お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2025年3月31日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2020年1月以降の記事を残し、2019年12月以前の記事は削除しました(2020年1月1日から2025年3月31日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

2025年4月21日 (月)

京町のお宅の巣にもツバメがやって来ました

 天気予報の通り、よく晴れて、気温も27.9℃になっています。Dsc02389c_20250421140701昨日10㎞あまりを歩いた疲れもなく、今朝も7時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.0㎞。飽きもせず、同じようなところをよく歩くものだと、我ながら感心します(笑)。冒頭の写真は、住吉神社。

Dsc02508c_20250421140601  住吉入江、揖斐川、七里の渡跡に水鳥はいなくなりました。さすがにちょっと寂しい感じがします。柿安コミュニティパークまで来て、ホオジロのオス。桜の木のてっぺんでさえずっていました。しばらく前に七里の渡跡から三の丸水門あたりで、ホオジロのペアを見ましたが、たぶん船津屋さんの裏手で繁殖しているはず。ホオジロはメスが抱卵します。コミュニティパークの堀にも水鳥はゼロ。

Dsc02716c_20250421140501 Dsc02937c  九華公園は、今日は一段と静かです。ヒヨドリ、ムクドリ、ドバトがほとんどいません。スズメはわずかにいます。奥平屋敷跡では、まずはカワラヒワ。左の写真がそれですが、嘴の先も体も何となく汚れている感じ。一体どうしたのか? さらにはシジュウカラが1羽。このシジュウカラ、大きな声で鳴きながら、公園の中を移動していました。ほかにもハクセキレイが2羽来たものの、カラスに気を取られていて、写真は上手く撮れず。ツバメが時折やって来て、上空を飛び交っているのも見えました。

Dsc03168c  Dsc02570c_20250421140601 カモは、キンクロハジロが、なぜか5羽に増えていました。オス2羽にメス3羽。ヒドリガモは、オス1羽にメス2羽が滞在中(写真はありません)。ほかにはカルガモが1羽。

Dsc02635c_20250421140601 Dsc02649c  散歩&鳥見友達のOさんがパンの耳を蒔くと、今日もハシボソガラスがたくさんくわえて行きます。1度は、花菖蒲園の、前回とは違うところに隠していきました。左の写真は、最初に隠したところ(2025年4月17日:今日の主役は、ハシボソガラス)。4日が経ちましたが、パンの耳は、そのままになっていました。忘れたのかどうかは、まだ分かりません。右の写真は、一昨日、パンを隠したところ(2025年4月19日 :カラスはパンの耳を隠したのを忘れているのか?)。ここは、パンはきれいになくなっていました。

Dsc02964c  神戸櫓跡の松の木には、カワウの巣が4つあると思われます。そのうち3つは九華橋のところから、それなりに見えるのですが、様子は今ひとつ分かりません。もう1つは、70mくらい離れていますが、奥平屋敷跡から二の丸跡にかかる橋から見えます。これは、1度作りかけたものが、強風で吹き飛び、再建されています。見た印象では巣はできあがって、親カワウが巣に就いているように見えます。このあと、貝塚公園では、スズメとムクドリ。ツグミのような鳥も1羽いたのですが、すぐに見失いました。内堀南公園、内堀公園にはこれといって鳥はいません。

Dsc03289c_20250421140501 Dsc03473c_20250421140501  京町のお宅(商店とは別)のところにツバメが来ていました。しばらく見ていたら、去年5月に崩壊してしまった巣に入り(2024年5月20日:ツバメのヒナが孵っていました……スズメのヒナ・コレクションも)、様子を確かめるような行動をしていました。燕尾は短いようですから、メスと思われます。

Dsc03537c Dsc03580c_20250421140501  京町の商店のところにも、ツバメ。こちらは、オス、メスが揃っています。左の写真がオス、右がメスと思われます。

Dsc03555c_20250421140501  このように電線に並んでいるところを見かけたのです。

Dsc02437c_20250421140701  ところで、桜はすでにほぼ葉桜になっています。今年は、花筏と、遠山のカメさんが上手く撮れませんでした。1年先のことをいうのは、いくら何でも気が早すぎますが、来年に期待しましょう。

Dsc02539c_20250421140601 Dsc02545c_20250421140601  柿安コミュニティパークの藤は、一段ときれいになりました。散歩コースにある藤棚のうちで、ここがもっとも立派で、きれいです。

Dsc03119c_20250421140501  九華公園では、ツツジがかなり咲いてきました。桜ももちろんいいのですが、私は九華公園のツツジもそれに負けず劣らずと思います。ツツジの季節にも、お堀めぐりの船をだしたらよいのにとさえ思います。

 こちらは、鎮国守国神社で撮ってきました。Dsc03073c_20250421140501 Dsc03093c_20250421140501サツキと思いますが、自信がありません(と毎年書いていますから、進歩なし)。神社の大奥様に以前名前を教えていただいたののですが、忘却の彼方へ(笑)。Googleレンズでは、これという候補が挙がらず、そこでストップ。

 Dsc03197c_20250421140501 モッコウバラ。はあぶ工房Togetherの敷地にあります。ヤマブキと思い込んでいましたが、エムライトさんのご指摘で訂正しました。今週は、定例散髪日が巡ってくるくらい。週末には、今度は近鉄ハイキングに出かけようかと思っています(【JR東海合同企画】海山道神社から東海道へいつもと違うコースを歩く)。立ち寄り先は、ほとんど行ったことがあるのですが、「東海道」と(このあたりの東海道も何度も歩きましたが)、「いつもと違うコース」というキャッチコピーに惹かれているのです。

2025年4月20日 (日)

20250420JRさわやかウォーキング「リニア中央新幹線『勝川非常口』見学コース」へ……ハイキング/ウォーキング200回記念(一回完結)

Img_0146c  曇りときどき晴れという予報で、雨は降りそうもありませんでしたので、予定通りにJRさわやかウォーキング「リニア中央新幹線『勝川非常口』見学コース」に行ってきました。桑名では最高気温は、23.9℃。春日井も同じくらいだったでしょう。少しむしっとする感じで、汗をかいたくらいです。JR中央線勝川駅で8時半から12時が受付でしたので、JR関西線桑名駅を7時48分に発車する名古屋行き普通に乗車。名古屋駅には8時22分着。中央線の神領行き普通、8時29分発に乗り変えて、勝川駅には8時47分に到着。通しで支払うと¥690ですが、名古屋駅でいったん改札を出て、再入場すると、¥360+¥250=¥610。近郊区間の扱いで安くなるのです。今日の記事は、一回完結。一人旅。

250420jrwalkingmapkachigawa 250420routmap  こちらが配付されたコースマップ。右は、実際に歩いてきたルートマップ。勝川駅がスタート&ゴール。立ち寄り先は、道風記念館、太清寺、リニア中央新幹線勝川非常口の3ヶ所のみ。あとはひたすら7.7㎞を歩くという設定でした。

Img_0161c Img_0164c_20250420151901  JR勝川駅南口を8時50分過ぎにスタート。地蔵川を越え、名古屋第二環状線(名二環)を越えていきます。名二環という高速道路は、何度もこのあたりを通ったことがありますが、まさかその下を歩くとは思ってもみませんでした。道中、見るべきところは特にありません。

Img_0230c_20250420151901  春日井市道風記念館には、9時20分頃に到着。道風(とうふう)というのは、小野道風(おののとうふう)のこと。平安中期の書家。尾張の人ですが、春日井市には、古くから小野道風の誕生伝説があるのです。書道にすぐれ、和様発達の基礎を築いた。三蹟の一人。春日井市では、小野道風をたたえ、末永く後世に伝えたいと、昭和56(1981)年に、道風誕生の地と伝えられ、小野朝臣遺跡碑の建つ、ここ松河戸町に春日井市道風記念館を開館しています。全国的にも数少ない書専門の美術館であり、また書道史の研究施設でもあります。小野道風について、私は子どもの頃学校で習った記憶があるのですが、家族に聞いても、皆、「それ誰? 小野妹子なら知っている」という答え。小野氏の祖先が小野妹子ですから、道風は妹子の子孫。また、道風が書の達人と見なされる以前、自分の書く文字に満足できないでいた時、気晴らしに散歩に出たら、カエルが懸命に柳に飛びつこうとしているところに遭遇しました。カエルは諦めずに何度も飛びつこうとし、10回目にやっと飛びつくことができ、虫を捕らえました。これを見て、道風は、辛抱強くがんばろうと決意したという話もあります(たとえば、こちら)。道風記念館へは、団体料金の¥80で入館。

