研究室

2013年1月12日 (土)

久しぶりに学会誌に論文掲載が決定……WISC-Ⅳによる高機能広汎性発達障害の子どもたちの認知的特徴

Img_5284 3連休の初日です。朝は、マイナス1.1度と冷え込んでいましたが、幸い天候には恵まれ、風も弱く、昼は10℃ほどになりそうで、良い日です。本日は、桑名市主催の成人式が、市民会館で開催されますので、愚息も先ほど出かけていきました。どうも私に似て、セレモニーの類いは面倒くさいようで、「今日は、何があるんや?」と聞いておりましたが、親に五月蠅くい われるのも……というところなのでしょう(笑)。

Img_5288 会場の市民会館は、わが家のベランダからも見えているほど近くです。たぶん駅に行くよりも近く、700mあまりの距離でしょう。今頃は、一応は、おとなしく座って(?)、市長さんかどなたかの挨拶でも聞いていることでしょう。ただし、「早く終わらないか」などと思っているものと推測できます。

 さて、小生の方はお陰様で、風邪もかなり症状が抜けてきて、鼻水、咳ともに軽くなりました。降圧剤を止め、5日目に入りました。例の公式によれば、アムロジピンの成分も75%は抜けたと思われますので、血圧は、少しずつ、微妙に上がってきています。これがどのあたりで収まってくれるのかということと、頭重感その他が軽くなってくれるかどうかというのが、さしあたりの関心事です。ただ、寒の内という、1年でももっとも寒い時期といわれますから、この寒さが影響しないことはありません。まぁ、あまりあれこれ気にしすぎても、却って良くないかも知れません。

 ところで、たまにはアカデミックなことをマジメに書かせていただきます。

 元教え子・元秘書の I さんが、筆頭著者となって、投稿していた論文の審査が通り、近々、学会誌に掲載されることが正式に決まりました。論文は、高機能広汎性発達障害の子どもたち、42名に実施したWISC-Ⅳの所見に基づいて、この子どもたちの認知的な特徴についてまとめたものです。投稿していた学会誌は、日本小児精神神経学会の「小児の精神と神経」です。今年3月発行予定の第53巻1号に掲載されることになっています。

 I さんは、小生がA学院大学の大学院博士前期課程(臨床心理士養成コース)で担当した実習の授業を受講していました。その後もおつきあいがあり、一時期は、小生の研究室で週1回、秘書業務をお願いしたこともありました。今は、学位を取って、この論文の共著者である、児童精神科医のK先生のクリニックで臨床心理士として勤務しています。小生は、第3著者ですが、退職以来初めてと申しますか、久しぶりにと申しますか、査読付論文に名を連ねることができます。

 「桑名発達臨床研究室」の所属としては最初の論文ですが、ひょっとすると、これが最後の論文になるかも知れません。数だけいえば、これで71本目の論文になります。心理屋としては、決して少なくはないと思いますが、まぁ今の立場としては、かつてのように「業績! 業績!」と目の色を変えて騒ぐ必要もありませんから、気楽なものです。

 その論文の内容を、簡潔にまとめるならば、次のようなものでした。すなわち、高機能広汎性発達障害のある子どもたちでは、理解や推理能力は平均的もしくはそれ以上の力があるものの、一時的な記憶や作業速度などが弱いということが明らかになりました。これらの点を、教育や支援の際に十分配慮すれば、子どもは最後まで与えられた課題をやりきることもできるでしょうし、さらには、それによって達成感を持てるようになり、現在および将来の自己肯定感につながっていくと考えられます。

 もちろん、子どもたちには認知能力だけでなく、他の面においても個人差があります。したがって、個々の子どもさんにおいて、その生育歴や家庭・学校環境なども含め、その子どものおかれている状況を丁寧に把握したうえで、適切な対応や支援方法を模索していくことが大切です。

 詳しいことは、論文が出ましたらお読みいただければありがたいと思いますし、必要でしたら、reprintを差し上げたいと考えています。論文が公刊されましたら、またこのブログでお知らせ致します。

 教育研究は、もともとやりたい仕事でしたから、こういう風に論文が出せるとなりますと、多少とも元気も出て来ます。「老いては子に従え」ということわざがありますが、小生自身、それに加えて、「老いては、教え子に助けられ」だなぁと、独り言をつぶやいております。

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2012年12月30日 (日)

