今日午前中は、かねてからの予定通り、こちらへ。先日も書きましたように、長良川河口堰で施設見学・クイズラリーのイベントが開催されましたので、出かけたというわけです。主たる目的は、巡視体験。去年も経験して、すっかりハマってしまいました。

コースは、去年同様、左の写真のように、河口堰上流・右岸の船着場から

伊勢大橋を通り、長良導水取水口(ここで、透明度を調べる体験あり)、近鉄・JRの鉄橋をくぐって戻ってくるというもの。船着場に帰る前に、河口堰の閘門の上流側に立ち寄ります。10時開始(巡視体験の受付は9時45分から)というのに、9時前に現地到着(笑)。お陰で巡視体験は、1番乗り(右の写真)。係の方から、「去年も、来ていましたよね?」と聞かれてしまいました(苦笑)(2016/05/21、
長良川河口堰で、船で巡視体験、ゲート巻き上げ室見学……施設見学のイベントに参加)。よほど目立つオジさんなのかと反省(爆)。

乗船するのは、こちらのボート。職員の方が3名、体験客は一度に6名乗

船。桟橋が浮き桟橋ですので、かなり揺れます。ときどき雲はかかるもののよく晴れて、長良川の上は、気持ちよく、最高!

監視塔の脇を通過して、伊勢大橋に向かいます。伊勢大橋は、昭和9年に完成し、今年で83年を迎えます。現在、架け替え工事が

進行中で、新しい橋脚が一部完成しています。伊勢大橋の手前、この新しい橋脚のところでは、説明がありました。説明が行われるところでは、停船しますが、移動は、フルスロットル。スピード感満載で、気分壮快です。

伊勢大橋をくぐります。何故かよく分かりませんが、こういう大きな橋の下

をくぐるのが、好きです(笑)。架け替え工事が始まるずいぶん以前も、散歩で、揖斐川右岸の伊勢大橋の下を何度も歩いてくぐっていました。右は伊勢大橋をくぐってから、振り返って撮った写真。

去年と同じような写真ばかりではと思い、波しぶきが撮れないかと挑戦したのですが、プログラム・オート任せでは、うまく行きませんでした(笑)。雰囲気だけでも、ご想像ください。

長良導水取水口に到着。ここは、長良川左岸、近鉄の鉄橋のすぐ南にあります。愛知用水の水は、以前は木曽川から引いていましたが、河口堰ができてからは、ここで取水しています。木曽川の下をパイプで通し、愛知用水へと導いています。したがって、知多半島の水は、長良川の水です。セントレアもそうだそうです。

ここで、透明度を確かめる試験の体験。白い円盤を沈ませ、どれくらいの深さまで視認できるかで確認します。今日は、1.2m。やや濁っています。去年は、1.5mだったと思います。昨日、一昨日と雨が降ったものの、それまで渇水だったことが影響しているようです。

その後、近鉄・JRの鉄橋をくぐり、その先で折り返します。ここまで来る

と、多度山の見え方も普段、わが家や揖斐川堤防あたりからのものとかなり異なります。

こちらは、折り返してから。上流側がJR、下流側が近鉄の鉄橋です(右の写真では、向かって右が上流側)。近

鉄は運行本数が多いので、電車がよく通ります。

伊勢大橋の下を上流側から再度通過。ここから長良川右岸にある、河口

堰の閘門の方へと進みます。閘門は、去年の秋、通っています。そのときは、下流側から通過していますので、右の写真では、奥から手前へと通ったことになります。

閘門になっているのは、堰で流れを遮っていますから、堰の上流側の

方が、下流側に比べ、水位が高いからです。

乗船体験は、ほぼ15分。あっという間の楽しい時間でした。小学校低学

年の子どもの作文風に書けば、「楽しかったです。また来たいです」とでもなるところでしょう(苦笑)。

ゲート巻き上げの機械室見学も、去年同様開催されていました。去年

は、伊勢志摩サミット直前で、「テロ対策のため、写真撮影禁止」になっていたのです。今年は解禁か? と期待したのですが、残念、今年も「防犯上の理由から」撮影は不可。ということで、見学はパス。クイズラリーは、子ども向けでそもそもパス(笑)。

さて、巡視体験の受け付け開始まで45分以上ありましたので、河口堰の

東側をブラブラし、鳥をさがしながら、時間つぶしをしていました。このあたりには、ヒバリがよくいます。堤防の上や、下の通路脇などです。揚げ雲雀もかなり近くから捕れました。

乗船場近くの樹上からは、ホオジロの鳴き声がよく聞こえてきていました。いつもの散歩コースでは最近は見られなくなっています。

乗船前、河口堰の東側ではコアジサシ1羽を目撃。あまりよい写真が撮

れないうちに、堰を越えて、上流側へ飛び去りました。以前に比べ、ここへ来るコアジサシは、激減です。

乗船直前には、堰本体のところをコサギが1羽、飛んでいきました。堰にも上がって、東側の魚道を確認したのですが、準備で職員の方もたくさん行き来しておられたためか、1羽も見られませんでした。