Img_0277c Img_0259c_20250420152001  記念館は、道風公園の中にあります。ここは、上記のように、道風の誕生地とされ、公園内には、小野社という神社があります。この祠のある場所は、古くから「小野道風屋敷跡」といわれていて、社の前には「小野朝臣遺跡之碑」という江戸時代に建てられた石碑も建っています。小野社は、元はここにあった八幡社の境内社であったという説もあります。小野道風の顕彰活動について、地元自治会の資料がこちらにあります。

Img_0316c_20250420152001 Img_0360c_20250420155901  道風記念館をあとにして龍源山太清寺(たいせいじ)に向かいます。道風記念館からはほぼ西に2.5㎞行ったところ。ここ太清寺は、臨済宗妙心寺派。かつては醍醐山龍源寺と呼ばれ、徳川家康の逸話が伝えられています。天正12(1584)年の小牧・長久手の戦いで、徳川家康が小牧山から長久手に向かうとき、ここの阿弥陀堂(十王堂とも、現在のものは、右の写真)で休憩しました。家康が「ここは何というところか」と尋ね、庄屋の長谷川甚助が「勝川村です」と申し上げたところ、「勝川とな、これは吉祥、縁起のいい名だ」と喜んだといいます。また、そこで牡丹餅を食べようとしたところ、箸が一本折れてしまい、家康は顔を曇らせたのですが、甚助が「これはまさしく天下が一本になる予兆です」と申し上げたところ、破顔したとか。寺の前にあった兜の形に似た塚を見て勝ちを確信し、付近の竹やぶで旗竿を切り、全軍に甲冑をつけさせ、出陣したそうです。その後、家康は秀吉軍との戦いに見事勝利し、江戸時代には、勝川の旗竿は吉兆の品として、尾張徳川家へ毎年献上されたそうですし、勝利した際に家康が身に着けていた鎧兜は、大変縁起が良い「勝川の具足」として大切に扱われたといいます。

Img_0343c_20250420152001  こちらは本堂。ほかに薬師堂もあります。龍源寺は寛文3(1663)年に寺号を龍源山太清寺と改めています。現在の十王堂(阿弥陀堂)は、昭和55(1980)年に再建されたものです

Img_0334c  Img_0352c 太清寺で目立ったのが、藤と、ドウダンツツジ。藤はきれいに咲いていて、見事でした。ドウダンツツジ(右の写真)はかなり大きな木でした。ドウダンツツジの生長はゆっくりだと聞きますので、ここまで大きな気になるのにはかなりの年月がかかったものと思われます。

Img_0519c_20250420152001 Img_0400c  そして、いよいよ「リニア中央新幹線勝川非常口」の見学へ。工事現場に着いたのは、10時15分頃。ここまで5㎞あまりを歩いてきました。まずは、リニア中央新幹線の説明パネルを一通りチェック。動画も上映されていましたが、これはパス。

Img_0457c_20250420152001 Img_0461c  非常口の見学については、私がここに着いた時点で約25分待ちとのこと。1組、約1分で順番に案内され、それぞれにJR東海の職員の方が付いて、説明をしてくださるということでした。普段なら並ぶことは大嫌いで、「並んで待たなければいけないのなら、もういい」と思うのですが、ここはじっとガマン。

250420103254567c Img_0499c_20250420152001  安全のため、観覧場所は指定され、さらに安全ネット越しに見るようになっていました。超望遠コンデジと、スマホで撮影したのですが、こんな写真しか撮れず、残念。外径は40m、穴の深さは66m、右の写真で下の方に横穴(シールドトンネル)が見えますが、ここがリニア中央新幹線が通るトンネル。ここを上下線が走りますから、外径は14mです。非常口となる立坑は、約5㎞おきに設置され、非常時の客の誘導や、トンネル内の換気、保守作業に使われるそうです。この近くでは、神領、名城でもつくられています。立坑内には、現在は、何も設置されていませんが、営業のときには、換気設備(ファン)、静音設備、微気圧波対応設備、エレベーター、階段などが設けられるといいます。

Img_0429c Img_0452c  これらは、説明パネルを撮った写真。手がかりが少なくて恐縮ですが、上の2枚の写真とあわせて、想像力をたくましく働かせていただければ、幸いです。JRの方は親切に、丁寧に説明してくださり、拙い質問にもきちんと答えていただきました。何度か書きましたが、この年ではリニア中央新幹線に乗ることはできないかも知れませんから、せめて関連施設だけでも見たいと思って出かけた甲斐がありました(微笑)。JR東海による工事概要は、こちらにあります。

Rinia  ちなみに、出かける前にグーグル・マップで見たら、この画像のように、すでにリニア中央新幹線勝川非常口が載っていました。赤枠で囲んだところがそれです。

Img_0561c_20250420152001 Img_0568c_20250420152001  リニア中央新幹線勝川非常口からまた2.5㎞ほど歩いて、ゴールの勝川駅に戻ったのは、11時10分頃。スタートは南口でしたが、ゴールは北口。ゴール受付を済ませ、10ポイントをゲット。コースマップ上では、歩いた距離は7.7㎞、2時間20分ほどを要しました。

Img_0574c  JRの職員の方の手作り顔出しパネルなどもあって、リニア中央新幹線のPRにはかなり熱が入っているようです。

Img_0584c  リニア中央新幹線勝川非常口も無事に見られ、JR勝川駅を11時27分に出る名古屋行き普通で帰宅の途へ。名古屋駅に11時46分着。12時6分発の関西線亀山行きの快速に乗り換え、桑名には12時28分着。往きと同じく、名古屋駅でいったん改札を出て、料金は¥80を節約し、¥610。

250420120017836c 250420115143706c  名古屋駅で乗り換えの間に、中央線7・8番ホームにある立ち食いきしめんの店で昼食を済ませてきました(微笑)。朝、中央線の電車に乗ったときに、この店が見えましたので、帰りにぜひとも食べようと思ったのです。きしめん住よしで、かき揚げきしめん(¥660)をチョイス。かき揚げは、その場であげてもらえます。いやぁ、とても美味しくいただきました。

Screenshot_20250420124902c  こちらは、今日のGoogle Fitのデータ。合計で10.18㎞、16,717歩を歩いてきました。

2025年4月19日 (土)

カラスはパンの耳を隠したのを忘れているのか?

Dsc02374c_20250419143201  予報の通り、今日の最高気温は27.6℃になっています。いきなり夏になったような感じで、参ります。最低気温も15.3℃。散歩に出るとき、薄いパーカを1枚羽織っていたのですが、すぐに脱いだくらい。ほかに用事がありませんでしたので、7時10分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と5.7㎞。冒頭の写真は、散歩から帰ったときに見た諸戸氏庭園方面。木々の緑色といっても、実にさまざまあることが分かります。

 Dsc01072c_20250419142901 散歩に出てすぐ、その諸戸氏庭園のところで、イソヒヨドリのメスに遭遇。これは幸先がよいかも知れません(微笑)。ただ、このあと、住吉入江、七里の渡跡、柿安コミュニティパークの堀には鳥はほとんどいませんでした。揖斐川にはヒドリガモが1ペア、七里の渡跡の先の川口水門を出ていくオオバンが1羽、それぞれいたのみ。

Dsc01216c_20250419142901  三の丸水門から揖斐川を見ていたら、ホオジロのさえずりが聞こえてきました。ホオジロは、割と同じところでさえずり続けますから、慌てて走る必要はありません。走ってコケたら、大変なことになりますから、ありがたい。ここは、市民プールにほど近い、柿安コミュニティパークの端っこ。

Dsc01496c_20250419143001  九華公園には、7時半に到着。相変わらず野鳥は少なかったのですが、奥平屋敷跡にはコゲラが2羽出てきて、けっこう楽しめました。

Dsc01428c_20250419143001  まずは、以前、コゲラが掘った穴の近くでドラミング。安全を確認するためでしょうが、ときどきドラミングを止めて、周りを見回します。このときは、たぶんエサ探し。

Dsc01470c_20250419143001 Dsc01483c_20250419143001  ただ、上の写真にも写っている穴を覗いたり、体半分ほど中に入り込んだりしていました。

Dsc01650c_20250419143001  奥平屋敷跡にはもう1ヶ所、以前、コゲラが掘った穴があります。ここでも、上の場所と同じような行動。8時過ぎから、散歩&鳥見友達のお二人が来られるのですが、その頃にはコゲラはおらず、お二人の悔しがること。

Dsc01688c_20250419143001  Dsc01570c_20250419144801 ほかには、カワラヒワと、ハクセキレイが2羽。カワラヒワは、入れ替わりに何羽もやって来ますが、まだヒナは連れてきていません。単独行動をしていることがほとんどです。

Dsc01417c_20250419143001  一昨日、ハシボソガラスが花菖蒲園に隠したパンの耳は、今日もまだそのままでした。パンの耳を隠したことを忘れている可能性もけっこうありそうです。

Dsc01782c_20250419143101 Dsc01821c_20250419143101  Oさんがパンの耳をまくと、今日は、ドバトとハシボソガラスがやって来ました。パンの耳をくわえて、昨日と同じく、奥平屋敷跡の南西隅に行って、やはり園芸用シートがまるまっているところに隠していきました。果たしてあとから食べるのでしょうか??

