天気もよく、風も弱そうでしたから、弥富方面に出かけ、サギ山と排水機場でミサゴを見て来ました。8時20分に出て、弥富の排水機場に寄り、その後弥富野鳥園の駐車場にクルマを入れ、サギ山へ。野鳥園も見て、帰り道再び、排水機場に。

排水機場、ミサゴがいました。しばらく見ていたのですが、動く気配はなし。ということで、野鳥園へ。このほか、アオサギ、ダイサギ、コガモ、ハシビロガモ、カワウなどがいました。

サギ山。高速道路脇の細長い森というか、林というか。高速道路下の県道を挟んで見ています。見える範囲では、40羽あまりのアオサギたち。まだ3月半ばですから、これくらいの数。最盛期には100羽以上、数え切れないくらいのアオサギが集まります。

こちらのご夫婦、嘴も濃いピンク色になっていますし、巣もできあがっている

ようで、準備万端に見えます。アオサギの巣は、右の写真にもありますように、枝を並べただけの簡単なもの(のように見えますが、つくるには苦労があると思います)。

まだまだ巣作り中のペアもたくさんいます。巣材を見つけて運んでくるの

は、オスで、巣を整えるのはメスとされます。巣は、木の枝を組み合わせた皿状のもの。日本では4~5月に、1回に3~5個の卵を産みます。同じ巣を修理して何年にもわたり使用しつづけるといいます。雌雄で抱卵・育雛を行います。抱卵期間は23~28日、雛は孵化してから50~55日で巣立ちます。

巣が集まっていますから、時にはトラブルもあります。左の写真は、きっ

かけは不明ですが、揉めたようで、追いかけあっていました。ざっと見回しますと、右の写真のように、一見したところ、雛か?と思うようなアオサギさんも。嘴の色にはピンク色がないことや、色が全般に薄いのでそういう気がします。まさか、今年生まれ? よく分かりません。

と思っているうちに、先ほど「準備万端か?」と思ったペアが、こういう行

動に及びました。これ、「18禁画像」であります(笑)。これはどう見ても、交尾です。まさか今日見られるとは思いませんでしたので、夢中でシャッターを切り続けました。ずいぶん長い時間だったように思ったのですが、カメラの時計で確認すると、3分ほどのできごとでした。無事に卵を産んで、雛を育ててくれることを祈ります。

他にも、これは求愛行動のように見えました。すでにペアになっています

から、改めて必要はないようにも思いますが、どうなのでしょう?
こちらによれば、やはり求愛のディスプレイのようです。写真にはありませんが、一連の行動の中に首をまっすぐ上に伸ばす姿勢がありました。これが求愛ディスプレイの特徴。首を伸ばす姿勢から「ストレッチ」と呼ばれるといいます。くちばしをほぼ垂直に持ち上げ、その後、脚を折りながら頭を背中側に倒すように下ろすのが一連の動作で、途中、ホッ、ホーという低くくぐもった声が発せられるそうです。また、改めて観察してみます。

せっかく来ましたので、
弥富野鳥園にも寄って来ました。観察館の西の広場や、森にはツグミや、メジ

ロ、ウグイス、シロハラなどがいました。平日は、訪れる方もほとんどなく、静か。ちょっともったいない気もします。

保護池に向かう途中、「お! こんなところにアオサギがいる」と思ったの

ですが、騙されました(微笑)。よくできたデコイ(模型)でした(苦笑)。

保護池の東の方には、本物もちゃんといましたので、ご安心ください(微

笑)。カワウも見えます。池には、キンクロハジロの姿も見えましたが、その数は20羽足らず。すでに北へ帰ってしまったように思います。観察館を出て、帰ろうと思ったら、上空にトビが3羽。証拠写真しか撮れず、残念。

帰り道、再び、弥富の排水機場へ。ミサゴは、朝9時前に見たのと同じと

ころ(と思います)にいました。棒杭の上に止まっていたのです。しばらくすると、飛び上がって、排水機場北のエリアでホバリング。「これは!」と思ったものの、いかんせん距離があり過ぎ。たぶん400mほど先。

