お知らせ

  • データの移行について
    2005年10月26日のブログ開始当初から、2024年4月30日までの記事は、「猫の欠伸研究室(アーカイブ)」に移行しました(http://blog.livedoor.jp/taichimaru151/)。 このココログの「猫の欠伸研究室」には、2019年1月以降の記事を残し、2018年12月以前の記事は削除しました(2019年1月1日から2024年4月30日までの記事は、両方にあります)。

レンズを通した自然観察

  • この「レンズを通した自然観察」ということばは、恩師のお一人が、私の趣味を形容しておっしゃったものです。2023年2月7日のブログに書きましたが、実はときどき思い出していることばです。お世話になった先生方はたくさんいらっしゃいますが、この恩師は、就職のことから学位論文の執筆、審査に至るまで本当にお世話になった先生です。「写真の撮り方を指南してもらいたい」ともおっしゃったのですが、これはお世辞と理解しています。私はほぼ隠居状態となって10年以上になりますが、今、改めてこのことばをかみしめています。この先生には結婚式の際に「理論と臨床をつなぐ仕事をするように」ということばをいただきました。体調を崩してそれには十分に応えられませんでしたので、せめてこの「レンズを通した自然観察」については、極めるとまでは行かないにしても、もう少し精進したいと考えています。

ブログ名の由来

  • ブログ名の「猫の欠伸研究室」は、中日新聞の夕刊に連載されている「紙つぶて」というコラム(平成22(2010)年1月13日)に、元新党さきがけ代表の武村正義さんが書いていらっしゃった「人生は猫の欠伸である」というコラムによります。武村さんは、“チベットで鳥葬を取り仕切る僧侶が、「人の生涯は猫の欠伸のようなもの」と語った”と書いていらっしゃいます。「猫の欠伸のようなもの研究室」としたかったのですが、ちょっと間延びしますので、「猫の欠伸研究室」とした次第です。「研究室」とつけたのは、過去、大学に勤めていたことがあるということやら、知らないこと、分からないことがあると何でも調べずにはいられない性分であること、屁理屈、講釈が大好きであることからであります。しかし、「人生の研究をしている」のではありません。「大所高所」からのご高説を開陳できるほどの力量はないが故、「小所低所」からの戯れ言をつぶやくのが精一杯(苦笑)。身の程に合わせ、勝手なことを書き綴っていますので、御用とお急ぎでない皆様には、今後ともご交誼のほど、お願いいたします。是非ともコメントを頂戴し、少しでも世間を広げたいと熱望しております。

モットー

  • 座右の銘というほど立派なものはありませんが、過去に体調を崩し、療養生活を送った経験から、私なりのモットーをつくっています。その一つは、「淡々と飽きもせず……」です。自分では、「……」と余韻を残しているところが気に入っています。こだわりすぎや、やり過ぎはよくありません。若い頃はムキになってやったこともありますが、今はこのように「淡々と飽きもせず……」が自分に合っていると思っています。もう一つは「晴耕雨読」ならぬ「晴歩雨読」です。マンション暮らし故、耕すところはありません。代わりに歩いています。そして、最近(令和3(2021)年に入った頃から)追加したのが、「散歩生活、ときどき仕事」。NHKのテレビ番組に「晴れ、ときどきファーム!」というものがあります。これのもじり。浅学非才の身ですので、ご交誼の上、いろいろとご教示をお願いします。

2024年5月27日 (月)

今日もまたツバメの巣で悲報

Dsc05441c_20240527163301  5時過ぎから降っていた雨も、昼頃には上がりましたので、14時45分から散歩へ。1日に1回は歩かないと、落ち着かないのです。立派なビョーキと自覚しています。住吉神社、七里の渡し跡から春日町、江戸町、九華公園、内堀公園、京町、寺町と4.3㎞、1時間20分ほど。春日町では、家内の指令で樽屋さんというあられ屋さんで買い物。桑名では「たがね」と呼ばれています。

Dsc05132c_20240527163301 Dsc05159c_20240527163301  たがねを買いに行ったついでに美容室のところのアジサイを見てきました。あめにぬれたあじさいは、やはりいい感じです。

Dsc05217c_20240527163401 Dsc05199c_20240527163401  時期的にも、時間的にも野鳥はほとんどいません。九華公園で見たのも、スズメ、ドバト、カワラヒワ、カワウくらい。 このスズメは、管理事務所の南の花菖蒲園にて。スズメはヒナが一緒にいたり、すでに単独で行動していると思われるヒナがいたりします。

Dsc05288c Dsc05262c  カワラヒワは、九華公園の朝日丸跡にて。九華公園では、何故かあちこちで私のところにドバトが寄ってきました。エサが欲しかったのだろうと思いますが、あいにく持ち合わせはありません。

Dsc05192c_20240527163301 Dsc05324c_20240527163301  花菖蒲は良くないとはいいつつも、気になります。けっこう色々な種類が咲いてきています。まぁ、それなりに楽しめます。

Dsc05342c_20240527164601  九華公園の東にある知人のお宅でビワの実が大きくなってきています。もうそんな季節かと思ったのですが、今週末には6月になりますから、さもありなん。

Dsc05416c_20240527163301  内堀公園にもスズメとムクドリくらいしかいません。京町でツバメの巣チェックをしてきたのですが、商店の巣には親は不在。よく不在にしています。マンション駐車場のところは、心配していたことが起きていました。駐車場の上部の壁面ですから、クルマに糞が落ちること必至。落とされてしまったのでしょう。残念。これで、散歩コースでは、京町の商店の巣1ヶ所のみ。ここのお宅は、ツバメを大事にしておられますから、その意味では大丈夫でしょう。

Dsc05310c  ところで、あることがらで行政上の手続きをしなければならなくなり、その方法や、必要書類を調べているのですが、役所のサイトを見てもそれが今ひとつよく分かりません。司法書士さんや弁護士さんのサイトには、きわめて分かりやすく書かれていて、とても便利です。また、デジタル化の必要性が叫ばれていますが、役所関係はイマイチ(というか、それよりひどい)。コンビニで住民票や自分の戸籍関係の書類はとれますが、除籍謄本などは、市役所に出向くか、郵送で依頼せざるをえません。また、申請そのものは、Webサイトから可能のようですが、必要な書類は、紙ベースで取って、別途郵送しなければなりません。デジタル化は、中途半端どころか、かなり低レベル。マイナカードの普及を図りたいのでしたら、すべてネット上で、マイナカードを用いて手続きが済むようにしてくれないものかと強く思っています。役所は、住民の側が便利なようなデジタル化を進めるつもりはないのか、と勘ぐっています。つまり、自分たちの方が便利なやり方を続ける意志が固いのか、これまでのやり方にこだわってデジタル化をしているのか、ということ。とりあえずは、必要書類3通のうち、2通について郵送で申請を発送したところです。

2024年5月26日 (日)

悲報 田町の商店の巣からツバメのヒナが姿を消し、三崎通のお宅のツバメの巣は一部崩落……午後からは桑名市博物館で初夏の企画展「絵図と地図のセカイ」を鑑賞

Dsc05082c_20240526151901  熱帯低気圧が、台風1号になったそうです。明日、明後日と前線が近づいて、大雨も予想されていますから、注意しなければなりません。何よりも散歩に行けないと、またウロウロしそうです(苦笑)。今朝は、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、吉津屋町、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と2時間ほど。午後からは、桑名市博物館へ。あわせて7.3㎞。

Dsc04765c_20240526151901 Dsc04841c  散歩は2時間と書きましたが、散歩友達も、鳥もいなかったためです。左の写真は、スズメのヒナ。九華公園にて。途中も、九華公園でも見たのは、スズメ、ドバト、ムクドリくらい。それも少数。昨日と大違いです。九華公園の神戸櫓跡の巣のカワウの幼鳥は、元気。3羽孵ったはずが、1羽のみが残っています。かなり大きくなりましたが、未だに「エサ、ちょうだい」という鳴き声が響き渡って、現在、九華公園でもっとも有名な存在になっています。

Dsc04717c_20240526151901 Dsc04746c_20240526151901  九華公園の花菖蒲園では、花菖蒲はパラパラと咲いています。残念ながら、今年はとても鑑賞をお勧めすることはできないというのが、正直なところ。

Dscn6245c  貝塚公園、内堀南公園でもスズメ、ムクドリがいたくらい。ツバメの巣も巡回してきましたが、悲劇が起きていました。京町の商店の巣は、朝の散歩で通ったときには親は不在でしたが、博物館の孵りに見たら、ちゃんといました。コンデジ写真ですので、写真の出来はイマイチ。

Dsc04966c_20240526151901 Dscn6249c  京町のマンションの巣作り現場。左の写真は、朝の散歩の時のもの。右は、博物館帰りの時のもの。順調に進んでいるようです。マンションの住人の方も、出入りするときに気にして、覗いていく方があります。

