お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年9月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年9月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2019年7月

2019年7月31日 (水)

猛暑続きの中、江戸橋での講義は前期最終日にて、試験

Dscn1468c  7月も31日。梅雨明けから、日に日に暑くなってきています。今日の桑名は、最高気温35.3℃。明日は、もっと暑くなり、週末がピークだとか。いい加減にしてもらいたいです。今日は、江戸橋での仕事、前期の最終回。試験をしてきました。さすがに皆出席(微笑)。試験時間は、1時間。用語説明、○×式、記述式の併用。採点を始めて、取り敢えず半分くらい終了。出来具合はいろいろ。また、今日は、先週行った授業評価の結果がフィードバックされてきました。12項目について、6段階評価。平均値は5.17~5.78ですから、まぁまぁというところでしょうか。毎回の出席票に書いてもらった質問、感想に対するフィードバックは、おおむね好評で、安心。授業だけでなく、こういう説明があるとよく分かるというコメントが書かれていました。励みになります。というのも、本音を書くと、この作業は、けっこう面倒なのです(微笑)。後期も続けることにします。

Dscn1464c  非常勤先の講師控え室の前にツバメの巣があります。先週見たときは、ヒナたち、かなり大きくなっていて巣立ちも近いと思っていましたが(7月24日:江戸橋での仕事は実質的に終了……来週は試験)、今日は、もういませんでした。無事に成長して、また来年戻って来て欲しいと思います。

Img_4579c  ところで、我が家のサギソウ。つぼみもかなり膨らんで来ています。元は、去年7月12日に寺町商店街の花甚Img_4576c さんという花屋さんで購入し、9月の台風の頃咲いたものです(2018年9月4日:台風21号で8時間も停電し、メダカ4匹が行方不明……しかし、サギソウも咲いてきました)。今年3月28日に株分けし、植え替えたもの(今日は「おしゃべり散歩(笑)」……午後からはサギソウの植え替え)。3鉢に分け、1鉢は家内の母親のところへ。残り2鉢がご覧のようになって来ました。もうじき咲くのではないかと思います。猛暑の中の楽しみ。

Img_4583c  もう一つ。メダカのいる睡蓮鉢に入れた、シラサギカヤツリ。元気です。茎が長いものは、さすがに垂れていたりしますが、風に揺れるのも一興。明日からは早くも8月。試験の採点を終え、成績を付けなくてはなりません。暑いので、ボチボチと行きましょう(微笑)。

2019年7月30日 (火)

猪名部神社

Img_4416c  昨日(7/29)、猪名部神社にアオバズクを見に行きました。この神社はとても歴史があり、興味深い由緒、来歴があります。昨Img_4419c 日、アオバズクを探しているときに出遭った男性からも、猪名部神社の歴史や境内にあるものについていくつか話を伺いました。

Img_4484c_20190730152301  猪名部神社は、三重県東員町北大社(きたおおやしろ)にあります。三岐鉄道北勢線の東員駅から南西へ直線距離で1㎞弱。鬱蒼とした森にあります。伊勢湾台風に襲われる前は、もっと鬱蒼としていて、フクロウなどがたくさん棲んでいたといいます。夜など、女性は一人では通らないようにいわれたそうです(これらは、昨日の男性のお話し)。

Img_4488c_20190730152301  主祭神は、伊香我色男命(いかがしこおのみこと)。この神様は、『記紀』等に伝わる古代日本の豪族。物Img_4445c 部氏の祖であり、猪名部氏の祖神とされます。相殿神は、誉田別命須佐之男命天児屋根命伊邪那美命宇迦之御魂神天白羽神(伊勢麻績(いせのうみ)の祖。天照大神が天の岩屋にこもったとき青和幣(あおにきて;麻製の幣(ぬさ))をつくった)、天照大御神大山祇神火産霊神。境内社である瑞穂神社は、春澄善縄卿(はるずみよしただきょう)を祀っています。春澄善縄卿(延暦16(797)~貞観12(870)年)は、員弁郡出身で、文章(もんじょう)博士。「続日本後記」を完成させています。本姓は猪名部。そのため「学問の神」として祀られているのです。

Img_4442c  当神社の創建時代は明らかでありませんが、延喜式内社(延喜5(905)年、勅命により藤原時平が、当時の神社を延喜式神明帳に記載した神社)に列し、貞観元(859)年、第56代清和天皇の時代、神階従五位下に、さらに同8(867)年、従四位下を授けられています。また、同15(873)年9月9日、天皇に仕えていた掌待、春澄朝臣高子が旅費として官稲千五百束を賜り、それを氏神である猪名部神社に奉納したことが「三代実録(清和、陽成、光孝天皇三代の正史。「日本三代実録」が正式名称で、50巻。宇多天皇の勅令によって寛平4 (892)年編纂に着手し、延喜元(901)年に完成)」に記されています。春澄善縄卿の子孫に、鎌倉時代、員弁大領であった員弁家綱と、その子・員弁郡司進士三郎行綱がいます。行綱は、東員町大木の御殿に居城し、源頼朝の騎射・巻狩の上意にしたがって、青少年の士気を鼓舞するため、建久3(1192)年、追野原にて流鏑馬の神事を奉納し、以来「大社祭(おおやしろまつり)」として続いています。大社祭りでは、流鏑馬とともに上げ馬神事も奉納されます。この上げ馬の起源は、建仁3(1203)年12月、「上げ坂」を築き、流鏑馬神事とともに奉納されるようになっています。上げ馬神事は、多度大社のそれよりも160年ほど古いそうです。

Img_4490c_20190730152501  猪名部神社は、古墳の多い神社として著名です。境内に高塚大神の碑が建つ石垣の塚があります(左の写真で向かって左の石Img_3511c_20190730152301 垣に囲まれたところ)。これは、猪名部氏祖先の墓と伝わり、かつて神社境内に散在した17の墳墓のうち、最大のもの(6世紀)です。もとは直径21mの円墳でしたが、明治41(1908)年に現在の姿に変更されました(六角形になっています)。高塚大神と記された陵頭の数々の石は、すべて散在した墓の蓋石だそうです(右の写真)。また、本殿の位置には全長約29mの前方後円墳もあったといいます。

Img_4447c  左の写真は、本殿北にある境内社。これが瑞穂神社と思いますが、神社のサイトには、右の写真が載っていて、今ひとつよく36 分かりません。春澄善縄郷を始め、明治41(1908)年春、各地に鎮座した諸神を合祀しています。すなわち、天武天皇が到着された春日船着神社(坊の垣内)また、神明社(道正垣内)。山神(西條と西垣内)、そして日枝神社(山王垣内)。

Img_4421c_20190730152301  こちらは、境内の北側にある、薬師堂と閻魔堂。向かって右が閻魔堂、左が薬師堂。薬師如来は、北山田村にあった300坊を有する員弁寺の大徳法住商人の作で、同寺に安置されていたものを、織田信長の兵乱が起こる前、尊信篤かった北大社村の早川忠右衛門がお告げを受けて、同家に安置供養したことで難を逃れています。その後、移転を繰り返し、昭和10(1935)年頃、ここに移ったとされます。歯痛の子どもがよくお参りしたそうです。また、1,000年ほど昔から「えんまさん」の話しが北大社に伝わり、閻魔大王と役人が閻魔堂に祀られています。この閻魔堂のあるところにも円墳があったそうです。

Img_4492c  薬師堂・閻魔堂の西、本殿の北あたりに「神農宮」という石碑が建っていました。「神農(しんのう)」は、もともと、中国Img_4494c の農業神で、三皇(三皇五帝)の一人。医薬の神、鍛冶の神、商業の神、易の神として各種の職業人にあがめられるようになったといいます。日本でも漢方医や薬種商によって祀られ、祭日には、無病息災を祈ってさまざまな習俗((ゆず湯に入る、カボチャを食べるなど) がなされた冬至の日があてられ、「神農さん」の社での祭事のほか、漢方医の家でも神農祭と称して親戚や友人を集め、赤豆餅、赤豆飯や酒肴盛饌(しゅこうせいせん) の具を整え、賀宴を催すことを常例としたそうです。私自身は、他ではほとんど見たことがありませんでした。

Img_4437c  こちらは、上げ馬神事が行われる「上げ坂」。境内の南東側にあります。左の写真は、坂の上から見下ろしたもの。この先にImg_4439c は、員弁川が流れています。右の写真は、上げ坂の横にあった台場から見たもの。最後のところは、坂というよりは、「壁」になっています。上げ馬神事では、16、17歳の青年騎手が、頭に花笠など華麗な武者姿で馬に乗り、この約2.5mの崖を一気に駆け上がります。

Img_4483c  境内のこちらの建物は祖霊殿。昔は拝殿で本殿前にあったそうですが、明治の初め東に移り、その後、現在の位置に祖霊殿として立て替えられました。この地方の出土品が展示されています。瓦は、建築当時(安土桃山以前)のままで、唐草の模様は一枚一枚全て異なる貴重な建物なのだそうですが、これは調べて分かったもの。事前に知っていればもっとよく見てきたのに、残念。

Img_4431c  神楽殿。馬の祭事は全国で239ヶ所あり、その中でも「上げ馬」は発祥が大社で、のちに多度神社に伝授され、今ではこの二ヶ所しかないといいます。この神楽殿の内外には馬霊碑や大絵馬、神馬像などがあります。

Img_4458c  境内の北側には、石碑が2基、並んでいました。いずれも、宮司さんを顕彰する碑でした。向かって右は、Img_4460c_20190730152301 「石垣静雄翁碑」。昭和32(1957)年1月に「両大社氏子総代」によって建之。國學院を卒業し、明治35(1902)年、猪名部神社の宮司に就任。昭和20(1945)年6月、69歳で亡くなっています。漢文学者にして、神宮皇學館教授であった近藤杢が撰書。

Img_4464c  向かって左に立つのは、「石垣翁紀念碑」。石垣方貞も、猪名部神社の宮司。40年以上にわたり、宮司を務め、明治35(1902)年に65歳で亡くなっています。冷泉爲紀の篆額。明治36(1903)年12月、両大社氏子中が発起して建之。ちなみに、現在の宮司さんも石垣さんとおっしゃるようで、代々受け継いでおられるようです。

 本殿の北西には、北大社の集会所がありますが、ここは稲部小学校の前身である北社学校の跡地です。明治12(1837)年に木村誓太郎によって校舎が建てられ、明治22(1889)年まで10年間使用されました。現在は、集会所脇に石碑が建てられているのですが、よく見てきませんでした。よく見てこなかったといえば、瑞穂神社に合祀された神社の石碑(別府 初清神社など)もあったようですが、これも見逃しました(苦笑)。

 なお、延喜式式内社の猪名部神社を、いなべ市藤原町長尾にある同名の猪名部神社とする説もあります。こちらの主祭神は伊香我色男命で、大山祇神、火産霊神、春澄善縄、宇迦之御魂命が合祀されています。さらに、もう一つ、三岐鉄道三岐線の三里駅を降りてすぐのところにも猪名部神社があります。いなべ市大安町高柳です。ここは、天平年間の勧請で、祭神は伊香我色男命、誉田別命、素盞嗚命、天児屋根命、伊邪那美命、宇迦之御魂神、天白羽神、天照大御神、大山祇神、火産霊神です。これらも気になります(微笑)。

鳥たちも 嘴を開く 猛暑かな(駄作)

Img_4564c  正午で33.6℃になっています。梅雨明けは晴れて、暑くなるというのが定番ですが、今年はそれに加え、湿度もかなり高い気がします。朝7時頃のテレビの気象情報で、すでに28℃といっていましたので、散歩は7時50分スタート。できれば7時半にはと思ったのですが、若干出遅れ。散歩途中で出会った知り合いの女性は、5時10分から九華公園を歩いているとおっしゃっていましたが、これはちょっと真似できません(微笑)。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町と5.6㎞。汗だく。途中でスポーツ・ドリンク500mlを飲み干しました。冒頭の写真は、京町交差点で見上げた西の空。

Img_3542c_20190730130501  花火が終わりましたが、毎年この頃から、揖斐長良川の中洲にサギが戻って来ます。住吉神社の東から、長良川河口堰にかけて、ダイサギらしき姿が3羽、アオサギが1羽見えていました。8月に入ったらまた、長良川河口堰に行こうと思っています。サギが増えてきますし、「ダイビング祭り」も開催されるでしょうから。

Img_3549c  九華公園、今日はまたアオサギが定位置に。鎮国守国神社の社務所の裏です。アオサギがいてくれるといないImg_3552c とでは、テンションがまったく違ってきます(笑)。アオサギは、散歩の強力なモチベーションなのです。

Img_3568c  公園内にいるのは、スズメ、ムクドリ、カワラヒワくらい。歩く人もまばら。散歩友達もきわめて限られています。

Img_3538c_20190730125601  暑いせいか、鳥たちも嘴を開いています。左の写真は、住吉神社にいたハシImg_3582c_20190730125601 ボソガラス。他にもう1羽いたのですが、どちらも同様。右は、貝塚公園で見かけたムクドリたち。10羽くらいいたのですが、大半が口を開けています。

 

Img_3585c  同じところにいたムクドリ、嘴を開けていますし、何だか怒っているようにも、険悪な雰囲気のようにも見えます。暑くて腹が立ってくるのでしょうか? 気持ちはよく分かります。去年も、梅雨明けに近所の方が、「誰かが楽しくて笑っていても、腹が立つような暑さだ」とおっしゃったのですが、今年も同様です。

Img_4543c_20190730125601  さて、桑名では水郷花火大会が終わると、次は石取祭。今年は、8月2日(金)24:00~叩き出し。8月3日Img_3597c_20190730125601 (土)試楽(しんがく) 18:00頃~。8月4日(日)本楽(ほんがく) 13:00~。本楽の際、今年は、北市場整列といって、八間通から拙宅マンションの方に並びます。そのため、8/4は昼過ぎから何台もの祭車が集まり、鉦太鼓の音が賑やか。家内と娘は、実家に避難するといっています。私は、写真を撮りたいので居残り予定。本楽の日は、18:30~春日神社にて花車渡祭(一番くじを引いた町内の祭車が楼門前にて鉦太鼓を奉納するのです)。今年は39台の祭車(39の町内)が参加。22:00頃~ 田町交差点で曳き別れ。田町交差点もわが家から近いので、毎年夜遅く(未明)まで賑やか。左は宮通あたりの様子。この写真の奥の方向に春日神社(桑名宗社)があります。右は、春日神社(桑名宗社)に掲示されている渡祭の順番。6月2日(日)の御籤占式(みくじうらないしき)で決定したもの。

Img_4520c_20190730125601  石取祭を知らせる幟旗はかなり前から出ていましたが、今日はさらに祭りに向けての準備が進んでいました。左の写真は、九Img_4541c_20190730125601 華公園の北門前に掲げられていたもの。この先に田町交差点があります。右は立教小学校の正門にあった、臨時駐車場を示す案内板。だんだんとムードが高まってきます。地元の方たちは、落ち着かない日々を過ごしていらっしゃると思います。

Img_4550c  桑名宗社。楼門のところで工事中。ここに足場を組んで、観覧席が設けられるのです。本楽のときには大賑わい。子どもたちが小さい頃、今片町の石取祭に参加させてもらっていました。その頃は、本楽のとき、何度か祭車についてここでの渡祭を見ました。今はちょっと元気がないかも(笑)。観覧席から見てみたい気はしますが、伝手もコネも立場もありませんから、無理でしょう。

Img_4554c  桑名宗社にもお参りしてきました。散歩の途中で時々、お参りに立ち寄ります。何といっても、桑名総鎮守ですから。宮司さImg_4556c んとはあることで顔見知りになっています。右の写真は、拝殿前から参道越しに楼門の裏側を見たもの。ちなみに、石取祭は、桑名南部を流れる町屋川の清らかな石を採って祭地を浄(きよ)めるため春日神社に石を奉納する祭です。祭車が回るほかに桑名宗社では、さまざまな行事があります(こちら)。

Img_3531c  明日は、前期最終回の江戸橋での仕事。試験を行います。猛暑の中、学生の皆さんは準備に勤しんでくれていると思います。試験をすると、その後、当然、採点と成績評価を行います。ここで毎年、頭を悩ませるのですが、今年はそういうことがないとありがたいのですが、どうでしょう? まずは、学生諸君の頑張りに期待します。

2019年7月29日 (月)

東員町ツアー……万助溜公園でチョウトンボと、ハスの花の香り、猪名部神社でアオバズク

Img_4501c  梅雨明けが宣言され、桑名水郷花火大会も無事終わり、いよいよ夏本番です。猛暑だ、冷夏だと賑やかでしたが、今日の最高気温は、34.3℃(15:21)でした。先日の中日新聞によれば、梅雨明けから3日間くらい、とくに高齢者は熱中症に要注意だそうです。暑さに慣れていないのがその主たる要因。本日は、東員町方面へプチ遠征。まず万助溜公園、次いで猪名部神社へ。

