寒い日が続きますが、今日は、近鉄ハイキングの“酒蔵みてある記 銘酒

「三重の寒梅」丸彦酒造をたずねて”に行ってきました。
丸彦酒造さんは、四日市市川島町にある蔵元で、タイトルにもありますように、「
三重の寒梅」というお酒を造っています。今日のコースは、近鉄湯の山線・伊勢松本駅をスタート、松本神社、鹿化川桜並木、歴明寺、伊勢三郎首塚、川島神明神社、西福寺と回って、最後に丸彦酒造さんを訪ね、湯の山線・伊勢川島駅がゴールというもの。約7㎞。丸彦酒造さんでは、抽選会、甘酒振る舞い、試飲会(コップ1杯100円)という大盤振る舞い(微笑)。雪がけっこう降る中、実測で7.1㎞を完歩!

こちらが実際に歩いたルート。2枚目に載せたコースマップは、上が南、下が北となっていて、この実測ルート図とは、上下逆さになっています。このルート図では、右(東)が近鉄・四日市駅、左上(北西)が湯の山温泉駅となっています。田園地帯や、鹿化川沿い、古くからの町、開発された住宅団地などを通ります。途中、ルート図にある「おばたレディースクリニック」あたりから、霰や雪が降り始め、鹿化川沿いに進み、川島小学校近くでは傘が必要なくらい雪が降ってきました。

先に喜ばしいことから(笑)。丸彦酒造さんで抽選会があったと書きました

が、何と、
「三重の寒梅」のワンカップが当たりました(微笑)。調べてみたら、1本¥350もしていました。コースマップに、右の写真のように、個別の番号が割り振ってあり、下1桁「1」番の当選賞品がこれでした。下1桁「8」番は、とっくり1個。う~ん、やはりワンカップの方がありがたいです。ちなみに、1等賞は、金粉入りの三重の寒梅でした。

気になる方もいらっしゃるかと勝手に思い(苦笑)、丸彦酒造さんでゲット

してきたのは、こちら「三重の寒梅 大寒しぼり 限定酒」です。税込み¥1,771のところ、本日限定で¥1,500でした。これ、試飲で飲んだものです。「杜氏気合いの酒」と書いてあるのも、気に入りました。

自宅を8時40分に出て、桑名駅を9時2分の松阪行き急行に乗車。四日市

には9時14分着。ここで、
湯の山線に乗り換え。9時30分発の湯の山温泉行き普通に乗車。かつては湯の山特急が近鉄難波駅(現在の大阪難波駅)・近鉄名古屋駅から運行されていましたが、平成16(2004)年3月に全廃されています。伊勢松本駅までは2駅。¥370。

伊勢松本駅到着は、9時34分。受付は9時40分からというのに、すでに長

蛇の列で、驚き。あとで聞いたら、大阪から来て、湯の山温泉で前泊して参加されたご夫婦もいらっしゃいました。気合いの入り方が違います(苦笑)。ここで、2枚目の写真として載せたコースマップを受け取り、「
近鉄あみま倶楽部」の会員証にスタンプを押してもらいます。

コースマップをざっと確認し、9時45分にスタートします。昨日、一昨日降

った雪が、まだ日陰には残っていて、凍っているところもありました。伊勢松本駅から南へ。すぐにいわゆる「松本街道」を越えます。このあたり、昔四日市に住んでいた頃、たびたび車で通ったところではありますが、土地勘はあまりありません。右の写真が、松本街道。左(西)に進むと、四日市の西部から、菰野、湯の山温泉の方向。

最初の目的地である「松本神社」へ向かいます。駅からは500m弱。スタ

ートしたばかりですから、みんなゾロゾロという状態。前方の森が、その松本神社。伊勢松本駅の南の丘陵にあります。

丘陵にありますので、社殿に向かうには、左の写真のように、階段をか

なり上らなければなりません(涙)。階段はほとんど大丈夫でしたが、境内には雪が残っています。松本神社は、神明松乃神社と、松井須賀神社の2社からなっています。神明松乃神社の御祭神は、天照大神(あまてらすおほみかみ)と
豊受毘売之命(とようけひめのみこと;伊勢外宮に奉祭されている神様) 、松井須賀神社の御祭神は、
建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと:須佐之男命が、地球上を守護される時の神名)。この神社、由緒書は見当たりませんし、ネットで検索してもなかなか情報が出て来ませんでした。

境内の南側(拝殿に向かって左手)に、「稲荷社 100m」という案内板があります。早速の寄り道です(微笑:といっても少し予習してあり、ここは城跡で、稲荷社もあるらしいというのは承知していました)。何人かの方が、同様に寄り道。同好の士があると、ちょっと心強い。

案内にしたがって登ったところは、広場になっており、北側に「
松本城跡」という、小さな石碑がが立っていました。神社の境内地は、三重県教育委員会編「
三重の中世城館」で、松本城跡に推定されているといいます。「城があった」といわれて見ると、そのような気もしますが、遺構は何も発見されていないそうです(上掲書には「松本の西方丘陵の末端、団地造成のため丘陵も削平され、残る丘陵の上にも遺構はない」とあります)。

こちらは、石碑から南の写真。松本城は松本盛光が築城したもので、元久元(1204)年の春の「
三日平氏の乱」で、松本氏がこの城を本拠にして戦ったが落城したといいます。 「三日平氏の乱」は、伊勢平氏最後の反乱。平家方の残党が伊勢、伊賀両国で蜂起し、両国守護・山内首藤刑部丞経俊を追却したのに対し、鎌倉幕府は平賀朝雅を派遣し鎮圧するものの、伊賀国では名張郡六箇山に数日間立てこもり、根強い抵抗を示したといいます。元久元(1204)年4月10日から12日の間に鎮圧されたことから「三日平氏の乱」と称されます。