2012年桑名発達臨床研究室収支決算と、PR【体調についての付記あり】

 いよいよ今年もあとは、今日、明日を残すだけとなりました。

 今日は、昨夜からの雨。それもかなり冷たい雨となっています。この「冷たさ」は、たぶん、気温が、ずっと7~8℃とほとんど変化しないことが関係しているのでしょう。

 そのお陰で、小生、今朝からふらつきが続いています。医学的には、動揺性めまいというのでしょう。いやぁ、フワフワ、フラフラして、何となく気持ちも悪い感じです。それと、冬季うつではありませんが、これまた、朝から睡いのです。すぐにでも寝られそうです(笑)。しかし、めげずにある方からのご依頼で、お子さんのWISC-Ⅲの結果を分析し、アセスメントをボチボチと続けています。

 雨ですから、当然、散歩には出ておりません(笑)。

 さて、昨年、退職した翌日から、一応、「桑名発達臨床研究室」の看板を掲げておりました。今年5月には、もう少しマジメにやろうと思い立ち、税務署と、県税事務所に、自営業の開業を届け出ました。それなりに縁起を担いで、「先勝」である5月1日に届け出ています。「届け出」ですから、許可、認可は必要ありません。その場で即「受付」してもらい、当日午前中には、設立完了であります。

 この発達臨床研究室、県税事務所の分類では、「コンサルタント業」だそうであります。たしかに、コスト・パフォーマンスなどを考え、普通の心理相談室であればたいていは構えてあります「リアル相談室」は、あえて設けませんでした。インターネット上にホームページを設けているだけです(というか、旧・研究室のサイトをリニューアルしただけです)。

 事業内容も、いわゆる個人カウンセリングではなく、臨床心理士の資格を生かした「臨床心理的地域援助」を目的としていますから、まさにコンサルタントといってもよいかと思っています。

 税金関係は、年度ではなく、年単位での計算になりますので、明日の大晦日を前に、今年の収支決算をみてみました。といっても、自慢できるほど、また、公開できるほどの収入がある訳ではありません(笑)。まぁ、遊び呆けている訳ではありません、という証拠です。

  • 収  入 ¥117,000
  • 支  出 ¥150,000
  • 差し引き  ¥33,000 

 収入は、主に、印税、講師謝金からなっています。ブログの左側のコラムの下に著書が掲げてありますが、まだ売れているものがあり、わずかずつ印税が入ってくるのは、とてもありがたいことです。支出の方は、学会参加費、研修会参加費、交通費、専門書購入費などの他、初期投資として、ノートパソコンとプロジェクタを購入したのが、尾を引いています。

 いやぁ、なかなか自営業で稼ぐというのは大変です。年が改まりましたら、もう少し積極的に営業をして、収入アップを図らなければと思っています。ホームページの内容、文章が硬いので、ソフトにして、また、検索にかかりやすくした方が良さそうだと考えています。

 ところで、マジメなお話、と申しますか、PRです。

 WISC-ⅢやWISC-Ⅳ、WAIS-Ⅲなどの知能検査を受けたものの、その結果をどう解釈してよいか分からず困っているというご本人や、ご家族の方、あるいは、担任の先生や、特別支援教育コーディネーターの先生方、どうぞ是非一度ご相談ください。K-ABCや、DN-CASなどの認知能力検査にも対応しています。検査結果の解釈、その意味するところから、どのような考え方で支援計画をつくったらよいのか、日常生活ではどのような工夫をしたらよいのか、心理アセスメントに基づいて、提案させていただきますし、ご質問にもお答えしています。

 「桑名発達臨床研究室」をご覧ください。WISCや、WAISの結果をどのように説明するかのサンプルも載せてあります。心理アセスメントの研修会の講師もお引き受けしています。

 うつの方のご相談も承ろうかと、思案もしています。心理教育や、療養生活の過ごし方などを中心に、と思っています。ご希望があれば、マジメに、前向きに考えます(何だか、役人みたいな言い方で、いけませんが……)。

【体調についての付記】

 夜になって、血圧を測ってみましたら、上が103、下は63と小生にしてはかなり低い値でした。ひょっとしたら、昼間もこういう低い値で、そのためにめまい、眠気があったのかも知れません。この時期、血圧のコントロールも難しいです (>_<)

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2011年10月 3日 (月)

散歩へ、そして研究室の私物の本の数は??

