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2019年4月 1日 (月)

藤原岳には雪、カモは2羽……「令和」について俄勉強(微笑)

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 鈴鹿の山には1,000mを越えたあたりに雪が見えます。左の写真は、8時半頃に散歩に出るときに撮った藤原岳。今日は、北風がImg_9325c けっこう冷たくなっています。寒暖を繰り返してはいますが、桜はスローペースながらも花が増えています。右は、諸戸氏庭園の煉瓦蔵前の様子。ここは住吉入江のすぐ北。毎日散歩に出るときに通るところ。今日も8時半から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、京町、寺町と6.0㎞。

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 揖斐川には鳥影はありません。カメラの望遠で河口堰を見ると、まだキンクロハジロたちがたくさんいるのが見Img_5063c えます。三の丸公園にはツグミ、ムクドリ、スズメ。スズメは、一時集団でいましたが、この頃はペアでの行動が目立ちます。三の丸水門のところでは、またヒバリがいるようになりました。日によって上流側であったり、下流側であったりします。ヒバリを見ていると、ユリカモメが1羽通過。九華公園上空も通過していきましたが、公園には降りてきません。

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 九華公園、平日ですが、花見客はけっこうあります。露店も多くが営業しています。団体でいらっしゃり、歴史案内人の方が付Img_9384c いて説明をしながら回っている姿も見られます。昨日午前中は、運行を休止していた堀めぐりの船も今日は、動いていました。もう少し桜が咲いた方が、船からも見応えがあると思います。

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 カモ、管理人さんは「朝、回ったときにはいませんでした」ということでしたが、私が見て回ったら、二の丸堀の東側エリアにImg_5086c ヒドリガモのペアが1組で、今日の観察数は2羽。人が多く、風もややありましたので、公園内、鳥影はあまりありません。右は、鎮国守国神社の境内にいたシロハラ。シロハラは、奥平屋敷跡にもいました。

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 本丸跡で知人と話していたら、いつものところでシメが出てきたものの写真は撮れませんでした。そのあと、管理事務所のあImg_5116c たりをウロウロしていたら、ソメイヨシノにメジロ多数。集団で賑やかにやって来るので、すぐに気づきます。メジロは、貝塚公園でも出てきました。そういえば、去年の今頃は、エナガがたくさんいて、巣材を運んだりしていたように思いますが、今年はサッパリ。九華公園では営巣してくれないような感じで、残念。

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 桜に目を奪われていますが、モミジの葉っぱもだんだんと青くなってきていますし、よく見ると、種子が付いてきImg_5094c ています。早いものでは、右の写真のように、一部で翼果(よくか)が見えています。赤いプロペラのようになっていて、時期が来ると、これが落ちて飛んで行くのです。今月下旬になれば、もっと真っ赤になってきます。モミジというと、紅葉が思い浮かびますが、これからの季節の「青紅葉」もなかなかのものと思いますし、赤くなった翼果もいい感じです。

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 ところで、新元号が「令和(れいわ)」に決まったと発表されました。万葉集がその出典ということで、テレビでも話題になっていました。学生時代に購入した岩波文庫の「万葉集(上・下)」を持っていますので、調べたら巻5に該当箇所がありました(岩波文庫版では、上巻のp.217)。昭和48(1973)年2月20日発行の第52刷です。かなり黄ばんでしまっていますが、十分読めます(微笑)。もとは漢文で書かれていると思います。白川静先生の「常用字解(平凡社、2003年発行)」で調べると、「令」は象形文字で、「深い儀礼用の帽子を被り、跪いて神託(神のお告げ)を受ける人の形」だそうです。「神の神託として与えられるものを令といい、「神のおつげ、おつげ」の意味となり、天子など上位の人の「みことのり、いいつけ、いいつける」の意味となる」ともあります。さらに、「令は神のお告げを受け、神意にしたがうことから、「よい、りっぱ」という意味となる」ということです。

Img_9404c  ついでに「和」についても、常用字解の説明を調べてみました。「和」は会意文字。「禾(か)と口とを組み合わせた形。禾は軍門に立てられる標識の木の形。禾を並べた秝(れき)は軍門の形である。口は<さい>(JISでは出て来ません。常用字解の説明の一部を左の写真に示しました)で、神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形。<さい>をおいた軍門の前で誓約して媾和(こうわ)する(戦争をやめ、平和な状態にもどす)ことを和という」とあります。「「やわらぐ、やわらげる、なごむ、なごやか」の意味となる」ともあります。「中庸(中国の思想書)」には、「「和なる者は、天下の達道なり」とあって、和は最高の徳行を示す語とされる」そうでもあります。

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コメント

おユキさん、こんばんは。

散歩から帰ってきて、「そういえば新元号発表」といっていたなと思い出し、テレビを付けました。
とくにどうこうはありませんが、使われた文字にはどういう意味があるのだろうという方に興味があります(へそ曲がりです)。

白川静先生の「常用字解」は、時々参照していますが、文字の由来、成り立ち、意味などが明解に示されている気がします。

「チャント!」、私は見ませんでした(笑)。
散歩友達は皆、「ちょっとしか写ってなかったな」などと話題にしていました。
写り込んでいなかったということで、安心しました。
「くれぐれも目立つことをするな」というのが、家族からの注文なのです(微笑)。

事務所の桜のお写真、また拝見したいと思います。
何といってもキャッチフレーズの原作者ですから(微笑)。

鳥は、朝の方がよく活動します。
九華公園あたりでも10時過ぎくらいまでによく出て来ます。
午後から行ってもあまり見かけません。
10時頃までが食事タイムなのでしょうね。

投稿: mamekichi | 2019年4月 2日 (火) 18時29分

mamekichi先生、こんにちは。

新元号、発表されましたね。
万葉集から引用ということで、その背景から、「令和」の意味を要約されていますが、
常用字解での解説の方が、よりストレートに伝わってきます。
「講和せよ、との詔」と捉えました。
面白いので、ブログに引用させていただこうかと思いましたが、
書く前に寝てしまいました(苦笑)。

そうそう、「チャント!」観ました(笑)。
九華公園の堀めぐりと、アクアイグニスを少しだけ。
今回は、残念ながら、mamekichi先生は写り込んでいませんでした。
ひょっとしたら、やらかしていらっしゃるのでは?とも、期待したのですが(笑)。

今朝、事務所の方の桜を撮ってきました。
こちらも、もう一息、という感じです。
鳥さんは、昼間よりもたくさんいました。
朝食で一生懸命だったのか、餌を啄ばんでいるところは、昼間の「おやつ時」より無防備だったように思えました。

投稿: おユキ | 2019年4月 2日 (火) 16時52分

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