Dsc01962c_20250419143101  シジュウカラは、二の丸跡、本丸跡で見ました。同じシジュウカラが移動したのに付いていったような形。2羽がいました。なかなか写真が撮れず、ようやく本丸跡で。

Dsc02058c Dsc01749c  カモは、今日もまたキンクロハジロ3羽と、ヒドリガモ3羽。昨日と同じく、キンクロハジロはオス2羽にメス1羽で、ヒドリガモはオス1羽にメス2羽。

Dsc01993c_20250419143101  カルガモは、今日は1羽しかいませんでした。このあと、貝塚公園ではムクドリとスズメ、内堀南公園には何もおらず、内堀公園では、ムクドリとスズメ、カワラヒワ。

Dsc02256c_20250419143201  京町のツバメの巣のある商店の近くで、ツバメ2羽。これも先日見たのと同じく、オス2羽に見えます。

 Dsc02342c Dsc02361c_20250419143201 今日は商店の巣にいるところは確認できませんでした。ここの商店の方とは、ツバメ観察を通して、もう10年近く前から顔なじみ。今日も「5日くらい前から巣に来ているけど、朝のうちはあまり来ない」と教えてくださいました。

Dsc01148c_20250419142901  桜が終わり、あちこちで花が咲くようになって来て、鳥が少なくとも、別の楽しみになっています。このハナミズキは、昨日ヤマブキが咲いていた、船津屋さんの裏手にあります。ハナミズキは、地元・桑名市の木になっています。

Dsc01301c_20250419142901 Dsc01327c_20250419143001  こちらは、柿安コミュニティパークにある藤棚のフジ。Google Lensで検索すると、「曙花美短藤(あけぼのかぴたんふじ)」と出てきます。「曙花美短藤」で検索して出てきた、こちらのYahoo!ニュースに載っている画像のフジに似ています。

Dsc02022c Dsc02012c_20250419143101  九華公園のツツジはよく咲いてきました。左の場所は、とくにお気に入りですので、散歩で通るたびに写真を撮り、このブログにもよく載せてしまいます。ツツジの花では、右の写真のタイプも好きです。これは、ヒラドツツジの筑紫絞り(チクシシボリ)のようです。

Dsc02032c_20250419150901  明日は、JRさわやかウォーキングでリニア中央新幹線の非常口を見に行く企画があります(リニア中央新幹線「勝川非常口」見学コース)。先日も書きましたが(2025年4月13日:雨読の日もなかなか(苦笑))、年齢のこともある上に、リニアの工事も遅れていますから、私などリニア中央新幹線に乗ることができないかも知れませんので、関連する施設であるなら、この機会に見に行きたいものだと思っています(笑)。このツツジも、九華公園で撮影しました。

2025年4月18日 (金)

商店の巣でツバメが手直しをしています

Dsc00008c_20250418145101  曇りのち晴れ、23.5℃です。散歩している間は、ほぼ曇りでした。7時20分から、住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.5㎞。

Dsc00886c_20250418145101  今日のハイライトは、ツバメ。先日、町中でツバメを2羽見たと書きましたが(2025年4月14日:町中にツバメがやって来始めました)、その近くの巣にツバメが来ていました。2羽揃って、です。仮に「商店にある巣」としておきます。ここは、毎年ツバメが来て営巣し、ヒナが巣立つのも何度も見ています。

Dsc09989c  さて、散歩の初めから。住吉入江、揖斐川、七里の渡跡には水鳥はいませんでした。カモたちは帰ってしまったのでしょう。七里の渡跡から入った、旧桑名城の堀にカルガモが2羽。三之丸公園には、スズメとヒヨドリ。柿安コミュニティパークにも何もいません。それ故、いつもより早く九華公園に着いてしまいました。

Dsc00049c_20250418145101  その九華公園も静か。そろそろ夏の鳥が来ないかとよく見て回ったのですが、見つけられません。相撲場のところにカワラヒワ。コゲラの鳴き声も聞こえたのですが、姿を見つける前に、鎮国守国神社の境内に行ってしまいました。頭上からはメジロの鳴き声を聞きました。

Dsc00303c_20250418145101 Dsc00184c_20250418145101  奥平屋敷跡には、ハクセキレイが2羽と、カワラヒワ。今日見たカワラヒワは、いずれも単独行動。

Dsc00649c_20250418145101  野球場のグラウンドには、ツグミが4羽。少しずつ距離をおいたところにいました。本当に鳥がいません。もちろん、ドバト、スズメ、ムクドリ、カラス、カワウなどは見ています。

Dsc00717c_20250418145101 Dsc00115c_20250418145101  カモは、キンクロハジロが3羽にヒドリガモが3羽。キンクロハジロは、オス2羽にメス1羽、ヒドリガモは、オス1羽にメス2羽ですから、昨日もいたメンバーと思われます。ハシビロガモのメスは、今日はいません。

Dsc00165c  カルガモが、今日も2羽。今日は、二の丸堀あたりにいましたが、公園内を歩いているうちに、いなくなったようです。

Dsc00093c_20250418145101 Dsc00175c_20250418145101  昨日のカラスの話の後日談(2025年4月17日:今日の主役は、ハシボソガラス)。まずは、いたぶられたミドリガメが放置されたところには、何もいませんでした。生きていて逃げたのか、ハシボソガラスがどこかへ持ち去ったかなどは、不明。花菖蒲園の園芸用シートの下に隠したパンの耳は、そのままでした。

Dsc00565c_20250418145101  Oさんが今日も、パンの耳をまくと、ハシボソガラスがやって来て、嘴いっぱいにくわえていきました。ただし、花菖蒲園には、業者の方が入って、作業が行われていましたので、よそへ行ってしまい、どこに行ったかは不明。ということで、今日のバードウォッチングは以上(笑)。キビタキや、センダイムシクイなどが来てくれないかと思いますし、カワラヒワがヒナをつれて来ないかと思ったりもします。

Dsc09967c Dsc00726c_20250418145101  船津屋さんの裏手の堤防で、ヤマブキが咲き始めました。九華公園では、ツツジの開花が少しずつ進んでいます。印象では、日当たりのよいところがやはり、早いようです。

Dsc00835c_20250418145101  Dsc00805c_20250418145101 こちらは、内堀南公園にある藤。ようやく咲いてきましたが、ここも手入れがされていませんので、房が短いのです。ここでおもしろいのは、藤棚から飛んだ種が発芽したようで、藤棚のそばに、「野生の」藤が生えているのです。毎年、これに花が咲くのを楽しみにしています。

 

2025年4月17日 (木)

今日の主役は、ハシボソガラス

Dsc08721c_20250417145401 Dsc08769c_20250417145401  今日は夏日直前の24.4℃にもなりました。「春と秋がなくなって来つつある」といわれますが、本当にそうかも知れません。7時25分から散歩へ。住吉神社、九華公園、歴史を語る公園、内堀公園、紺屋町、新築公園、常盤町、常信寺、京町、寺町と5.5㎞。知人に会って話し込んだりして、3時間以上の大散歩(笑)。冒頭の写真は、住吉神社の前から見た揖斐川。奥の中央に見えているのは、長良川河口堰。今日もまだ、白魚漁の漁船が1組出ていました。4月中旬にもなるのに、まだ白魚が捕れるのは珍しい。例年であれば、3月末まで。

Dsc08657c_20250417145401 Dsc08697c_20250417145401  住吉入江には、今日もヒドリガモが1ペアいました。ずっと同じペアがいるのかも知れません。揖斐川にもヒドリガモらしき水鳥が3羽。

Dsc08775c_20250417145401  七里の渡跡には、今日は何もいませんでしたが、柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのメスが2羽。昨日ここから揖斐川に向かって出ていったキンクロハジロのメスがいましたので、もういなくなったと思っていました。