 前のエントリでの予告通り、午前中は、10時過ぎから1時間あまり、散歩をしてきました。午後からは、一休みした後、土曜日(10/1)に撮って来た写真で、研究室にある私物の本の数をカウント致しました。正解は、あとで発表(?)致しますが、研究用図書の860冊あまりを大幅に上回っておりました! 大変なことでありまする。

Rimg0001  さて、まずは、散歩です。一番の目的は、八間通郵便局でした。大学宛に傷病手当金の書類を郵送するのと、「せせらぎの里美術館(東京都西多摩郡奥多摩町)」から発行されています「新装版 犬飼勉作品集(改訂第4刷)」の代金・送料を送金するためでした。この犬飼勉さんの作品は、ネットのお友達の女性のところで知ったのですが、あいにく奥多摩まではとても出かけられそうにもありませんし、名古屋への巡回展もなさそうでしたので、作品集を購入して見てみたいと思った次第です。リンク先にいくつか、紹介されていますので、ご覧ください。小生の屁理屈を並べるよりも、一見に如かずです。

Rimg0004  散歩コースは、諸戸水路沿いから寺町に出て、郵便局。ついでに桑名別院Rimg0011 にお参り。そして、多少寄り道をして、近所のサーKを経て、帰宅というほぼ2㎞のコースでありました。今朝のエントリで書きましたように、大学へ行った疲れが今頃出ており、かなりフラフラしておりましたが、どうやら無事に帰宅できました。身体的な疲れも少々ありましたが、メインはやはり、脳の問題のような気がしました。

Rimg0019  例によって、デジカメ(RICHO CX-3)をぶら下げて歩いてきました。最初Rimg0018 の写真は、アサガオなのですが、毎年同じところに生えてきますし、かなりの高さまで蔓が伸びています。また、秋が深まっても咲いています。それ故、普通にある品種ではなく、多年草で、かなり丈夫なもののように思えます。たぶん、ノアサガオではないかと思います。チョウは、ツマグロヒョウモンだと思いますが、さすがにかなりくたびれた姿で、少々かわいそうです。そして、桑名別院。今日は、10月3日ですので、寺町商店街は三八市でした。平日ですので、先日のお彼岸の時ほどの混雑はありませんでした。境内も閑かで、しばし休憩を楽しめました(笑)。

Rimg0074  ところで、本日のメイン・イベントであります。小生の研究室にあります、私物の本のカウント作業、無事に終了致しました。もちろん、図書館に所属した本ではありませんので、ピッタリ1冊単位まで間違いのないよう数える必要はありません。おおよその数が、まずは把握できればそれで上出来であります。先日も書きましたが、どうやって数えるか、一応考えた末に、デジカメで写真に収めてきて、それを元にカウントすることにした次第です。

 土曜日、愚息に依頼して、同行してもらい、彼に写真を撮ってもらいました。指示しなくとRimg0121 も、念のためということで、1カ所に付き2枚ずつ取ってくれていました。いつの間にやら、それなりに間に合うよう成長したようです(驚)。これでは、「老いては子に従え」であります(本来の意味からは、外れておりますが、ご容赦あれ)。老兵は消えゆく方がよろしいという好例でもある、そんな気もしてきます。

Rimg0101  それで、屁理屈はともかくとして、ほぼ60枚の写真を元に、カウントを試みました。その結果、あくまでも概算ではありますが、何と、1,300冊を越える私物の本が、詰め込まれているということが判明したのであります。自分でも驚きの結果でした! 図書館の本(860冊あまり)よりは、多いだろうという見当はついていたのですが、まさかそれよりも500冊近く多いとは。いやはや、大変です。今日数えた限りでは、1,327冊でしたが、ここには、学会誌の正確な数や、報告書などの類いは含んでいません。文庫・新書は、手前と奥とで、2段重ねに入れてありますから、実際の冊数としては、これを遙かに凌駕するものが所蔵されていることになります。

 さらにその他、会議の資料、修論、他の先生方からいただいた論文のリプリント、論文のコピーなどもあります。いやぁ、我がことながら、気が遠くなりそうであります。

 いやいや、そんなことをいっていられる余裕はありません。本の数が把握できましたので、次は、写真をプリントして、必要なもの・持ち帰るものと、処分するものとを仕分けする作業に入らなくてはなりません。民主党による事業仕分けを遙かに超える、厳しいレベルでこの作業に取り組まねばなりません。

 

研究室の私物の本の数……1,327冊でした

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2008年6月12日 (木)

看板に偽りあり

 朝方は、かなり強い雨が降っていましたが、子どもたちが登校する頃にはほぼ上がり、午後からは晴れてきました。今日も心地よい風が吹き抜けていきます。

 さて、週刊文春や、週刊新潮を眺めていましたら、秋葉原の事件の際、被害者の方や、その救急措置を懸命にしている人たちの傍ら、あるいは、歩道橋の上などから、デジカメ、ケータイカメラなどでその様子を撮影したり、メールで送信したりしていた人たちがたくさんいたという記事がありました。マスコミの映像では、そういう場面はほとんど分かりませんでしたが、ネットなどでは流れているようです。

