾し、産卵するのです。水路になっていて、けっこう深いところです。ここでうまく育つのかどうかは、わかりません。

Img_3645c_20190801171601  9時半過ぎに帰宅してから午後にかけては、昨日の試験の採点の続き。昼頃には一通り採点を終え、昼食を摂ってからは、見直し。点数を付け、成績評価を済ませ、それらも確認し、作業は一通り終了しました。2年生は、従来通り、優・良・可・不可の4段階評価ですが、1年生からは、給付型奨学金制度導入の関係で、秀・優・良・可・不可の5段階評価に変わります。出欠のチェックも厳しくして欲しいという依頼が授業開始当初にありました。Ecxelで集計しており、点数からIF関数で成績判定ができるようにしてありますが、1年生の分は、この式を若干修正。

 採点は大変ですし、慎重に行わなければなりせん。○×式もありますが、用語説明と記述式が3/4を占めています。世間では、センター試験に代わる共通テストで、記述式問題の導入やら、その採点についてあれこれ話題になっています。今回の、授業の試験では当然ながら、自分で出題していますから、出題の意図は当然わかっていて、こういう内容が書かれていれば何点という基準ももっています。しかし、それでも、記述式の解答を採点する際には迷うことがあります。センター試験クラスの大規模な試験で記述式の問題を出題するなら、出題の仕方を相当吟味して、ほぼ1つの回答に収斂するようにしないと、採点者によってバラツキが出て、大混乱になること必至と思ったりしています。

 まぁ、これは余談。現職を離れ、責任のない立場でのたわごととスルーなさって下さい。ともあれ、自分の試験の結果と成績評価は、時間をおいて、また明日、再確認して提出の予定。

Img_4585c  オマケ。我が家のサギソウ。本当にもうじき咲きそうになってきました(オヤジギャグもどきであります)。楽しみ。

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    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

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    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

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    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)