長島やすらぎの水辺パークでボタンを見に行ったものの早すぎて苦笑……なばなの里、治水神社で御衣黃、サギの営巣も
午後からは風が出てきましたが、午前中は風もなく、雲が広がったものの22℃ほどとなりました。今日は(も?)プチ遠征。4月16日の中日新聞朝刊・北勢版に「長島やすらぎの水辺パーク」でボタンが咲いてきたというニュースがありましたので、それを見がてら、なばなの里の御衣黃を探し、治水神社でアオサギの営巣状況と、先日の桜が御衣黃かどうか確かめに行ってきたという次第。8時半出発、11時半過ぎに帰宅。長島やすらぎの水辺パークの牡丹園には17種類240株の色とりどりのボタンがありますし、そばには長島川が流れ、遊歩道が整備されていますから散策も楽しめるのです。
新聞によると、ボタンは20日頃には見頃を迎えるということでした。一部では左の写真のように見事な花を咲かせていたもの の、残念ながら、全体としては、まだまだでした。右の写真のように、ちょっと早すぎたという感じ。しかしまぁ、自然のことですから、やむを得ません。
駐車場から水辺パークへ行く途中、長島川沿いではモズのオスが、けたたましく鳴いていました。何があったのかよく分かりませんが、左の写真のように、鋭い表情でした。
次いでなばなの里へ。ブロ友のひらいさん情報で(2019.04.13~14 お散歩週報(オマケはN里))、C駐車場(観光バスなどの駐車場)の西側エリアに御衣黃があるということで したので、確かめに行ってきました。ありました。情報通り、C駐車場の西側(なばなの里に沿った側)に数本。これで、我が家近くでは、藤が丘デザイン公園、治水神社に次いで3ヶ所を確認できました(治水神社については、後述)。
この写真は、北向きに撮ったもの。奥に見えているのが、B駐車場で、花市場の南にある駐車場。ここまで、我が家からクルマで10分あまり(伊勢大橋が渋滞していなければ、ですが)。藤が丘デザイン公園へも10分ほどですから、近場で2ヶ所あるというのはありがたいこと。このあと、治水神社へ。
治水神社。ここへは、この月曜に来たばかり(4月15日:三重・岐阜・愛知三県御衣黃ツアーは成功したか?……木曽三川公園や、アオサギの様子なども【船頭平河川公園の御衣黃について付記しました(4/15)】)。社務所の前にある桜、御衣黃だと思 ったのですが、「ウコンかもしれない」というコメントをいただいたので、確かめるのと、月曜日は強風でアオサギの営巣状況がよく確認できなかったからです。
神社の方に確認したところでは、「御衣黃です」ということでしたので、ちょっと安心。ここまではクルマで15分ほど。伊勢 大橋から中堤(なかてい)に入って、国営木曽三川公園の木曽三川センターのすぐ南にあります。あとで写真を載せますが、全区間が長良川と揖斐川にはさまれた堤防上の道路です。御衣黃と確認できましたので、安心して本殿裏の鎮守の森にあるアオサギの巣を見に行きます。
まずこちらは、拝殿の正面から、その背後にある松の木を見たところ。賑わっています(笑)。4つの巣があるのが見て取れま す。先日は、強風で巣に就いているアオサギは少なかったのです(巣に就いているのは、おそらくすでに卵があるところだろうと推測しています)。巣をつくるのに適した場所があるのでしょうが、賑わっているのはたぶんそういうところ。
見ていますと、アオサギたちは、けっこう頻繁に巣を出入りし、オスたちは巣材にする枝を運んで帰ってきます。毎度目にす る光景ですが、自分たちよりも長い枝を運んでくることが多くなっています。今のところ、長い枝の方が、メスが喜ぶのかと思っていますが、それは全くの当てずっぽう(苦笑)。オスが巣材を集め、メスが巣をつくると言われます。
ご覧のように、巣材を巣に運んできたオスがいるかと思うと、そのすぐ上を巣材探しに出かけると思われる、別のオスが通過 して行ったりします。眺めていると、退屈しません。また、右の写真のように、ペアで協力して巣をつくっている様子も見られます。
ひらいさんの情報にもありましたが(2019.04.06~07 お散歩週報(オマケはN里))、今年はダイサギもここで複数組が営 巣しています。去年、一昨年は見られなかった光景です。ダイサギも、忙しく飛び回っています。眼先が緑がかっているのは、婚姻色。ちなみに、アオサギも、ダイサギもまだヒナがいるようには見えませんでした。
治水神社から南には、千本松締切堤があります。千本松原といったりもします。宝暦治水関係の史跡で、治水工事の完成を記 念して、薩摩藩士が油島締切提の上に千本の「日向松」の苗を植えたものと伝わっています。それが成長し、現在では樹齢200年を越える立派な松林となっています。写真に向かって右手が治水神社。左は南の方角。南新って、木曽三川公園や治水神社の方を振り返ると、右のような景色。この道路が、初めの方で触れた「中堤」です。