Dsc05048c  Dsc05061c_20240526151901 田町の商店の巣を見に行って、ビックリ。5羽のヒナがいたのに、1羽もいなくなっていました。何かアクシデントがあったに違いありません。さらに、三崎通のお宅のツバメの巣も、壊れていて、ツバメはいません。4ヶ所でツバメのヒナが育つかと楽しみにしていたのに、一気に半減してしまいました。自然界の厳しさの一端を垣間見た気がします。

Dsc05074c_20240526151901  桑名七里の渡し公園では、カワラヒワ。水浴びをしていたのですが、そのシーンは撮れず。

Dsc04913c Dsc04932c_20240526151901  一昨日、いつものコースを歩いたときには気づかなかったのですが、あちこちでユリが咲いていました。ちょっと検索したのですが、ユリの名前はよく分かりません(微苦笑)。

Dsc05008c  こちらは、田町で見たもの。これは、たぶんテッポウユリ

240526135445749c  ところで、初めに書きましたように、午後から桑名市博物館へ行ってきました。昨日から「初夏の企画展『絵図と地図のセカイ』」が開催されているからです(7月7日まで)。今は、空間情報を平面に表現したものは、一般に「地図」と呼ばれていますが、それが用いられるようになったのは、明治時代からであり、それ以前は主に「絵図」という用語が用いられていたそうです。この展覧会では、館蔵品から、さまざまな絵図や、地図が出展されています。1時間ほどかけて見てきました。また、同時に開催されている特集陳列「木澤忠兵衛と石取祭車」・「刀剣セレクションⅠ」もなかなかおもしろい内容でした。

240526144032453c  こちらは、恒例の撮影可能な展示品。「脇指 銘 村正」。村正については、今さら説明の必要はありませんが、桑名の刀工。説明には、「ぶつ切りのたなご腹」「肌の様子が白けることや、薄い重ね、ふくらの枯れた切先等、村正の刀に見られる特徴には美濃伝の影響をうかがわせるものが多い」「身幅広く薄い重ねの刀身に焼かれた、変化に富んだ尖り互の目の波紋が見どころ」とあります。

Dsc05039c  明日、明後日の天気予報は、いずれも雨時々曇。火曜日の方が、よく降りそうです。水曜日は、江戸橋での非常勤の授業ですが、今のところは晴れの予報。来週末は、そろそろ諸戸氏庭園の花菖蒲が見頃を迎えそうですから、また撮影に行って来ようと思っています。それに、そろそろまた、どこかにウォーキング/ハイキングにも行きたいところです。6月1日には明星駅で「参宮街道から王朝絵巻『斎王群行』へ」が、また、6月2日には井田川駅でJRさわやかウォーキング「東海道亀山宿と約12,000株の花しょうぶを訪ねて」があります。どちらも過去に参加したことがあるところですが、斎王群行や、斎宮近くにある野花菖蒲の群生地はもう一度行ってみたい気がします(2019年6月2日:20190602近鉄ハイキング「斎王まつり 日本遺産斎宮散策と王朝絵巻『斎王群行』」へ(予告編))。亀山公園の花菖蒲も見事でした(2019年6月9日:20190609JRさわやかウォーキング「~TOICAエリア拡大記念~ ~紀勢線全通60周年記念~ 亀山藩城下町と花しょうぶまつりを訪ねて」へ(予告編)……雨にも負けず(苦笑))。これも再見の価値があります。

2024年5月25日 (土)

コアジサシのヒナを見つけました……上之輪新田ではケリの幼鳥

Dsc02370c_20240525150901  30℃にはなりませんでした。29.3℃ですが、北西の風がかなり吹いています。朝、もう一度考えて、近鉄ハイキングは取りやめて、長良川河口堰、長島町方面、上之輪新田に出かけてきました。が、これが大正解(微笑)。

Dsc02509c_20240525151001 Dsc02549c  伊勢大橋の架け替え工事現場で、コアジサシのヒナが孵っているのを見つけました。2羽います。まだかなり小さい。元気に育ってほしいものです。

Dsc02449c_20240525151001 Dsc02402c  親コアジサシが小魚を運んできていましたが、これ、このヒナに与えるのでしょうか? ちょっと大きい気もします。この近くにコチドリも2羽。

Dsc03213c_20240525151201  すぐ近くの工事現場にもコアジサシが1羽いました。しばらく見ていましたが、コアジサシはこの1羽のみで、営巣している様子はありませんでした。こちらにもコチドリがいました。

Dsc02784c_20240525151101 Dsc02999c_20240525151101  続いて、長良川河口堰。アユのぼりのはためきようで分かるように、強風でした。

Dsc02677c_20240525151101 Dsc02728c_20240525151101  強風のせいもあってか、鳥はほとんどいません。サギは、コサギが合計4羽、アオサギはこの1羽のみ。いつもなら管理橋でハクセキレイ、スズメなどを見るのですが、さすがにいません。

Dsc02921c_20240525151101 Dsc02883c_20240525151101  親水広場では、ハクセキレイとホオジロのオス。イソシギも見つけて、かなり追いかけたのですが、結局は中州の方へ逃げられました。

Dsc02968c_20240525151101  こちらがその中州。オオヨシキリの鳴き声が盛んに聞こえてきます。親水広場の西側をゆっくり2往復して、オオヨシキリを探したのですが、姿が見えたのは1羽のみ。それも揖斐川に近い方で、かなり遠くて残念。

Dsc03334c_20240525150901 Dsc03366c  長島町内某所その1には、コチドリが1羽。前回来たときには(2024年5月18日:三ツ又池公園のカイツブリの巣は3ヶ所)、抱卵しているように見えたのですが、今日はそういう様子はなし。某所その2では、前々回はケリが抱卵していたのですが(2024年5月 5日:ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認)、前回は何もいませんでした。今日は、復活。ケリも大変のようです。

Dsc03467c_20240525150901 Dsc03433c_20240525150901  某所その3では、ケリ1羽がいました。最初は普通にしていたのですが、そのうちに威嚇してきました。周りを見ても、ヒナもいませんし、巣も見当たりません。

Dsc03587c_20240525150901 Dsc03632c_20240525150901  某所その4。前々回(2024年5月5日:ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認)、ケリが抱卵していたところには、コアジサシ1羽とコチドリが2羽。

Dsc03937c_20240525150801 Dsc03988c_20240525150801  最後に上之輪新田へ。ケリがいるなと思って、よくよく見たら、幼鳥でした。5月5日にここで見かけたヒナが成長したのか(2024年5月5日:ケリ・デー……証拠写真ながらヒナも確認)、と思います。幼鳥は3羽。

Dsc04227c_20240525150801 Dsc04243c_20240525150801  上之輪新田は、冒頭の写真のように、水が入れられてこれから田植えが行われると思います。ケリは、ほかにもいて、ここでも威嚇されました。周りを見回しても、ヒナもいませんし、巣もありません。これから営巣しようとしているのでしょうか。

Dsc04350c_20240525150801 Dsc04362c  戻る途中で、コチドリが2羽。クルマで近づいたら、目の前まで行けました。

Dsc04553c  さらに、ここにはイワツバメが巣をつくるための泥を取りに来ています。上之輪新田は、イワツバメが営巣する新宮西橋からほど近いのです。イワツバメもまた一度見てきたいと思います。

Dsc04426c_20240525150801  ということで、近鉄ハイキングに行かず、長島町内と上之輪新田に来て良かったというお話しでした。

2024年5月24日 (金)

ショウジョウトンボか? アカトンボに出会いました

Dsc02220c_20240524155901  とうとう今日は、30℃を超えました。桑名では、31.7℃。そろそろ散歩が修行に変わることを考えておかないといけません。7時半から住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、風呂町、桑名七里の渡し公園と6.1㎞。

Dsc01009c_20240524155901  船津屋さんの裏手で、今日もホオジロのオス。よく見えるところにいて、少しくらいなら近づいても平気です。揖斐長良川の中州からは、盛んにオオヨシキリの鳴き声が聞こえてきます。今シーズンは、まだ、きちんと見ていません。

Dsc01090c_20240524155901 Dsc01454c_20240524160001  九華公園では、まずスズメの親子。パン屑のようなものをヒナが食べていましたが、なかなかうまく飲み込めなかったようで、親が介助(?)。奥平屋敷跡は、カワラヒワ。巣材を集めているように見えるのですが、今頃からどうするのでしょう? ほかに見たのは、ムクドリ、カラスくらい。鎮国守国神社の境内ではシジュウカラが鳴いていました。

Dsc01237c Dsc01321c  カメが上陸し始めていますが、奥平屋敷跡では、ハシボソガラスにいじめられているというか、ちょっかいを出されている様子が見られました。足で踏みつけにされたり、嘴でつつかれたりされています。カメにはなかなか有効な反撃手段がなく、ときどき地面をけってジャンプするような動作をするくらいでした。カラスが去ってからは、這々の体で堀にまっしぐら。

