お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年4月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年4月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

最近のコメント

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

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2019年4月15日 (月)

20190407近鉄ハイキング「春を彩る 鈴鹿さくら祭りと伊奈冨神社のつつじ」(その3)……伊奈富神社の続き、鈴鹿サーキットを通過して、いよいよさくらまつり会場を経て、平田町駅へゴール(完)

190407kintetsuhikingtudumigaura3_2

 間が空いてしまいましたが、忘れているわけではありません。4月7日の近鉄ハイキング「春を彩る 鈴鹿さくら祭りと伊奈冨神社のつつじ」のその3です。伊奈富Img_0386c_2 神社にはいろいろなものがありましたので、まだ伊奈富神社をウロウロしています。伊奈富神社は、神代、東ヶ岡(鈴鹿サーキット地内)に神霊が出現し、今よりおよそ2,100年前の崇神天皇5年、勅使が来て「占木」の地にて占いが行われ、神路ヶ岡に大宮・西宮・三大神の三社が祀られたことに始まると伝わっている歴史のある神社。主祭神は、五穀や、食物の神である、保食神(ウケモチノカミ)大国道命。

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 前回(その2)では、七島池や、境内社、拝殿などを見て回り、また、ムラサキツツジの写真を載せました。今回は、境内社や、Img_0501c 拝殿の裏(北側)を回ったときに見つけた招魂碑、石碑などから。右は、境内裏手、北東にあった「三大神旧跡」。前回も触れましたし、この記事の初めにも少し書きましたが、「神路ヶ岡に大宮・西宮・三大神の三社が祀られた」ところがここと思われます。そうすると、このあたりが「神路ヶ丘」ということになります。左の写真に掲げた案内図では、この南に山の神があったはずですが、それには気づきませんでした。後で調べたら、稲生民俗資料館の北に会ったようで、もう少し先に行けば見られたと思います。

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 境内の北西、もっとも奥まったところに立派な招魂碑がありました。書は、陸軍大将勲一等功二級子爵・桂太郎で、素人がいうImg_0559c のも何ですが、すばらしい文字です。その下には、戦没者のお名前が刻まれています。西南の役日清戦争日露戦争大東亜戦争の戦没者の132名の方の名前がありました。裏には、明治32(1899)年3月建之とあります。日清戦争(1894~95年)の後に建てられ、その後、日露戦争、太平洋先生の戦没者のお名前も載せたと思われます。神社の北西にある小高い丘にありますが、周囲の環境もよく、こういう表現がよいかどうか分かりませんが、よい感じの招魂碑でした。

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 この招魂碑に向かって左手前には、「亡き戦友に 一目見せたや 稲生山の 桜とつつじと 藤の花 坂鍈一」という歌碑がありました。平成10(1998)年4月に、坂鍈一さん(88歳)が「戦友に捧ぐ」ために寄進されたもの。

Img_0535c

 以下は、見てきた順にしたがって載せていきます。「大井富蔵翁頌徳碑」は、神社拝殿の裏、招魂碑に向かう道の右にあります。陸軍大将・菱刈隆(ひしかりたか)の書。大井富蔵は、明治元(1868)年稲生村に生まれ、タバコ製造販売業の後、大阪に出てアスベスト事業で成功。伊奈富神社に神灯を献上したり、豊御崎神社の修繕に寄附したり、軍人援助に多大な功績があったといいます。昭和16(1941)年に没。没後、その遺志によって稲生村に教育費として、当時のお金で1,500円を寄附しています。

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 続いて、「獅子祭碑」。拝殿の北、招魂碑の南約100mのところの通路の西側にあります。明治36(1903)年12月建立で、ずImg_0542c いぶん古びていて、傾いてしまっています。伊奈富神社の獅子舞は、約1,300年前、壬申の乱の後、天武天皇が戦勝報賽に獣神を埋納されたことを起源に、約800年前の平安時代、天長年間(824~834年)には弘法大師が参籠の折、獅子頭を奉製され、また、承安4(1174)年には高倉天皇が四頭の獅子頭を奉納され、この頃に始ったといいます。伊奈富神社には、鎌倉時代の弘安3年(1280)の銘が入る獅子頭(県下最古の獅子頭、県文化財)が残っています。碑には、獅子祭の由来が書かれています。書と篆額は、津の書家の市川塔南によるもので、碑文は神主・稲生一忠です。