上右の写真を撮ったところの左には、宝暦治水関係の記念碑が3つあります。帰りにまだ時間がありましたので、立ち寄って来ました。治水神社から南へほぼ1㎞のところ。まずは、「近代治水百年記念碑」。明治の三川分流工事着工(明治20(1887)年)から100周年を記念して、先人の遺業と治水の重要性を広く訴えるために建てらたものです。横2m・縦1m・高さ50cmの台座には、治水の恩人平田靱負とヨハネス・デ・レーケのレリーフがはめ込まれていました。
近代治水百年記念碑の少し北には、「宝暦治水之碑(正碑)」。薩摩藩による宝暦の御手伝普請(宝暦治水)の功績を後世に伝えるため、明治33(1900)年、成戸の締切堤上で行われた三川分流成功式典のあと、場所を移してこの碑の除幕式が行われたもの。建立に奔走したのは、桑名・多度の西田喜兵衛をはじめとする地元の篤志家でした。碑表の題字は、時の内閣総理大臣・山県有朋です。山県は、ここに来て、碑の文面を読み上げたといいます。碑の囲いには、丸に十の字の薩摩・島津家の家紋がありました。
さらにその北にも石碑があります。こちらは、「宝暦治水之碑(副碑)」。正碑建立に当たって、山県有朋はじめ、西田喜兵衛までの拠金者、建碑に尽力した人の名前が刻まれています。このあたりのことについては、ここや、こちらもご覧ください。
これらの記念碑を見に行ったとき、植え込みの剪定や掃除の作業をしている方たちがいらっしゃいました。「何の写真を撮り
に来たの?」と聞かれ、「野鳥です」と答えたら、「カワウの写真を撮って、どうするの?」とさらに聞かれました(爆)。そうなのです、最近、ここ千本松原の松並木には、カワウがたくさん営巣しているのです。松並木の写真をよく見ていただくと、白くなっているところがありますが、これはカワウたちの糞のため。「野鳥の写真」というと、カワウを連想するかも知れません。この方には、「治水神社で繁殖しているアオサギの写真です」と言葉を尽くして説明しておきました。
今日のような陽気でしたら、クルマで走るときには、オープンにしたくなります。雲が多かったので、今ひとつではありましたが、コペンをオープンにして走ってきました。まさに爽快そのもの。中堤を走っているときも、鳥たちの鳴き声がよく聞こえましたし、エンジン音も堪りません(微笑)。これから5月にかけては、オープンカー日和です。
さて、明日は、JRさわやかウォーキングに行きたいと思っています。5月3日に相談会を予定していますから、その準備もあるのですが、明日は「旧東海道 石薬師宿と鈴鹿「植木まつり」を訪ねて」(リンクは当日まで)で石薬師宿に行くのです。鈴鹿にいた頃、石薬師あたりもクルマで走ってはいたものの、ほとんど通過地点できちんと訪ねたことがないのです。JR関西線も、四日市駅以南でもトイカが使えるようになった記念ウォーキング。これは行かない手はありません。
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コメント
ひらいさん、おはようございます。
やすらぎパークのボタン、咲きそろうと見事ですよね。
しかし、この日はフライイング(笑)。
昨日の朝刊で、5分咲き近いという話でした。
花は、野鳥以上にタイミングが難しい気がします。
N里の桜、御衣黄と思います。
奥まで歩いて皆見てきましたよ。
他の桜(ピンク色)もありましたが、自分には難という品種かみ分けられません。
治水神社も、聞いて確認しました。
千本松、ずいぶん昔訪ねたことがあり、何があったかほとんど記憶がありませんでした。
確かに松の木にナンバーが振ってありますね。
ところで、大山田川と揖斐川の合流点、確かに木があります。
この頃、たまに夕方通るのですが、サギがいることには気づきませんでした。
また見てきます。
投稿: mamekichi | 2019年4月21日 (日) 07時25分
mamekichiさん、こんにちは!
やすらぎパークのボタン、毎年綺麗に咲きますね、自分も毎年4月末頃に行っておりますが、満開の期間が短いので、行くタイミングが難しいです。
そしてN里の御衣黄確認ありがとうございました、詳しく説明してなかったのですが、南北に渡り数本植えられています、他の桜?も有りますが、毎年御衣黄と同じ時期に咲いております。
そして治水神社も御衣黄との事、自分も近いうちに確認に行こうと思っています、南側の千本松も行かれたのですね、木にナンバーが付けられているのですが、ちゃんと千本以上有るのが判って面白いです。
本日、ちょっと気になる所を確認して来ました、大山田川と揖斐川の合流地点、水門の東側に木が数本有るのですが、最近そこにサギ達が集まっております、見た感じでは巣は無さそうですが、何か始まるのかなと期待しています。
投稿: ひらい | 2019年4月20日 (土) 10時32分