Dsc01151c_20240524155901 Dsc01189c  花菖蒲は、まぁ相変わらず。撮れる写真も、まぁ相変わらずで苦笑。芸がありません(爆)。

Dsc01678c_20240524160001 Dsc01721c  貝塚公園、内堀南公園ではムクドリくらいしかおらず。貝塚公園にはもうモズはいないように思われます。昨日と同じく、ツバメの巣を巡回。京町の商店の巣では、親ツバメが真面目に巣に就いていました。マンション駐車場の壁は、巣作り工事が進行していました。

Dsc01854c Dsc01907c_20240524160101  こちらは田町の商店にある巣。ヒナは5羽とも元気いっぱいです。親は、今日も5分から10分に1回はやってきてエサを与えていきます。

Dsc01787c_20240524160101 Dsc02019c_20240524155901  ヒナは親の頭を飲み込みそうな勢いで乗り出していきます。右は、三崎通にある巣。巣に就いていると思いますが、羽毛のようなものをくわえていました。内部を少しは手直ししているのかも知れません。

Dsc02065c_20240524155901 Dsc02083c_20240524155901  このあと風呂町の美容院のアジサイを見てきました。今が盛りという感じです。

Dsc01658c_20240524160001  そうそう貝塚公園では、今シーズン初のアカトンボ。ショウジョウトンボのオスと思います。

Dsc02177c_20240524161901  授業のQ&Aは、昨晩、チェックを終え、送りましたので、キリがついています。週末ですが、土日のいずれかで長良川河口堰や長島方面へプチ遠征したいと思っています。JRさわやかウォーキングでは、明日、松阪での企画がありますが(松阪撫子 どんな花?撫子彩る 豪商のまち探訪)、すでに訪ねたところばかりですからパス。近鉄ハイキングでは、明日、「いなべの美味しいものと『おふろcaféあげき温泉』でととのう」という企画があります。私的には今ひとつかな、という感じ。このアジサイも、美容院のところで。

2024年5月23日 (木)

三崎通の巣にも親ツバメがいます……マンション駐車場でもツバメが巣作り中

Dsc00054c  終日曇りでした。最高気温は25.9℃。朝のうちは北風でしたが、昼前からは南風に変わり、ちょっと湿気を含んでいるように感じます。朝は家事を済ませ、8時15分から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通と6.7㎞。

Dsc00213c  揖斐川の堤防、船津屋さんの裏手でホオジロのオス。久しぶりにこのあたりで見ました。去年は、この周辺で繁殖しており、ヒナをつれているところも見られました。今年もちょっと期待しています。

Dsc00293c_20240523170201 Dsc00287c_20240523170201  九華公園では、スズメ、カラス、ムクドリ、キジバト、ドバト、カワラヒワ、カワウくらいでほとんど野鳥はいません。写真も撮れず。散歩友達のYさんも、「今日はほとんど何もいない」とおっしゃっています。そこで、花菖蒲園の様子。パラパラと小ぶりの花菖蒲が咲いているくらいです。諸戸氏庭園の花菖蒲は、私の膝丈くらいは十分あるのですが、九華公園のものは、膝丈の半分くらい。あまり正直に書くのもどうかという気もしますが、取りつくろっても仕方ありません。

Dsc00308c_20240523170201 Dsc00343c_20240523170101  それなりに咲いている花菖蒲でちょっとだけ遊んでみました。今年は、名札がついていませんので、私には品種名は分かりません。

Dsc00417c Dsc00405c_20240523170101  鎮国守国神社の境内にある、桑名城天守台跡のところで、ウツギ。ただし、Google Lensで検索し、一応、ネットの植物図鑑で確かめたのみで、間違っているかも知れません。

Dsc00458c_20240523171101  貝塚公園でもムクドリくらいしかいませんでした。今日は、モズの姿はありません。

Dsc00471c_20240523170101  ここからはツバメの巣チェック。京町の商店の巣には、親ツバメがいました。ここはいたりいなかったりしますが、巣に就いているということは卵を抱いているのでしょう。

Dsc00525c_20240523170101 Dsc00578c_20240523170101  その近くのマンションの駐車場では、ツバメ夫婦が巣をつくろうとしています。巣の下には車が止めてありますが、無事に営巣させてもらえるでしょうか。気になります。

Dsc00688c_20240523170101 Dsc00779c_20240523170101  田町の商店にある巣では、ヒナ5羽が元気にしていました。今日もしばらく見ていましたが、親ツバメはやはり5~10分に1回はエサを運んできます。

Dsc00688c_20240523170101 Dsc00812c_20240523170101  親ツバメがヒナののどの奥まで嘴を突っ込んでエサを入れていきます。

Dsc00891c_20240523170101  さらに今日は、新しい発見。三崎通のお宅にある巣に、親ツバメがいました。しばらく前まで巡回の対象にしていたのですが、その頃はまったく来ていませんでしたので、対象から外していたのです。これで、散歩コースで営巣している巣は3ヶ所。京町のマンションの巣がうまく行けば、4ヶ所になります。

Dsc00397c_20240523171901  ところで、例のQ&Aは、午後、一通り完成しました。これまた例によって、今は寝かせてあります。ちょっと難儀しました。良くあるパターンに、主語がない文章があります。そうすると、何を聞きたいのか分からなくなります。授業のあと、少なくとも5分は出席票に質問、感想を書く時間を作るのですが、どうやら授業中から書いていたり、終わって思いついたことをパッパッと書いていたりするようで、見直してはいないようです。12時までの授業ですから、多数の学生は早く生協の食堂に行きたいようです(微笑)。

2024年5月22日 (水)

今日は欠席が多くてガッカリ【ツバメの巣についての追記(5/24)】

240522093119247c  ほぼ薄曇りの1日です。最高気温は25.3℃。少し湿度が高い感じがあります。今日は、江戸橋での非常勤の授業、早くも7回目になります。前回は、実質的に100%の出席率でしたので、今日も期待したのですが、敢えなく討ち死に(苦笑)。失格者を除いて6名も欠席があり、ガッカリ。教室に隙間が多い感じでした。2年生に欠席が多かったので、就職活動に関わる理由かも知れません。まぁ、授業は淡々と進めざるを得ません。

240522102017425c  授業は、予定通りに進んでいて、今日は理論と技法という話。かなり理論的な話もしたのですが、学生諸君の反応(いわゆる非言語的コミュニケーション)を見ていますと、分かっているのか、分かりにくいのか割と分かります。それに応じて、さらに詳しく説明したり、関連性を話したりしています。この話は、来週まで続きます。

Dscn6241c  非常勤講師控え室前にコシアカツバメがつくった巣があることはたびたび書いています。最近は、スズメがつかっていることが多く、今年もスズメが出入りしているのを目撃しています。今日出勤したら、こんな風になっていました。そこの部分がかなり壊れて、中にしかれていたと思われる枯れ草のようなものが見えていました。ツバメが戻ってきて、中のものを引っ張り出したのかとも思ったのですが、違う気もします。また、来週よく見てみようと思います。

240522132043974c  今日は、11時14分に干潮という好条件でしたが、もう水鳥は少ないはずと考え、寄り道はせず、まっすぐに帰宅。昼食を摂ってから出欠確認を済ませました。Q&Aには、これから手を着けます。アジサイは、桑名駅から帰宅途中に撮影。

【ツバメの巣についての追記(5/24)】 5月24日に助手の先生からもたらされた情報では、この巣が崩落し、卵3個が落ちていたとのことです。今シーズン、スズメが出入りするのが頻繁に目撃されていましたので、スズメの卵と思われます。大変残念です。

2024年5月21日 (火)

20240521諸戸氏庭園……花菖蒲は咲き始め

Dsc09408c_20240521154901  諸戸氏庭園で花菖蒲のつぼみが増えてきたといいますので、どんなふうか見に行ってきました。今日の散歩帰り、10時20分から11時頃まで。

Dsc09548c_20240521155001 Dsc09605c  すでに少しずつ咲いてきていましたが、全体としてはまだこれからという印象でした。旧知の歴史案内人のKさんに伺っても、諸戸会の方に尋ねても、今月末から来月初めが見頃でしょうということでした。

Dsc09539c_20240521155001 Dsc09570c  ところによっては、こんな景色も見られますが、まだ一部です。

2c67cd22_20240521160101  5年前と7年前には、「濡れ燕」という珍しい品種を見せていただいたことがあります(2019年6月4日:諸戸氏庭園で花菖蒲を楽しむ……濡れ燕という珍しい品種も咲いていました、2017年6月3日:諸戸氏庭園 春の一般公開へ【花菖蒲の名前、訂正あります(6/10)】)。その後は、見聞きしていませんので、現在、どうなっているかは分かりません。今度行ったときに確かめてみます。写真は、5年前に撮ったもの。これで咲いている状態だそうです。