Img_4350c_20190729170501  万助溜公園、今日はご覧のような様子。7月23日 (久しぶりの万助溜公園……チョウトンボの動画も、山田溜公園でもチョウトンボ)以来。ウッカリしていました。このとき、草刈り作業が行われていたのをすっかり失Img_3442c 念。雑草が綺麗に刈り取られているのです。綺麗になるのはありがたいのですが、トンボが止まるところがないのです。ハスは、数は減ったものの、まだ咲いています。先日、NHKのETV「趣味の園芸」で「大江戸花競べ 十二選 第4回 松平定信が愛したハス」(7/27、16:35~17:00)を見て、また一段と興味が湧きました。この番組では、津の専修寺から、ハスの研究家である小笠原左衛門尉亮軒さんと、孫の小笠原悠さんが出ておられました(ちなみに親戚でも何でもありません)。

Img_4397c_20190729170601  番組の中で、ハスの花は、独特の甘い香りがするということで、早速、かいでみたのですが、香りはするもののほのかに甘いような、白檀のような香りがあるかな? というくらい。開いた2日目が一番香りが高く、3日目には香らなくなるともいいます。遊歩道や、上溜の池の端から手が届いたのはこの一輪だけですので、もう少し調べてみる必要があります。ちなみに、花に触れた感じでは、花びらが1枚1枚がかなりしっかりとしているのが印象的でした。皆さんもどうぞお試しください(微笑)。

Img_3444c  ハスの花には、ミツバチがかなり集まってきます。なかなか飛んでいる蜂にはピントは合いません(苦笑)。蜂の脚には、「花粉だんご」が見えています。蜜を吸い終わった働きバチは、足にあるブラシに吸ったばかりの花蜜をつけて湿り気を与えるのだそうです。蜜を吸った後、空中に飛び立つと、自分のからだに付いた花粉をぬれたブラシでこすりながら少しずつ丸めて、後ろ脚の花粉籠(かご)というところに集め、一本の長い毛を串がわりに花粉だんごをつくります(こちら)。

Img_4388c  さて、チョウトンボ。たくさんいるものの、草刈りで綺麗さっぱりになってしまい、上溜ではほとんど止まれるところがありません。ハスに来ないかと待っていたら、ようやく1匹が。バックに薄ピンクに写っているのは、ハスの花。その手前にハスのつぼみ。チョウトンボが止まっているのは、すでに花が散ってしまった、ハスの茎。蕾に止まった写真もあるのですが、そうすると枯れた茎が邪魔。なかなか思うとおりには行かないものです。

Img_3409  下の万助溜の方でも、チョウトンボはたくさんいます。こちらは、池沿いに刈り残された草があり、そこに止まってくれるのImg_4401c ですが、遊歩道からはちょっと離れていますし、見下ろすアングルしか撮れません。また、背景ヶ池の水になり、今ひとつ。右は、ウチワヤンマとのコラボレーション。

Img_4346c  こちらは、ハグロトンボのメスかと思います。公園東側の遊歩道沿いで何匹も見ました。その他、シオカラImg_3435c_20190729170501 トンボ、オオシオカラトンボ、ギンヤンマ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボなど。右はコシアキトンボのオス。

Img_3404c_20190729173801  こちらはツチイナゴ。7月23日にこの幼虫を見ています(久しぶりの万助溜公園……チョウトンボの動画も、山田溜公園でもチョウトンボ)。パッと見、トノサマバッタかと思ったのですが、目の下に涙を流したような模様があり、違いました。淡い土色をしています。日本のバッタの仲間では、成虫で冬を越すただ一つの種類だそうです。最後に小声で白状しておきますが、上溜でカワセミに遭遇しました。が、写真は撮れず。昨日も、我が家の前の住吉入江でカワセミを見たものの、知人と話しているときで、これも撮れず仕舞いでした。

Img_4488c  万助溜公園にいたのは、8時50分から1時間ほど。次いで向かったのは、猪名部神社。思いついたというか、思い出したというか(微笑)。ここには、アオバズクがやって来て、子育てをするのです。先日、あるバードウォッチャーの方のブログで「まだいる」と読んだのを思い出して、万助溜からは3㎞ほどですから立ち寄ったという次第。2014年6月10日に見に行っています(アオバズクを見に行く……東員町の猪名部神社へ)。

Img_4490cc  前回は、拝殿に向かって右手(北側)の大木にいたはずと思い、何度も回ったものの見つけられず(左の写真で、赤丸、黄色い丸をつけた木)。自転車でやってこられた方も、アオバズクを見に来られたようで、「いつもはその木にいるけどね」と。二人で探しても見つけられませんでした。まだ巣立ってはいないだろうにと思いつつ、諦めきれないでいたら……。

Img_4481c  何と、拝殿&本殿裏の木にいて、そこにカメラを持った方が4名も集まっていました。側に行って見上げるImg_3513c_20190729170701 と、木の高いところ、しかも枝が一杯あるところにいました。一人のバードウォッチャーさんが、カメラの液晶を見せてくれ、確認できましたが、右のような写真しか撮れず。存在確認はできましたので、今日のところはこれで満足(笑)。向かって右下のアオバズクは幼鳥のように思えます。ここは、バードウォッチングの人気スポット。たくさんの人が鳥見&鳥撮りにやって来ます。中にはかなり接近する方もあるようですが、鳥に迷惑をかけるのはよくありません。

Img_4486c  猪名部神社は、上げ馬神事でも有名。アオバズクが見られなくても、神社訪問のつもりでいってきました。延喜式内社です。猪名部は、伊勢国13郡の1つ。員弁の古い名前。ここは、郡名の由来となった猪名部氏の祖神である伊香我色男命(いかがしこおのみこと)を主祭神とします。上げ馬神事の起源は、多度神社より古いといいます。自転車で来た男性からいろいろと伺ったところ、なかなか面白い神社でしたので、それは別記事に書こうと思っています。

2019年7月28日 (日)

20190728桑名水郷花火大会

Img_3389c  令和元年度の桑名水郷花火大会は、台風6号の影響で今日に延期され、19時半から21時にかけて行われました。打ち上げられるのは、我が家から700mほど先の揖斐長良川の中洲。18mmの広角で撮ると左の写真のように見えています。ナガシマスパーランドの花火が来週からですので、今年最初の花火大会です。つまり、練習なしのぶっつけ本番の撮影。最初は、デジタル一眼レフカメラでと思っていたのですが、Canon Powershot SX60HS(超望遠コンデジ)に「花火撮影モード」があるのを見つけ、これで撮って見ることにしました(三脚使用)。ちょっと手抜きであります。動画は、Nikon coolpix s7000で撮りました。

 まずは、NTN提供の「四季折々『桑名めぐり』」のプログラムの一部です。1分36秒ほどあります。コンデジを手持ちで、素人が撮影していますので、手ぶれ、ノイズなどはご容赦ください。2尺玉も映っています。画面一杯になるのがそれです。

Img_4186c  さて、花火の写真。SX60HSの液晶で見るとそれなりに写ってはいましたが、パソコンの画面で見ると、やはり今ひとつ。三脚Img_4234c は使ったのですが、手ぶれ補正を切るのを忘れていました(涙)。花火撮影は、いずれにしても難しい。同じマンションで写真好きの大先達が、見に来られたのですが、「僕は、今年はやめました」ときっぱりとおっしゃっていました。「私は、手抜きでコンデジです」といったら、「その方がよいかも知れません」とのこと。コンデジですと、露光時間などカメラ任せ。プロパティを見ると、F=8、露出時間=2秒、ISO感度=100、ホワイトバランス=手動となっていました。

Img_4237c_20190728215201  撮る前にこれらの条件、とくに露出時間をチェックしておけばよかったのですが、後の祭り。次からに活かImg_4287c すことにします。右の写真は、水中スターマインと称していますが、点火した花火を揖斐川に投げ入れていくものです。毎年これがかなりたくさん打ち上げられるのですが、今年は1セッション、10発ほど。これ好きなのですが、残念。

Img_4260c  撮影場所は、我が家の前の非常階段の踊り場。9階と10階の間。冒頭の写Img_4296c_20190728215301 真のように、打ち上げ場所全体が眺められるのですが、15号や2尺玉となると、かなりの高さに上がりますから、カメラの向きや、ズームを調整しなければなりません。観覧場所としては最適なのですが、撮影条件としてはよいのかどうか分かりません。

Img_4302c_20190728215301  講釈、屁理屈はともかく、今回は成功したとはいいがたい気がしています(苦笑)。カメラの設定の確認がImg_4335c 不十分でしたし、事前の練習がやはり必要。勘を取り戻さねばなりません(取り戻すほどの勘ができているのか、という突っ込みは十二分あり得ます)。長島温泉花火大競演が、来週日曜(8/4)から始まります(こちら)。8月25日まで11回が予定されています。またこちらを狙うことにします。これも、我が家のベランダから見えます。直線距離は6㎞弱ですから、望遠で十分。来週末は、石取祭でもあり、忙しそう(苦笑)。

 ところで、来年の桑名水郷花火大会の情報。来年の今時分は、東京オリンピックの期間中(2020年7月24日(金)~8月9日(日))。桑名水郷花火大会は、毎年、7月最終の土曜日に開催されてきましたが、来年は、東京オリンピックと重なり、警備員の方などが確保できない見通しで、桑名水郷花火大会も10月になる見込みだそうです。個人的には、迷惑な話と思えます。やはり夏の花火大会がベスト。

桑名水郷花火大会は無事、本日開催

190728hanabi  台風一過、すっきりと晴天とは行きませんが、そこそこ晴れています。心配した桑名水郷花火大会も、本日開催が決定。11時にImg_4147c 30℃ほど、湿度が高く、蒸し暑くなっています。天気が回復すれば、散歩。蒸し暑いので、朝7時50分にスタート。いつも通り、住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、寺町と6.0㎞。汗を掻きました。

Img_4115c  住吉神社あたりの準備風景を見てきました。この近くに大会本部があります。朝7時に開催をImg_4121c 決定しましたので、この時間(8時前)はまだ準備が始まったばかりでしょう。有料の観覧席はまだ設置されていません。前にも書きましたが、椅子席が¥8,000(パイプ椅子)。けっこうなお値段です。

Img_3296c  こちらは打ち上げ場所の揖斐長良川の中洲。打上げ用の筒もたくさん立てられています。作業員の方の姿も見えますし、重機もImg_3308c_20190728112801 動いている様子が見て取れます。いやぁ、だんだん花火気分も高まってきます(微笑)。花火は、19時半から21時。先だっても書きましたが、2尺玉が合計17発だそうです。2尺玉は、直径2尺、約60cm。花火は直径500メートルほどになり、迫力満点。写真の背景に見えているのは、長良川河口堰です。

Img_4127c  三の丸水門あたりでヒバリが5羽。ファミリーと思います。以前からこのあたりで見かけていたヒバリでしょう。飛んでいるところもシャッターを押したものの、ピンぼけ(苦笑)。飛びものは難しい。これは、三の丸水門の上流側に降りたところ。

Img_4130c  柿安コミュニティパークの駐車場。渋滞していました(微笑)。ここは、駐車料金が¥200。時間制限なし。花火大会の臨時駐車場に入れると、¥2,000なのです。ここなら、すぐに揖斐川の堤防で花火が見られます。臨時駐車場は、小中学校のグラウンドです。日進小学校や、光風中学校からでは直線距離でも1.5㎞かそれ以上ありますから、ここに入れる方は事情をよくご存じ。

Img_4133c_20190728113401  九華公園。蒸し暑いためか、散歩する人はほとんどありません。二の丸跡で、幼稚園くらいの男の子と、その妹さんを連れたImg_3338c お母さんが、セミ獲り真っ最中。虫取り網にはクマゼミが入っていたものの、男の子はセミが怖いらしくて、なかなかつかめず。代わりに捕まえてあげてもよいのですが、ここは教育的配慮(笑)。捕まえ方を教え、自分で頑張ってやるよう励ましました。何とか素手で捕まえられ、皆で大喜び(微笑)。我が家の子どもが小さい頃、セミ獲りはよくやりました。どういうわけか、同じマンションの子どもたちがついてきて、私がガキ大将のように振る舞って、セミ獲りをさせたことが何度もありました。今は昔の出来事。

Img_3340c  鳥も少なくて、ムクドリ、スズメ、カワウ、カワラヒワくらい。カワラヒワは、本丸跡にて。このあと、本丸跡の花菖蒲園のImg_3350c 前で休んでいたら、東からアオサギが登場。マサカアオサギがやって来るとは思わず、対応が遅れました。それ故、証拠写真。西側の堀の方に行きましたので、追いかけたのですが、見失いました。鎮国守国神社の社務所裏にもいませんので、よそへ行ったと思います。

Img_3346c  花火も無事に開催されますが、写真を撮る手順を復習しておかないといけません。何といっても、今シーズン初めての花火撮影になります。練習なしで、いきなりの本番なのです。去年は、11月末に延びましたので、間が空いてしまい、モタモタした記憶があります。

2019年7月27日 (土)

台風は無事通過……ブログは195万アクセスを達成、御礼申し上げます

Img_4081c_20190727164701  台風6号が直撃かと心配しました。左は、今朝7時頃のメ~テレの天気予報画面。熊野市あたりに上陸し、伊勢湾から愛知県へ向0727amedas かう予報になっていました。大雨警報も出ています。9時頃には津市付近に達したのですが、その間も、その後も、思っていたほど風も強くなく、雨はそれなりに降りはしたものの、「台風が来た!」という感じではありませんでした。アメダスで見ると、最大風速は8.9m/s。雨量も1時間あたり、せいぜい6mmあまり。雨雲レーダー見ていると、台風6号は、お昼前くらいに桑名の東を通過していったようです。

Img_4095c_20190727165201  我が家の被害は、先日、メダカの睡蓮鉢に導入したシラサギカヤツリが倒れたくらい。倒れたといっても、睡蓮鉢に入れた鉢ごと傾いただけで、カヤツリそのものは折れたりはしていません。一応、割り箸で添え木をしておいたのですが、それは効果なし(苦笑)。他には、ベランダに置いていたゴミ箱が倒れた程度でした。

Img_4101c  台風はあまり大したことがなく済みそうですから、気になるのは、桑名水郷花火大会。夕方、5時前に北側の玄Img_4104c 関先から見てみました。打ち上げ場所は、幸い水没はしていない様子(左の写真)。長良川河口堰を見ても、堰本体にあるゲートは下げられたまま。ということは、長良川の水量はさほど増えてはいないと考えられます。これは、明日の花火はありそうかと期待感が高まります(笑)。

0728weather  しかし、Yahoo!の天気予報は、曇り。台風一過で晴天、梅雨明けも宣言かと思っていたのですが、意外。晴れマークは月曜日以降。花火を見るならやはり、晴れて、少し風があるのがベスト。晴れた方が音の響きもいいですし、風がないと煙が邪魔になります。

Img_4099c  我が家の北にあるスーパー。さすがにこの天気でお客さんは少なそう。普段の土曜日であれば、駐車場は満車状態なのです。私は、朝から、江戸橋で来週実施する試験の正答例をつくったり、講義で使用したものの不要になった資料を整理したり、本を読んだり、市民大学講座の資料を整理したりしておりました。

Blog19500  ところで、今日の午前中、このブログを確認しましたら、アクセスカウンタが195万を超えていました。まさに、徒然なるままに日ぐらし、硯ならぬパソコンに向かいて、心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなく書きつくれば、 怪しうこそ物狂おしけれ、といったところで、さして役に立つことも書いておりませんのにお付き合いいただき、感謝と恐縮の限りです。今後とも、御用とお急ぎでない方は、ゆっくりと聞いておいでならぬ、お読みくだされば、幸いに存じます。コメント欄を通してのご交誼のほども、あわせてお願い申し上げます

2019年7月26日 (金)

桑名水郷花火大会は中止……久しぶりに午後から散歩

0726hanabi  蒸し暑い1日でした。熱帯低気圧は台風6号にモデルチェンジしたようで、これが明日、接近するという予報。このため、明日のImg_3956c 桑名水郷花火大会は、中止になってしまいました。去年の再現フィルムを見ているようです(2018年7月27日:桑名水郷花火大会は中止、7/30に開催か?……セミのクローズアップ写真にTDR土産の「ミニうどん」)(苦笑)。毎年書いていますが、打ち上げ場所は、我が家から六華苑・諸戸氏庭園越しに見える揖斐長良川の中洲。準備は進んでいるようですが、台風接近ではいけません。