Dsc08836c_20250417145401  九華公園では、まずは北西の堀にカルガモが2羽。

Dsc09001c_20250417145401 Dsc09332c_20250417145201  奥平屋敷跡には、カワラヒワや、ハクセキレイがやって来ました。ハクセキレイは2羽。写真はそのうちの1羽。上空をツバメが3羽ほど、往復しています。町中では、まだときどきしか見かけませんし、去年営巣した巣に来ているのも見ません。

Dsc09077c_20250417145401  ここからは、今日の主役、ハシボソガラスの話を2題。その1は、ちょっとグロいというか、エグいので苦手な方はスルーなさってください。奥平屋敷跡に着いたとき、ここにあるステージの前でハシボソガラスが、何かをつついたり、足で踏みつけたりしているのに気づきました。よく見ると、その相手はミドリガメのようでした。この写真のように、くわえて運んでいくシーンも。

Dsc09097c_20250417145401  Dsc09159c_20250417145401 さらには、つついたり、足を引っ張り出したりして、激しく攻撃しています。単に遊んでいる、ちょっかいを出しているという感じではありません。明らかに意図を持って攻撃しているように見えました。

Dsc09172c_20250417145301  このあと、ステージ脇にある階段の陰にこのカメを運んでいき、近くに落ちていた枯れ葉をかけて、ハシボソガラスはどこかに行ってしまいました。カメを隠したつもりのように思われます。ちなみに、カメは残念ながら動く様子はありませんでした。

Dsc09205c_20250417145301  その2。散歩&鳥見友達のOさん、カモも少ないので、ドバトやカラスにパンの耳を与えています。月曜の記事にもハシボソガラスがたくさんパンの耳をくわえている写真を載せました(2025年4月14日:町中にツバメがやって来始めました)。今日も、左の写真のように、次から次へとたくさんのパンの耳を器用にくわえていきます。

Dsc09283c_20250417145301  このハシボソガラス、このあと、パンの耳をくわえたまま花菖蒲園の方に行きました。これは、パンの耳を隠すに違いないと思い、あとをそっと追い、カラスが飛び去ってから探すと、花菖蒲園に敷かれた黒い園芸用のシートをめくってみたら、ありました。あとからゆっくり食べるつもりなのでしょう。賢いものです。

Dsc09403c_20250417145201 Dsc09506c_20250417145201  二の丸跡でも、カワラヒワ。ときどき見かけますが、1羽だけということがほとんど。まだヒナは見ていません。同じく二の丸跡で、コゲラ。単独でいました。ひょっとしたら鎮国守国神社の境内で営巣しているのではないかと思うのですが、木が茂りすぎていてとても探せません。

Dsc09351c_20250417145201 Dsc09716c  カモ、今日は、ヒドリガモが2ペアと、キンクロハジロが3羽(オス2羽、メス1羽)と、ハシビロガモのメスが1羽。

Dsc09727c_20250417145201 Dsc09738c_20250417145201  ハシビロガモのメスについては、こんな写真が撮れていました。意図せずに、です。ご用とお急ぎでなければ、ぜひクリックの上拡大してご覧ください。鼻提灯ではないと思いますが……(笑)。

Dsc09699c  野球場には、ツグミが1羽。ツグミもだんだんと少なくなってきました。例年ですと、4月後半までがんばってくれる個体もいます。フェンス越しに撮りましたので、霞がかかったようになっています。このあとの公園では、スズメ、ムクドリくらいしかいません。ヒヨドリたちは姿を消しています。2~3日前、何組かのヒヨドリの団体が北西の方に飛ぶのを見ました。違うところへ行って繁殖しているのかなという気がします。

Dsc09590c_20250417145201 Dsc09605c_20250417145201  ところで、鎮国守国神社の境内にあるナンジャモンジャも満開。ずいぶん前に、神社の大奥さんからこれがナンジャモンジャだと教えてもらいました。ヒトツバタゴが、本名。

Dsc09824c_20250417145201 Dsc09830c  奥平屋敷跡の南西にある八重桜もよく咲いてきました。牡丹桜ともいわれるそうです。

 

2025年4月16日 (水)

カワラヒワが巣材を運んでいました

Dsc08617c_20250416142301 Dsc07818c_20250416142601  放射冷却のため朝は、6.5℃と冷えましたが、日中は19.2℃まで上がり暖かくなりました。いつもと同じく7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.2㎞。京町からのコースが以前とは異なっていますが、これは「ツバメ・シフト」。去年までにツバメが営巣していたあたりをチェックしてきているのです。藤原岳(右の写真)、雪はいったん消えていたように思うのですが、てっぺんあたりが少しだけ白くなっていました。

Dsc07841c_20250416142401 Dsc07842c_20250416142401  住吉入江にいたのは、ヒドリガモのペア1組だけ。住吉水門の外側の揖斐川にも、ヒドリガモが1ペア。七里の渡跡にもヒドリガモが2ペアと、オオバンが1羽。川口水門の方へ出ていくところで、写真は撮れず。

Dsc07953c_20250416142401 Dsc08017c_20250416142401  柿安コミュニティパークの堀から揖斐川に続く、三の丸水門のところでキンクロハジロのメスが2羽。揖斐川に向かって泳いでいきました。そのコミュニティパークには、ツグミが遠くに1羽で、証拠写真。野鳥がいないので、敢えて載せました(笑)。

Dsc08356c_20250416142301  九華公園は、今日もまた静か。写真は、吉之丸堀にかかる橋。中央に東屋があります。歩いている人が写っていませんが、さくらまつりが終わった、この時期、散歩に好適なのですが、歩いている人は案外少ないのです。毎日来る人ばかりですから、限られています。

Dsc08341c_20250416142301  野鳥は少なく、朝日丸跡でカワラヒワが2羽。若い感じです。巣材にするのだろうと思いますが、羽毛をいくつかくわえていきました。これから巣をつくるのでしょうか。

Dsc08167c_20250416142301 Dsc08212c_20250416142301  鳥があまりにもいませんので、たまにはということで、スズメと、ハシボソガラス。散歩する人も少ないのですが、この時期、野鳥も少ないのです。冬鳥はほとんどかえってしまい、留鳥たちは繁殖シーズンで、忙しいのです。

Dsc08414c_20250416142301  相撲場では、ハクセキレイ1羽。

Dsc08238c_20250416142301 Dsc08495c_20250416142301  カモは、キンクロハジロが3羽(オス2羽、メス1羽)と、ヒドリガモが1ペア。そして、今日は再びハシビロがもののメスが1羽、登場(右の写真)。もうユリカモメは来ません。このあとの公園では、貝塚公園でツグミや、シジュウカラなどを見たものの、写真は撮れませんでした。ツバメは、九華公園の上空を2羽が飛んでいましたが、町中では今日は会えず。

Dsc08559c_20250416142301 E5800d28  今日も、九華公園での花筏は見られませんでした。「遠山のカメさん」は、かろうじてこの写真が撮れました。今ひとつです。右に7年前に撮った、これぞ「遠山のカメさん」というものを再度載せておきます(2018年4月1日:この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!(笑))。このカメの写真を撮って、まるで「この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!」と啖呵を切っているように見え、「遠山のカメさん」と名づけたのです。

Dsc08154c_20250416142301 Dsc08250c_20250416142301  九華公園で1本だけある八重桜がよく咲いてきました。八重桜は、昔働きに行っていた、名古屋の桜山あたりにもたくさん植えられていたのを思い出します。ツツジも、九華公園のあちこちで咲き始めています。つつじまつりは、5月1日からですが、その頃には盛りを過ぎるかも知れません。ヒラドツツジ、オオムラサキツツジがあわせて約550本あるといいます。

Dsc08390c  今日は水曜日で、去年まででしたら、非常勤講師に行っていました。今週は、2回目の授業でしょう。もっと喪失感があるかと思ったら、さほどでもありません。ただ、時間の余裕はできた感じ。水曜は朝8時過ぎに出かけて、1コマの授業を済ませ、帰宅が13時半前後。その後、木曜にかけて、質問・感想へのコメントを書いていました。この時間が、自由時間になったのです。20歳くらいの若い人達と接する機会がなくなったことは、とても残念です。写真は、鎮国守国神社の境内にある梅の木。実がついて、少しずつ大きくなっています。

2025年4月15日 (火)

ヒバリと、イソヒヨドリのカップル

 Dsc07814c_20250415150301 微妙な天気です。朝、散歩に出かける頃は曇っていて、風もあり、寒いくらい。歩いている途中から晴れて来て、風がないところでは暖かく感じました。昼を過ぎてからは、雨も降ったのです。7時20分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀公園、京町、南魚町、三崎通と6.0㎞。冒頭の写真は、散歩から帰った10時15分頃のもの。最高気温は、18.8℃。