Dsc09660c_20240521155001 Dsc09674c_20240521155001  こちらは、歴史案内人のKさんに教えていただいたナツロウバイ茶花として用いられるのだそうです。初代諸戸清六氏の次男・精太氏が植えられたものと聞きました。「茶花(ちゃばな)」とは、お茶会の席で茶室の床(とこ)に生ける花のこと。

Dsc09532c_20240521155001  コウホネ。花菖蒲畑のあちこちに咲いています。

Dsc09970c_20240521155001  私の好きな推敲亭を通してみた景色。花菖蒲が見えるアングルを選びました。上述のように、今月末から来月初めの、見頃になった頃には、ここからもたくさんの花菖蒲の花が見えるでしょう。

Dsc09713c_20240521155001  余談。コゲラが2羽いるのを見つけました。庭園や花菖蒲を見ながらも、鳥の鳴き声がすると、気になります。以前からずっと、諸戸氏庭園でもバードウォッチングをすることができたら良いなと、密かに思っていたのです。

田町の商店のツバメの巣のヒナは5羽でした……九華公園ではカワラヒワのヒナも

Dsc00052c  今日の最高気温は、28.3℃。今年もっとも高くなっています。いつも通りに朝7時半から散歩へ。住吉神社、江戸町、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園、諸戸氏庭園と7.0㎞。諸戸氏庭園で花菖蒲のつぼみが増えてきたというので、見てきました。これについては、別の記事にします。

Dsc09108c_20240521152301 Dsc09121c  今日も、ツバメのヒナの話から。田町の商店にある巣で、ヒナを見つけたと昨日書きましたが(2024年5月20日:ツバメのヒナが孵っていました……スズメのヒナ・コレクションも)、ヒナは5羽いました。しばらく見ていましたが、親ツバメは5~10分に1回はやって来て、エサを与えていきます。

Dsc09190c  さらにこんなシーンも。親ツバメがくわえている白いものは、ヒナの糞。巣の端っこにあったものをくわえて、よそへ捨てに行くのです。これによって、巣の中は清潔に保たれます。ヒナはもう少し大きくなったら、巣の外へお尻を突き出して糞をします。

Dsc08207c_20240521152401  さて、散歩の初めから順に。七里の渡し跡で、イソヒヨドリのメス。イモムシのようなものをくわえて旅館山月の跡にできた駐車場の方へ飛んでいきました。鳥たちは、エサを見つけて捕らえると、たいていは別の、たぶん安全なところまで移動してから食べています。

Dsc08244c_20240521152401 Dsc08249c  江戸町では、歌行燈本店のアジサイ。先日と変わりありません(2024年5月19日:アジサイが咲き始めていました)。今年は、これだけのようです。

Dsc08628c_20240521152401  九華公園では、久しぶりにカワラヒワのヒナを1羽、見つけました。二の丸跡にて。目の上あたりに産毛のようなものが生えているのが見えます。巣立ってきたばかりかという気がします。

Dsc08417c_20240521152401  今日も全体的に鳥は少なく、奥平屋敷跡で見たのは、スズメ、ハクセキレイ1羽、カワラヒワくらい。ドバトも、ムクドリも、カラスもほとんどいません。

Dsc08327c_20240521152401  5月も下旬になりましたので、そろそろあのシーズンに入ります。ミドリガメの産卵です。今日も3匹が上陸してきているのを見つけました。まだ産卵していたという情報はありません。

Dsc08348c_20240521152401 Dsc08699c_20240521152301  花菖蒲は、ボツボツという感じ。3ヶ所の花菖蒲園とも咲いてきていますが、全体としては不作といわざるをえません。左の写真は管理事務所の南、右の写真は奥平屋敷跡の北。奥平屋敷跡のところでは、花菖蒲園に散水機を設置する工事をしておられましたが、素人目には必要性はないように思えます。造園業者さんなど専門家によって普段から手入れを怠らないことの方が大切でしょう。

Dsc08771c  貝塚公園では、今日もモズがいました。今日は2羽。いずれも幼鳥と思います。今日、私が見た限りでは、親のモズはいませんでした。

Dsc09220c_20240521152302 Dsc09239c_20240521152301  桑名七里の渡し公園では、せせらぎにカワラヒワがやって来て、水浴び。まだ幼いカワラヒワのように見えます。あまり激しくはしておらず、慎ましい感じで水を浴びていきました。

Dsc09374c  近くの芝生には、ハクセキレイが1羽。いつもここには、ハクセキレイが1羽います。常駐しているのか? と思えます。

Dsc09396c_20240521152201 Dsc00045c_20240521152201  諸戸氏庭園の話は別記事にしますが、通用口のところにこんなふうにしつらえられたサツキの木があります。自然に功なったのではないでしょう。諸戸氏庭園から出て来たら、西の空にこれは飛行機雲がクロスしているのでしょうね。アルファベットの”X"の形でおもしろい。

2024年5月20日 (月)

ツバメのヒナが孵っていました……スズメのヒナ・コレクションも

Dsc08157c  雨は未明には上がったようで、朝から曇り。10時頃からは晴れて来ました。晴れて来たら、少し蒸し暑くなった感じです。最高気温は、今のところ、26.1℃。いつものように、7時半から散歩へ。住吉神社、九華公園、貝塚公園、内堀南公園、外堀、京町、南魚町、田町、三崎通、桑名七里の渡し公園と7.0㎞。

Dsc08046c   今日は、まずはこれから。田町の商店にあるツバメの巣で、ヒナが孵っていました。ここの巣は深く、また、ヒナは大人しかったので、危うく見逃すところでした。2羽が確認できます。はっきりとは見えませんが、目がまだ開いていないようですから、孵ったばかりなのでしょう。

Dsc07476c_20240520143801 Dsc07761c_20240520143701  さて、今日も相変わらず、スズメばかり。ヒナをたくさん見ました。左の写真のヒナは、柿安コミュティパークにて。右の写真の個体は、九華公園の二の丸跡にて。他にもあちこちで見かけたり、鳴き声を聞いたりしています。

Dsc07588c_20240520143801 Dsc07712c_20240520144501  九華公園では、カワラヒワを合計で10羽以上見ました。しばらくあまり見かけませんでしたが、子育ても一段落したのでしょうか。ハクセキレイも、2、3回顔を店に来ています。いずれも奥平屋敷跡のところで。

Dsc07563c Dsc07723c_20240520143701  二の丸堀には、カルガモが1羽。神戸櫓跡の松の木にあるカワウの巣では、ヒナがかなり大きくなって、よく見えるようになっています。右の写真で、向かって左にいるのが、カワウのヒナ。当初は3羽いたと思うのですが、無事に育っているのは1羽のみ。

Dsc07514c_20240520143801  九華公園の花菖蒲は、少しずつ花が増えています。左の写真は、管理事務所の南の花菖蒲園にて。ほかのところもつぼみがそれなりに出て来ています。

Dsc07828c_20240520143701 Dsc07903c_20240520143701  貝塚公園では、もういなくなったと思っていたのですが、モズに出会いました。これらの2枚の写真に写っているのは、いずれもヒナというか、幼鳥だろうと思います。ほかにもう1羽も同時に見ましたので、まだ親と一緒に行動しているのでしょう。

Dsc07928c_20240520143701 Dsc07959c_20240520143701  ツバメの巣の巡回結果。京町のお宅にあるツバメの巣は、部分的に崩落してしまっていました(左の写真)。これでは、営巣は無理です。一方、京町の商店にある巣では、親が巣に就いていました(右の写真)。こちらはヒナが期待できそうです。

Dsc07995c_20240520143701  南魚町にある仏眼院の墓地のところでも、スズメのヒナ。

Dsc08017c_20240520143701  八間郵便局の近くの歩道でもアジサイが咲き始めていました。

Dsc08074c_20240520143801 Dsc08105c_20240520143901  拙宅マンションまで戻ってきたら、プレイロットにスズメの親子がいました。ヒナは、親に盛んにエサをねだって、虫のようなものをもらったようでした。

Dsc08112c_20240520143901  まだ警戒心がほとんどありませんので、私の方に寄ってきたところ。上の写真のヒナです。

Dsc08153c_20240520143701  先週の市民大学郷土史学科の講義内容を元にあれこれ調べて、まとめをつくっています。一通りは完成したのですが、浮世絵などは、配付資料はモノクロ印刷ですが、手元にある文献やネットでカラーのものを見ますと、印象がかなり違います。まとめはこれから、見直すことにしています。興味を究めるのと、まぁ暇つぶし。写真は、諸戸氏庭園方面です。そろそろここも花菖蒲が咲いてきているでしょうから、明日くらいにまた様子を見てこようと思っています。見頃を見極めて、また写真を撮りに行くのです。

2024年5月19日 (日)

アジサイが咲き始めていました

Dsc06811c  朝から曇りときどき雨です。アメダスの記録には出ないくらいの雨です。最高気温は、21.7℃。いつものように、7時半頃、しばらくは降らないだろうと高をくくって出かけたのですが、やはり降られました(苦笑)。住吉神社から九華公園を回っているときに降ってきました。8時頃のこと。しばらく雨宿りをしていたのですが、やみそうになく、江戸町、風呂町などを回って、9時前に帰宅。歩いたのは、4.1㎞。