Img_0546c  こちらも、拝殿の北、招魂碑の南の通路の東側にあります。大井力の歌碑。「生きあぐむ 折りには皆が 集はむよ 紫つつじの 花の下蔭」とあります。大井力は昭和11(1936)年、稲生の生まれ。碑は、平成23(2011)年4月に「とよのみさき短歌会」が建立しています。

Img_0575c

 「佐野昌邦歌碑」です。拝殿の西参道にあります。「さと人の ゆきかふかほも てるばかり 伊奈冨のやしろつつじ咲きけり」とありますが、こちらには、「『咲きたり』の誤記」と注釈がありました。佐野昌邦は、算所の神主だそうです(算所は、鈴鹿市算所町と思います。ゴールの平田町駅の南東)。この詩は、明治29(1896)年刊行の「伊勢名所和歌集」に出ているといいます。碑は、昭和63(1988)年4月に建立されたもの。

Img_0415c  もう一つこれも。「七島池の碑」。「日本最古の庭園」ともあります。碑陰には、「坂 鍈一」。招魂碑の手前にあった歌碑の詩を詠んだ方。これで一通り見て回ったと思ったのですが、こちらを調べてみたら、他にもたくさんありました。ちょっとガックリ(苦笑)。本殿近くには、「鈴木庄九郎歌碑(七島の 御池のほとりに 鎮座ます 五穀の神を 祀る村人)」。拝殿裏には、「吉崎金弥歌碑(錦谷が雅号)(紫のかさね羽衣 かけしごと みやまおほいて つつじ群れ咲く)」。もと山の神の近くには、「真宮禾堂句碑(神の秘むる いろ紫に つつじ山)」。菩薩堂の東には、「大井好定句碑(つつじ山 みおやのめぐみ しのび歩す)」。参道木型の門近くには、「鈴木信重翁漢詩碑(七島池を拝すという表題)」などなど。見逃した方が多いくらいです。さらに、稲生民俗資料館脇には、鈴鹿市制50周年記念碑もあったのですが、「つつじと文化財のさと稲生」とあっただけ。「何じゃこれ?」と思って写真だけ撮ったのですが、いつの間にかそれも削除してしまっていました(苦笑)。碑表を見てこなかったのですから、失態(笑)。まだまだ修行、経験とも足りません。

Img_0591c

 伊奈富神社に着いたのが、10時55分頃。50分近く資料館、境内を歩き回っていましたので、お腹も空いて、持参したおにぎりを七島池のほとりで1個。つつじまつりで唐揚げその他の露店も出ていたのですが、あまり食べると、まだ先の方が長いのでと我慢。伊奈富神社で約4㎞でしたが、それは後で調べて分かったこと。コースマップを見ると、まだ半分も来ていなかったのです。Img_0600c

 伊奈富神社を出たのが11時50分頃。出たところで、交通整理をしていた氏子の方から、「どこから来た? 今日はどこを歩いImg_0602c て、どこへ行くの?」と声をかけられました。ついでに道を伺って確かめたのですが、この先で迷いました。直進して、T字路に突き当たったら右折して、伊勢鉄道・鈴鹿サーキット稲生駅の方へ向かうのですが、それまでに交差点があって困りました。他にも男性がお一人ウロウロしておられました。私は、やむなく(やむなくというのは、WiFiのないところでスマホでルート検索したら、データ通信量が膨大になって、料金が上がるかと心配したのです)、スマホを取り出してGoogleマップで検索。たんぼ道を進み、何とか指定されたコースを見つけました。途中、遠くに鈴鹿サーキットが見えます(左の写真)。右の写真は、これで間違いないだろうと思う道に出たところ。

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 伊勢鉄道の高架を3回くぐるという指定通りの道を通って、少々時間をロスした挙げ句、伊勢鉄道・鈴鹿サーキット稲生駅に出らImg_0625c れました。昔は、単に稲生駅だったのですが、F1などで来客が多いので、これに改称されました。ここから「サーキット道路」へ。国道23号線から鈴鹿サーキットへ通じる道を、昔からこう呼んでいます。稲生あたりからは、上り坂が続きます。ハイキング中盤で少々キツい。中勢バイパスを越え、鈴鹿サーキットが見えてきます。