Dsc06315c_20250415150401 Dsc06308c  住吉入江には、もう水鳥はいないかと思ったら、住吉水門の内側にヒドリガモ。オス1羽にメス2羽。夜来の雨風で、かなりのゴミが入ってきていたのですが、そこで懸命にエサを探していました。

 Dsc06636c_20250415150501 Dsc06382c_20250415150401 住吉神社の前の高水敷では、昨日に引き続き、ヒバリ。今日は、オス、メス1羽ずつ。今日もオスは、揚げ雲雀から降りてきたところ。揚げ雲雀は縄張り宣言ですから、このあたりで繁殖する可能性が高いでしょう。ヒバリの巣を見つけるのは容易ではありませんが、ヒナを見てみたいものです。

Dsc06712c_20250415150401  さらに、船津屋さんの裏あたりの堤防で、イソヒヨドリ2羽。オス、メスで、このような位置関係にいますから、カップル間違いなしでしょう。

Dsc06750c Dsc06777c_20250415150401  左の写真がオス、右がメス。晴れていたら、もっともっときれいに撮れたのに、と思います。

Dsc06838c_20250415150401  七里の渡跡にいたのは、オオバン1羽のみ。

Dsc06957c_20250415150401  九華公園は今日も静かです。静かということは、散歩する人も少ないですし、野鳥もいないのです。北門を入ったところで、コゲラが1羽。コゲラは、九華公園でときどき繁殖するのですが、今年は不明。私が見ている範囲では、営巣用の穴はないのです。

Dsc07366c_20250415150401  奥平屋敷跡では、ハクセキレイ1羽。ほかには、ヒヨドリ、ドバト、ムクドリ、スズメ、カラスがそれぞれ少数。シジュウカラの鳴き声も聞こえたのですが、姿は見えず。野球場にツグミが1羽いたものの、遠くて写真にはならず。

Dsc07469c_20250415150301 Dsc07438c  カモはさらに減って、キンクロハジロが3羽に、ヒドリガモが3羽。どちらもオス2羽に、メス1羽。左の写真はキンクロハジロのオス、右の写真はヒドリガモのオス。

Dsc07404c_20250415150401 Dsc07591c_20250415150301  カワウの巣を今日も見てきました。左の写真は、神戸櫓跡の松の木のうち、南側のもの。見ているところからは60m以上先。以前、いったん作りかけた巣が強風で壊れたのが、こちら。右の写真は、昨日の記事で巣があると思われると書いた方。巣は確かにあります。

Dsc07711c_20250415150301 Dsc07717c_20250415150301  今日こそ、花筏と「遠山のカメさん」を撮るぞ! と意気込んで出かけたものの、見事に空振り。いつもの、奥平屋敷跡の南の堀には、桜の花びらは、ほとんど浮いていません。雨風で流れて行ってしまったようです。堀に花びらが浮いていないと、さすがのカメたちもそれを背中に乗せることはできません。

Dsc07491c  こちら、昨日はちょっとフライイングでしたが、モミジの花が咲いています。鎮国守国神社の境内にて。

Dsc07728c_20250415150301  八重桜もかなり咲いてきました。九華公園にある八重桜は、これ1本。奥平屋敷跡の南西の端にあります。

Dsc07689c_20250415150301  明日は、よく晴れるという予報です。散歩日和になるでしょう。花筏と、遠山のカメさんには、期待しすぎずに出かけましょう。暖かくなると、九華公園では、ツツジの開花がさらに進むと思われます。今日は、町中ではツバメを見ませんでしたが、明日も、去年巣があったところなどを巡回してくるつもりです。写真は、九華公園の外周遊歩道の東にて。

2025年4月14日 (月)

町中にツバメがやって来始めました

 昨日Dsc06276c_20250414152001 の強い雨・風で、散歩コースあたりの桜はほぼオシマイとなりました。今年は、案外長い間、桜を愉しむことができました。その雨は、昨日のうちに上がりました。今朝は、いつも通りに7時25分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、内堀公園、京町、南魚町、田町、三崎通と6.0㎞ちょうど。冒頭の写真は、住吉入江の南端にある三本桜。最高気温は、19.7℃で暖かくなっています。

Dsc06096c_20250414152001  今日のハイライトは、こちら。ツバメがいよいよ町中に登場しました。場所は、京町にある、とあるお店の近く。ここは、毎年、ツバメが来て、営巣します。

Dsc06264c Dsc06115c_20250414152001  ツバメたちは、身繕いをしたり、休んだりしていました。燕尾が長いので、どちらもオスのように思われます。

Dsc04608c_20250414152501 Dsc04742c_20250414152201  さて、散歩の初めから。住吉入江にいたのは、オオバンが1羽だけ(写真は割愛)。住吉神社の前の高水敷でヒバリのオス。このオスのヒバリ、直前に「揚げ雲雀」から降りてきました。右は、その降りてくる途中の様子。ヒバリか?というくらいは分かる、ご愛敬写真。

Dsc04789c-2  その近くにイソシギ。あいにくもろに逆光の位置で、これまた証拠写真。

Dsc04867c_20250414152101 Dsc04946c_20250414152101  七里の渡跡に来たら、ヒドリガモが4ペアと、メス1羽。柿安コミュニティパークの堀には、キンクロハジロのメスが2羽。

Dsc05046c_20250414152101 Dsc05252c_20250414152101  九華公園は、昨日でさくらまつりも終わり、たくさん出ていた露店もほとんどが撤収済み。散歩する人も、いつもの人達ばかりで静かでした。静かといえば、ヒヨドリ、ムクドリがほとんどおらず、野鳥も静かで、これは困ります。奥平屋敷跡では、ハクセキレイと、カワラヒワが1羽ずつ。ほかに来たのは、ごく少数のスズメ、ドバト、ヒヨドリ、カラス。

Dsc05304c_20250414152101 Dsc05314c  散歩&鳥見友達のOさんは、パンの耳を持参したものの、カモも、ヒヨドリも少なく、ハシボソガラスが1度にたくさんくわえていました。最初は、パクパクと食べていたのですが、ある程度食べたところで、右の写真のようにたくさんくわえ、どこかへ飛んでいきました。カラスは賢いので、どこかに隠すのかも知れません。先だっても、花菖蒲園に敷いてある黒いシートをめくって、その下に何か食べ物を隠しているのを見ています。

 二の丸跡でビンズイ。Dsc05451c_20250414152101クスノキの高い枝にいました。陽もよく当たるところで、こんな明るいところに出てくるのは、珍しい気がします。

Dsc05658c_20250414152001 Dsc05491c_20250414152101  カモは、キンクロハジロが4羽、ハシビロガモが1羽、ヒドリガモが2ペア。合計9羽と、かなり少なくなりました。キンクロハジロとソメイヨシノのコラボを撮ろうと思ったのですが、上手く行かず(左の写真)。ハシビロガモは、いったんいなくなったのですが、復活(右の写真)。

Dsc05767c_20250414152001  遠山のカメさんを求めて、九華公園の外周遊歩道の南を歩いていたら、奥平屋敷跡にイソシギが飛んできました。

Dsc05281c_20250414152101 Dsc05618c  カワウが枝をくわえて飛んできますが、去年巣をつくったところは、かなり前に強風で壊れて以来、つくっていません(左の写真)。これは、神戸櫓跡にある松の木。左の写真の北側にある木で巣をつくっているようです。右の写真がそれ。継続観察です。

Dsc05812c_20250414152001  桜もかなり散ってきましたので、そろそろ本格的な「遠山のカメさん」が見られるかと思ったのですが、なかなかいません。甲羅に花びらを2~3枚しか乗せていないカメばかり。こちらは、「ダブル・遠山のカメさん」。ですが、物足りません。明日もまた探してみましょう。

Dsc05948c_20250414152001  貝塚公園では、ハクセキレイ。今日のバードウォッチングは、以上。

Dsc04555c_20250414152201  桑名七里の渡し公園にもドウダンツツジがたくさん植えられています。鎮国守国神社よりもやや遅れて、やっと花が咲いてきました。木がたくさんありますので、ここでドウダンツツジを眺めるのは楽しみです。

Dsc04989c_20250414152101 Dsc05073c_20250414152101  九華公園では、イチョウが芽吹いてきましたし、ハナミズキも咲き始めました。ただし、花弁のように見えるのは総苞で、中心の塊が花序です。