Dsc07035c_20240519142901 Dsc07108c どこへ行っても野鳥は少なく、スズメかムクドリくらいしか見ません。スズメは、あちこちでヒナの鳴き声がしています。これらは、九華公園の二の丸跡(左の写真)と、朝日丸跡で見かけたヒナ。

Dsc07200c_20240519143001  さらに、吉之丸堀にかかる橋にある東屋で雨宿りをしていたら、スズメの親子がやって来ました。私がじっとしていたら、すぐ近くまで平気でやって来ます。

Dsc07219c Dsc07224c_20240519143701  ヒナは、親にエサをねだっていました。2階ほど、こういうシーンが見えたのですが、親はエサを加えているようには見えませんでした。フェイントなのかも知れません。

Dsc06899c  花菖蒲は、本丸跡の花菖蒲園に続いて、管理事務所南のところでも咲き始めました。最近は、名札がありませんので、名前が分かりませんが、ピンク色のものが2輪。

Dsc07156c_20240519142901 Dsc07161c_20240519142901  こちらは、本丸跡にある花菖蒲園。紫ばかり咲いていますが、2種類のようです。モンシロチョウが止まっていました。

Dsc07322c Dsc07328c_20240519143001  雨宿りから帰る途中、歌行燈本店さんのアジサイがどんなふうか見てきました。だんだんと数が減ってきていますが、今年は左の写真のようです。

Dsc07374c_20240519143001 Dsc07382c  さらに風呂町にある美容室のところ。ここも見事で、よく見に来ています。かなり咲いてきていました。

Dsc07398c_20240519143001 Dsc07423c_20240519144401  かなりよく手入れをしていらっしゃるのでしょう。 もう少ししたらもっと咲いてくるでしょうから、また見に来ることにします。

Dsc07313c  雨は明日の朝までのようです。今週も水曜日には江戸橋での非常勤の授業。早くも7回目です。週末・土曜には、三岐鉄道東藤原駅から阿下喜駅までの近鉄ハイキング「【三岐鉄道合同企画】いなべの美味しいものと「おふろcaféあげき温泉」でととのう」が、また、JRさわやかウォーキング「松阪撫子 どんな花?撫子彩る 豪商のまち探訪」があります。近鉄ハイキングの方は、名所旧跡を訪ねる企画ではありません。JRさわやかウォーキングの企画は以前、参加したことがありますから(2018年5月26日:20180526JRさわやかウォーキング「~松阪撫子どんな花?~新緑の松坂城跡から眺める御城番屋敷」へ、なぜか近鉄で(予告編))、パスですねぇ。日曜のJRさわやかウォーキングは、紀勢線・大泊駅でいかにも遠い(世界遺産散策と七里御浜の眺望を訪ねて)。大泊は、尾鷲よりも向こうなのです。

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  • 立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)

    立木 康介: フロイト『夢判断』 2024年4月 (NHKテキスト)
    何を今さら勉強しているのか? と思われるかも知れませんが、ちょっと前に流行った言葉でいえば、リスキリングに相当するかも知れません。学生時代に読みましたが、しっかり理解したかといえば、アヤシいのです。学生時代からは50年近い月日が経っていますので、その後の研究成果も含め、新しいことがあるだろうと思ったのです。100分de名著というNHK Eテレの番組のテキストです。講師の立木先生は、パリ第8大学で精神分析の博士号を取得され、京大人文科学研究所の教授。精神分析は「昨日までとは違う自分を手に入れるために行う」とおっしゃっていました。この番組でもっとも印象に残ったのは、あの有名な「エディプス・コンプレックス」よりも、今日、重要なフロイトが提案した概念は、「両性性」であるということでした。これは、いかなる個人も与えられた解剖学的性にしばられないセクシュアリティの自由を持つことをうたうものです。この視点に立てば、同性愛も、トランスジェンダーもいわば当たり前の存在であるということになります。これらを踏まえると120年間に書かれた「夢判断」の内容は、きわめて今日的な意義を持ってくると再認識する必要があります。 (★★★★★)

  • 諸富 祥彦: NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧

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    フランクルのこの本は、改めて紹介するまでもないほど、有名な本です。私も学生時代、霜山徳爾先生の翻訳で読みましたが、ことばでは書き尽くせないほどの衝撃を受けたことを、いまでもよく覚えています。第二次世界大戦中にナチスの強制収容所に収監された経験をもとに、精神医学者・フランクルが、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介する本です。原題を直訳すると「それでも人生に然りと言う:ある心理学者、強制収容所を体験する」となります。実存心理学の名著であり、極限の環境におかれたとしても、何かが、あるいは、誰かがあなたを待っているということを主張しています。絶望して終わるのではなく、人生が何をわれわれに期待しているのかが問題であり、私たちはそれを学ぶことが重要だとしています。何度か読み直すことによって、人生への理解が深まる気がします。 (★★★★★)

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    松田 忠徳, 増田 晋作: 枕草子の日本三名泉 榊原温泉
    榊原温泉は、全国的に有名とはいえないかも知れませんが、名湯です。それは、枕草子に「湯は七栗の湯 有馬の湯 玉造の湯」にある、七栗の湯が榊原温泉と考えられるからです。最近、日本三名泉といえば、有馬温泉/兵庫県、草津温泉/群馬県、下呂温泉/岐阜県とされますが、枕草子に取り上げられたのはそれよりも古く、「元祖日本三名泉」といえます。榊原温泉の湯は、肌がきれいになる「美人の湯」というだけでなく、抗酸化作用もある健康の湯でもあります。この本は、日本一の温泉教授・松田先生と、地元を知り尽くした増田さんの共著で、「何もない」といわれていた榊原温泉の魅力を語り尽くしています。ちなみに、私にとっては家内の実家を知る上で格好のガイドブックです。 (★★★★)

  • 文藝春秋: 定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書)

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    この本の帯には「これが定年後の知の道しるべ!」とありますが、私自身はさほど大上段に構えたつもりで読んではいません。どのような本が選ばれているかにももちろん興味はあったのですが、それらがどのように紹介されているかといった方面に興味があって読みました。本を紹介している方々はいろいろな分野で功なり、名を挙げた方ばかり。それらの方がどんな本を読み、どのように唱歌していらっしゃるかが知りたかったのです。ちょっと邪道な読み方ではありましたが、しっかりと楽しめました。 (★★★★)

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    さほど本格的に取り組んでいるわけではありませんが、昔の街道を歩くのは好きです。この本のテーマである佐屋路(佐屋街道)も歩きたいと思って調べています。佐屋路は、東海道佐屋廻りとも呼ばれたように、東海道の迂回路でした。江戸時代に東海道宮宿と桑名宿の間を、陸路万場宿、佐屋宿の陸路を経て、佐屋から桑名宿への水路三里の渡しによって結んでいた街道です。実際に歩いて書かれたと考えられますが、旅人目線で書かれたウォーキングガイドです。津島街道、高須道も取り上げられています。部分的には歩いたところがありますが、佐屋路はいずれ、歩いてみたいと思い、計画中ですので、とても参考になりました。実際に歩かなくとも、歴史読み物としても楽しめます。 (★★★★★)

  • 柳瀬博一: カワセミ都市トーキョー 【電子限定カラー版】 (平凡社新書1049)

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    東京都心にたくさんのカワセミが棲んでいるというのは、最近割とよく知られるようになっています。清流の鳥というイメージがあるかも知れませんが、東京の「野生」環境をうまく利用して繁殖もしています。そのカワセミが暮らす街は東京屈指の高級住宅街ばかりだそうです。すなわちカワセミも、人間も好む環境は同じというのです。カワセミが暮らす街は、人間にとってもよい街ということです。カワセミの存在に気付いたことから、「小流域源流」をキーワードに「新しい野生」と「古い野生」の繋がりを論じています。カワセミの生態も詳しく観察されていますので、私も今までよく知らなかったことが多々書かれていて、興味深く読みました。 (★★★★)

  • 内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)

    内田 樹: コモンの再生 (文春文庫)
    私は、内田樹先生の評論が好きで割とよく読みます。「コモン(common)」とは、形容詞としては「共通の、共同の、公共の、ふつうの、ありふれた」という意味ですし、名詞としては「町や村の共有地、公有地、囲いのない草地や荒れ地」を意味します。昔は、ヨーロッパでも日本でも村落共同体はそういう「共有地」を持っていました。コモンを管理するには「みんなが、いつでも、いつまでも使えるように」という気配りが必要になるのですが、近代になって怒った「囲い込み」によって「コモンの私有化」が起こり、村落共同体が消え、集団的に維持されていた儀礼、祭祀、伝統芸能、生活文化が消えてしまったのです。著者は、このコモンを再生することが市民の原子化、砂粒化、血縁、地域共同体の瓦解、相互扶助システムの不在という索漠たる現状を何とかするために必要と考えています。ちなみに、マルクスとエンゲルスによるコミュニズムは、著者によれば「共同体主義」と訳した方がよく、彼らは「コモンの再生」が必要と提言したといいます。「共産主義」と訳されてしまったがため、なんだかよく分からないことになっているのです。「共有主義」あるいは「共同体主義」と意訳してくれていたら、もろもろが変わっていたかも知れないという話には、膝を打ちました。 (★★★★★)