Img_3939c  今日は、午前中に我が愛車・コペンの1年点検。川越町のKモータースさんへ行っていました。ずっとここでお世話になっていまImg_3948c す。親切、丁寧で仕事が速いのです。事務の方が「mamekichiさんのところって、花火が目の前で見えるんでしょう?」と羨ましそうにおっしゃっていました。点検から帰って、水曜日の江戸橋の授業のQ&Aを書いていました。台風接近というためか、今日は、雲がいろいろと面白い景色でした。午後3時半から1時間あまり、散歩して来ました。住吉神社、九華公園、貝塚公園前、京町、寺町、田町と4.9㎞。湿ってはいたものの風はあり、猛暑という感じではありません。しかし、散歩する奇特な人はほとんどなし(笑)。

Img_3986c  住吉神社。毎年恒例で、花火大会のときはフェンスに囲まれます。今日はまだ入り口が開いており、お参り。そういえば、散歩Img_3979c は日曜日以来でした。河川敷の有料観覧席などの準備は、ストップされていました。

Img_3983c  打ち上げ場所の揖斐長良川の中洲。画面中央に太い打上げ用の筒が3本建っています。これが、2尺玉の打ち上げようかと思います。今年は、2尺玉は17発、打ち上げられるといいます。富士通、光精工、NTNの各社が協賛。水中スターマインも楽しみです。去年は、11月24日まで延びました(20181124桑名水郷花火大会)。

Img_4005c  さて、九華公園。名古屋場所もこの前の日曜で終わり、峰崎部屋のお相撲さんたちももういません。荒鷲関は5勝10敗と、大Img_4007c_20190726172601 きく負け越し。来場所、番付はどうなるでしょう? 土俵を覆うテントなどはまだそのままですが、これらはまた、桑名大相撲愛好会の方々が後片付けをしてくださると思います。

Img_4020c  午後4時前、春や秋ならこの時間でも散歩する方はありますが、まだ30℃はありますから、Img_4039c 歩いている物好きは、私くらい。セミも鳴いてはいるものの、朝方よりは静か。朝はクマゼミが賑やかですが、この時間、クマゼミは鳴かないようです。鳥はスズメ、ムクドリ、カワラヒワ、ドバト、キジバト、カワウくらい。

Img_4013c_20190726172601  アブラゼミとニイニイゼミを見つけました。いずれも九華公園にて、です。まだ今頃は、どImg_4043c_20190726172601 のセミも比較的木の上の方にいることが多く、余計に見つけにくくなっています。ニイニイゼミは、最初は、木の幹がふくれているのかと思ったのですが、近づいてよくよく見たら、セミでした。

Img_4031c  鎮国守国神社の社務所。社務所の写真はたぶん初めて載せたと思います。先日紹介した「桑Img_4033c 名お宮めぐり」や、御朱印帳の案内が貼ってありました。参加してみたいものの、96社をコンプリートするにはよほど計画をきちんと立てないと回れない気がして、未だに思案中です。今週忙しかったので、来週、もう少し具体的にプランニングしてみたいと思っています。

Img_4054c  田町の商店にあるツバメの巣。すでに空っぽで、日曜以降、巣立ってしまったようです。これで散歩コースでチェックしていImg_4058c たツバメの巣は、すべて巣立ちました。また来年のお楽しみ。この商店の前の道沿いは、割りと古くからの町。古いお宅も多く、年配の方もたくさん住んでいらっしゃいます。この季節、夕方になると、歩道に椅子を出して、夕涼み(懐かしい! 歴史的用語かも)をする姿も見受けられます。

 明日は台風接近で雨。朝から夕方はよく降りそうです。日曜は、晴れの予報ですから、花火は日曜日でしょうか。

2019年7月25日 (木)

役所での仕事2日目も、たぶん無事終了

Dscn1424c  最高気温は、326.℃でした。今日は、市役所での会議2日目。月曜日の続きであります。9時から始まり終了したのは、16時過Dscn1431c ぎ。さすがに疲れました。居眠りしないよう、また、余計なことをいわないよう気をつけて参りました(笑)。例によって例の如く、ほぼ1日、会議室に座っていますと、楽しみは食べることに(爆)。ハンバーグ弁当と、和風おろしトンカツ弁当からのチョイス。¥500でお茶、インスタント味噌汁付きは、前回同様。ご飯が多くて、お腹はふくれます。

Dscn1433c  昼休みはほぼ1時間取れました。弁当を食べた後は、いったんは庁舎の外に出たものの、ご覧のような空。外に出た途端、熱気Dscn1435c に見舞われ、小散歩は早々に断念(苦笑)。庁舎北側にある木陰でしばし過ごしてきただけ。ここは、ちょっとだけ風も通って、「外に出た」とか、「外の風に吹かれた」という気になってきました。時間がありましたので、会議室に戻って、しばらく目を閉じて休憩。午後に備えておりました。そのお陰か、幸い居眠りもせずに役割を果たしてこられました(と思っております。少なくとも粗相はしでかしていないはず)。この仕事、もう1回、11月に会議があります。

 昨日の江戸橋での授業のQ&Aに手がついていません。今日は1日中書類を見ていましのたで、さすがに疲れ、目はショボショボ。これは明日やることにします。明日は、散歩と行きたいところですが、午前中は、クルマの1年点検。夕方にでも歩いてこられたらと思っています。

2019年7月24日 (水)

江戸橋での仕事は実質的に終了……来週は試験

Dscn1400c  7月24日、水曜日。九州、四国、近畿、北陸は梅雨明けが宣言されました(こちら)。三重県も左の写真のように、上天気ではあったものの、東海地方はまだ宣言はされていません。今日は江戸橋での仕事でした。写真は、往きの近鉄電車から、鈴鹿市内で撮ったもの。写真の向かって右に見える大木は、長太の大楠。暑くなりそうな感じでした。桑名の最高気温は、33.2℃。行きは駅まで車で送ってもらいますが、帰りは徒歩。汗だく(苦笑)。お陰様で、天気については、12連勝(笑)。

Dscn1415c  授業は、今日で14回目。来週は試験ですから、実質的には最終回。今日は、授業評価の日でもありました。私自身もかつて、現役の頃、本務先で授業評価やら、大学の自己評価やら、さらには他の大学の評価委員やらをしたことがあります。授業評価をすることは当然という状況になっていますが、それが活かされているかというと、難しいところと思っています。単位制度が日本の大学では、十分実質化されてはいないからです。まぁ、今さらそういう話しを深くするつもりはありません。授業評価の結果はたぶん来週、試験の時には手元にフィードバックされます。今年は、後期にももう1科目担当しますので、その参考にしようと思っています。とくに、毎回の授業で出た質問、コメントに対してフィードバックをしていますが、それが学生諸君にとってどのように受け取られているかがもっとも気になっているところです。

Dscn1410c  非常勤先、2ヶ所にツバメの巣があると書いてきました。非常勤講師控え室の向かいにある、軒下の巣では、3羽のヒナが育ってDscn1406c います。ご覧のようにかなり大きくなって、巣立ちも近いという印象。しかしまだまだ、親からエサをもらっています。控え室で待っている間も、ヒナの賑やかな声が聞こえていました。来週は、もういないかも知れません。

Dscn1423c  来週水曜は試験。「意地悪して落としたりはしないので、勝手に落ちないように」とか、「頑張って誉められるのは小学生までですから、大学生の皆さんはきちんと成果を示して下さい」と、励ましなのか、威しなのかよく分からない話をして来ました(笑)。皆が合格点をとってくれることと期待しています。ただ、試験は厳正に行わなければなりません。答案がきちんと書けるためには、概念や理論、知見をきちんと理解する必要があります。人に説明できるくらいに理解していると、答案もきちんと書けると思います。「だいたいこんなこと」という理解をしていると、たとえば、専門用語を説明しなさいといわれると、本質的なことの周りをあれこれウロウロするような説明しか書けなくなります。

 明日はまた、終日、市役所での仕事で缶詰めです。

2019年7月23日 (火)

久しぶりの万助溜公園……チョウトンボの動画も、山田溜公園でもチョウトンボ

Img_3816c  梅雨明けしたかと思うような天気ですが、まだ梅雨明け宣言はありません。最高気温は、15時に31.7℃、湿度も高く蒸し暑Img_3835c_20190723155901 い。さすがに、二十四節気の大暑。この文字を見るだけでも暑そうです。15時過ぎには熱中症警報も届きました。当初の予定通り、万助溜公園へ行ってきました。7月12日以来です(溜池めぐり……チョウトンボはそれなりに、山田溜池公園ではカワセミを撮り逃がす失態(苦笑))。ところが、8時50分頃駐車場に着くと、遠くから草刈り機らしいエンジン音が鳴り響いてきました。上溜の方(蓮池)で草刈り作業。ヤレヤレ、久しぶりに来たのにと、ちょっとガッカリしましたが、しばらくは下の万助溜でトンボを観察。

Img_3861c  しかし、これがむしろ幸い(微笑)。万助溜の南側(学校給食センター側)でチョウトンボが10数匹か、それ以上。「乱舞」とImg_3005c 行ってもよいシーンもあったのですが、それを撮るのはなかなか難しい。それらしい写真が左(ただし、これは、帰りに撮ったもの)。溜池南の遊歩道をゆっくり往き来しながら、トンボの写真を撮っていました。

Img_3072c  万助溜の方は、あまり花が咲いていないのですが、それでもこういう1枚が撮れました。白い花は、ヒメジョオン(姫女苑)だろうと思います。ヒメジョオンは、明治維新前後に渡来し、当時は、当初は柳葉姫菊(ヤナギバヒメギク)と名づけて珍重にされたといいます。

Img_2967c  チョウトンボの他にもショウジョウトンボ(左の写真)、シオカラトンボ、コシアキトンボ、Img_3050c_20190723162001 ギンヤンマ、ウチワヤンマなど多数。イトトンボの仲間も。近くでは、シジュウカラの幼鳥もたくさん出て来ています。この万助溜の南あたりでも十分楽しめます。

Img_3038c  バッタ。種類がよく分かりませんが、まだ幼いように思います。昆虫エクスプローラーのバッタの幼虫図鑑で探すと、ツチイナゴの幼虫にもっともよく似ていると考えられます。手持ちの図鑑(ポケット図鑑 日本の昆虫1400 ①② 文一総合出版)には、虫の幼虫は載っていないので、こういうサイトは助かります。30分ほどウロウロしていたら、草刈り作業は休憩に入ったようで、静かになりましたので、上溜へ移動。この休憩時間を待っていたのです(屋外でこういう作業をする場合、たいてい10時には休憩が入ります)。

Img_3083c  途中で、アオハダトンボと思います。ハグロトンボに似ていますが、アオハダトンボの翅には金属光沢があると図鑑に書かれています。ただし、トンボの判別には自信はありません(苦笑)。間違っていましたら、是非ともご教示ください。

Img_3093c  9時25分頃から10時前まで上溜にてハスや、チョウトンボを撮影。ハスは最盛期は過ぎた印象ですが、場所Img_3148c を選べばまだ楽しめます。

Img_3106c_20190723155901  ハスでも少し遊んでみました。咲きかけのものをほぼ真上からのぞきんでImg_3110c 見た写真。自己満足しています(笑)。少し引いて撮ると右のような写真。浮御堂のところで、カメラを持った、私より年配の男性に遭遇。少しお話をしたのですが、makoさんが先日遭遇なさった方のようでした(お願いですから・・^^;)。近くにお嬢さんが嫁いでいらっしゃるので、時々来るそうです。makoさんはちょっとお困りになったようでしたが、今日は、ご自身の撮影にかなり熱中しておられました(笑)。

Img_3143c_20190723155901  チョウトンボが蓮の花に止まってくれないかと思うのですが、未だかつてそういうシーンは見たことがありません。せいぜいImg_3127 蕾に止まってくれるだけ。蓮の花も入れてとなると、難しい。やっと撮れたのが右のショット。手前に蓮の花が入っています。そうこうしているうちに、10時前になって、草刈り作業再開。やむなく撤退して、再び、下の万助溜の方へ移動。

Img_3172c  光の当たり方によって、チョウトンボの金属光沢の見え方が変わるという写真か、動画を撮りたいと粘ったのですが、これまImg_3173c たなかなか難しい。とくに下の万助溜の方では、池が背景になってしまいますから、チョウトンボの写真も今ひとつきれいに撮れません。草など、緑色が背景の方がかなり引き立ちます。それでも何とか同じ処に止まって、体勢が変わって、色の見え方が違ったものが撮れました。それがこれらの2枚。

 動画もたくさん撮りました。不出来なものばかりでしたが、色がきれいなものと、飛ぶところが写っているものと2種類をアップしておきます。ロクに編集もせず、そのままアップしてありますので、2つめの動画の冒頭はピンぼけ、何も写っていない状態ですが、ご容赦を m(_ _)m

Img_3244c  下の万助溜では、チョウトンボとショウジョウトンボのコラボ写真も撮れたのですが、ちょっと場所や、背景がよくありません。結局、10時半まで粘って、以上であります。

Img_3900c  時間がありましたので、山田溜池公園へも。密かに、前回のカワセミ・リベンジを狙ったのですが、そうそImg_3285c_20190723155801 ううまくは行きません。ここには3つの溜池がありますが、すべてを一周。下の溜池でもチョウトンボを1羽見ましたが、上の溜池の北にある睡蓮の池には、10数匹のチョウトンボがいました。

Img_3905c  東屋と睡蓮池にカメラを向けて、テキトーにシャッターを何回も押したら、うまい具合にチョウトンボが写っているものがありました(微笑)。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」方式の成果(笑)。

Img_2958c  今日は、往きに大仲大溜池をちょっとだけ覗いていきました。アオサギさん1羽と、カルガモ2羽の姿があります。ただ、ここは土手を上らないといけないのと、私有地かも知れませんので。今回限り。

Dscn1382c  オマケはメダカ&睡蓮鉢。万助溜公園&山田溜池公園からの帰り道、サンシパークにあるカインズに立ち寄って、水生植物のシラサギカヤツリをゲット。熱帯スイレンが葉っぱばかりですので、花が欲しかったのと、背の高い植物入れると景色が変わるかと思って、です。白く見えているのは、実は、苞(ほう)で、実際の花は小さく、目立っていません。茎葉は繊細で、風に揺れて咲く様子は涼しさも感じさせてくれ、夏にちょうどよいと思います。

2019年7月22日 (月)

終日、マジメに仕事……帰りには豪雨

Dscn1362c  今日は予定通り、市役所の会議に出席してきました。朝9時から夕方5時前まで1日缶詰め。往きも雨は降っていましたが、帰りは土砂降りで、雷も光っているくらい。Yahoo!の防災メールに登録してあるのですが、会議中にも、3回ほど警報が届いていました。会議の方は、今日のところは無事に終了(のはず)。皆様お疲れ様でした。

Dscn1366c  缶詰状態で、書類を見て、話を聴いて、必要であれば質問をしたり、意見を申し述べたりという風ですと、楽しみは昼ご飯ということになります。仕出しの弁当(¥500)をお願いしておきましたところ、唐揚げ弁当と、エビフライ弁当からのチョイス。今日は、エビフライ弁当にしました。インスタントの味噌汁と、ペットボトルのお茶もついています。

Dscn1371c  弁当を食べてから午後の会議が始まるまで30分ほどの時間がありました。雨もほとんど降っていませんでしたので、市役所の周りを一周。というとかなり歩いたように思われるかも知れませんが、たかだか数100m(苦笑)。座ってばかりいるよりはマシ、という程度ですが、気分的にはけっこう違います。それなりにリフレッシュして、午後からの会議に臨めました。会議は合計2日間あり、次は、7/25の木曜日。やはり9時から1日かかる見込みです。

Dscn1373c  それにしても市役所から帰宅する頃は、よく降りました。雨雲レーダーでいえば、真っ赤な雲が襲来。アメダスを見ると、17時台の1時間の降雨量は、24.1mmでした。梅雨の末期に大雨が降って、雷が鳴ると梅雨明けとなるかと期待しています。明日の予報は、晴れ。明後日の仕事の準備はすでに済ませてありますから、プチ遠征できるかも知れません。

2019年7月21日 (日)

選挙の後、いつもと逆回りに散歩……鳥も散歩友達もいません、余談はメダカ

Img_3744c_20190721123801  相変わらず、梅雨らしい空。昼までの間、雨は降ってはいません。参議院議員選挙の投票日ですので、小学校に立ち寄って投票Img_3756c を済ませてから散歩。投票所では、年配者の姿が目立ちました。散歩は、いつもとルートが異なり、小学校から寺町、京町、九華公園、貝塚公園、再び九華公園を通って、七里の渡し跡、住吉神社と6.4㎞。右の写真は、立教小学校にしにある、南大手橋。向かって左(北側)には歴史を語る公園。左手から、写真を撮っている背後に向かって旧東海道が通っています。