Dsc05086c Dsc05581c_20250414152101  モミジも花をつけてきています。ツツジは、神戸櫓跡で、赤と白が咲いています。ここは日当たりがとてもよいところ。外周遊歩道の東でも咲いたことは、金曜日に書きました(2025年4月11日:散歩コースの桜は散り始め……水鏡、花筏は今ひとつ)。

Dsc05559c_20250414152101 Dsc05559c_20250414152101  九華公園の本丸跡の藤棚も、よく咲いてきました。ただ、惜しむらくは、最近は肥料を与えるなど、手入れがされていませんので、房が短いのです。

Dsc04969c_20250414152101  ちなみに、今日も花筏を狙ったのですが、今ひとつか、今二つくらい。遠山のカメさんとともに、これも明日またチャレンジです。

2025年4月13日 (日)

雨読の日もなかなか(苦笑)

Img_0120c  天気予報の通り、未明から雨です。1時間あたり6.5mmも降ることもあり、けっこうよく降っている感じ。最高気温も、今のところ、17.2℃(ただし、1時2分に記録し、その後気温は下がっています)で、昨日より5℃ほど低く、寒くなっています。

Img_0118c_20250413111901  「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」のモットーにより、今日は「雨読の日」です。しかし、雨読とはいえ、本を読むか、何か書き物をするか、テレビ/ビデオを見るかくらいです。いずれも目が疲れます。ドライアイの影響も避けられません。また、若い頃ほど持続力、体力、集中力がもちませんので、どれか1つを長時間にわたってやるのも難しくなってきていて、我ながら嫌になります(微苦笑)。

Img_0128c_20250413111901 Img_0118c_20250413111901  今日の雨風でソメイヨシノもかなり散ってしまうのではないかと思います。2枚目の写真は、ベランダから見た住吉入江の南端にある三本桜。右の写真は、玄関先から見たマイ・ソメイヨシノほか。桜が散ると、「遠山のカメさん」と花筏がきちんと撮れるかも知れません。これは明日の散歩の楽しみ。

780b77b9  ところで、昨日の新ブラタモリの第2回放送もしっかりと見ました。タモリさん一行は、鈴鹿を訪ねていましたが、あの油伊(あぶい)旅館は、私も「歩いて伊勢参りツアー」などで何度かあそこを通り、見ています(2019年5月1日:20190411近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅3日目~東海道、旅人気分で四日市宿から伊勢路へ」(その4)……階段付きの常夜燈、神戸見附跡、神戸の札の辻などを経て、鈴鹿市駅にゴール(完)、2021年7月20日:20210717「東海道・伊勢街道歩いて伊勢詣りツアー」第5回「日永の追分~鈴鹿・神戸」(その3)……神戸の町を歩いて、鈴鹿市駅へゴール(完)、 2022年11月1日:20221029JRさわやかウォーキング「伊勢鉄道線開業35周年記念 歴史と文化に触れる鈴鹿市を再発見!」(その2)……常夜灯2基、神戸の見附跡、観音寺、龍光寺、神戸宗社、神戸城跡を経て伊勢鉄道・鈴鹿駅にゴール(完))。こういうところには1度は泊まってみたいと思いますが、なかなかです。

5c1dc5b5  油伊旅館のところは、札の辻で、高札場がありました。上の写真で伊勢街道は、左に向かいます。昨日は取り上げられませんでしたが、油伊旅館の前には「距離標」と、「神戸町道路元標」があります。詳しくは、上記のリンク先にあります。もち久さんの「立石餅」が取り上げられていましたが、これはまだ食べたことがありません。桑名のなが餅(安永餅本舗柏屋安永餅の永餅屋老舗)と似た餅です。

6a555459 44dc6939  鈴鹿サーキット、最近は行ったことがありません。近鉄ハイキングでそばを通っただけ(2019年4月15日:20190407近鉄ハイキング「春を彩る 鈴鹿さくら祭りと伊奈冨神社のつつじ」(その3)……伊奈富神社の続き、鈴鹿サーキットを通過して、いよいよさくらまつり会場を経て、平田町駅へゴール)。最初の職場のときには、患者さんたちの遠足や、労働組合の集会などで行きましたし、家族ができてからは1回、皆で遊びに行きました。患者さんをゴーカート(今は、サーキットチャレンジャーというようです)に乗せて、レーシングコースを走ったこともありましたねぇ。

 ということで雨で散歩に出られず、与太話でした。講義に行かなくなり、用事が激減しましたので、今週もアポはありませんが、次の週末には、JRさわやかウォーキングでぜひとも参加したい企画があります。それは、「リニア中央新幹線『勝川非常口』見学コース」。リニア中央新幹線には乗れるかどうか分かりませんので、それに関連した施設なら見てみたいということ。春日井まで行くのは、ちょっと遠いのですが、何とか出かけたいと思っています。

2025年4月12日 (土)

長良川河口堰、長島町そして上之輪新田へ……念願のミジュマルライナーの写真も撮れました

Dsc02344c_20250412151301 Dsc04547c_20250412151601  よく晴れて、気温も22.2℃まで上がりました。行楽日和、散歩日和です。今日企画されている近鉄ハイキングや、JRさわやかウォーキングは、私には魅力が今ひとつであったり、以前ほとんど同じところを歩いたりしていましたので、パス。最近、長良川河口堰方面に行っていませんでしたし、ここしばらく自分でクルマを運転していません。運転の仕方を忘れるといけませんので、長良川河口堰、長島町、上之輪新田とクルマで回ってきました。歩いたのは、3.5㎞のみ。冒頭の写真は、長良川河口堰。河口堰は、我が家の玄関先からもよく見えます(右の写真)。

Dsc02359c_20250412151301 Dsc02405c  まずは、長良川河口堰。繁殖シーズンですから、何もいないかと思ったら、豈図(あにはか)らんや。アオサギは1羽しかいませんでしたが、ダイサギやコサギはたくさんいました。左の写真はコサギ、右はダイサギ。いずれも婚姻色を呈しています。

Dsc02448c_20250412151301 Dsc02458c_20250412151301  河口堰の下流側には、まだキンクロハジロが多数いました。120羽以上。今日は数取器を持っていきませんでしたので、ざっと数えた結果。下流側には、ほかにカンムリカイツブリが2羽ほどと、カワウがかなりいました。上流側には、カルガモも2羽。

Dsc02735c_20250412151301 Dsc02771c_20250412151301  河口堰の西側について、閘門や魚道あたりにも、コサギ、ダイサギなどがたくさんいました。アオサギは、右の写真に写っている1羽のみ。

Dsc02701c_20250412151301  魚道にはオオバンも1羽。

Dsc03000c  親水広場にも降りて、一周してきました。ここにはアユの孵化試験を行う水路のほか、この写真のようにせせらぎもつくられています。見えている橋は、伊勢大橋。広々としていて、水辺でとても気持ち良い空間です。

Dsc03038c_20250412151401 Dsc02944c_20250412151301  親水広場には、ホオジロのペアが1組。左の写真がオス、右がメス。

Dsc02986c  ほかにはヒヨドリが10羽以上と、ツグミが1羽。ツグミは撮れず。

Dsc03152c_20250412151401 Dsc03319c_20250412151401  河口堰の東側に戻る途中、ユリカモメを2羽目撃しました。そのうち、1羽は、ガングロ。東側(左岸)の魚道のところでコサギが、獲物を探していました。このコサギさんは、婚姻色になっていません。

Dsc03418c_20250412151401 Dsc02521c_20250412151301  長良川河口堰に行ったのは、去年の11月以来でした(2024年11月10日:2ヶ月ぶりの長良川河口堰……九華公園にも行き、今日もカワセミ)。これほど長い間行かなかったのは、初めて。これから、コアジサシなども来るかも知れませんから、もう少し頻繁に通うことにします。

Dsc03206c_20250412151401 Dsc03199c_20250412151401  河口堰についての余談。左の写真は、「アユのぼり」。ここをアユが遡上していきますが、その遡上期間には通常の吹き流しが、このアユのぼりになっています。今日は、風がなくて、はためいてはいませんでした。右は、左岸にある魚道観察室のうえに置かれた案山子。下に窓のようなものが見えていますが、ここの奥が魚道観察室。アユが遡上する様子や、ほかの魚などが通って行くのが見られます。この近くでコサギ、ダイサギなどがエサを採るのが見られるのですが、サギたちが来ないようにするために、この案山子が置かれたのかと思っています。

Dsc02332c_20250412151301 Dsc03409c  もう1つ。伊勢大橋の架け替え工事が進んでいます。河口堰の東側から長良川の上流方向を見たら、長島側に橋桁がかけられているのが見えました。

