今日も好天です。好天に誘われ、というわけでもありませんが、臨時駐車場、大島水門、長良川河口堰、弥富市内某所、三ツ又池公園と回って来ました。この時期、九華公園あたりは夏鳥が来ませんし、コアジサシや、コチドリ及びケリのヒナ、カイツブリのヒナが気になります。

臨時駐車場のコチドリのヒナ。今日は、この1羽だけが動き回っていました。

親鳥やもう1羽のヒナは見当たりませんでした。右の写真は、後ろ姿ですが、小生が注目したのは、首の細さ。「こんなに細いのか!?」と思ったのです。

コチドリの親は、3羽ほど見かけたのですが、ヒナがいたところとは離れていましたので、上の写真のヒナの親ではありません。

ケリは、今日は親しか見られませんでした。ずいぶん離れたところにいても威嚇してくるようになりました(苦笑)。車にも突っ込んできそうな勢いで、驚きます。

コアジサシは、減ってしまい、5羽ほどしか見られません。一時は、20羽くら

いいたのに、別のところへ行ってしまったのでしょうか。それに巣に就いていると思われたものもかなりいたのに、ヒナの姿もありません。

今まであまり取り上げていませんが、この臨時駐車場には、ヒバリもいます。2~3羽はいるように思います。

大島水門に立ち寄って、キンクロさんを確認。今日も、奥に入ったところ

でお休み中でした。無事な姿が見られ、安心です。その後、河口堰に立ち寄ったのですが左岸の魚道あたりには、カワウしかいませんでしたので、堰本体は渡らず、そのまま弥富市内某所へ。

弥富市内某所のコアジサシ、今日は、数10羽くらい。100羽はいないよう

に思えました。巣に就いていると思われるものもたくさんいますが、まだヒナの姿はないようでした。

それどころか、まだ、求愛給餌用と思われる小魚を咥えてきて、ウロウロ

しているオスの姿も見られました。いやぁ、コア地足のペアリングも大変なようです。

忘れるところでした。この某所、今日はヒバリもいました。ケリは、ここにはいませんでしたが、北の方から鳴き声がしていました。この某所と、すぐ北にある空き地で毎年営巣するようです。

弥富の三ツ又池公園です。芝桜の季節以外は、空いています。今日は暑いので、散歩の人もあまりいません。ご夫婦で望遠鏡を持って来て、バードウォッチングをしていらっしゃる方にお目にかかりました。

三ツ又池公園といえば、この季節は、カイツブリのヒナ。左の写真、向こ

う側にいるのが、最初に生まれたヒナ。ずいぶん大きくなってきていました。色、模様はまだヒナ仕様ですので、親とは区別が付きます。右は、中之島のすぐ南にある巣の親子。ヒナは2羽。向かって左の親がエビのようなものを咥えて、ヒナに与えていました。

右上の続き。向かって右のヒナが、この餌をもらったようで、食べていま

す。どの鳥も、子育て、とくに餌を探してきて、与えるのは大変でしょう。カイツブリのヒナたち、元気に育ってもらいたいものです。

池の北、花菖蒲園近くでも、別の親子。ヒナ2羽が親カイツブリの背中に

乗っています。その後、もう1羽の親と合流し、ヒナ1羽は、そちらの背中へ移動。なかなか微笑ましい光景です。

今日三ツ又池公園で見たカイツブリは、親が9羽、ヒナが5羽でした。カイツブリが使っていた巣は7つ。まだこれからヒナが誕生してくるのではないかと思います。

カイツブリの他に三ツ又池公園で見た鳥。まずは、オスのモズ。パットゴルフ場近くの電柱の支線に止まっていました。

オオヨシキリ。蓮田や、花菖蒲園(花菖蒲は、すっかりダメになっています)あたりにオオヨシキリがいます。ここのオオヨシキリは、遊歩道沿いの木に出てきたり、葦の間に姿を見せてくれたりと、サービス満点です。今日も、合計3羽を見られました。

そして、こちら、
アマサギ。まということ。ずは、公園の北西で、麦刈りをしているとこ

ろで2羽を確認しました。これほど近くでアマサギを見たのは、初めて。以前は、調べもせずに「亜麻色のサギ」と思い込んでいたのですが、「猩々鷺」または「飴鷺」でした。もとは、「アメサギ」、つまり「飴鷺」でそれが変化して、アマサギになったようです。飴色のサギということ。飴色は、砂糖を煮詰めて焦がした色です。「亜麻色」は、「亜麻色の髪の乙女」というヒット曲で誤解を生じていますが、「黄色みがかったベージュに近い色」で、アマサギの色とは違います。