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 鈴鹿サーキットは、説明するまでもありませんが、「モビリティのテーマパーク」。国際レーシングコースを中心としたレジImg_0644c ャー施設。F1日本グランプリ鈴鹿8時間耐久ロードレースなどの開催で知られます。レーシングコースの他に遊園地やホテルなどがあります。鈴鹿で働いている時は、病院に入院している子どもたちのバスドライブなどできたり、研修会を開催したりしました。レーシングコースを走るゴーカートに乗せるのに、体の不自由な子どもたちを抱いて階段を上り下りしたこともあります。今では考えられません(苦笑)。我が家の子どもたちも遊園地に連れて来て、写真の観覧車に乗りましたねぇ。今日はもちろん立ち寄る余裕はありません。鈴鹿サーキット前の交差点を右折し、北東へ。この交差点で、6.5㎞。ようやく半分を超えました。時刻は、12時半を少し過ぎた頃。このあと立ち寄る「鈴鹿さくらまつり」の会場で、コースマップを呈示するとソフトドリンク1本がもらえるのですが、それは、13時まで。ちょっと厳しくなりました。

Img_0655c

 サーキット前で右折すると、鈴鹿サーキットと鈴鹿青少年の森の間を進みます。鈴鹿青少年の森も、鈴鹿の病院で働いていたとき、患者さんたちのレクレーションで何度か来ました。ここは、明治100年を記念して建設され公園です。道伯池という大きな池を囲んだ51.3haもある公園です。と書いていたら、ヘンなエピソードを思い出しました。車いすで園内に入りたいと、管理事務所に依頼したところ「天皇陛下がいらしても歩いてもらう」という返事で、大げんかしたのです(苦笑)。これも若さ故。読み流してください(笑)。

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 地名でいうと、道伯というあたりを延々と、2.5㎞ほど道なりにまっすぐ歩きます。緩い下り坂なので、キツくはないのですImg_0686c が、立ち寄るところも、見るところもありません。桜並木も、道伯2丁目くらいで途切れてしまいました。道伯3丁目で、右の写真のようなビルを発見。「道伯町林医院」とありますが、今は移転しているようです。以前、テレビ東京系列で「空から日本を見てみよう」という番組がありましたが、こういうビルが時々出ていました。「トンガリ物件」といっていたような記憶がありますが、なかなかのとんがり具合。

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 鈴鹿サーキット前交差点から2.5㎞歩いて、算所町南交差点。ここで9㎞、13時頃。左折し、西へ向かいます。鈴鹿の繁華街でImg_0687c ある、平田町や、算所町の近く。地図にあるように、近鉄鈴鹿線・平田町駅の南あたりを歩いて行きます。鈴鹿にいた頃にも何度も来たところだと思うのですが、ハッキリとは覚えていません。今は住宅街になっていますが、田んぼなどが多かった気がします。算所町南交差点から700mほどの大池一丁目交差点を右折して、鈴鹿さくらまつりの会場へ。

Img_0692c_1

 13時15分、9.8㎞を歩いてようやく鈴鹿さくらまつりの会場に到達(到着ではなくて、到達という感じでした)。15分遅れでソImg_0703c_1 フトドリンクはゲットできません。会場に入ってビックリ。大賑わい。人、人、人……。平田町商店会が主催、4月6、7日の両日開催。ここは、旭化成鈴鹿製作所の構内。桜並木と、グラウンドにある桜が見事で、さくらまつりの時には一般公開されます。昔から、このさくらまつりは行われていて、私が鈴鹿にいた頃もあったのですが、実際に訪ねたのはこの日が初めて。

Img_0712c_1

 会場には、ステージがあり、着いた時にはコンサート中。飲食ブースや、「めちゃさわれる動物園」と題した移動動物園、子Img_0713c_1 ども縁日などもあって、すごい人。ここさくらまつりの会場で昼ご飯でもと思って、頑張って歩いてきたのに、飲食ブースはどこも大行列(爆)。これではいけません。

Img_0717c_1

 とにかく会場を一回りしたのですが、飲食ブースは長蛇の列。もっとも空いていたのは、ビールなどを売っている店(微笑)。今シーズン、この日までにまだ「一人花見」を敢行していないこともあって、閃きました(笑)。缶ビール1本、¥350なりをゲット。座るところもありませんでしたので、桜の木の下にしゃがみ込んで「乾杯!」。