  • 本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)

    本田 秀夫: 知的障害と発達障害の子どもたち (SB新書)
    児童精神科医の本田先生の最新刊です。今回は知的障害が取り上げられています。これまでの本田先生の御著書では、発達障害が主に取り上げられてきたのですが、実は知的障害を持つ子どもたちも一定数存在していますし、発達障害と知的障害を合わせ持つ子どもたちもいます。その意味で、発達に困難のある子どもたちのことをきちんと理解して、適切な支援をする上では、両者を視野に入れることが重要です。著者は、知的障害の支援では、「早く」と「ゆっくり」がキーワードになると書いておられます。これは私もそうだと思います。可能な限り早期から支援を受けた方がよく、一方で、発達のスピードに合わせて「ゆっくり」としたペースで支援をすることが大切になります。発達障害の子どもたちにも「本児のペースに遭わせた支援が必要」とおっしゃる方がありますが、発達障害の子どもたちの理解/支援の上でのキーワードは「アンバランス」です。この本は、発達が気になるお子さんをお持ちの保護者の方、特別支援教育に携わる教員の方々にとって、基本的なテキストといえます。 (★★★★★)

  • BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)

    BIRDER編集部: お手本でわかる!野鳥撮影術 (BIRDER SPECIAL)
    バードウォッチングや野鳥撮影を趣味にしています。とはいえ珍鳥を追うのではなく、主に自宅近くを散歩しながら、いわば「定点観測」のように野鳥を見ています。自分の写真の撮り方を振り返ると、図鑑的に撮ることがほとんどです。なぜそうなのかを考えてみると、研究者の端くれであったことが関わっている気がします。つまり、写真を撮ることを、観察した記録やデータと見ているからではないかということに思い当たりました。野鳥撮影の「幅を広げたい」と思っていたら、この本が出版されました。ざっと目を通したところ、「色とりどりの花と鳥」「木の実レストラン」「やわらかい表情を追う」などさまざまなテーマで鳥とその周辺を撮る方法が載っています。これを参考に、自分の野鳥写真の世界を広げられたらいいなと思える本です。 (★★★★★)

  • 磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)

    磯田 道史: 磯田道史と日本史を語ろう (文春新書)
    磯田道史さんが、さまざまな分野の達人と歴史についての論賛をしたのをまとめた本です。論纂とは、①人の徳行や業績などを論じたたえること、②史伝の終わりに著者が書き記した史実に対する論評のこと。異分野の専門家同士が議論をすることによって生まれるものは、別次元となり、大変興味深いものとなります。この本がその論より証拠。養老孟司さんとの論賛からは「脳化社会は江戸時代から始まった」という話が出て来ています。忠、孝、身分などは、シンボリズムであり、それらは見たり、触れたりできません。また、関東大震災に遭遇したことは、被害に対する鈍感さをもたらし、それが太平洋戦争につながったという指摘には、なるほどそういう面も確かにありそうだと思わされました。その他、歴史や人間について、実にさまざまな、新しい見方が示され、大変おもしろく読み終えました。 (★★★★★)

  • 保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)

    保阪 正康: 近代日本の地下水脈 I 哲学なき軍事国家の悲劇 (文春新書 1440)
    本の帯に「『水脈史観』で日本の失敗を読み解く」とあります。「水脈史観」という概念には初めて接しましたが、「攘夷のエネルギーは、いまも日本社会の根底に流れている」という見方です。明治維新後、日本がとりえた国家像は、欧米型帝国主義国家、道義的帝国主義国家、自由民権国家、米国型連邦制国家、攘夷を貫く小日本国家の5つであったが、哲学なきまま欧米型帝国主義国家の道を突き進み、軍事中心の国家作りを推し進めたことが、戦前の日本の失敗の原因であったというのが著者の主張です。それは確かにそうだと思いますが、私には、ほんのサブタイトルにある「哲学なき国家」ということが、現代日本の様々な問題の背景にあるような気がしてなりません。 (★★★★)

  • 佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)

    佐伯 泰英: 陰流苗木(かげりゅうなえき)~芋洗河岸(1)~ (光文社文庫)
    今回も特別に時代小説を取り上げます。この2つ前の本に佐伯泰英さんの「恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六)」を取り上げ、これは佐伯さんの300冊目の「文庫書き下ろし小説」だと書きました。今回のこの本は、301冊目です。しかも、80歳を越えて、さらに新しいシリーズを始められたのです。美濃を食い詰めた浪人・小此木善治郎が、職なし、金なし、住むあてなしながら、剣の達人にしてとぼけた侍であるものの、なんとも頼りになる存在で、親切な住人や大家によって受け入れられた長屋の秘密と謎の渦に巻き込まれるという設定。これまたおもしろそうなシリーズです。毎月刊行で、全3巻の予定とか。第2巻が待ち遠しい内容です。 (★★★★★)

  • 養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)

    養老孟司, 鵜飼哲夫: なるようになる。 僕はこんなふうに生きてきた(中央公論新社)
    養老先生の新刊が出たというので早速入手し、ほぼ一気に読み終えました。「はじめての自伝!」といううたい文句で、帯には「虫と猫と、バカの壁。考え続けた86年」ともあります。養老先生は、かなりしつこい性格でいらっしゃるようで、疑問に思ったことは「まぁいいか」などと思わず、考え続けてこられたそうです。その結果が、これまでのユニークな著作に結実しています。それはさておき、考え続けた結果、「なるようになる。」というのが、養老先生の現時点での結論だそうです。「なるようにしかならない」ではなく、「なるようになる。」のです。物事は、はっきりとした目的意識があって進むのではないので、「なるようになる。」なのです。忘れてしまったような些事がその後の人生を動かしてきたかもしれないともあります。なるほどと、この本を読み、養老先生の来し方をいささか知ると、納得できます。というか、納得した気になっているだけかも知れませんが…… (★★★★★)

  • 佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)

    佐伯 泰英: 恋か隠居か 新・酔いどれ小籐次(二十六) (文春文庫)
    佐伯泰英さんは、この本で「文庫書き下ろし小説」というジャンルで300冊刊行を達成されました。佐伯さんの時代小説はすべて読んでいます。まさにストーリー・テラーといえる作家で、実に読み応えのある時代小説をたくさん書いておられます。このシリーズは、いったん完結となったかと思ったのですが、この「恋か隠居か」で復活しました(と理解しています)。隠居を考える小籐次ですが、小籐次親子に挑戦状が届くところから始まる物語。今回も楽しめました。 (★★★★★)

  • 安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)

    安藤優一郎: 15の街道からよむ日本史 (日経ビジネス人文庫)
    街道歩きを少ししています。三重県内では、東海道のほとんど、伊勢参宮街道、美濃街道・養老街道などを歩きました。もっとあちこちの街道を歩きたいと思っていますが、そのときにこの本が出版されましたので、早速入手して読みました。芭蕉の奥州街道、伊勢参宮街道のお伊勢参り、武士の旅日記などの章をとくに興味深く読みました。主要な街道を取り上げることで読みやすい歴史物語となっています。 (★★★★)

  • 大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)

    大芦治: 心理学をつくった実験30 (ちくま新書)
    「誰もが一度は耳にしたことがある有名実験の背景・内容・影響を紹介、新たな心理学像を呈示する」と帯にあります。心理学全般に関心を持つ社会人を読者に想定しているといいますが、私には心理学史のテキストとして、あるいは、入門段階の心理学を学んだ方がさらに学習を深める際に読む本としてもよいかも知れません。 私自身も、心理学の教科書を執筆したことが何度かありますが、そこに引用する理論や実験については、いわゆる「孫引き」をしてしまったこともよくありました。この本の著者は、可能な限り原典にあたって執筆していらっしゃり、その意味では参考になったところが多々あります。 ところで、著者は心理学の未来にあまり明るい展望を持てないようです。臨床心理士、公認心理師の資格が人気を集め、心理学部などもたくさん設けられました。私自身の勝手な個人的意見を書けば、資格ができると、レベルは下がると思っています。根拠はありません。個人的な印象によるものです。私は実験心理学でトレーニングを受け、臨床心理の分野に進みました。心理学の基本は実験心理学と個人差測定心理学にあると思っています。学部段階からいきなり臨床心理学プロパーに進むのは、相当よろしくないと思います。臨床実践にあたってはその基礎となる確かな、科学的な学問(知見、理論なども含む)が必要です。また、仮説演繹法などのものの見方もきちんと身に付ける必要があります。これらは実験心理学と個人差測定心理学から養われると思っています。 この本は、基礎的知識がない方がいきなり読むのは難しいでしょうが、科学的心理学を学びたいと思う方にはよい参考書となります。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)