乗船体験終了後、河口堰の上を西まで往復。西側の魚道、上流側には、コサギが1羽。イベント参加者も、さすがに堰本体の西まで来る方はほとんどありません。

西側の魚道下流で、コアジサシを発見。合計2羽が飛来し、ダイビングを

していました。左は、1羽目。右は、2羽目が、ダイビングし、小魚を捕って、上がってきた直後の写真です。

上・右の写真の続き。かなり距離があり、大トリミングしています。これ以

上の拡大はちょっと難しいところ。しかし、小魚を咥えているところが分かります。

このあと、アクアプラザながらに立ち寄り、来館者数を確認。894,600人でした。今日のイベントでどれだけ増えるでしょう?

まだ11時頃でしたので、臨時駐車場や、大島水門も巡回してきました。臨

時駐車場では、抱卵中のコアジサシは2羽。そのほかにも飛んでいるものや、地上で一緒にいるコアジサシ2羽もおり、合計10羽ほどを確認できました。

臨時駐車場のそのほかのメンバーは、いつも通り。コチドリが合計3羽。

ケリもいました。抱卵していた親が威嚇に来たのも、前回と同じ(苦笑)。車にも突っ込んできそうな勢いでした。

ケリから離れたら、向こうも落ち着いたのか、巣に戻って、また卵を抱き始めました。抱卵中の親は、とくに神経質で、攻撃的です。

大島水門では、あの帰れなくなったキンクロさんを確認。今日は、最も奥

のところにいました。しばらく見ていたら、その近くに、最近見慣れない水鳥が泳いで来て、目を疑いました(笑)。
オオバンが1羽、漁船の陰から登場したのです。オオバンは、留鳥ないしは漂鳥ですから、いても不思議はないのですが、春先以降見かけることはほとんどなくなりますから、こちらも珍客かも知れません。

午後からは、出張相談に出かけ、夜は、高校の同窓生二人と飲み会。久しぶりにというか、珍しくというか、諸事多端な1日でしたが、愉しい日を過ごせました。以上、5/27の「速報版」に、加筆修正しました(5/28)。
コメント
ひらいさん、こんばんは。
私用ご出張、お疲れ様でした。
お祝い事とはいえ、遠方までいらっしゃるとお疲れになるでしょう。
さて、お約束通り、イベントに行ってきました。
9時前に到着して、時間つぶしをしていました(笑)。
子ども以上です(爆)。
お陰で、巡視体験は、一番乗りでした。
絶好の行楽日和の元、クルーズを楽しめました。
同じ内容、同じ説明ですが、何度経験してもいいですね。
来年は、是非ご一緒にお願いします。
機械室見学は、係の方にお誘いいただいたものの、「撮影不可」ということで、パスしてきました。
おっしゃるように内部を知ったからと行って、何か悪さをしようと思うと、かなり大変ですよね。
見学をパスしましたので、時間もあって、駐車場と大島水門も確認してきました。
臨時駐車場、私以外に黒い軽自動車でコアジサシの写真を撮りに来ていた方がありました。
コチドリやケリにはお気づきではなかったようです。
会釈だけ交わして、話はしませんでした。
今日になって、鳥の写真を追加しました。
またお時間がおありでしたら、ご覧ください。
河口堰西側でも、コアジサシのダイビングを確認です。
投稿: mamekichi | 2017年5月28日 (日) 18時52分
mamekichiさん、おはようございます!
長良川河口堰イベント、絶好のイベント日よりで良かったですね、自分も行きたかったのですが、私用出張(笑)の為、残念でしたが、また来年のお楽しみです。
内容はいつも通りと言った感じですが、やはり巡視体験は楽しそうですね。2年連続で乗船出来てないので、来年は一番乗りを狙ってみます。(笑)
そして機械室見学、ついに永久撮影禁止になってしまったのですね、自分が初回参加した時で最後とは、これまた残念です。防犯上の理由との事ですが、内部構造を知ってるからと言って、外から何か出来る感じでも無いですし、本気でイタズラするような奴らは、手段を選ばないと思いますので、撮影禁止はちょっとなぁ~と言う感じです。まぁ決め事なので仕方ないですね。
最後に臨時駐車場と大島水門、自分も先ほど巡回実施、異常無しでした。(笑) ついでに跡地も確認して来ましたが、コアジサシが大勢揃っておりましたよ、また先週降った雨の影響も無さそうで安心しました。本格的な方々は、まだ来てないようでした。
投稿: ひらい | 2017年5月28日 (日) 11時10分