Img_0724c_1

 長居をしていてもすることはありませんので、乾杯を終えたら、桜並木を通り抜けてゴールの平田町駅に向かいます。ここにImg_0735c は300本の桜があるといいますが、どれも見事。並木のところは、桜のトンネルのようになっています。この桜並木は、400本ほどあるそうです(こちら)。

Img_0747c_1

 「一人花見」は変則的ながら達成したものの、空腹は満たされないまま、ゴールの近鉄鈴鹿線・平田町駅に13時40分に到着。スタートからは3時間55分、11㎞ちょうど。次の伊勢若松行きは、14時5分ですので、どこかで昼ご飯を食べようと思ったものの、駅前には飲食店はほとんどありません。昔はもっとあったような気がしたのですが、今と同様、飲み屋さんばかりだったかも知れません。うどん屋があったものの、ハイキング参加者で満席。コンビニも見あたりません。やむなく、駅の自販機で売れ残っていたカレーパン1個(¥130)と大きめの缶コーヒー1本(¥140)を購入。昼食代わりにしました(苦笑)。昼ご飯に関しては、まったく当てが外れてしまいました。

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 平田町駅は、名古屋線・伊勢若松駅から分岐した鈴鹿線の終点。伊勢若松まで行って乗り換えになります。平田町駅を14時5Img_0224c_1 分に出る伊勢若松行きに乗車。伊勢若松駅には14時15分に到着。すぐ(14時17分)に名古屋行き急行があり、それに乗って桑名駅には14時40分に到着。¥560。ALKOOのデータでは歩いた距離は、1.2㎞となっていましたが、キョリ測では、11㎞ちょうど。自宅から桑名駅往復(朝は、投票のため、精義Img_0224c 小学校を経由)が2.1㎞でしたから、合計13.1㎞。歩数は、22,512歩。この日もよく歩きました。あみま倶楽部のスタンプは、14個目。4月7日の近鉄ハイキング「春を彩る 鈴鹿さくら祭りと伊奈冨神社のつつじ」は、これにて「完」。

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コメント

こころんさん、こんばんは。

いつもありがとうございます。
この日は、立ち寄るところが少なく、ひたすら歩く、修行のようなハイキングでした(微笑)。
途中、道が分からなくなったりして大変でした。
ただ、おっしゃるように、あちこちでソメイヨシノはほぼ満開だったのには救われた気分です。

伊奈富神社のつつじは見事ですから、お勧めします。
普通のつつじより早く咲き始め、4月上旬には見頃です。

鳥居は、最初はステンレスかと思ったのですが、調べたらチタン製ということでした。
なぜチタンにしたのかは分かりません。
チタンとは思わなかったので、さわりもせず、叩いてもみずです。
どこかに日本でもっとも高価な鳥居だと書いてあったような気がしますが、いくらかは不明です。

パンや、おにぎり煎餅などを売っている自販機は、利用者の少ないところを除いて、近鉄の駅のホームなどにあります(桑名、富田、四日市、津、江戸橋などなど)。
高校生や、大学生などよくお腹が空くであろう年代の若者が買って行きますから、近くに高校や大学がある駅では、売り切れに近い状況をよく見ます。


こんばんは
ゴールおめでとうございます\(^o^)/
伊奈富神社のツツジは聞いたことありますが
行ったことありません。
ツツジ、綺麗ですね。
所々の桜も綺麗ですし、この時期のウォーキングは楽しそうですね。
チタンの鳥居があるんですね。
コンコンと叩いてみた音とかやはり違うんですかね?
値段も気になります。
いろんなパンが出てくるんだろうと想像してますが
カレーパンが出る自販機てあるんですか?
いなかっぺなのでまだ見たことありません(笑)

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  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)

  • 逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)

    逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)
    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

  • 林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

    林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)
    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)
  • 磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)

    磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)
    磯田さんの本は面白い。というのも、話のもとには古文書があるからだと思う。その古文書も磯田さん自身が、古書店などで発掘してきたものがほとんどで、それ故、内容もオリジナリティが高くなる。この本は、戦国時代から幕末あたりを中心にさまざまな古文書の内容をもとに、例えば忍者の悲惨な死に方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、赤穂浪士が吉良の首で行った奇妙な儀式などなど、興味深いエピソードを浮かび上がらせている。面白いので一気読みしてしまった。 (★★★★★)