アマサギ2羽は、その後飛び去りましたので、追いかけたら、公園の北にある水田あたりに7羽が集まっていました。なかなかの光景です。あとで気づきましたが、この写真、右下にケリが1羽写っていました。

三ツ又池公園内の橋で、こんな鳥を見つけました。「珍しい鳥か?」と気色ばんだのですが、ムクドリのようでした。ちょっと悔しかったので、勝手に「アカハラムクドリ」と名付けました(爆)。

三ツ又池公園の周囲には、遊歩道が設けられています。所々にアジサイ

が咲いています。蓮はまだでしたが、蓮田の中には、睡蓮も混じっていて、睡蓮は咲いていました。鳥と花を楽しみながら、三ツ又池公園を1周し、2.4㎞ほど歩いてきました。

午後からは、もう少し歩こうということで、九華公園まで往復し、4.2㎞。し

っかり運動しましたし、鳥見も充実していて、楽しめました。これらのモンシロチョウの写真は、三ツ又池公園で撮ったものです。
【付記】
6月3日の
諸戸氏庭園の記事のうち、花菖蒲の名前を誤っていました。記憶違いによるものです。「黒燕」と書きましたが、「濡れ燕」でした。ただ、ネットで検索しますと、記事に載せたものとは違う写真が出てきます。詳しい方がいらっしゃいましたら、是非ともご教示ください。
コメント
ひらいさん、こんにちは。
昨日は暑かったですね。
おっしゃるようにコアジサシ、コチドリ、キンクロにケリもですが、振り回されて喜んでいます(笑)。
コチドリのヒナの首、驚きました。
あんなに細いとは思いませんでした。
臨時駐車場のコアジサシは、不思議です。
卵を抱いていたコアジサシもけっこういたのに、何だか煙に巻かれたような気がします。
河口堰は昨日も、東側にはサギ類はいませんでしたので、西には渡りませんでした。
ねぐらにしている可能性はあるんでしょうね。
某所は、それなりの数がいましたし、卵を抱いているように見えるのもたくさんいました。
ちなみに、昨日は、本格的なバーダーさんは、お一人でした。
三ツ又池公園、ヒナが増えていました。
昨日はご夫婦連れで、望遠鏡を持った方が1組だけ。
おっしゃるように、カメラを持った方には出会いませんね。
カイツブリのヒナが背中に乗るところは、あまり人気がないのでしょうかね?
アマサギ、以前長島で遠くから見たことはありましたが、これほど近くで見られたのはラッキーでした。
それとオオヨシキリ、サービス精神旺盛で助かりますね。
投稿: mamekichi | 2017年6月11日 (日) 18時33分
mamekichiさん、こんにちは!
暑い中の遠征お疲れ様でした、コアジサシ&コチドリ&キンクロさんの魅力に振り回されてる感じですね、自分も同じですが。(笑)
コチドリのヒナ、首が細いですね、ビックリというより笑えます。コアジサシ、あれだけ居たのにどこへ行ってしまったのでしょうか、トラブルに巻き込まれてなければ良いのですが。あの臨時駐車場も使われてるようなので、心配になります、北側臨時駐車場をお勧めしたいくらいです。
河口堰、ここ最近野鳥が少ない感じですが、出社前に1号線から見ると閘門辺りに大型の野鳥が多く見られるので、エサ場と言うより、ねぐらなのかもしれませんね。
そして某所、こちらも少なくなっているようで心配ですが、先日の大雨の影響は少ないようで安心しました。本日行こうと思ったのですが、体力不足でした。(笑)
カイツブリ公園、子育ても本格的になってきましたね、この公園では他のカメラマンを見た事無いのですが、カイツブリは人気無いのでしょうか。とてもカワイイのに勿体無いですよね。そしてアマサギ、集まってますね、長島の田んぼにも時々集まっておりますが、集団行動が好きなようですね。そしてここのオオヨシキリ、サービス満点ですよね、河口堰のオオヨシキリも見習って欲しいです。(笑)
投稿: ひらい | 2017年6月11日 (日) 15時14分