Img_3775c  九華公園、散歩する方はかなり少なく、知り合いにもほとんど会いません。鎮国守国神社の茅の輪くぐりをしてきました。昨日書きましたように、昨日の16時からの御神事の後、「解禁」。いつも通り、周り方の説明板も付けられていました。毎年7月20日に行われます。土用の入りにあわせているかと思うのですが、確認していません。宮司さんにお目にかかったら、聞いてみることにしましょう。

Img_3783c  鳥はいません。アオサギも、木、金といたのに、昨日、今日は不在。ムクドリ、スズメ、カワウのみ。仕方なく、カワウの写真を撮ってきました(笑)。トンボはアキアカネが出てきましたが、なかなか止まってくれず、写真には撮れませんでした。

Img_3781c  名古屋場所も最終日になりました。6月25日から峰崎部屋が稽古をしていた九華公園相撲場もすでにきれいにImg_3779c 片づけられていました。荒鷲関は、14日目までで5勝9敗。十両西10枚目ですから、十両に踏みとどまれるかどうかの瀬戸際ではないかと思います。千秋楽は白星で飾って欲しいところ。

Img_3793c  昨日も書いた、七里の渡し跡近くの「伊勢国玄関口 宿場の茶店 一(はじめ)」に立ち寄ってみようと思ったのですが、女性の皆様が多数。とても盛り上がっておられ、気後れしました(苦笑)。他日を期したいと思っています。

Img_3806c  住吉神社から見た揖斐長良川の中洲。今日もまた、写真を撮っているときには気づきませんでしたが、アオサギさんが1羽いるようでした。これでアオサギを見たといえるのか、きわめてアヤシいのですが……。

Img_3740c_20190721123801  余談は、メダカ。現在、成魚は10匹。2つの水槽に分けています。水の汚れを何とかしたいImg_3595c_20190721130101 と思い、一昨日、水槽の水の汚れをバクテリアが分解してくれるというものを買ってきました。昨日、水替えをしたついでに水槽の1つにそれを投入。向かって右の水槽に入れました。この水槽には、ミナミヌマエビも2匹います。向かって左の水槽には、ヒメタニシが3匹。増えるかと期待したのですが、その気配はありません。しかし、水の汚れ方は軽い気がします。

Img_3743c  今年生まれのメダカたち、数10匹。数えられません。水槽1つ(この写真)と、睡蓮鉢にいます。この水槽も掃除したいところですが、メダカが小さすぎて不可能。成長を待つことにします。早くに孵ったものは、1㎝くらいになってきています。

 7月も下旬に入りました。今週は、またもや私にとっては多用。明日月曜と、木曜は、市役所の会議があります。9時から夕方まで缶詰め。水曜は江戸橋の仕事のあと、午後からは歯科受診。右下の歯が1本抜けてしまって、先日から治療中。まさに、「歯が抜けて、だんだんジジイ」の道をまっしぐら(爆)。

2019年7月20日 (土)

鎮国守国神社の茅の輪……七里の渡し跡南に「伊勢国玄関口 宿場の茶店 一(はじめ)」がオープン

Img_3730c  相変わらずの梅雨空です。アメダスでは観測されていませんが、時々小雨が降っていました。この頃は、少々アヤシい空でも、降られてもいいやと思って、散歩に行くようになりました。大胆になったのか何だか、自分でもよく分かりませんが、いささかの心境の変化があった感じです。ということで、今日も8時20分から11時過ぎまで、住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、京町、田町と5.4㎞。時間をかけた割りに距離は伸びていませんが、またもや「口の運動」に勤しんだ結果です(笑)。散歩する知人は少なかったのですが、その少ない知人とあれこれ話し込んできたのです。

Img_3656c  写真を撮ったときには気づかなかったのですが(こういうこと、よくあります。老化の一つか?と心配になりますが、いかがでしょうか)、アオサギが写っていました。中央に小さく、白っぽく写っているのがそれ。揖斐長良川の中洲です。鳥見としては失格? まぁそれはともかく、結果論として今日もアオサギが見られたのは、喜ばしい限り。なるべくポジティブに行かないといけませんから(苦笑)。

Img_3697c  さて、九華公園というか、鎮国守国神社では、今日の最大の目的は、茅の輪の確認(笑)。確か10時半から設営作業と聞いていImg_3699c たのですが、9時半前には作業が終わっていました。ただし、ご覧のように、注連縄が張られていて、まだくぐれないようになっていました。ちょうど、宮司さんの奥様に出会ったので伺ったところ、やはり御神事がある16時以降でないと、茅の輪くぐりはできないということで、残念。「4時からだから、そのときに来てね」といわれたのですが、他の用事もあり、今年も御神事はパス。祓え串はかなりの数が納められていました。御神事のときにあわせてお祓いされるということです。

Img_3677c_20190720195701

 今日の九華公園、クマゼミとムクドリしかいませんでした。季節的にこんなものとは思うものの、木曜、金曜と2日間いたアImg_3678c オサギがいないと張り合いがありません。雨模様の天気がずっと続いていますので、とくに朝日丸跡には、キノコがたくさん出て来ています。キノコについては、ほとんど知識がありませんので、間違っても取ってくるということはしません。

Img_3668c_20190720195701  九華公園に着いたのは8時40分頃ですから、峰崎部屋の朝稽古には、到底間に合いません。朝5時頃には起きているのですが、あまり朝早くから活動すると、どうも調子が狂うのです。それ故、稽古が終わっているであろう7時半までに九華公園に行くという芸当はできないのです(笑)。今朝貼ってあった星取り表。荒鷲関は、残念ながら、負け越し決定。三段目の若肥前が、5勝2敗と頑張っています。

Img_3717c  田町の商店にあるツバメの巣。散歩コースで、ヒナがいるのはここだけ。3羽が元気そうですし、かなりツバメらしくなってImg_3712c きました。ここで雛が孵ったのを確認したのは、7月8日でした(すでにクマゼミが賑やかになりつつあります……梅雨の晴れ間)。3週間くらいは、巣で育つといいますから、もうしばらくは楽しめそうです。

Img_3726c  その他の話題。桑名七里の渡し公園では、百日紅の花が咲き始めていました。もうそんな時期なのか、というのが正直な感想。諸戸氏庭園にもありますから、夏、玄関先からよく眺めています。10月頃までは花が咲きます。

Img_3666c  もう1つ。七里の渡し跡のすぐ南に、民泊「まちやど桑名宿」さんがあります。今日通りかかったら、1階に「伊勢国玄関口 宿場の茶店 一(はじめ)」がオープンするようでした。「休憩処 お土産 桑名のご案内」という看板も掛かっていました。桑名市が「桑名ブランド協議会」に委託して、今日開店したようです。営業時間は、10時~16時。桑名の特産品や名産品、うしおはまぐり、安永餅、しぐれ煮、桑名コロッケ、桑名のこめ油、アイス饅頭、スマック、地ビールなどを扱っているようです。今度行ってみなくては(微笑)。

2019年7月19日 (金)

雨の午前中は博物館にて「遷宮絵巻」展、午後は短時間散歩でアオサギチェック

Dscn1342c  今日もまた梅雨らしい天候。もっともアメダスのデータを見ますと、雨の記録があるのは、朝9時台までと、夕方5時台のみ.しかし、実際にはこれら以外の時間帯にも霧雨や、小雨が降っています。いつものように、止み間があれば散歩に出ようとウズウズ(ウロウロ?)していましたが、午前中は諦め、桑名市博物館とホームセンターへ。

Dscn1356c  桑名市博物館では、一昨日(7/17)から9月1日(日)まで「夏休み子ども企画」として(学習支援展示でDscn1354c す)、「遷宮絵巻」展が開催されています。「子ども企画」と銘打ってはありますが、分かりやすく、素人にはこれがちょうどいいかもしれないと思っています(爆)。高校生以上は、入場料150円。9時30分から17時(入館は 16時半まで)。休館日は、原則として毎週月曜日。今日は、他に来館者はなく、独占状態でゆっくりと見てきました。出品されているのは、次の通りでした:

  1. 遷宮絵巻  2巻 紙本着色 水谷桑丘画 個人蔵
  2. 迦陵頻(かりようびん) 紙本着色 水谷桑丘画 個人蔵
  3. 蘭陵王(らんりょうおう) 紙本着色 水谷桑丘画 個人蔵
  4. 御樋代木(みひしろぎ)桑名着岸写真  桑名市博物館蔵
  5. 桑名宗社改造並正遷宮図  5巻の内 堀野小椶画 三崎民樹賛 桑名宗社蔵
  6. 桑名宗社還御(かんぎょ)之図  印刷 桑名市博物館蔵
  7. 御木曳(おきひき)車模型 桑名市立中央図書館蔵

 水谷桑丘さんは、桑名在住の日本画家。神宮から第62回式年遷宮の経緯を描くことを依頼され、神宮徴古館に各場面を描いた絵を納めました。1の遷宮絵巻は遷宮の重要な場面を絵巻にしたもので、今回初公開です。4にある「御樋代木」は、神社で神体を納める器を尊んでいうことばで、とくに、伊勢神宮のものをいいます。伊勢神宮の遷宮に使用される用材は、江戸時代には木曽からすべてが切り出され、現在に至っています。江戸時代には、木曽から切り出された用材は、筏で木曽川と長良川を下り、長島藩領大島(現在の桑名市長島町大島)へ集められ、そこから伊勢大湊から回された船に乗せて伊勢湾を運ばれました。今回展示されていた写真は、昭和16(1941)年のものと考えられています。木曽川から船頭平閘門を経て長良川・揖斐川へ入り、七里の渡口に到着した御樋代木を、桑名の人々が出迎えたもの。御樋代木は、内宮用3本、外宮用3本です。昭和24(1949)年の遷宮のために用意された御樋代木でしたが、終戦の混乱で遷宮は延期されることとなり、幻の遷宮となっています。このあと、用材は陸をトラックで運ばれるようになり、この写真が川流しで行われた最後のもので貴重な記録だそうです。

 5と6の桑名宗社の遷宮に関わる絵巻物や図も大変面白いものでした。明治以前にも遷宮が行われたそうですが、今回出品されていたのは、明治25(1892)年に行われた大改修にともなう遷宮の絵巻(遷宮が行われたのは、明治26年)。住吉神社に設けられた仮殿から新しくなった桑名宗社新殿へご神体と神宝が還御する様子が描かれています。6.桑名宗社還御(かんぎょ)之図もそのときのもの。写真や、画像がありませんので、今ひとつよくお分かりにならないと思います。お近くで、ご興味がおありの方には展覧会をご覧になることをお勧めします。

Dscn1345c  桑名市博物館では毎回の展覧会のとき、1階のロビーに1点だけ写真撮影可というものがあります。今回は、太刀。ただし、Dscn1350c 無銘(個人蔵)。この太刀は、村正の作と伝わっています。「のたれ」と呼ばれる刃紋、「たなご腹」といわれる茎(なかご)の形から千子派(せんごは:村正やその弟子たち)の作と考えられています。

Img_3595c_20190719202801  ホームセンターでは、メダカの餌、バクテリアを利用した水の分解するもの(左)を買ってきました。ヒメタニシは、それを入れていない方の水槽より、汚れが軽いので、効果はありそうですが、これも一度試そうということです。

Img_3608c  午後になって、雨の止み間がありましたので、15時過ぎから小1時間、散歩して来ました。どうも毎日歩かないと落ち着きません.ほとんどビョーキという自覚はあります(笑)。住吉神社から七里の渡し跡へ.このあたりで小雨が降り出しましたが、取り敢えず、九華公園の北側エリアだけは見てきました。その後、公園内は歩かず春日神社から田町を通って帰宅。2.5㎞。

Img_3611c  九華公園まで行ったのは、昨日、アオサギが登場したからです。今日は、鎮国守国神社の社務所裏(相撲場の東)にいましImg_3617c_20190719195801 た(左の写真では、撮影している背後に土俵があります)。ほぼ定位置ですから、春先までここに来ていたアオサギかと思います。アオサギさんがいるといないとでは、散歩に対するモチベーションがかなり違ってきます(笑)。

Img_3630c  田町の商店にあるツバメの巣。ヒナ3羽は、今日も元気そうでした。かなり育ってきています。研究関係で2件の仕事がありましたが、1件についてはコメントを返し、ほぼ完了。もう1件は、現在、コメントを書いている最中。明日には仕上げたいところ。というのも、来週は、教育委員会の仕事が2日間にわたってありますし、江戸橋での仕事、歯科受診もあるのです(私にしては、珍しく多忙……苦笑)。

2019年7月18日 (木)

九華公園で久しぶりにアオサギ

07181720rain  夕方16時過ぎからかなり強い雨が降ってきました。左の画像は、17時20分のXRAIN(国土交通省の川の防災情報)のサイトのもの。我が家のあたりにもかなり強い雨雲があるのが見て取れます。テレビの天気予報では、台風も接近しており、明後日くらいまでは強い雨が降るということでした。いつも梅雨末期には、こういう大雨が降ります。九州や沖縄ではとくによく降りそうですから、くれぐれも気をつけていただきたいと思います。

Img_3441c  さて、今日は朝からご覧のような空模様でした。XRAINの画像を見ていると、雨が降るかも知れないとは思ったものの、8時過ぎの段階では降っていませんでしたので、エイヤッと散歩に出かけました。クマゼミもよく鳴いていましたので、しばらく降らないだろうと決め込んで、というところもあったのです(笑)。結果論ではありますが、これが大正解。雨には降られずに済みましたし、九華公園では久しぶりにアオサギに出逢えたのです。8時25分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町、田町と5.7㎞を歩いてきました。10時半帰宅。気温は高くはなかったものの、湿度が高くて、かなり汗を掻きました。そろそろ熱中症に気を付けなくてはなりません。今朝の中日新聞では、65歳以上の場合、3日間猛暑日並の暑さが続くと、汗を掻いて脱水が進み、熱中症リスクが高まるという記事がありました。

Img_3452c  九華公園に行く前に、住吉神社の前から揖斐長良川の中洲を眺めたところ、アオサギが1羽いるのが見えました。夏の終わりから春先にかけて、アオサギがたくさん集まるところです。先日は、ダイサギや、コサギがいたあたり(桑名水郷花火大会の打ち上げ場所の西側)です。これは幸先よし、という感じで歩き続けます。今日は、今にも降り出しそうでしたから、散歩する方はほとんどありません。

Img_3477c  そして、九華公園。アオサギがいるとはまったく思っていませんでしたので、いつも通り、北門から入って管理事務所前を通過。奥平屋敷跡Img_3472c へ。奥平屋敷跡にあるステージのところで、不用意に裏に回ったら、アオサギが飛び立ったのです。いや、ビックリ。向こうも驚いたでしょう。しまったとは思ったのですが、どこへ行ったか見ていると、幸い、本丸跡にある神戸櫓跡の樹上に移動しただけでした。二の丸跡へ渡る橋から撮ったのが右の写真。九華公園でアオサギを見たのは久しぶり。2月18日以来だと思います(エナガ、今年初お目見え、そしてウメジロウに、今日は「シメ・デー」)。

Img_3488c_20190718172901  嬉しくなって、数10枚も写真を撮ってしまいました(爆)。奥平屋敷跡から二の丸跡への橋の上、管理事務所近くから、また、神戸櫓跡のすぐ東からと3ヶ所も回って、です。左の写真は、神戸櫓跡近く、花菖蒲園のところから撮ったもの。今日は、雨が降るといけないと思って、超望遠コンデジしか持って出ませんでした。いやぁ、散歩に出て来てよかったと、ホントに思いました。毎日でも来てくれるとありがたいのですが、そうそううまい話はないでしょうねぇ。しかし、来て見ないことにはいるかいないか分かりませんから、何ごともコツコツと地道にやりましょう。

Img_3514c  その他の鳥は相変わらず。スズメ、ドバト、キジバト、ムクドリくらい。こちらのムクドリは、セミの幼虫か何かを捕まえてImg_3530c きたです。振り回して、たたきつけて、その後丸呑みしていました。ちょっとかわいそうですが、これも自然の摂理。やむを得ません。その他、九華公園の堀で何気なく写真を撮ったカメたち(右)。かえってからパソコンでよく見たら、ミドリガメは1匹。そのミドリガメの上に乗っている3匹は、クサガメか何かのようです。もっとも上にいるカメは、甲羅にキールが見えています。

Img_3571c_20190718180101  このほか、鳥は、田町の商店にあるツバメの巣を見てきました。3羽が元気そうにしています。あまり長い時間は見ていませんでしたので、親がエサを運んでくるところは確認していません。