Dsc02974c_20250412151301  こちらの写真は、西側にある親水広場から、架け替え工事現場を見たもの。橋桁は、工場で作って、船で運ばれてくるそうです(こちらに広報くわな2025年4月号の記事があります)。

Dsc03454c  河口堰からは、長島町内を何ヶ所か、巡回。ケリやコチドリなどが繁殖しそうなところです。まずは、某所その1。コチドリのペアが1組。ほかにヒバリが1羽、ツバメも3~4羽降りているところも見ました。

Dsc03553c_20250412151501  某所その2。ここにはケリが1羽。クルマを止めたところからは、お尻しか見えず、ようやくこの写真が撮れました。ただ、いかにも遠くていけません。ほかにコチドリのペアが2組いましたが、これは載せられる写真ではありません。ヒバリも2羽。たぶんペアですが、これもペケ写真で割愛。近くの水田には、ツグミも1羽。このあと、某所3、4、5と回りましたが、某所3は車は入れないようになっており、某所4は花市場のイベントの関係者駐車場となっていました。某所5には何もいません。県道沿いも見てくると良いのですが、今日は行っていません。

Dsc04032c_20250412151501 Dsc04065c  最後に上之輪新田。今日もここについてしばらくしたら、近鉄特急ひのとりが来ましたので、例によって「俄撮り鉄」。

Dsc04492c Dsc04320c_20250412151501  ケリや、ムナグロがいないかと思ったのですが、カラスが多数。ケリは見つけられた範囲で3羽。揚げ雲雀も何度か見ましたが、写真を撮るのはむずかしい。すぐに見失うのです。

Dsc04365c_20250412151501 Dsc04424c_20250412151601  ここで本格的な撮り鉄の方と出会い、「9時半過ぎにポケモンをペイントした電車が来る」と教えていただきました。「これはミジュマルライナーに違いない」と思い、私も30分あまり待って、これらの写真を撮れました。ミジュマルライナーは、今年2月27日にデビューしています。ミジュマルは、「みえ応援ポケモン」なのです。実は、ミジュマルライナーの写真、撮りたかったのです(微笑)。ちなみに、ミジュマル・トレインもあり、これには3回乗っています(2023年7月20日:20230715伊勢河崎ウォーキング(その3)……倉田山公園、松尾観音寺、倭姫宮、日蓮聖人誓願の井戸、正寿院、光明寺を経て宇治山田駅へゴールにて「完」、2024年3月17日:20240317近鉄ハイキング酒蔵みてある記「銘酒『伊勢旭』旭酒造をたずねて」へ(一回完結)、2024年6月8日:20240608勝手にハイキング「斎宮の花菖蒲群落へ」(一回完結))。鉄ちゃんではありませんが、電車の写真は撮りたいのです。あとは、ポムポムプリンがラッピングされた「三十三銀行ラッピングトレイン」も狙っています。こちらは、準急や普通電車として運用されています。

Dsc02326c_20250412155301 Dsc02673c_20250412151301  明日は雨の予報です。JRさわやかウォーキングが名古屋で開催されますが(歴史と文化、満喫ウォーキング~名古屋のまちなみ、移り変わりを感じよう~)、雨ではダメですねぇ。モットーにしたがい、雨読の日でしょう。左の桜の写真は、長良川河口堰の駐車場にて。右は、長良川河口堰から見た桜堤防あたりの様子。

«散歩コースの桜は散り始め……水鏡、花筏は今ひとつ

2025年4月
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  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 3か月でマスターする 江戸時代 2025年 1月~3月 [雑誌] (NHKテキスト)
    NHKのEテレで放送された、同名の番組のテキストです。今年の大河ドラマ「べらぼう」の関連番組ともいえます。放送を見なくとも、このテキストを通読することによって、江戸時代の概要をおさらいし、さらに、学生時代に学んだ知識をアップデートすることができます。とくに私のように、学生時代から50年近く過ぎたものにとって、昔、教科書で学んだことが、今やまったく書き替えられていることもよくあります。図表、写真も多用されていて、とても分かりやすいものです。 (★★★★)

  • 田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)

    田中 優子: 蔦屋重三郎 江戸を編集した男 (文春新書)
    今年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎について書かれた本ですが、読み終えるのに難儀しました(苦笑)。蔦屋重三郎は、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した人物です。江戸最大のプロデューサーというか、編集者というか。大河ドラマの主人公になるくらいなら読んでみるかと思って、気楽に手に取ったものの、専門書ではないかと思えるような内容、記述で読むのに苦労しました。著者の田中優子さんは、法政大学総長も務めた日本近世文学、江戸文化の大家。 (★★★)

  • 岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)

    岩波 明: 高学歴発達障害 エリートたちの転落と再生 (文春新書)
    高学歴、高機能の発達障害の方たちの人生は、かなり激しいアップダウンを示すことがよくあります。ダウンした、長いつらい時期を過ごさざるを得ない人達であっても、そこから這い上がり、復活して、成功をつかむことが可能な人達も多くいます。その一方で、長きにわたって低迷した状態から抜け出せない人や、失敗、挫折を何度もくり返してしまう人もいます。高学歴、高機能の人達は、理解がよく、必要な情報に容易にアクセスする能力を持っているのですが、この点がマイナスに作用することもあります。知識量が多くて混乱したり、自分の考えに固執して医師と対立関係になったりすることがあるからです。私自身は、発達障害のある人には、自覚と工夫が必要と考えていますが、この本を読み終えた現在も、その考えに大きな間違いはないと思っています。さらに、発達障害の特性があったとしても、広い意味での環境要因を整えることはとても重要です。専門家による専門的な援助はもちろん、学校、職場の環境調整、家族の適切なサポートなどがそれです。「工夫」をする際には、とくに力量のある専門家からの援助は不可欠です。ASDについては、中核的症状に対する、有効な薬剤がない現状では、心理教育や、認知行動療法、SSTが有用です。ADHDの諸症状には、有効な薬剤が複数ありますし、心理教育や、認知行動療法のアプローチも有用でしょう。苦手なことについてがんばろうとしないことや、自分の得意な事が上手く発揮できたり、活かせたりすることを考えることもとても大切です。この本は、当事者の方やご家族、関わりを持つ教師などの皆さんにとても参考になるでしょう。 (★★★★)

  • 外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)

    外山滋比古: 人生の整理学 読まれる自分史を書く (イースト新書Q)
    著者は、私の出身高校が旧制中学であった時代の大先輩。『思考の整理学』ほか、多数のベストセラーを書いておられます。この本は、ほかの本を探しに書店に行ったときに見つけて、即買い。自分史を書こうとは思っていませんが、これまでの人生を振り返るのに、何か参考になるかも知れないと思って、買ってきました。「サクセスストーリーのほとんどが退屈」「言いたくてむずむずするところは抑える」「『私』をおさえて『間接話法」で書いてみる」「お手本の文章をみつけて、軟度も読む」「内田百閒『戦後日記』のようにさらっと書いてみる」などなど、首肯するところ多々ありました。 (★★★★)

  • 小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)

    小松 正: なぜヒトは心を病むようになったのか? (文春新書)
    進化心理学とは、ヒトの心のはたらきを「自然淘汰による進化」という考え方によって統一的に説明しようとする分野です。私が現役の頃から発展してきた、新しい心理学の分野です。この本は、ヒトが陥る自己否定的な状態、他人に対する攻撃性、人間同士の対立や分断など、ネガティブな性質がなぜ進化の過程で残ったのかを考察しています。一言でいうと、それは生存や繁殖と深い関係があるというのです。進化心理学から捉えることで、これら、心のダークサイドがよりよく見えてきます。 (★★★★)

  • 林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)

    林 望: 節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
    林望こと、リンボウ先生の本は、昔々、よく読みました。「イギリスはおいしい」などのエッセイは楽しみました。この本のタイトルをネットで見たとき、まさかあのリンボウ先生だとは思ってもみませんでした。リンボウ先生と節約というのが結びつかなかったのです。しかし、読んでみると、まがいもなくあのリンボウ先生の文章でした。ただの節約術の本ではなく、高齢になったときのライフスタイル、生き方について、リンボウ先生の考え方が展開されていました。筋金入りのへそ曲がりにして、頑固者のリンボウ先生らしい生き方です。キーワードを拾っただけでも、その一端が分かります。「銀行は信用してはいけません」「(お金を)知らない人に預ける危険性を考える」「高齢者は見栄を張らない」「冠婚葬祭は義理を欠く」「自然の調整機能に任せる」などなど。私はリンボウ先生ほど変人でも頑固でもないと思っていますが(多少は変人で、融通が利かないという自覚はあります)、なるほどと思ったことは参考にして行きます。 (★★★★)