肉眼ではよく分からなかったのですが、魚をゲットしていました。鷲掴みにしたまま旋回の後、南西方面(木曽川の方向)へ飛び去ってしまいました。どこか、安全なところへ行って食べるのでしょう。残念。もう少しクリアな写真を撮りたかったところ。

桑名まで戻って、11時過ぎ。九華公園にも寄って、カモの数だけ確認して

きました。今日は、38羽。ハシビロガモが4ペアと、キンクロハジロたち。暖かかったせいか、カモたちは堀のあちこちを泳ぎ回っていました。キンクロさんも、右の写真のように、ペアをつくりつつあるようでした。

今日は、九華橋の近くに堀めぐりの船が移動されてきていました。23日

から始まるようですが、桜の開花やいかに?
コメント
こころんさん、おはようございます。
サギ山は、野鳥園の入り口から500mほどのところにあります。
これからまだたくさん集まってきますので、観察には最適の場所です。
ミサゴは、魚を主に食べる猛禽類です。
この排水機場にはよくいますし、河口堰や町屋川河口などでも見られます。
以前、揖斐川の住吉神社のところで目の前を魚を鷲掴みにして飛んで行くのを見たことがあります。
猛禽類は、皆カッコいいですね。
寺町の河津桜は、そろそろ葉桜が出ていますが、まだまだ十分撮影可能と思います。
メジロも出て来ています(ヒヨドリに蹴散らされたりはしていますが)。
昨日は、名古屋でのJRさわやかウォーキングに行ってきました。
風はありましたが、暖かく、コースミスさえしなければよかったのですが(笑)。
徳川園他、面白いところ多々ありました。
写真撮影にも好適な場所ばかりでしたよ。
投稿: mamekichi | 2019年3月17日 (日) 05時50分
ひらいさん、おはようございます。
ようやくサギ山を見て来ました。
見える範囲で少なくとも40羽はいました。
この時期であれば、これくらいの数でしょうね。
「準備万端」に見えたカップル、予想はしたものの、いきなりことに及んでくれました(笑)。
去年も目撃しましたが、近くに別のカップルがいても構う様子がありませんでしたから、自らの衝動の高まりに忠実なのですね。
雛が誕生し始めた頃、また見に行かなくてはなりません。
この日は、あの場所は風がかなり強くて参りました。
ミサゴは、排水機場の池にずっといました。
帰りに寄ったときにダイビングしたのですが、遠くてこれくらいの写真しか撮れませんでした。
爪はやはりがっしりしていて、獲物をしっかりつかんでいますね。
野鳥園の池のデコイは、今回初めて見ました(サギ山を見に行くと、私は野鳥園に車を止め、たいてい中も見てきます)。
遠目にはすっかり騙されました(笑)。
2階の観察室の望遠鏡(単眼鏡)が更新され、新しいものになっていましたよ。
投稿: mamekichi | 2019年3月17日 (日) 05時45分
こんにちは
サギ山は野鳥園の近くでしょうか?
こんなにたくさん居ると観察してて飽きませんね。
ミサゴという鳥、まだ見たことありませんがかっこいいですね。
撮ってみたいなと思いました。
今年は寺町に行けませんでした。
メジロと撮りたかったのですが。
今年も枝垂れ桜とメジロにチャレンジしてみます。
今日は名古屋遠征ですね^^;
風はありますがいい天気になりましたね。
投稿: こころん | 2019年3月16日 (土) 17時07分
mamekichiさん、こんにちは!
サギ山確認お疲れ様でした、順調に事が進んでいるようで良かったです、本日自分も行ってみようと思ったのですが、思いの外晴れていたので、いつものコースを自転車で散歩しておりました、サギ山は高速道路下にあるので、雨でも楽々撮影出来るので最高です。
そして見てる方も恥ずかしい(笑)アオサギさんの行動、もう少しで雛も誕生ですね、これから夏の終わりまで楽しみです。
ミサゴの脚の爪、凄いですね、これでは魚も逃げられないです。
野鳥園の池にデコイが有るんですね、一度行ったきりだったので気づきませんでした、今度サギ山確認したついでに見てみます。
投稿: ひらい | 2019年3月16日 (土) 13時06分