Img_3523c  ところで、鎮国守国神社では、すでに祓え串を納めた方がいらっしゃいました。何度も書いていますが、夏越しの大祓&茅の輪くぐりは、7月20日の土曜日。天気が心配です。夕方からの行事ですので、私はこれまで大祓そのものには行ったことはありません。一度行くとよいのでしょうが、実は鎮国守国神社は氏神様ではありません。我が家の氏神様は、北桑名神社です。

Img_3535c  散歩コース、鳥や昆虫は少なかったのですが、いろいろと花が咲いてきていました。オニユリは、九華公園の東にあるお宅にImg_3578c_20190718180901 毎年咲きます。普通によく見られるユリですが、中国からの渡来種という説もあるそうです。右は、春日町の歩道で見つけたもの。アルストロメリアというようです。

Img_3553c_20190718180601  三の丸のお宅では、ヒマワリを見つけました。高さ2mくらいのものが、3本ほどありました。太陽の下で咲く花というイメージを持っていますので、ちょっと早い気がします。

Img_3545c  午後からは、昨日の授業のQ&Aの仕上げと確認。その他、ご依頼を受けた研究関係の仕事2件に着手。あまり時間をかけていてもいけませんので、ネジを巻いてやらねばなりません。幸か不幸か、予報は雨。「晴歩雨読」であります。写真は、立教小学校近くのお宅にあったムクゲ

2019年7月17日 (水)

江戸橋での仕事もヤマ場を越えました……桑名お宮めぐりのお話しも

Dscn1298c  今日は、梅雨が明けたかと思うくらいの天気になりましたが、週間予報を見ると、まだ1週間先までは、曇りや雨のマークが続Dscn1302c いています。台風5号も西日本に接近し、大雨をもたらすといいますから、油断はできません。お陰様で、江戸橋へ仕事に行く日は、今日で11回連続晴れ/雨は降らずです。今日で13回目の授業が終了。来週は、まとめが中心で、再来週は試験ですから、ヤマ場は越えました(もちろん、学生諸君にとっては、最終日の試験が最大のヤマ場ですが……)。

Dscn1322c  さて、通勤の電車では、往きは授業内容や、学生諸君の出席票に書かれた質問や感想に対する補足説明を確認していきます。帰りは、その日の出席票を眺めた後は、車窓の景色などを楽しんできます。もう4年目ですし、近鉄ハイキングにも何度も行っていますから、ほぼ馴染みの景色なのですが、季節や時期に応じた変化があります。左は、長太の大楠。鈴鹿市南長太町に自生しています。樹高約23m、樹齢1,000年を越えると言い伝えられているクスノキで、この木そのものが神社だったようです。かつて訪れたことがあります(2014年10月12日:長太の大楠……本日は、道草写真にて)。

Dscn1324c  こちらは、四日市市楠町小倉にある「たんぼアート」。2021年の三重とこわか国体・三重とこわか大会をPRするもの。そのマスコットキャラクターである「とこまる」がデザインされているといいます。電車からでは、今ひとつよく分かりませんが、それでもだんだんとキャラクターや文字がハッキリ見えてきています。

Dscn1335c  ところで、桑名駅からの帰り道、北桑名神社近くで、こんなポスターを見つけました。以前、地元タウン誌・ぽろんで、鎮国守国神社が紹介されたとき、宮司さんのお話しにあった「桑名100社めぐり」の企画が具体化したものです。七里の渡しがデザインされた、オリジナル朱印帳が発売されます(¥2,500)。96社をめぐり、コンプリートすると記念品もいただけるということです。朱印帳は、先日、九華公園元管理人のOさんがすでに入手しておられ、見せていただきました。96社を5地区に分け、各地区4日ほど日にちが設定されている中で参拝して御朱印をいただくという仕組み(普段は宮司さんがいらっしゃらない神社もありますから、こういうふうだそうで)。私は、興味はあるのですが、日にちが設定されているところで96社を回るのは大変だな、コンプリートするのは難しいかもと思っておりまする。

 

 

2019年7月16日 (火)

相変わらずの梅雨らしい天候……足を伸ばして新町へ案内板を見に

Img_3440c  相変わらずの曇天。梅雨らしい天候なのですが、気温が低めなのに、蒸し蒸しするという感じ。明日は晴れ間も出るという予報ですが、その後はしばらく今日のような天気とか。梅雨明けはまだ望めないようです。こんな天候ですから、いつも通り、定例コース+αの散歩。住吉神社、九華公園、貝塚公園から外堀、入江葭町、鍛冶町を通って新町へ。そこから一色町、大央町、新築町、京町、田町と6.7㎞。昔の町名がそのまま残っていますから、ずいぶんいろいろと歩き回った印象があるかも知れません。

Img_3367c  住吉神社の前から揖斐長良川の中洲を眺めたら、すでに桑名水郷花火大会に向けてテントが張られ、重機が入って、草刈りやら整地やらの作業Img_3369c をしているようでした。準備していただくのは、何ごとも大変です。近所の方が、「こんな天候、気候なのに、もう花火大会なの?」と思うとおっしゃっていましたが、同感。去年のように台風で水没して延期というのもイヤです。梅雨が明けてスッキリして花火大会を迎えたいと思います。

Img_3384c  今日も鳥はいません。もっともよく出遭う生き物は、クマゼミ(苦笑)。我が家の隣の諸戸氏庭園は、まだ例年に比べて静かでImg_3393c_20190716144501 すが、三の丸公園、九華公園、貝塚公園は競い合うように鳴いています。たくさん出て来ていますから、余計にだと思うのですが、ムクドリに捕まって、餌食になるクマゼミもけっこういます。

Img_3354c  鳥の代わりに今日は、チョウをよく見ました。左はツマグロヒョウモンのオス。桑名七里の渡Img_3373c し公園のところで。右は、アオスジアゲハ。柿安コミュニティパークの遊歩道脇にて。いずれもよく見かけるチョウ。

Img_3404c  ところで、貝塚公園からさらに足を伸ばしたのですが、Img_3406c これは、昨日の記事で紹介した、九華公園・元管理人のOさんの案内板が、新町にもあるというのを確かめてこようということです(歩く距離も稼ごうとも思ったのです)。新町は、時々行く吉津屋町(左の写真)の南にあります。もちろん、旧・東海道沿い。

Img_3410c  吉津屋町から100mもいかないところに鍛冶町があります。ここで旧東海道は、枡形になっており(右の写真の通り)、四角形の3辺を通ります。写真に向かって右手が、京町から七里の渡しにつながっています。ここには、また、吉津屋見附Img_3408c がありました。もとは吉津屋町内でしたが、吉津屋町から鍛冶町が独立しましたので「鍛冶町門」とも呼ばれていました。さらに講釈を重ねますと、枡形の先(京方向)には、かつては堀があり、そこに七津屋橋がかかっていました(現在はどちらもありません)。また、常夜灯も建っていたのですが(天保4(1833)年の建立)、自動⾞通行の邪魔になるということで、戦後「七里の渡し跡」に移築されました。

Img_3418c  七津屋橋跡の先で東海道は、右折し、南へ進みます。慶長の町割で寺が集められた地域。その1つが、新町です。とある時計Img_3412c 屋さんのところに、Oさん作の看板がありました。四日市市内の東海道沿いにはこれとよく似た看板があちこちに(民家も含め)かかっています。それをモデルになさったかも知れません。市内の東海道沿いには、右のような石柱が建っています。しかし、これに気づかない方はけっこうあります。3月10日に参加した近鉄ハイキングでもこのあたりを通ったのですが、枡形のところでも築かず、まっすぐ行く方続出でした(20190310近鉄ハイキング「昔も今もお伊勢参り~旅1日目~東海道、旅人気分で七里の渡しから富田へ」……雨天決行にて「完」)。Oさんの案内板のように、視線の高さにあった方が分かりやすい気がします。

Img_3400c  ところで、貝塚公園から新町に向かう途中で、こんな方にすれ違いました。最初は気がつかなかったのですが、鎮国守国神社Img_3402c の氏子の方で、茅の輪くぐりに使う祓え串(はらえぐし)を配っていらっしゃいました。茅の輪くぐりのとき、氏子の方はこれを神社に納めるのです。笹に御幣が付けられ、カラフルな用紙には住所と名前を書きます。

Img_3431c  帰り道、桑名七里の渡し公園を覗いたら、池でカワラヒワが水浴び。幼鳥のように見えます。1羽だけで、ちょっと無防備な気がします。明日は、水曜日で、江戸橋での仕事も13回目。雨は大丈夫そうな予報ですが、どうでしょう? 講義もヤマ場を越えるところの予定です。

2019年7月15日 (月)

ツバメもスズメもヒナは自立に向けて訓練中……吉津屋町に知人が手作りの東海道案内板を掲示【桑名空襲慰霊之碑の写真を追加(7/16)】

Img_3241c  相変わらず梅雨らしい天候です。曇りという予報。プチ遠征もしたいところですが、出先で降られるのは避けたいので、今日も定例コース巡回です。8時10分から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園から京町、吉津屋町、寺町と5.4㎞。けっこう湿度が高く、汗を掻きました。雨には降られませんでしたから、まぁこれで良し。

Img_2904c  住吉神社の前の揖斐川の堤防で、ヒバリ。最近、このあたりではあまり見ませんでしたが、どこかに行ってしImg_2909cまっていたわけではなさそうです。写真を撮っていたら船津屋さんの裏手の方へ飛んだのですが、そこを見たら2羽。ペアなのでしょう。ヒバリももう子育ては終わったのでしょうか。

Img_2920c  九華公園到着は8時40分、相撲の稽古は早くに終わっていました。鳥も散歩友達もいません。鳥はスズメ、ムクドリ、カワラヒワ、ツバメくらい。連休頃は、凶暴カラスがいましたが、この頃カラスはほとんどいません。ムクドリさんは野球場にて。

Img_2942c_20190715152001  昨日も、京町の呉服屋さん近くでツバメ・ファミリーを見ましたが、今日Img_2951c-2 も、親を含め5羽がいました。昨日、呉服屋さんの巣にいるつばめがいましたが、どうも「休憩所」みたいに使っている感じでした。ということは、ここで営巣し、育ったファミリーのように思えます。

Img_2954c_20190715152101  田町の商店にある巣も見てきました。ヒナは3羽。あまり長居はしませんでしたので、親がエサを運んでくるところは見られませんでした。ここの巣からヒナが巣立つと、散歩コースあたりでのツバメの子育ては、終了。連休前くらいから2ヶ月近く楽しませてもらったことになります。

Img_3302c_20190715152101  話をちょっと戻しますが、京町公園には毎朝、どなたかがパンくずを撒いて、鳥のエサにしImg_3308c_20190715152101 ています。スズメがもっともたくさんやって来ます。今日は、幼鳥を連れた家族が。幼鳥、かなり大きくなって、もう自分でパンくずを拾えそうに見えたのですが、それでも親にねだって食べさせてもらっていました。

Img_3074c  鎮国守国神社では、茅の輪くぐりが7月20日(土)に迫ってきました。今日は、氏子の係の方々が、茅の輪づくりの作業をしImg_3261c ておられました。朝6時に集合して、国道23号線の南、浜地蔵あたりまで材料を採りに行って来られたそうです。早くから掲げると枯れてしまって、みっともないということで、どこか冷暗所で保管するそうで、拝殿前には茅の輪を支える枠組みだけがあります。当日、午前中に茅の輪が取り付けられるということでした。他の神社では、6月30日に行われますが、鎮国守国神社ではこの日に決められています。土用の入りの日ですから、何か関係があるのかも知れません。

Img_3268c  貝塚公園では、今日は、桑名空襲犠牲者追悼式が行われていました。昭和20(1945)年7月17日と24日にImg_3270c アメリカ軍の大規模な空襲を受け、あわせて657人の方が亡くなり、1,000人以上がケガをしています。毎年この時期に追悼式が行われています。公園内には、慰霊の碑があります。NHKも取材に来ており、津放送局のサイトにニュースが載っています(こちら)。

Img_3285c  ところで、九華公園で元管理人のOさんから「吉津屋町に東海道案内板を掲げた」と伺いましたので、確認してきました。前かImg_3289c ら話は聞いており、実は昨日も立ち寄って来たのですが、昨日午前の段階ではまだでした。京町公園(京町見附跡)のところを南に曲がったところ、「器の店 大倉」さんの東側のお宅の塀にあります。ご覧のような立派なもの。すでに市内新町にも1つあるそうですし、鍋屋町あたりにも掲げたいと場所を交渉中と聞きました。

Img_3283c  Oさんは、私と組んで九華公園で「九華公園の野鳥たち」「九華公園を楽しく歩こう」「桑名の城跡47」「桑名の東海道」のパネルをつくって、掲げてくださった方。DIYの腕は玄人はだしですし、何といってもアイデアマン(誉めても何もでませんと、いわれそうですが)。パネルの上部には、先を三角にした長い板が2本取り付けてあります。これが方向と、それぞれの先にある名所旧跡を示す「案内矢印」になっています。桑名でもこの旧東海道を歩いていらっしゃる方にはよく出会いますし、道を尋ねられることもあります。東海道を案内する石柱もあるのですが、残念ながらあまり目立たないのです。名所旧跡案内も同様。四日市などは各地区ごとに(おそらく市が予算を付けて)、案内板や名所案内、パンフレット、ウォーキングマップがあります。こういうところこそ見倣って欲しいですねぇ。

Img_2946c  と京町、吉津屋町あたりをウロウロしていたら、お相撲さんが自転車で九華公園方面へ。9時半頃。Tシャツ姿ですし、時間Img_3258c_20190715161101 からして、今日は取り組みが休みの力士なのでしょう。Tシャツの背中には、「やってもだめならもっとやれ」とありました(微笑)。右は、今朝見てきた、昨日までの星取り表。

 明日は雨模様。散歩は難しいかも知れません。メダカの睡蓮鉢に、熱帯スイレンの他にもう1種類、水生植物を入れようか思案中です。

【桑名空襲慰霊之碑の写真(7/16追加)】

Img_3396c  貝塚公園で桑名空襲追悼式が行われましたが、本文にも書きましたように、ここには桑名空襲慰霊之碑があります。平成Img_3398c 10(1998)年10月に建てられています。裏にはその空襲のすがたが刻まれています。昭和20(1945)年7月17日未明には、米軍のB29爆撃機94機が飛来し、焼夷弾10数万発を投下したとあります。さらに7月24日白昼には、同じくB29が1トン爆弾818発を投下したといいます。

2019年7月14日 (日)

あちこちでツバメ・ファミリーを目撃【九華公園でオオヨシキリを目撃(7/15付記)】

Img_3097c  雨は朝方に上がりましたが、その後もスッキリしない天候です。週間予報でも、曇り、雨のマークが並んでいます。今日もまた、少し早めに散歩。8時前から10時過ぎにかけて、住吉神社、九華公園、貝塚公園、入江葭町、吉津屋町、京町、田町と5.4㎞ほど。途中、晴れ間も見えて、これだったら遠征すればよかったかという気もしましたが、まぁそれは結果論。淡々と過ごすのであります。

Img_3106c  野鳥は相変わらずですが、それでも揖斐長良川の中洲にはサギの姿がありますし、街中ではツバメを見ます。ツバメの巣にヒナImg_3226c がいるのは、いつもの散歩コースではもう、田町の商店のところだけ。3羽のヒナがいます。しばらく待ったものの、今日は親ツバメは来ませんでした。タイミングが合わなかったのでしょう。

Img_3218c  ツバメといえば、すでに巣立ったはずの京町の呉服屋さんの巣に、ヒナと親がいました。ここは3つの巣があり、この巣は、一番仔がいたところ。二番仔は、この奥の巣で育っていたのですが、いったいどういう具合なのか、よく分かりません。巣立ったヒナとその親が戻ってきたのか、まったく別のツバメ・ファミリーが一時的に借りたのか? 