  • 関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)

    関裕二: アマテラスの正体(新潮新書)
    著者の前著『スサノヲの正体』も、興味深く読みました。斬新な着眼点と発想で、思いもかけない結論に至っています。読み物としてはとてもおもしろいという点で、☆を5つとしました。ネタバレになりますから、詳しいことを書くのは控えておきますが、著者は、伊勢神宮に祀られているのは、いわゆる「天照大神」ではなく、別の霊威の強い(祟る)、二柱の神だとしています。祟るが故に、伊勢に放逐されたのだと主張するのです。ただ、著者の肩書きは、歴史作家にして、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェローであり、仏教美術に関心をもち、奈良に通ううち、独学で日本古代史を研究したということですから、現在の歴史学や考古学が明らかにした内容と整合性がとれている主張なのかどうかは、私には判断はできかねます。それ故、「読み物としてはおもしろい」と評価しています。 (★★★★★)

  • 小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)

    小塩真司: 「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学 (ちくま新書)
    タイトルに惹かれて読みました。ただし、初めにお断りしておきますが、図表こそないものの、心理学の専門書といっても良いくらいの、分厚い記述になっていますので、馴染みのない方にとっては読みやすいものではありません。「性格が悪い」ことについて、最近研究が進んできた「ダークな性格」を中心にまとめられています。ダークな性格とは、マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムの4つの特性です。これらの特性とリーダーシップ、社会的成功との関連、身近な人間関係中でのダークな性格、ダークな人物の内面、ダークな性格の遺伝、ダークさとは何かについて、文献を引用しつつ論じられています。その上で、性格の良し悪しは、その内容ではなく、どのような結果に結びつくかで判断されるというのが、著者の結論でした。 (★★★★)

  • 和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)

    和田 秀樹: 老いるが勝ち! (文春新書)
    和田秀樹さんは、もともと高齢者専門の精神科医です。浴風会病院というところで35年間勤務され、6,000人以上の高齢者の方を診てこられました。その臨床経験から、高齢者については、理屈通りに行かないと思うことがたくさんあるといっておられます。タバコをたくさん吸っていても100歳まで生きる人もいれば、検査データはすべて正常なのにガンで亡くなる人もいるのだそうです。医者にいわれて血圧その他に注意していたのに、脳卒中を起こす人もいます。和田さんはこの本で80歳を過ぎたら我慢せず、好きな物を食べ、行きたいように生きることを勧めています。また、医療に関わらない方が長生きできる共書いています。不摂生を勧めておられるわけではありませんが、常識にとらわれず、自由に生きた方が楽しみも見つかってよいのではないかと思います。養老孟司先生流にいえば「なるようになる」のですから。 (★★★★★)

  • 彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

    彬子女王: 赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)
    彬子女王殿下の英国留学記です。彬子女王は、ヒゲの寛仁親王のご長女。殿下は、女性皇族として初めての博士号をオックスフォード大学で取得されました。この留学記は、ネットで話題になっていましたので、ぜひとも読んでみたいと思っていました。今上天皇の「テムズとともに」も読んだことがありますが、皇族の皆様は、どなたも誠実で朗らかで、それでいてユーモア溢れるお人柄をお持ちのようですが、殿下も同様でいらっしゃり、それがよく感じられる文章で楽しく拝読し、爽やかな読後感を持ちました。 (★★★★★)

  • 石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す

    石井光太: ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    タイトルに惹かれて買ったのですが、帯にあるように「衝撃の現場報告」でした。この本に書かれているエピソードのうち、いくつかはこれまでにもマスコミ報道などで接していましたが、これだけのことがらが一度に示されると圧倒されます。現代の子どもたちは、まさに私たちが知っている(知っていた)子どもではなくなっているといえるようです。たとえば、「2歳児のネット利用率は58.8%」「子守歌はアプリで聞く赤ちゃん」「ヘッドガードの制服化」「教室の『アツ』に怯える小学生」「褒められ中毒はエスカレートする」などなど。スマホが登場して16年でその影響は大ですが、子どもたちの特徴に影響しているのはスマホだけではなく、現代社会や、大人達のありようも大きく影響しているといえます。「『将来の夢は交通整理のバイト』と言う女子高生」などはその例でしょう。私が教えている学生も、「『アツ』がすごい」ということがあり、いったい何だ?と思っていましたが、よく分かりました。すでに若い先生方は、デジタル・ネイティブ世代になっていますし、この本に登場する若者達が社会に出て、その中核を担うのも遠い将来のことではありません。これらの若者は、高い情報処理能力を持ち、周囲に適応する力もあり、コンプライアンス能力も高いのですが、それらを認めた上で、彼らが自立した大人になるために何が必要か見極め、それを提供することが必要とされるのでしょう。その意味では、大人の世代にも彼らを適切に理解し、必要な支援を提供する責任があります。 (★★★★)

  • 養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く

    養老 孟司, 中川 恵一: 養老先生、再び病院へ行く
    『養老先生、病院へ行く』の続編です。医療とは距離をとっておられる養老先生が、再診のため1年3ヶ月ぶりに東大病院に行かれました。大病から復活された今だからこそ語ることができる老い、医療、健康、死との付き合い方について、養老先生ご自身と、教え子にして主治医の中川恵一先生がお書きになっています。養老先生のスタイルをそのまままねすることは、凡人には不可能であり、よろしくはありません。しかし、健康についての考え方や、死についてのとらえ方などはとても参考になります。私が啓蒙されたことがらは、「健康法は人の数だけ存在する」「養老先生は抜け道の天才」「不連続な体調の変化に気をつける」「具合が悪いときは一週間様子を見ると医者に行くべきかどうか分かる」「お酒はもはや百薬の長ではないが飲む飲まないは自分で決めてよい」などでした。 (★★★★★)

  • 宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)

    宮口幸治: 歪んだ幸せを求める人たち―ケーキの切れない非行少年たち3―(新潮新書)
    「ケーキの切れない非行少年たち」シリーズの3冊目です。本の帯には「『幸せを求めて不幸を招く人』の戦慄ロジック」とあります。「みんな幸せになりたい」という動機は万人がもつものでしょう。しかし、幸せの形は人それぞれですし、幸せになりたいと強く願うものの、かえって生きづらさや苦悩を抱える人たちもたくさんいます。著者は、人は幸せになりたいが故に、結果的に他人が不幸になることでもやってしまうといいます。さらに、幸せになりたいのだけれど、そのやり方がよくない」と考える、結果的に他人を不幸にする人たちを理解できるともいいます。著者が長年関わってきた非行少年達にもそれは共通するそうです。歪んだ幸せを求める人たちの背景にある要因として、著者は、怒りの歪み、嫉妬の歪み、自己愛の歪み、所有欲の歪み、判断の歪みの5つの歪みを取り上げ、事例も含めて考察しています。これを読むと、こうした5つの歪みは、ごく普通の人びとも多少とももっているものといえます。最終章では、自分と他者の「ストーリー」という概念を用いて、歪んだ幸せを求める事についてどう向き合えばよいか、提案されています。 (★★★★)

  • 森永 卓郎: 書いてはいけない

    森永 卓郎: 書いてはいけない
    他の本を買いに行った時、書店で平積みになっていましたので、思わず買ってしまいました。メディアのタブーに触れつつ、現在の日本が凋落している要因を3つ指摘しています。サブタイトルは、「日本経済墜落の真相」となっています。3つは、ジャニーズの性加害、財務省のカルト的財政緊縮主義、日本航空123便の墜落事件。この3つについては、関係者は皆知っているものの、触れてはいけない、本当のことをいってはいけないタブーになっているといいます。メディアで触れたら、瞬時にメディアには2度と出られなくなるそうです。ジャニーズ問題は、BBCの報道のためにオープンになってしまいましたが、著者の森永さんは、ご自身が病を得られたこともあって、現状を打破するためにこの本を書かれました。財務省による必要以上の財政緊縮政策と、日航123便の事故のお陰で日本がアメリカに対してどんどん主権を失っていったことが、日本経済の衰退の主たる要因と主張しています。たぶんそれは本当だろうなというのが、私の読後感。 (★★★★)

  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

    諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

  • 松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉

    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

    文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)
    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

  • 石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)

    石田泰弘(編著): 街道今昔 佐屋路をゆく (東海の街道2) (爽BOOKS 東海の街道 2)
    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

    柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)
    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)