    磯田 道史: 家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊 (PHP新書)
    磯田先生の書く本はどれもとても面白く読めます。といっても、私が読むのは研究書ではなく、新書だからなのかも知れません。この本は、家康がなぜ幕藩体制を創ることができたのか、江戸時代、誰が神君の仕組みを崩わしたのか、幕末、かくして神君の仕組みは崩壊した、神君の仕組みを破壊した人々が創った近代日本とは、家康から考える日本人というものという5つの章からなっています。家康は天下を取ったあとこの国を支配するのに巧妙な仕掛けをつくり、平和な時代が続いたのですが、誤算が生じて、徳川政権が変質し、崩壊に至ったと著者は考え、そのプロセスを俯瞰しています。いろいろな時点で「神君の仕組み」を骨抜きにする人物や政策が表れたといいます。組織が弱体化する姿を見ておくと、自分たちの劣化を防ぐ力が養われると磯田先生は述べています。徳川時代が現在にあたえている影響も多く、その分析も興味深く読めます。 (★★★★★)

  • 多井 学: 大学教授こそこそ日記

    多井 学: 大学教授こそこそ日記
    文庫本を買いに本屋に行ったら、平積みしてあるのを見つけて思わず買ってしまいました。私もその昔、ご同業だったことがあったからです。帯に「いくらでも手抜きのできる仕事」とありますが、私の経験でもそういう人もそれなりにいました。ちなみに私自身は、こき使われたと思っています。さらに「現役教授が打ち明けるちっとも優雅じゃない生活」とも書かれていますが、これはまさに私の体験と同じ。本に書かれていることがらも、ことごとく納得できます。私は、「そうそう!」といいながら読み終えました。大学教授で儲けている人はごく一部などなど。まぁ大学教授の仕事や生活に興味をお持ちの方は、さほど多くはいらっしゃらないとは思いますが、お暇な方にはどうぞ。 (★★★★)

  • 宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)

    宮口 幸治: 境界知能の子どもたち 「IQ70以上85未満」の生きづらさ (SB新書)
    「境界知能」という言葉は、専門家はよく知っていると思いますが、一般のご父兄や、小中学校の先生方にはあまりなじみがないかも知れません。IQという指標でいえば、多くの場合70以上85未満の子どもたちがこれに該当する可能性があります。一見したところでは普通の子どもたちと変わりはなく、なかなか気づかれません。しかし、理論的には約14%の子どもたちが含まれますから、本の帯にあるように「日本人の7人に1人」となります。平均と知的障害のはざまにあり、気づかれにくいものの、授業について行けなかったり、友だちと上手くつきあえなかったり、感情のコントロールが苦手であったりして、当事者の子どもたちは苦戦し、辛い思いをしています。発達障害はよく知られるようになりましたが、境界知能の子どもたちにもしっかり目を向け、必要な支援を提供することは喫緊の課題といえます。この本では、境界知能とはどのような状態なのか、教科学習の前に認知機能を向上することの重要性、子どもの可能性をいかに伸ばしたら良いかについて具体的に、分かりやすく解説されています。 (★★★★)

  • 関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)

    関裕二: スサノヲの正体(新潮新書)
    タイトルに惹かれて手に入れたものの、序章の記述が私にとっては退屈でしばらく放っておいたり、読み直そうと思ってくじけたりしていました。しかし、そこを乗り越えるとこの本はとても面白くなり、ほとんど一気読みしました。スサノヲ(素戔嗚尊)の正体を探るプロセスでアマテラス(天照大神)の謎も明らかにされて行き、それもとても興味深いものがあるのです。アマテラスは皇祖神とされますが、実在の初代王と言われる崇神天皇はアマテラスを伊勢に追いやっています。また、伊勢神宮を整備した持統天皇だけは伊勢に参ったものの、それ以降明治になるまで、1,000年以上も歴代天皇は伊勢神宮を訪れていません。明治天皇が東京に遷御したあと武蔵国の鎮守勅祭の社に定めたのは、スサノヲの祀られる氷川神社(現さいたま市)です。明治天皇は氷川神社を訪れた翌年に、伊勢神宮を訪れています。そもそも伊勢にいる神はアマテラスなのかという疑問にも立ち向かっている、古代史や神に関心がある方にはお勧め。 (★★★★★)

  • 安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)

    安藤 優一郎: 大名屋敷「謎」の生活 (PHP文庫)
    時代小説をよく読みます。捕物帖、市井の人たちの生活、侍の物語、大名の話などいろいろとあります。庶民の生活については、これまでもいろいろな本でかなり知っていますが、大名の生活については分からないところの方が多いと思っていました。タイトルに惹かれて買ったのですが、大名やその家族の生活が詳しく書かれているのではなく、勤番侍の生活、大名屋敷の庭園、御用達商人や豪農、幕末の動乱と大名屋敷などの話が中心でした。それはそれで知らなかったことが多々あり、興味深く読みました。 (★★★)

  • 服部環ほか: 指導と評価2023年10月号(図書文化社)
    「指導と評価」は、日本教育評価研究会の機関誌であるとともに、日本で数少ない教育評価に関する月刊誌です。この号では、教育・心理検査の意義と活用という特集が組まれています。「教育・心理検査の意義」に始まり、WISC-Ⅴ、KABC-Ⅱなどの個別検査の使い方、解釈の仕方、指導への活かし方がそれぞれの専門の先生によってわかりやすく解説されています。特別支援教育の現場でも、きちんとした心理アセスメント所見に基づいた支援を展開することが望ましいのですが、現場の先生方には敷居が高いようです。ご関心がおありの方には、どのように使えるか、どのように考えたらよいかについて基本的なことがらを理解するのに適しています。出版社のWebサイトからバックナンバーとして購入できます。 (★★★★)
  • 石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

    石田 光史, 樋口 広芳(ナツメ社): ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
    野鳥図鑑はすでに何冊も持っていますが、この野鳥図鑑は、2015年の刊行で、なぜ今までこの存在に気づかなかったと反省するほど便利そうなもの。掲載されているのは324種ですが、それぞれの特徴や、見わけのポイントがパッとわかるようになっています。その鳥の生活型や生息地、食性や羽色、形態などのほか、雌雄、夏羽冬羽、幼鳥などで特徴が異なる場合は、それらについても説明されています。観察したい行動から、おもしろい生態、探し方までもが載っていますし、鳥の鳴き声が聴けるQRコードも付いています。私自身、野鳥の特定がけっこうアヤシいので、しっかり活用しましょう。 (★★★★★)

  • 千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)

    千枝大志(風媒社): 街道今昔 三重の街道をゆく (爽BOOKS)
    「東海の街道」シリーズの第4巻です。「街道歩きのお供に最適の1冊」といううたい文句。内容は、三重の主な街道、近世三重の城郭図・城下図を読み解く、お伊勢参り小咄、伊勢をめぐる〈参詣〉をデジタル化するの4章構成で、まさに三重の街道歩きの参考書としてよいと思います。私自身も県内の東海道、伊勢街道、美濃街道、濃州街道はほとんど歩き、ほかの街道も部分的に歩いていますし、城もここに載っているところはかなり訪ねています。デジタル化も、ブログに写真・記事を載せていますから、出来不出来はともかく、私も取り組んでいます。県内の街道はさらに歩こうと思っていますし、デジタル化にももっと取り組みたいと考えていますので、十分活用できるでしょう。 (★★★★★)

  • 唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)

    唐沢孝一: 都会の鳥の生態学 カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽の栄枯盛衰 (中公新書)
    都市にもたくさんの野鳥がいることを知る人は少ないかも知れません。私がいつも散歩している地方都市の公園では、これまで10年あまりで70種類近くの野鳥を観察しています。都会は自然の少ない人工的な環境にあふれていますが、野鳥たちはもともとの生態を活かしつつこれらにしたたかに適応してい生きています。この本では、カラス、ツバメ、スズメ、水鳥、猛禽を取り上げ、その都会における生態や、活動の変化、人間と鳥との関係とその変化などについて多くの実例や、調査結果をもとに、豊富な写真を使って楽しく読めるようにまとめられています。 (★★★★★)

  • 堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)

    堤未果: 堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法 (幻冬舎新書)
    「ショックドクトリン」とは、テロや大災害など、恐怖でこくみんが思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくさ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことです。アメリカでの3.11以来、日本でも大地震やコロナ禍の裏で知らない間に個人情報や資産が奪われようとしているというのがこの本のテーマ。パンデミックで製薬企業は空前の利益を得、マイナンバーカード普及の先には政府のよからぬ思惑があるなどよくよく注意し、自分の生命・財産を守らないといけないというのが著者の主張。「今だけ、自分だけ、お金だけ」という強欲資本主義に負けないようにするには、ちょっとした違和感を大事にし、お金の流れがその裏にないか、また、それで大もうけして回転ドアをくぐって逃げる輩がいないかをチェックすることです。また、政府が何か、大急ぎで導入しようとしたり、既存の制度を急拡大しようとするときは、要注意だそうです。 (★★★★)