この松本城跡とされる、丘陵頂上部の広場の西には、

赤い鳥居があります。ここを下っていくと、赤い鳥居がいくつも並んだ先にお社があります。幟には、「建正山正一位稲荷大明神」とあります。こちらにも由緒書などはありませんでした。

拝殿には、これが掲げられていましたが、由緒書きではなく、「建正山正一位稲荷大明神 御神殿屋根銅板葺替修理」とあり、還暦、古希、喜寿をお迎えになった方々が寄付をなさったという内容のようでした。なお、この稲荷社を「神明松乃神社」としているサイトもありますが(たとえば、上記の
松本城跡のサイトや、
こちらのサイト)、
神明社は、天照大神や、伊勢の内・外宮の神を祀った神社ですから、正しくないと考えられます。
余談でありますが、帰宅してから、この松本神社、建正山正一位稲荷大明神、松本城跡について、さらに調べてみたところ、この場所が所属する
「四日市市常磐地区」のホームページに行き当たりました。
ここに松本神社と稲荷神社の説明がありました。たぶんこれが正解(上述の内容で、大きな間違いはないと思われます)。ちなみに、この松本城跡は、「
松本建正山こども広場」となっていました。
マップには、ここは「松本山」と書かれています。

寄り道をしましたので、若干ルートを外れていますが、稲荷社からそのまま南へ。道路に出て振り返ると、ここに「神明松乃神社」という標柱がありました。この標柱の奥に、まず稲荷社がありますから、ややこしいのかも知れません。ちなみに、「
神社検索(三重)」のサイトには、松本神社も、建正山正一位稲荷大明神も載っていません。
神社庁に所属していないためかも知れません。

この標柱から東へ数10mで、指定されたルートに戻れました。南へさらに150mほどでT字路に突き当たります。ここが鹿化川。西へ向かいます。川につかず離れず、住宅団地の南をひたすら西へ。
松本城跡、松本神社、稲荷社を調べるのに労力を使い果たしました。今日は、ここまで。明日は、午後から某研究会で、とある女子大へ行く予定。酒蔵みてある記“銘酒「三重の寒梅」丸彦酒造をたずねて”の続きを書く余裕はないかも知れません。散歩は行きたいと思っています。
コメント
こころんさん、おはようございます。
あみま倶楽部は、一昨年の暮れに入りました。
年会費¥1,000です。
去年までは、近鉄電車や特急券の割引があったのですが、今年からはサービスの内容が変わりました。
会員は1年ごとの更新ですから、スタンプも1年間で集めないと行けません。
何かで読んだのですが、三重県というのは、酒蔵がけっこう多いんだそうです。
「酒蔵みてある記」で訪ねるところもたくさんあります。
お酒に「○○寒梅」というのは、けっこうありますね。
新酒を絞る時期と重なる部分があるからかと思います。
甘口、辛口は口に含んでみると分かります。
今度、一緒にいかがですか、酒蔵みてある記?
ワンカップ、見事に当たりました。
ありがとうございます。
投稿: mamekichi | 2018年1月30日 (火) 07時39分
こんばんは
あみま倶楽部はいろいろ特典があって
スタンプ集めも楽しめそうですね。
リンク先へ飛んでみたのですが、スタンプ集めの有効期限はあるのですか?
三重県もいろいろお酒があるものなんですね。
越乃寒梅とか○○寒梅という名前のお酒て多いですね。
やはり寒梅と名前が付いてもそれぞれ違うものなんでしょうね。
三重の寒梅の味は辛口なのですね。
辛口と甘口の違いがわかりませんが、今度口にする機会があれば
感じてみたいと思います。
お酒の当選おめでとうございます!
投稿: こころん | 2018年1月29日 (月) 19時18分
ミリオンさん、こんにちは。
酒蔵みてある記、雪が降って、とてつもなく寒かったこと以外は、楽しめました。
甘酒の振る舞いと、試飲はたいていどこでもあります(昨日は、試飲は有料でしたが、コースマップに試飲券がついていることもあります)。
女性もけっこういらっしゃいましたし、即売会で日本酒を4本も買って行かれた女性もありましたよ。
神社は、城跡とされるところにあったためか、かなり登りました。
後藤酒造を訪ねる「酒蔵みてある記」は、今年も2月10日にありますよ。
http://www.kintetsu.co.jp/zigyou/kaiin/pdf/kintetsu_hiking.pdf
私も行きたいのは山々なのですが、法事があって行けません。
参加者の方は、ご夫婦や、友人連れも多く、おしゃべりしながらですと、歩くのも苦痛ではなく、退屈もしないと思います。
ただ、まだまだ寒いのは難点かも知れませんね。
投稿: mamekichi | 2018年1月28日 (日) 11時03分
こんにちは、酒蔵みてある記行かれたんですね。
甘酒やお酒の試飲は楽しみのひとつですね。
結構参加された人が多いですね、男性が多そうでしたか?
松本神社の階段けっこう段数多いですね、雪が残ってると滑りそうでこわいですね。
北勢線で行く、酒蔵みてある記の地元桑名の後藤酒造場、
去年行ってみたいと行ったら、寒い時だし距離があるからやめといた方がいいと止められました(笑)
投稿: ミリオン | 2018年1月28日 (日) 10時27分