Img_3201c  この呉服屋さんのすぐ南、通りを1本挟んだ民家の壁に別のツバメ・ファミリー。左の写真には4羽しか写っていませんが、親がImg_3217c    2羽、巣立った幼鳥が3羽いました。右の写真では、向かって右が親、左が幼鳥。幼鳥も、すでに体の大きさは親と遜色ないくらいになっています。

Img_3143c  もう1つツバメの話題。九華公園の吉之丸堀にある電線にも、ツバメ・ファミリーがやって来ていました。曇天でしたので、こんな写真でちょっと残念ですが、押しくら饅頭ではありませんが、2羽がくっついています。

Img_3108c  さて、その他に見る鳥といえば、ムクドリ、スズメ、カワラヒワくらい。カラスも少ない状況です。左は三の丸公園にいたムImg_3162c クドリ集団。20羽近くがいて賑やか。手前の2羽は幼鳥のようです。右は、九華公園本丸跡で見たムクドリ。クマゼミを捕まえて振り回していました。セミも短い命なのに、ちょっとかわいそう。

Img_3119c  スズメは、割りと見ますが、一時ほど多くはありません。こちらは、九華公園の北門あたりで見たスズメ。どこかでパンをもらってきたようです。

Img_3130c  昨日、九華公園でミドリガメが産卵したところ。カラスがたくさんいた頃は、卵を産むとすぐにカラスがほじって食べてしまうか、ヒナのエサにしていました。しかし、カラスも少なく、無事でした。せっかく産んだ卵ですから、無事に孵ってほしいところ。2~3ヶ月かかるそうです。

Img_3233c  あまり話題もありませんので、桑名水郷花火大会に向けての看板コレクション。これら2枚は、打ち上げ場所、観覧場所にもImg_3236c 近い、住吉神社の南の市道に掲げられていたもの。昨日は、「場所取り禁止」の看板を載せましたが、ちょっと準備が早すぎです。2週間も先の規制看板を今から出すとは(笑)。

Img_3185c  こちらは、立教小学校近くにあったもの。立教小学校のグラウンドはいつも、臨時駐車場になります。ちなみに、駐車場の料金は、「協力金」の名目で、¥2,000。これはちょっと高い気がします。最も遠い光風中学校のグラウンドからは、観覧場所まで直線距離で1.5㎞もあります。観光でお客さんを呼ぼうとマジメに思うなら、もうちょっとよく考えた方がよい気がします。

Img_3092c  オマケ。サギソウの様子。昨日(7/13)夕方の撮影ですが、蕾らしきものが見えてきました。咲いてくれることを期待しています。小声でのつぶやき。今日まで(明日も?)、石取祭の鉦太鼓の練習。夜10時までなのですが、ベランダ側の窓を開けていると、テレビの音が聞こえないくらい賑やかで参ります。

【付記(7/15)】 本文に書き忘れました。この日、九華公園の野球場のライト-センター間の奥の外野フェンスのところでオオヨシキリを目撃しました。とっさのことで、ビックリし、写真は撮れませんでした。その後、オオヨシキリは、外周遊歩道の東側へ飛び去って、見失ってしまい、残念。

2019年7月13日 (土)

峰崎部屋の朝稽古には遅刻、ミドリガメの産卵は見逃す(苦笑)

Img_3040c  夕方から雨で、夜から明朝にかけてはよく降るという予報。久しぶりに峰崎部屋の朝稽古でも見ようと思って、朝7時半に散歩をスタート。しかしながら、九華公園に着くまでに散歩友達お二方と遭遇。それぞれに話し込んでしまい、九華公園到着は8時をやや回った頃(苦笑)。朝稽古はほとんど終わりがけでした。若い頃は、こんなにおしゃべりではなかったような気がするのですが、いったいどうなったのでしょう? 我ながら不思議。

Img_3047c  揖斐川の堤防、すでに7月27日の桑名水郷花火大会に備えて、「場所取り禁止」の看板が多数。昨年から有料席が設けられた2019suigouhanabi り、駐車場も一部有料となったりしています。河川敷に設営される椅子席は、普通のパイプ椅子ですが、1人8,000円とか(驚)(こちら)。我が家はお陰様で、玄関先からほぼ「居ながらにして」眺められます。右の画像は、桑名市観光案内のサイトから借りました。

Img_3050c_20190713113301  はじめに書きましたが、峰崎部屋の朝稽古を見ようと思ったものの、間に合わず。ほぼ終わりがけでした。今朝は、荒鷲関を始Img_3060c め4人の力士。取り組み開始が8時40分だそうですから(こちら)、幕下力士で取り組みがあると、もっと早い時間から出かけてしまうようです。宿舎の鎮国守国神社から、近鉄、地下鉄利用でドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)までは1時間半弱かかります。右の写真は稽古を終えて、宿舎に自転車で向かう荒鷲関。後ろは、序の口の峰雲(ほううん)。

Img_3063c  昨日までの星取り表。十両の荒鷲関、スタートはよかったものの、3勝3敗(ただし、3日目の安美錦戦は、不戦勝)。幕下の豪頂山以下は、1勝2敗か、2勝1敗。奮起を期待したいところ。

Img_2829c_20190713113301  さて、野鳥その他の生き物の姿はあまりありません。毎回同じことを書いていますが、代わり映えしないのです。住吉神社の前から揖斐長良川の中洲を見ると、白いサギが2羽。1羽はダイサギのようですが、もう1羽はダイサギかコサギ。繁殖シーズンもそろそろ終了ですから、中洲や長良川河口堰に戻ってくる日も近いかと思います。

Img_2837c  九華公園では、スズメ、ムクドリを少し見たくらい。他に目立つのは、カワウくらい。普段であれば、漁をして、魚をゲッImg_2861c_20190713113301 ト したところは別として、カワウの写真は、大変恐縮ながらほとんど撮りません。しかし、今日は被写体に事欠いて、例外(苦笑)。よく見ると、目などきれいなブルーをしています。右のカワウには1mほどにまで接近して撮りました。カワウさんも逃げるに逃げられずという感じで、ちょっと申し訳ないことをしたかも知れません。

Img_2842c_20190713113301  ミドリガメの産卵シーズンは終わったかと思っていたのですが、九華公園・奥平屋敷跡で懸命に穴を掘っているカメを見つけImg_2878c_20190713113301 ました。左の写真は、8時17分頃の撮影。しばらく見ていたのですが、穴掘り作業が続いていました。後ろ足を交互に動かして、器用に穴を掘ります。「まだ時間がかかるだろう」と思って、公園内を一周し、さらに貝塚公園に行ってからもう一度見に行ってきました。ところが、ほぼ1時間後の9時23分に戻って来たら、すでに産卵は終えたようで、穴を埋め、後ろ足で踏んで固めている最中。ちょっと読みを誤りました(苦笑)。ミドリガメの産卵は、2017年6月17日に見ています(ミドリガメの産卵シーン)。

Img_2868c  賑やかなのは、クマゼミ。諸戸氏庭園はまだ静かなのですが、三の丸公園、九華公園、貝塚公園はかなり賑やか。先が思いやImg_2888c られます。ツバメのヒナ、散歩コースではまだ、田町の商店にいます(右の写真)。親がやって来てエサを与えていますが、そのシーンは今日はうまく撮れず。ツバメの子育てもほぼ終盤です。

 

2019年7月12日 (金)

溜池めぐり……チョウトンボはそれなりに、山田溜池公園ではカワセミを撮り逃がす失態(苦笑)

Img_2938c  午前中から晴れてくるという予報で、朝早くからウズウズ(笑)。ためらいもなく、溜池めぐりへ。しかし、結果的には午前中Img_2919c は曇天でちょっと残念。昼からは晴れてきたのですがねぇ……。まずは、万助溜公園。到着は、8時50分頃。言うまでもなく、チョウトンボ狙い。駐車場から上溜へ直行しようと思ったものの、何となく気になり、万助溜(大きい方の溜池)を回っていくことに。これがラッキーでした。右の写真で四角で囲んだ、池の東側でチョウトンボが10匹以上。乱舞といえる状態(ただし、写真に撮るのは至難の業で、敢えなく敗退(笑)ピンぼけ写真ばかりで載せるものがありません)。交尾相手を求めるような行動や、産卵していると考えられる行動が見られました。

Img_2678c  池の端の草に来て止まったところを撮りました。こちらの万助溜の方も、トンボはたくさんいます。コシアキトンボ(右の写真、飛んでいるところを撮ってみました)、シオカラImg_2674c トンボ、ギンヤンマ、オニヤンマ(?)など。晴れていて、もっと明るかったら、いろいろと撮れたと思います。ということは、また改めて行くということです(懲りもせず)。

Img_2696c  上溜(浮御堂のある方の池)では、蓮は雨が降ったせいか、花が開いているものは頭を垂れてしまっていて、今日はあまりこImg_2699c れという写真は撮れませんでした。

Img_2760c  パターンもあまり代わり映えがしません(苦笑)。もうちょっと工夫すればと自分でも思うもImg_2787c のの、なかなか自由な発想は難しい。クローズアップで切り取るという風になりがちです。

Img_2951c_20190712153301  上溜の方、今シーズンは、チョウトンボは土手から撮影することなりますが、先客がいらっしゃいました(勝手に冒頭の写真Img_2727c に小さく登場させました)。たぶん、makoさんが先日お会いになった方(万助溜で今年1番の蝶蜻蛉GET & 出会いの輪 ♪)。撮影に区切りを付けられたようで、少しお話しして、あれこれ余計な講釈を垂れてしまいました m(_ _)m お話ししながら、チョウトンボを撮影。飛ぶシーンも動画に撮ろうと、何回かチャレンジしたものの、動画を撮っている間は飛ばず。止めると、チョウトンボが飛ぶということの繰り返しで、これまたうまく行かず。まぁ、また出かける理由(言い訳?)ができました。

Img_2731c-2  他のトンボやチョウたち。左の写真は、ミヤマアカネのメスではないかと思います(未成熟なオスかも)。警戒心は薄く、割Img_2745c りと近くまで寄れました。右は、オオシオカラトンボのオスと思われます。シオカラトンボを立派にしたようなトンボ。シオカラトンボは、腰から下が急に細くなっていますが、このトンボは尾の先までほぼ同じ太さですから、オオシオカラトンボと考えられます。

Img_2691c-2  左の写真は、ショウジョウトンボのオス。全身真っ赤。ショウジョウは、「猩猩」。古典に記された架空の動物です。能のImg_2796c 演目の『猩猩』も有名。真っ赤な能装束で飾った猩々が、酒に浮かれながら舞い謡います。この印象から大酒家や赤色のものを指すこともあります。右の写真は、チャバネセセリと思います。

Img_2729c  こちらは、ずいぶん疲れた姿ですが、ウラギンシジミのオスのようです。ウラギンシジミは、その名の通り、翅の裏面は真っ白。モンシロチョウくらいの大きさのチョウで、オスの翅の表面は、このように濃茶色地に朱色の紋となっています。万助溜公園には、10時25分頃まで、1時間半も滞在。

Img_2979c  続いて、先日は駐車場が一杯で入れなかった山田溜池公園へ。以前来たことはあるのですが、駐車場近くを回っただけで、全Img_2983c 体は見たことがありません。3つの溜池(北から上溜・中溜・下溜)がある自然公園です。面積は70,000㎡とかなり広いのですが、今日は一周することに。駐車場から上溜へ向かってすぐ、右の看板(苦笑)。文字が消えかかっていますが、「まむしに注意 東員町」とあります。ビビりつつも歩いてきました。

Img_2986c  一周することにしたのには、何がいるか見て回りたいということと、イヌナシの木があるところを確認したかったのです。案Img_2992c 内図の、向かって右端、上溜の北側にある東屋のところにあるはず。「山田半ノ木谷イヌナシ自生地」という案内板が立っていました。東員町指定天然記念物です。花は4月初旬ですから、また来年ということです。イヌナシと言えば、先日(6/24)は、鳥取神社のものを見てきています(ヤバい公園を巡って(笑)……鳥取神社のイヌナシも見てきました)。イヌナシは、マメナシといわれる野生のナシの中では原始的な種です。

Img_3007c  山田溜池公園を一周してきましたが、東屋近くに睡蓮が咲いていたのと、ヒヨドリ、カラスを見て、コゲラやカワラヒワのImg_3013c 鳴  き声が聞こえたくらい。トンボは、コシアキトンボ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボを確認しました。一周して駐車場のところに戻って、すぐ目の前にある東屋へ。ここで、失敗を犯しました。右の写真で赤丸をつけたところにカワセミがいたのです。何か動いていると思ってカメラを向けようとした瞬間、逃げられました。誠に残念。ほとんど目の前でした。その後、しばらく待ったものの、再登場はなし。

Img_3018c  帰りに大仲池(大仲大溜池)も見てきました。桑名の大仲新田、サンシパークのすぐ西にある池。池の存在そのものはかなり前から知っていました。朝、万助溜公園へ行くとき、アオサギや、白いサギが数羽いるのが見えたので、帰りに立ち寄ったという次第。しかし、11時半近くで、サギの姿はなし。行きがけに通ったのは、8時40分くらいですから、それくらいの時間に行かないと、野鳥は見られなさそうです。ここもまたの機会にということ。

2019年7月11日 (木)

梅雨らしく雨の1日……午前中は仕事、午後はメダカの世話

Img_2916c  朝から雨で、梅雨らしい天候となっています。当然散歩には出られません。残念ではありますが、時節柄やむを得ません。左のImg_2878c 写真は、15時頃の南東の空。天気がよければ、ナガシマスパーランドまで見えます。左端にいつも散歩に行く九華公園の森が見えています。右はそのクローズアップ。赤い看板が載っているのが、柿安本社。その右が九華公園。昨 日、午後から、非常勤先の講義の出欠だけは確認したのですが、所用があってQ&Aまで書く時間がありませんでした。今日午前中は、そのQ&Aにゆるりと取り組んでおりました。

Img_2885c  午後は、メダカ水槽の水替え。週に1回が目安ですが、梅雨入り前にメダカの数が一気に減ってしまい、水の汚れ方がかなり違Img_2867c_20190711172401 ってきました。親メダカは、現在10匹。2つの水槽(百円均一の店の食品保存容器を利用)に5匹ずつ分けています。そして、一方にはミナミヌマエビが入れてあります。去年、ホームセンターで10匹飼ってきたのですが、こちらも減ってしまい、現在2匹。黒っぽいのと白っぽいのと、大小1匹ずつ。黒っぽい方は、背中の真ん中には白っぽい太い線が尾まで走り、線をはさむように「ハ」の字型の縞模様が並ぶという典型的なパターン。白い方は、まだ幼いと思われます。寿命は約1年といいます。

Img_2895c  もう一つの水槽には、メダカの他にヒメタニシを入れています。約3.5cmで田んぼによくいるタニシとは違います。水槽の掃除Img_2905c 屋さんに最適という話しで、家内の実家に置いてある愚息の水槽から導入。メダカの数が減ってしまい、掃除屋さんとしてどれくらい働いているかは、今のところ不明。時々水面を背泳ぎしているのを見ます。卵胎生で、雌雄異体。メスが稚貝を直接産むそうです。自然環境では6月~8月の時期に、約30個から40個の大きさ約3ミリから5ミリほどの稚貝を産出するといいますが、今のところその気配はなし。

Img_2880c  ということで、散歩に行けませんので、いつも以上にゆるりと過ごしております。明日は曇りの模様。雨が降らなければ、散歩に行くか、万助溜公園へGO!