  •  奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)

    奥山景布子: 葵の残葉 (文春文庫)
    いわゆる「高須四兄弟」である徳川慶勝、松平容保、松平定敬、徳川茂栄は、幕末維新の激動期に、結局のところ官軍と幕府とに分かれて戦う運命になったのですが、この四兄弟を取り上げて埋もれた歴史を活写した小説。私自身は、桑名藩主であった松平定敬が取り上げられているので興味を持って手に取った次第。幕末維新は、次々に色々な出来事が起きて、さまざまな人たちの思惑も複雑に入り組んでいるので、小説にするのは難しいと思っていたのですが、隠れた主人公ともいえる高須四兄弟の視点からとても躍動感のある読み物になっています。また、この時期の歴史をより一層深く理解できたという感想も持っています。 (★★★★)

  • 國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)

    國分功一郎: 暇と退屈の倫理学(新潮文庫)
    ほぼ隠居状態ですから、暇と退屈には困りません(微笑)。それ故にこの本を手に取ったといっても、誤りではありません。著者がいうには、「暇」とは何か、人間はいつから「退屈」しているのだろうかといったなかなか答えにたどりつけない問いに立ち向かうとき、哲学が役に立つというのが著者のスタンス。哲学書なのに、読みやすいのです。スピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど、その昔学生時代に取り組んで挫折した哲学者たちの論考を参照しつつ、現代の消費社会における気晴らしと退屈について鋭い指摘がされ、まさに蒙を啓かれます。 (★★★★)

  • 逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)

    逸見功: 統計ソフト「R」超入門〈最新版〉 統計学とデータ処理の基礎が一度に身につく! (ブルーバックス)
    今さら、なぜこういう統計ソフトの本を読むのか? と訝られると思うのですが、その昔、現役の頃には統計パッケージソフトIBM SPSSを使ってデータを分析して論文を書いていました。ただ、SPSSを始め、統計パッケージソフトは、値段がバカ高いのです。退職する前からこのRというフリーの統計処理ソフトが出て来て、ずっと興味を持っていました。先日、文庫本を買おうと思って本屋に行ったらこの本を見つけてしまいました(微笑)。今さらこれを使ってバリバリやる訳ではありません。むしろボケ防止かも知れませんが、昔のデータはそのままパソコンにありますから、これを使って、昔はやらなかった分析をしてみようと思っています。何か成果が出るかどうかは極めてアヤシいのですが、まぁゆるりといろいろやってみることにします。 (★★★★)

  • 林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)

    林(高木)朗子, 加藤忠史, 林(高木)朗子, 加藤忠史: 「心の病」の脳科学 なぜ生じるのか、どうすれば治るのか (ブルーバックス)
    たまにはこういう本も読まないと、認知機能が退化するかもしれないと思って(微苦笑)。というよりも、もともと神経心理学に興味がありましたので、本屋の店頭で見つけ、これは面白そうだと思って購入しました。うつ、自閉スペクトラム障害、ADHD、統合失調症、双極性障害など、現代人を悩ませる心の病について、脳にどのような変化が起きているか、最新の知見がまとめられています。最前線の研究者たちがわかりやすく説明しているのですが、知識ゼロで読むのはかなりキツいかも知れません。私は現役をリタイアして10年以上になりますが、その間にこれほど研究が進んだのかというのが正直な感想。心の病の原因は、1つとは限りません。心の病は「症候群」と見た方がよいと考えます。私自身が関わる自閉スペクトラム障害、ADHDなどの発達障害でもそうです。脳機能と心の病との関連について最新の知見を知りたい方にはおすすめ。 (★★★★)

  • 磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)

    磯田 道史: 徳川家康 弱者の戦略 (文春新書)
    本の帯に「大河より面白い!」とありますが、本当にそうでした。午前中の散歩のついでに買ってきて、夕食までに一気に読み終えてしまいました。もったいない気がするくらい。松平元康がいかにして徳川家康になったか、さらに徳川将軍家がいかに続くよう礎を築いたかが、よく分かりますし、戦国時代から徳川幕府創世記までの歴史を見る目が養われる本です。それというのも、著者の磯田さんが古文書の権威で、一次史料を読みこなすだけでなく、場合によっては価値が怪しい資料まで傍証に用いて(怪しい資料でも使い道があるというのも良く分かりました)、ご自身の頭で考えた結果を実に分かりやすく解いてくれてあります。徳川家康の弱者の戦略のキーワードは、「武威」と「信頼」ということです。また、情報の取得、解読にも意を尽くしたことがよく分かります。混迷を深める世界情勢を読み解いて、我が国が進む方向を考える上でも役に立つ一冊。 (★★★★★)

  • 井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)

    井手 正和: 発達障害の人には世界がどう見えるのか (SB新書)
    発達障害、とくに自閉スペクトラム症(ASD)の方では、感覚過敏や感覚鈍磨をよく伴います。「照明で目がチカチカする」「皆が話している教室では。音が鳴り響き絶えられない」「ケガをしてるのに、痛みを感じない」などさまざまな状況を呈します。著者は実験心理学や、認知神経科学を専門とし、ASDの方に見られる感覚過敏、感覚鈍磨は、脳機能の特性から来ていることを明らかにしてきています。ASDなど発達障害のあるご本人はもちろん、親御さん、教師など関わりを持つ方々は、このことをよく理解して支援にあたることがとても重要です。ASDを始めとして発達障害について、「わがまま」「自分勝手」「やる気がない」などと捉えてしまうと、支援どころか、理解もできなくなります。脳の働きによってさまざまなことが生じてきているという視点が必要不可欠です。この本は、感覚過敏・感覚鈍磨を手がかりにそういう視点について理解を深められます。 (★★★★)

  • 日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)

    日本放送協会,NHK出版: NHK 100分 de 名著 中井久夫スペシャル 2022年 12月 [雑誌] (NHKテキスト)
    2022年12月のNHKのEテレ「100分de名著 中井久夫スペシャル」のテキストです。今頃(2023年2月)これをリストアップしているのはどうかという気もしますが、録っておいたビデオをみたのが最近なのです。中井久夫さんは、2022年8月にお亡くりになりましたが、日本を代表する精神科医のお一人であり、翻訳家、文筆家としても一流でした。現役の頃、中井さんの本はたくさん読みました。臨床心理学の分野でも「風景構成法」を導入した方として知られています。Eテレの講師である齋藤環さんは、中井さんを評して「義と歓待と箴言知の人」と書いておられますが、まさにそういう気がします。『最終講義』『分裂病と人類』『治療文化論』『「昭和」を送る』『戦争と平和 ある観察』が紹介されています。現在もウクライナで戦争が続いていますが、中井は「戦争は過程、平和は状態」とし、戦争は物語として語りやすく、とにかくかっこよくて美しい、それが問題だといいます。一方、平和は分かりにくく、見えにくいため、心に訴える力が弱いとします。「状態を維持する努力はみえにくい」のですが、戦争と平和に限りません。普段通りの日常生活を維持していくのも同じような気がします。戦争を経験していない人間が指導者層の多くを占めるようになると戦争に対する心理的抵抗が低くなるともいいます。「戦争には自己収束性がない」とも中井さんはいっています。われわれはやっかいな時代に生きていると痛感します。中井さんの本を多くの方が読むと、時代も変わるかも知れません。 (★★★★★)

  • 桑名三郎: 七里の渡しを渡った人達(久波奈工房)
    桑名と名古屋の宮を結んだ東海道唯一の海路「七里の渡し」をテーマにした歴史本です。船頭が旅人を案内しながら、七里の渡しを渡った歴史上の24人を紹介する内容。やさしい話し言葉で紹介されており、読みやすい本です。徳川家光、松尾芭蕉、明治天皇などが取り上げられています。著者は、桑名で歴史案内人をしながら、街の歴史を研究している、街道好きの方です。本は、桑名市内の書店とメルカリで¥1,200で販売。 (★★★★)
  • 磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)

    磯田 道史: 日本史を暴く-戦国の怪物から幕末の闇まで (中公新書 2729)
    磯田さんの本は面白い。というのも、話のもとには古文書があるからだと思う。その古文書も磯田さん自身が、古書店などで発掘してきたものがほとんどで、それ故、内容もオリジナリティが高くなる。この本は、戦国時代から幕末あたりを中心にさまざまな古文書の内容をもとに、例えば忍者の悲惨な死に方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、赤穂浪士が吉良の首で行った奇妙な儀式などなど、興味深いエピソードを浮かび上がらせている。面白いので一気読みしてしまった。 (★★★★★)