2019年7月10日 (水)

今日も晴れ(微笑)……石取祭の鉦太鼓の練習も始まりました

Dscn1290c  7月も早くも10日。そして、今日は水曜日。江戸橋での非常勤の講義、12回目です。朝のうちはやや厚い雲に覆われていましたが、講義が始まる頃からは青空も見えてきました。お陰様でこれで5月の10連休明けから10連勝です(微笑)。調子に乗っているわけではありません。講義も残すところ、試験を含めて3回となりました。今日は、レポートを返却。1年生諸君は、まだレポートをまとめることに慣れていないようで、大変だったかと思います。可能な範囲でレポートを書く際、留意すべき点についても話して来ました。

Dscn1285c  さて、何回か話題に取り上げていますが、非常勤先にはツバメの巣が2ヶ所あります。先週の講義のときにも見てきました(2019年7月3日 :今日もセーフ……仕事の日でしたが、降られずに済みました)。しかし、校舎棟の2階にある巣のヒナ3羽は、今週月曜日にすべてが巣から落下していたそうです。皆落下していたということは、何かに襲われたのかと思いますが、詳細は不明。1羽だけが無事で、職員の方が巣に戻したのだそうですが、結局巣にはおらず、別の所にいて親がエサを運んでいたりしていたといいます。まだ巣立つには早いと思うのですが、飛行訓練をしているらしいところも見られたそうです。もう1ヶ所、非常勤講師控え室の前にある巣、今日は空っぽ(左の写真)。助手の先生に伺うと、最近ツバメは見ないとのこと。うまく行かなかった可能性が高いかと思います。鳥たちの繁殖もなかなか難しいようです。

 帰宅して昼食を摂ってからは、今日の出欠チェック。その後所用で出かけたりし、4時半頃帰ってくると、町のあちこちから、石取祭の鉦太鼓の音が聞こえてきます。来週月曜(7/15)、海の日に石取祭囃子優勝大会がありますので、それに向けての練習が今日から始まったのです。毎年、この時期の風物詩。7月も半ばになったなぁということです。動画を撮りました。練習しているところは見えないのですが、鉦太鼓の音が聞こえます。

2019年7月 9日 (火)

途中からコースを変え、7.9㎞も(笑)

Img_2710c  午後からはにわか雨もという予報でしたが、晴れ間も出てくるくらいでした。午前中は雲が多めでしたので、いつも通りの散歩コースへ。8時20分出発。住吉神社、九華公園、貝塚公園と回っていきます。

Img_2717c  揖斐川沿いの堤防下の河川敷、昨日の除草作業でサッパリしました。毎年、今頃と年末の2回しか除草は行われImg_2718c ません。予算の関係なのでしょうが、もう少し回数を増やしてもらった方がありがたいところ。草刈りをして、虫が見つけやすくなったのか、ムクドリや、ツバメが集まってきています。ツバメは低空飛行で飛びながら虫を捕まえていきます。

Img_2721c  九華公園相撲場、峰崎部屋の朝稽古は今日は、8時には終わって、片づけもされていたそうです。荒鷲関は、初Img_2743c_20190709165801 日、2日目と白星。好スタートを切っていますから、名古屋場所では期待できそうです。公園内、鳥だけでなく、散歩友達も少なく、ちょっと淋しい。Oさん、Yさんと出遭ったくらい。クマゼミはよく鳴いています(笑)。公園外周の遊歩道では、柿の実がかなり大きくなってきているのを見つけました。

190709walk  このあと、貝塚公園へ。いつもなら、貝塚公園から西に向かい、京町や寺町、田町方面へと歩くのですが、今日はちょっと変えてみました。貝塚公園で出遭った散歩友達のSさんが、「今日は、住吉神社から赤須賀を通って国道23号線の揖斐長良大橋へ、さらに消防署からここに戻って来た。1万歩や!」とおっしゃるのです。さらに「違うコースへ行くと面白いし、かって疲れないな」とも。これに刺激され、私も、いつもとはパターンを変えることにしました。それで、今日の散歩は、左の地図のようなコースへ。7.9㎞も歩いてきました(爆)。

Img_2749c   貝塚公園のすぐ南にある柳原交差点から、さらに南下。この先には、桑名税務署、さらに地図にはありませんが、税務署のImg_2754c 南には桑名消防署があります。消防署の交差点で左折し、東へ。このあたり、まだ水田がかなり残っています。稲もずいぶん伸びてきています。

Img_2756c_20190709165801  途中、三重交通桑名営業所の前を通って、国道23号線地蔵交差点へ。こここらは、実家Img_2768c 方面に行くときにクルマで通るところ。地蔵交差点は、全日本大学駅伝のコースでもあり、歩いてここまで応援に来たこともあります。

Img_2776c_20190709165801  赤須賀には永禄4(1561)年、三河国市場村(現在の愛Img_2803c_20190709165801 知県幸田町)から移住してきた人たちが住みつき、漁業を営みました。その後、赤須賀新田(現在の地蔵)が開かれ、江場村からの農民とともに、赤須賀漁民は全員移転。元の地は武家屋敷となって、今は元赤須賀と呼ばれています(貝塚公園の東あたり)。さらに赤須賀の人たちが住む町が形成され、赤須賀新田から独立し、猟師町赤須賀と呼ばれました。狭い土地に密集して住みましたので、俗に「猫飛び町」といわれました。右の写真のように、家が建て込んでいて、猫が家から家へ飛んでいけるという意味です。

Img_2792c_20190709165801  国道23号線の揖斐長良大橋の北には、赤須賀の漁港があります。このあたりから堤防の上の道を上流方向へ。今日は、休漁Img_2807c 日ですから、港は静か。はまぐりプラザから南に150mあまりのところにお寺のような建物があり、前から気になっていましたので、ちょうどよい機会と、見てきました。

Img_2825c  地図には卍のマークが付いているのですが、名称はありません。調べてみたら、真宗高田派の赤須賀協会というようです。桑名市立図書館が平成27年度に発行した「はまぐり・しじみを育む桑名の漁業」には(p.37)、「赤須賀説教所」として出て来ます。詳細な歴史は分かりませんでしたが、毎年10月27日には「虫供養」として、漁師さん達は漁を休み、魚介類の供養と漁協組合員の物故者の法要が営まれるそうです。

Img_2831c_20190709165801  説教所内、北側には、蛤塚と、「普照」と刻まれた石碑がありました。蛤塚は、昭和二十四(1949)年2月に貝新本店の水谷Img_2833c_20190709165801 新之助氏と、本町貝新の水谷新兵衛氏が寄進して建てたものです。貝新は、桑名にある時雨蛤屋さんのブランド。貝新を名乗るのは、5社(貝新新左衛門貝新水谷新九郎新之助貝新貝新新七貝新フーズ)あります。新之助の名前は新之助貝新に継がれていると思います(総本家新之助貝新)。貝新フーズさん以外は、「総本家」を名乗っていますが、よそ者にはどれがホントの総本家かは不明。その他に、貝藤・貝増・貝繁・貝順・伊勢志ぐれ・瑞宝しぐれ等もあります。

Img_2836c  「普照」の石碑は、昭和27(1952)年7月17日の空襲で亡くなった方々の忠魂碑。昭和32(1957)年4月、赤須賀自治会と郷友会が建てています。揮毫者は、僧・忍阿。桑名の空襲は、このときが4回目。焼夷弾大空襲で市街地は焦土と化したといいます(こちら)。米軍の資料によれば、17日午前1時25分から2時40分にかけて、B29機94機が、100ポンドのM47焼夷弾5,837発と500ポンドのE46焼夷集束弾2,460発を投下し、市街地の77%、山本重工30%、三菱重工80%が破壊されたとなっているといいます。

Img_2812c  さらに、「村盆之碑」がありました。明治27(1894)年に赤須賀村有志者が建之。碑文は、当然、漢文。あまりよく分かりません(苦笑)。腰を据えて、漢和辞典を駆使すれば少しは分かるかも知れませんが、今日はその元気はありません。ネット検索では何も情報が出て来ません。赤須賀にお住まいの散歩友達もありますので、今度お目にかかったら伺ってみることにします。

Img_2849c  と謎をかなり残しつつ、揖斐川の堤防に戻って歩きます。左の写真は、はまぐりプラザ。公民館・漁業交流センターが入った複Img_2852c_20190709165901 合施設として平成22(2010)年にオープン。ここには、食堂はまかぜがあり、白魚丼なども食べられます。河口堰を眺めつつ、七里の渡し跡、住吉神社まで、一回りしてきたことになります。

Img_2861c_20190709165901  久しぶりにALKOOのデータ。12,756歩。9.8㎞はやはり過大評価。

192x192  ところで明日は水曜日。江戸橋での非常勤の講義、12回目。レポートを返却します。学生たちの反応や、如何に(笑)。来年、Windows7のサポートが終了しますし、消費税も上がりそうですから、持ち運び用のパソコンの新調を考えていました。しかし、サイズの小さいものはけっこうよいお値段(苦笑)。前期分の非常勤講師料のほとんどをつぎ込まねばならないくらい。これはちょっとどうかと思えます。15.6インチ液晶なら安いのですが、大きくて、重さも2kgを越えます。あれこれ調べた結果、NECのものを購入。届いてみれば、けっこうバカでかく、重たい(苦笑)。オマケに4月から使っているリュックには、入らず。リュックまで新調する羽目に陥りました。まぁ、手提げやショルダーの鞄で運ぶよりはマシ、ということ。明日の天気も心配になります。

2019年7月 8日 (月)

すでにクマゼミが賑やかになりつつあります……梅雨の晴れ間

Img_2709c  今日も梅雨の晴れ間。気温はさほど上がらず、28℃ほど。やや蒸し暑い感じ。いつも通り、8時20分過ぎから散歩へ。今日は定例のコース、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、京町、田町と5.4㎞。11時過ぎに帰宅。もう何年も歩いていますので、あちこちで知り合いに出会います。5.4㎞歩くだけなら、こんなに時間はかかりません(笑)。鳥や昆虫を眺めていたり、出てくるのを待っていたり、知り合いとおしゃべりに興じたりで、生活リズム計に歩数が記録されていない時間帯がけっこうあるのです。

Img_2666c  今日のトピックスは、こちら。クマゼミさん。7月4日(木)に九華公園と内堀南公園で初鳴きを確認していますが(クマゼミ登場……貝塚公園でツマグロヒョウモン、午後はレポート読み)、姿を捉えたのは、今日が今シーズン初。写真は九華公園の外周遊歩道にて。今日は、三の丸公園や、九華公園(何カ所かで鳴いていました)でクマゼミの鳴き声を聞いています。

Img_2628c  さて、住吉神社前の揖斐川の堤防に出たら、草刈り作業が行われていました。左の写真は住吉神社から七里の渡しに向かう、堤防上のImg_2501c 遊歩道。この左手が揖斐川で、河川敷というか、そういう類いのところがあります。この機械は初めて見たと思いますが、芝刈り機の大型バージョンという感じ。かなり強力。これを5~6台入れて、住吉神社の南から九華公園の東あたりまで作業が行われていました。この時期の草刈りは、定例で、桑名水郷花火大会が近づいたことを思い出させてくれます。花火大会、今年は7月27日(土)の予定。去年は台風によって11月末まで延期されましたが、やはり真夏の暑い時期に見たいもの。

Img_2644c  昨日から、大相撲名古屋場所が始まりました。峰崎部屋の朝稽古は、場所が始まると、おおよそ朝8時頃まで。幕下力士がほとImg_2641c んどですので、取り組みに間に合うようにということで毎年、このようになります。相撲場脇の掲示板には、昨日・初日の星取り表が出ていました。荒鷲関、泉川、大勇人、都島、峰雲は白星、若肥前は黒星。不十分ながら朝稽古を見守ってきましたので、千秋楽までケガのないよう気をつけて、白星を重ねて欲しいと思っています。

Img_2506c  野鳥の姿は相変わらず少ないのですが、今日は、スズメの他にシジュウカラファミリーも見ました。どちらも、今年生まれのImg_2528c 幼鳥をよく見ます。スズメは九華公園のあちこちにいます。シジュウカラ・ファミリーは、九華公園の外周遊歩道の桜並木にて。右も、子ども。虫か何かを見つけたところ。

Img_2544c  昆虫もあまり多くは見られません。左のウチワヤンマは、九華公園の堀のあちこちで見まImg_2554c す。石垣沿いにパトロール飛行をして、時々休みます。右は、ツマグロヒョウモンのオス。貝塚公園にて。先日、交尾しかけたのを邪魔してしまいました。

Img_2571c  ツバメの巣は、京町の呉服屋さんと、田町の商店とを巡回。7月も8日ですので、今年確認している巣では他には、もう営巣Img_2691c はしません。2枚の写真は、京町の呉服屋さんにて。ヒナは3羽。そろそろ巣立つかと思っているのですが、今日はまだ。真ん中のヒナが、エサにトンボをもらっています。右はエサを運んで来た親ツバメ。しっぽが長いので、オス。エサ探しも大変でしょう。そういえば、揖斐川の草刈り現場には、餌になる虫が出てくるのでしょう、ツバメやムクドリがたくさん集まっていました。

Img_2591c  田町の商店では雛が孵ったようです。まだ目が開いていません。3羽はいると思います。土曜の午後以降に孵ったと思います。ヒナは巣立つまで約3週間くらいといわれます。今月末には巣立つのでしょう。見守ってやりたいと思っています。

Img_2705c  この田町の商店近くに、ご覧の幟旗。早くも、石取祭の幟です。今年は、8月3日(土)、4日(日)。北市場整列の年ですから、本楽の3日は我が家のマンション近くに並びます。一段と賑やか(笑)。また、写真、動画を撮りに行って気を紛らわすことにしようと考えています。

Img_2671c  余談。九華公園の本丸跡にて。通行止めの看板を前に、ミドリガメさん、思案中(笑)。たぶん産卵に上がってきたのだと思うのですが、しばらく止まっていました。このあと自分が車両ではないことに気づいたのか、通行止めの看板に向かって左手に入っていきました。

 

2019年7月 7日 (日)

万助溜公園で蓮とチョウトンボ

Img_2621c  10時頃からよく晴れてきました。気温も31.8℃とかなり上昇。レポートの採点も終わりましたので、ようやく万助溜公園へ。今シーズン2回目。8時55分に到着。Img_2518c_20190707173901 下の大きい池でカイツブリを撮影しているらしいバーダーの方がいらっしゃいましたが、私は、上の浮御堂のある蓮池へ直行。結局、1時間半ほどウロウロ。帰りに山田溜公園にも回ってみましたが、あいにく駐車場が一杯で入れず。さらに照源寺へ蓮の様子を見に行ったものの、こちらはまだまだでした。

Img_2534c  まずは、万助溜公園の蓮から。makoさんのブログで拝見したように(リアル投稿 in 万助溜の蓮池は・・)、かなり咲いてきてImg_2326c_20190707173301    いました。浮御堂に続く回廊を周りながら、また、立ったり、しゃがんだりして視線の高さを変えながら、いろいろと試してみました。

Img_2536c_20190707173301  早朝に花開いて、昼には閉じるということですから、もう少し早い時間から来て見るとよいのでしょうが、あまり早い時間からImg_2299c 活動するのはどうも苦手。せいぜい7時半過ぎに出発できるかどうか(苦笑)。また、チャレンジしてみたいと思っています。

Img_2344c  あれこれ試してはみましたが、どうも、今ひとつ(もっとか?)芸術的センスに欠けており(しっかり自覚しています)、自Img_2360c 分で見直してもなかなか「これは!」と思えるものはありません(苦笑)。ブロ友の皆さんの写真をもっとよく見て、勉強しなくてはなりません。

Img_2570c  さて、万助溜公園でのもう一つの目的は、こちら、チョウトンボです。今日は、たくさん見ました。ただし、日差しがあっImg_2479c_20190707173401 て、ある程度気温が上がってからよく出てくるような気がします。10時前くらいから、浮御堂のある蓮池の周辺で述べ6匹ほど見かけました。そっと追いながら見ていると、蓮池の葦のあたりだけではなく、小高くなった丘の上にある樹木の葉にも止まるようです。このあと、帰り道に公園の外回りをグルッと歩いたのですが、下の大きい池でも、とくに東から南あたりで、チョウトンボが5~6匹飛んでいました。チョウトンボは、飛んでいるところや、動画も撮ってみたいので、また出かけるつもりです。

Img_2495c  チョウトンボの他にも何種類ものトンボが飛んでいます。左は、先日行ったときにも撮ったショウジョウトンボのオス。メスImg_2467c もいて、交尾しそうでしたが、先だってのツマグロヒョウモンと同じく、お邪魔虫をしてしまったようでした(苦笑)。右は、キイトトンボ。たぶん初めて見たと思います(子どもの頃も含め)。

Img_2602c_20190707173401  そして、こちらは、私の好きなウチワヤンマ。九華公園あたりでもよく見かけます。尾の先にうちわのような形をした突起があります。このほか、ギンヤンマ、コシアキトンボ、シオカラトンボなど多数。

2019年7月 6日 (土)

九華公園で花菖蒲の株を分けてもらいました

Img_2507c_20190706213801  今日もまた梅雨らしい天候でした。雨は朝方で上がったものの、スッキリしない天候。しかしまぁ、くすぶっていてもいけませんので、いつも通り、8時20分から散歩に出ました。万助溜公園の蓮や、チョウトンボが気になるのですが、出先で降られるのもイヤですし、レポートの採点がまだ終わっていませんので、諦めました。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、寺町、田町と5.5㎞。天候がハッキリしませんので、散歩する方はあまりありません。

Img_2476c  峰崎部屋の朝稽古、今日は土曜日ということもあってギャラリー多数。これまででもっとも多い気がしました。花籠親方はいらImg_2200c っしゃいませんでしたが、峰崎親方以下、力士も11名全員が揃っていました。名古屋場所もいよいよ明日から始まりますので、さすがに今日は気合いも、力も入っている感じでした。場所が始まると、稽古は8時くらいまでとなります。序の口、幕下の力士は、午前中から取り組みがあるためです。いつも通りに散歩に行くと、もう稽古は終わってしまっています。

Img_2227c  稽古はしばらく見ていました。派手に投げを打つようなシーンはありませんでしたが、皆かなり真剣でした。皆、活躍してくれることを願っています。

Img_2485c_20190706213801  九華公園では、花菖蒲の株分けが行われていました。去年までは、指定管理者のKMI桑名が、市役所駐車場で行っていましたが、今年から管理者も変わり、九華公園管理事務所の前に、ご覧のようになっています。私もチャレンジしてみたい気はあるのですが、ベランダでプランターでするしかありませんし、今のところ、許可が出そうもありませんので、諦めて帰ってきました。ところが、家内の母にこの話をしたら、「是非欲しい」ということで、午後から再び出かけて行って、もらってきました。家内の実家にある花菖蒲を植え替えるということになります。

Img_2269c  天候のせいで鳥はほとんど見かけません。チョウやトンボなど昆虫もです。せいぜいスズメImg_2255c とカラス、カワラヒワくらい。カワラヒワは、九華公園、桑名七里の渡し公園などで。ツバメの巣も見てきましたが、田町の商店にある巣は不在。右は、京町の呉服屋さんの巣。ずいぶん成長して、窮屈そうでした。

Img_2168c  午後からは、上記のように九華公園に行ってきましたが、それ以外は、レポートの採点に専念。3日かかって、すべてチェックを終えられました。内容、質はいろいろです。まぁ、どこで、誰に、何について書かせても同様だと思います。1年生では、この時期でレポートを書くというのは、たぶんあまり慣れていないので大変だったかも知れません。次の授業でしっかりフィードバックするとともに、可能な範囲でレポートの書き方についても話すことにします。明日は、天気がさほど悪くなければ、万助溜公園へでも行きたいところ。

2019年7月 5日 (金)

散歩は雨に降られ、途中撤退……午後からはレポート読みをしていますが、難航中(苦笑)

Img_2442c_20190705153101  朝方は晴れ間も見えたのですが、終日ほぼ曇天。ひょっとしたら降られるかと思って散歩に出たら、見事大当たり(苦笑)。アメダスの記録には出ていませんが、九華公園でかなりの大雨にやられました。通り雨ではあったものの、そのまま撤退。一応、8時20分に出て、住吉神社から九華公園内を半周したところで雨。吉之丸堀の東屋で雨宿り。小やみになったのでそこから引き返して、10時過ぎに帰宅。それでも3.6㎞。写真はほとんど撮れず仕舞い。

Img_2449c  峰崎部屋の朝稽古、私が九華公園に着いた8時45分頃には、すでに片付けに入っていました。今日は親方も、荒鷲関も不在のようです。いつもであれば、9時半頃までは稽古をしているのですが……。「何とかの居ぬ間……」でしょうか、これでは名古屋場所の成績が心配されます。ホントに大丈夫なのでしょうかねぇ??

Img_2162c_20190705153101  鳥さんたちもほとんどいません。揖斐川沿いでヒバリの鳴き声、揖斐長良川の中洲からはオオヨシキリの賑やかな鳴き声、九華公園ではコゲラを1羽目撃(しかし、写真には撮れず)。あちこちでツバメとスズメ。これくらい。チョウやトンボもこんな天候では出てこないようです。

Img_2458c  午後からは、レポート読みの続きをしていますが、難航中(苦笑)。説明がよくなかったのか、学生たちがよく聞いていなかったのか、はたまた別の要因によるのか、「エーッ!?」「ウ~ン」という内容、書き方、文章がかなり。去年よりこういうものが多い印象もあります。レポートを書く上での注意点は、噛んで含めるように話したつもりなのですがねぇ……。もちろんよく書けていて、ほとんどコメントを入れる必要のないものもありますが、その一方では、何がいいたいのかよく分からなかったり、内容につながりがなくて理解が難しかったりというものもけっこうあります。まぁ、「淡々と飽きもせず」のモットーで地道に読み、採点し、コメントを付けることにします。写真は、我が家のサギソウ。7月に入りましたが、下旬くらいには咲くかと期待しています。

Img_2462c  余談というか、話題がありませんので、埋め草として。メダカ。世代交代時期なのか、数10匹いたものが、10匹に減りましImg_2460c_20190705154601 た。このほか、ミナミヌマエビ2匹、ヒメタニシ3匹が2つの水槽(百均の食品保存容器を利用)にいます。ベビーは、数え切れないくらい誕生しています。まだ針の先より小さいくらいで、写真に撮るのは難しい。睡蓮鉢に入れた熱帯スイレンは、最初に2輪花が咲いただけ。あとから出てくるのは、相変わらず葉っぱばかり。「メダカの猛暑対策」と銘打ってあっただけに、こういうことかも知れませんが、ちょっとどうかなという気もしています。この睡蓮鉢にも、メダカベビーが泳ぎ回っています。

 

2019年7月 4日 (木)

クマゼミ登場……貝塚公園でツマグロヒョウモン、午後はレポート読み

Img_2441c  大雨も一段落付いたようです。我が家あたりは、一時的に強く降っただけで済みましたが、宮崎県では土砂崩れで孤立した集落もあるようです。大きな被害がないことを願っています。朝6時頃には雨は上がっていましたので、たいそう蒸し暑かったのですが、いつも通りに散歩に出ました。帰ってくる頃には、ご覧のように青空も出て来て、余計に暑く感じます。8時20分スタート、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、入江葭町、吉津屋堀、寺町、京町、田町と5.7㎞。10時半頃、汗だくになって帰宅しました。「しっかり歩いてきた!」という感じ。

 さて、九華公園と内堀南公園で早くもクマゼミの鳴き声を聞きました。例年、7月半ばに入ってからと思いますので、ちょっと早い気がします。姿を探そうと近づくと、鳴き止んでしまい見つけられませんでした。「暑苦しいからイヤだ」といわれるかとは思いますが、動画を載せておきます。

Img_2414c  峰崎部屋の朝稽古、先日は「今日まで出稽古」という掲示がありましたが、今朝は9人ほどの力士が稽古をしていました。親方はImg_2089c_20190704165001 いらっしゃいませんでしたので、荒鷲関が土俵の隅にどっかりと腰を下ろして、稽古を見守っていました。親方がいらっしゃらないと、緊張感にやや欠けるような気がします。

Img_2078c  鳥は、今日も相変わらずいません。揖斐川沿いには、先日から時々ヒバリの鳴き声がしています。今日は、船津屋さんの裏手で、揚げ雲雀を見ました。左の写真は、そのオスが堤防に降りてきたところ。

Img_2421c  九華公園では、カワラヒワやシジュウカラの鳴き声がしていましたが、姿は見えず。もっとImg_2114c も多かったのはスズメ。子連れでたくさんやって来ていました。このほか姿を見たのは、カワウとムクドリ。いずれも数は多くはありません。

Img_2124c  貝塚公園では、ツマグロヒョウモンのカップル。向かって右下がメス、左上を飛んできたのがオス。どちらも、お尻をあげたり、突き出したりしていますので、交尾しようというところだと思われます。残念ながら、交尾のシーンは確認できませんでした(リンク先に交尾中の写真があります)。交尾は、止まった状態で互いが反対方向を向き、尾の先を接触させています。

Img_2141c  こちらは、京町の呉服屋さんのツバメの巣。ヒナは全部で4羽。まだ親がエサを運んで来ていますが、ずいぶImg_2149c ん成長しましたので、巣立ちも近いかと思います。右は田町の商店の巣。ここは、親がまだ巣に就いています。どちらも、2回目の営巣。

Img_2099c_20190704165101  余談。毎年のことですが、この時期、雨が続いた後、九華公園ではところどころにニョキニョキとキノコが生えてきます。よく出てくるのは、朝日丸跡。公園内の野球場も出てくることがありますが、野球場にキノコが生えるのはかなりたくさん雨が降って、湿度が高い日が続いた後が多い感じ。キノコの知識はまったくありませんので、見てくるだけ。

Img_2418c 午後からは、昨日、江戸橋で受け取ってきた学生たちのレポートを読み始めました。50編ほどありますから、読んで、コメントを付け、採点するのはけっこう大変です。内容、質はさまざま。きちんとまとめられたものもありますし、「感想文かいな?」と思ってしまうものもあります。困ったことにズーッと何時間も読み続ける根気がなくなりましたので(苦笑)、息抜きを何度も挟みながら作業をしています。

 

2019年7月 3日 (水)

今日もセーフ……仕事の日でしたが、降られずに済みました

 九州南部では大雨が降り続き、今日の午後現在、鹿児島県と宮崎県で96万以上の方に避難指示が出ていると聞きます。くれぐれもお気を付けいただきたいと思います。我が家あたりは、夕方から降り始めました。日付が変わる頃から、明朝6時くらいまでは大雨という予報です。決して他人事ではありませんので、気をつけなければなりません。

Dscn1260c  さて、今日は江戸橋での仕事、11回目でした。曇天ではありましたが、お陰様で降られずに済みました。講義が始まってしばらくすると教室にはエアコンが入り、快適でした。講義が始まる前から入れていただくとありがたいところですが、贅沢をいってはいけません(事務室にはまだエアコンは入っていないようでしたから)。今日は、先週の演習のレポートの提出日。「体調不良で欠席するので来週提出する」という学生さんもいましたが、その他、欠席して未提出という学生もいて、ちょっと困ったなと思っています。レポートは明日から読んで、チェックし採点する予定。来週の授業で返却しようと思っています。面倒でもありますが、どういうレポートになっているか読むのは楽しみ。何ごとも、プラス/マイナス両面あるのが世の常。

Dscn1253c  非常勤先にはツバメの巣があることは以前にも書きました。非常勤講師控え室前に2つ。これは昨年より前からありました。そDscn1256c のうち1つに最近営巣しています(左の写真)。去年、この巣からヒナが落下しましたので、もう来ないかと心配しました。もう1つは、今年新たに巣をつくりました。校舎棟の2階の出入り口の上にあります。先週末はまだいなかったそうですが、月曜(7/1)に雛が孵っているのを見つけたと助手の先生がおっしゃったので、授業後見てきました。4羽いますが、写真に撮れたのはそのうち3羽。巣立つまでには3週間ほどかかりますから、来週、再来週とまだ見られそうです。「いったい何をしに行っているんだ!?」とお叱りを受けそうですが、まぁこういう楽しみもないといけません(微笑)。

 

2019年7月 2日 (火)

峰崎部屋は出稽古中……歴史講座の実地確認(南大手橋)

Img_2353c  朝のうちは、小雨でした。散歩に出ようか迷いつつ、昨日の市民大学講座の復習、メモの整理をしていたところへ、畏友Mさんからのお誘い(微笑)。九華公園近くの珈琲館Hへ。10時から2時間近く話してきました。せっかく出て来ましたので、そのまま散歩へ。ということで、住吉神社、珈琲館H、九華公園、歴史を語る公園、京町、寺町と4.1㎞。あのままウロウロしていたら、散歩に出なかったかも知れません(苦笑)。

Img_2364c_20190702174501  というふうで、家を出たのは9時50分近くで、帰宅は12時半過ぎ。住吉神社前から揖斐長良川の中洲を見ますと、ダイサギが1羽。先日もダイサギがいました。サギたちもそろそろ繁殖シーズンが終わり、長良川河口堰やこの中洲あたりに戻ってくる季節です。「修行」の季節でもありますが、ささやかな楽しみになります。

Img_2367c  峰崎部屋の朝稽古、今日はご覧のような掲示がありました。昨日から明後日までは、出稽古のため、九華公園の相撲場では稽古なしだそうです。どこへ出稽古とは書いてありませんが、先日、芝田山親方がいらっしゃいましたので、芝田山部屋へでしょうか? 芝田山部屋は大府に宿舎があります。今まで知りませんでしたが、峰崎部屋と芝田山部屋は、二所ノ関一門ですから、交流があるということなんですね。

Img_2380c  時間が遅かったのですが、九華公園では鎮国守国神社境内にカワラヒワのファミリーがいました。いたのは、九華招魂社の拝殿Img_2377c の前。よく見ると、ヒナらしきカワラヒワが混じっていました。遅くからでも歩いてきたご褒美(微笑)。さすがにこの時間(12時過ぎ)ですから、散歩友達には一人も会いません。

Img_2381c_20190702174501  本丸跡の花菖蒲園。先日、造園業者さんがやって来て、土の入れ替えと植え替えをしておられました。何となくいい感じになっていて、来年に期待できそう(と勝手に思っています)。

945920b2  九華公園からは珍しく歴史を語る公園に立ち寄って来ました。この公園のすぐ南に「南大手橋」がかかっています。大手橋とか、大手門は、Img_2389c お城への正門にあたります。桑名城には、北大手橋と南大手橋の2つの正式ルートがありました。昨日の市民大学講座で、「南大手橋は、江戸時代にはもう少し北に架かっていた。歴史を語る公園から石垣を見ると分かります」ということを聴きましたので、早速実地で確認というわけ。

Img_2385c_20190702181201  歴史を語る公園は、旧東海道沿い、片町のところにあります。公園の東には堀が残っていてその東の石垣の写真。このあたりMinamioote は、江戸時代の石垣が残っているとされています。現在民家が建っているところ、石垣が出っ張っています。橋がかかっていたか、櫓でも建っていたところかと思われます。右の画像は、昨日の市民大学講座で配られた資料。「久波奈名所図会」の「南追手」の図。右下のピンクのマーカーで囲ったところが南大手橋。石垣も似た感じですから、たぶん左の写真のところに橋がかかっていたのでしょう。歴史講座で聞いた話を実地確認するというのも面白そうです。

Img_2392c_20190702174501  京町では、呉服屋さんのツバメの巣を見てきました。けっこう大きく育っていました。あっという間です。巣立ちも近い気がします。

Img_2383c  明日は、水曜日で江戸橋での仕事。天気予報は微妙ですが、晴れるということはなさそう。雨が降るか降らないか、です(微笑)。降られなければよしとします。明日は、先週の傾聴の演習のレポート提出日。レポートを読んで採点するのは、けっこう手間がかかるのですが、どういうレポートが提出されるかは楽しみです。

 

2019年7月 1日 (月)

午後から市民大学講座の3回目……城と城下町

Img_2340c  心配した大雨、我が家あたりではさほどではありませんでしたが、九州の方では300ミリ以上降ったり、数十万人の方に避難勧告が出たりと大変だったようです。お見舞申し上げます。朝9時くらいまではアメダスに記録されるくらい降りましたが、その後午前中は小雨。午後からは晴れ間も出て来ました。昼前に買い物に出ただけで、散歩には出ていません。

Img_2350c  午後からは、月1回の市民大学講郷土史学科「城と城下町」の3回目があり、出席してきました。今日は、2部Img_2343c 構成。第1部では「ワークショップ」として、寸法の入った城の絵図から、櫓や門、枡形の大きさを調べるという課題(微笑)。30分で5枚の絵図から読み取るということで、ちょっと大変でした。右の写真がその資料の一部。江戸時代、幕府に提出した城絵図の付属として、このようなものがつくられたのです。

Kuwanatenshudaiato  たとえば、右上の絵図で、右下に天守があります。外は四重、内は六重になっていたといいますが(元禄14(170101)年の大火で焼失し、その後は再建されていません)、下の重は八間×六間、惣高さ石垣置き石より棟迄九間五尺六寸とあります。八間は約14.5メートル、六間は10.9メートルとなります。九間五尺六寸は、約17.1m。1間≒1.8メートル、1間=6尺、1尺=10寸です。左の写真は、桑名城天守台跡ですが、ここに高さ17メートルあまり、下の重が14.5×10.9メートル、四層六階の天守が建っていたということです(写真の石組みは、昭和53(1978)年5月に、楽翁公没後150年記念大祭協賛事業の一環として、新しく巨石を入れて献備したもの)。

Tatsumiyagura  こちらは、戊辰戦争の際、桑名城落城の印として焼かれた辰巳櫓の跡(上に載せた寸法入り絵図の写真では、左上に写っています)。3層構造で、三間六尺×二間五尺とあります。6尺が1間ですから、書き方がヘンですが、4間として計算すると7.3×5.1メートルの櫓であったことになります。さらに、絵図の寸法によれば、辰巳櫓の左(南)の石垣は、「此平石垣高三間」とありますから、約5.5メートルだったということ。この寸法を頭に置いて、散歩してみると、また違った見方ができるかも知れません。

Img_2345c  続いて、後半は、桑名城の普請について。年代の異なる城絵図を見比べると、城や城下町の変遷がよく分かるという話。たとえば、市内に赤須賀という漁師町があります。絵図で見ると、元々は、現在の元赤須賀が赤須賀漁師町でした。その頃は、城下町に含まれていましたが、正保2(1645)年、新田が開発され、町は揖斐川の方へと拡大しています。さらにその後、元の赤須賀(現・元赤須賀)には、下級武士の屋敷(足軽屋敷)がつくられています。年代が異なる地図を見比べれば、変遷が分かるということは、頭では分かっていたのですが、今までたとえば、桑名市博物館で開催された「徳川四天王の城-桑名城絵図展-」の図録を眺めていても、自分ではピンと来ていませんでした。どこかのチコちゃんに叱られそうですが、これでやっと実感できたという感じです(この年になってと思うと、笑えてきますが)。

 いやぁ、今日の講義では、面白いことを教えてもらいました(微笑)。上にも書きましたが、散歩の新しい楽しみ方が見えてきた気がします。あとは実行あるのみ(爆)。

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  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

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    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

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    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)