 今風に言えば、“ありえない!”ということになるのでしょうが、そういうとんでもないことを相当多数の人たちが行っていたというのですから、恐ろしいことです。被害にあった方たちや、そのご家族の痛み、思い、さらには、懸命に救助を行っている方たちの気持ちなどに考えが至らないための行動なのでしょう。

 こういう行動をしてしまう背景には、昨日書いたような、現実の生活や、具体的な他者が記号化してしまっているということがあるかも知れません。そう考えると、事件そのものを引き起こした加藤某と、他者の不幸に群がってシャッターを切っている、一般の人たちとの間に、何か違いがあるのか、はなはだ疑問に思います。上に“恐ろしいこと”と書いたのは、こういう意味で恐ろしいと考えたからです。

 前置きが長くなってしまいました。今日の“看板に偽りあり”というタイトルは、このブログのサブタイトルにある“研究室日記”ということばについてです。自分で、自分のブログを見ていて、「そういえば、長く休ませてもらい、しかも院生や研究員の方たちの指導まで代行してもらって、研究室は開店休業状態だよなぁ」と、自覚を新たにした次第です。などと暢気なことを書いていると、院生・研究員諸氏からお叱りを受けること必至です。もちろんずっと、頭の中では気になっていたのですが、中途半端な関わりをして、また放り出すような始末になっては、余計に申し訳ないという考えでいます。

 自分自身も、もどかしく思うのですが、余りくどくどと書きますと、言い訳がましくなりますので、敢えて割愛させてもらいます。そのエネルギーは、療養に専念することに向けることにします。うつは、再発すると、治りが悪くなると文献にはありますが、どうも例外ではないようです。ただ、4月半ばから5月のはじめと較べてみますと、遅々としてはいますが、回復方向には向かっていると実感できます。もうしばらくは、“看板に偽りあり”といいますか、“看板倒れ”といいますか、そういう状況をご容赦ください。

 

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2008年4月14日 (月)

拍子抜けとリサイクルのお話し

 今日からは、いよいよ学部の授業も始まりました。2時間目に、4年生対象の選択科目“保健行動論”があり、4時間目には1年生対象の“ゼミナール”です。朝から、気分的には、週末のlow tensionを引きずっていましたが、2時間目に授業をしてからは、多少スッキリしました。こういう状態の時には、声を出すというのは、適切な対応かも知れません。その昔の森田健作の青春ドラマのように、夕日に向かって海岸を走りながら、「バカやろ~」とでも叫ぶのが、low tension&stress発散には、適した行動なのでしょう。

 冗談はさておき、保健行動論の授業ですが、選択科目ですので、事前には何名が受講しているか、分からず、まったくの当てずっぽうで授業資料を用意していきました。昨年の実績を元にすると、60人分くらいが適切、と思われたのですが、蓋を開けてビックリ!という有様でした。20人くらいしかいません。全く、拍子抜けしてしまいました。実際のところ、受講者は、22名でした。ほぼ40名分のプリント資料が、日の眼を見ずに、リサイクルボックスへ直行!です。

 今日は、イントロダクションとして、保健行動の最近のとらえ方と、保健行動の形成・維持に関わる心理学的要因という話しを準備していったのですが、受講者数としては、全くの読み間違いでした。私の知る限り、これまでのうちでは、最少の受講者数でした。

 オマケに授業は、新しいVAIOでプレゼンをしようと思ったのですが、何度やり直しても、プロジェクタには画像が放映されません。プラズマ・ディスプレイもあるのですが、そちらにはきちんと映像は出ていたのに、です。後から、冷静になって考えると、たぶん、PCの液晶ディスプレイの解像度と、プロジェクターの解像度が一致していなかったためだと思われますが、気づいた時点では後の祭り。仕方なく、別のPCを持参して授業をしてきました。

 用意したプリント資料の大半は“お持ち帰り”でした。これでは、“紙くず製造業”か、もしくは“リサイクル用紙製造業”です。トホホ……。

 4時間目のゼミナール(これも、普通は、“○○ゼミナール”と限定する名詞なり、形容詞が付くはずだと思うのですが、そうではないようです。今風にいえば、“意味、分からん”です。その教室は、市立大学病院の旧・西棟に新たに設けられた、“ゼミ室1”という部屋です。そもそも、この“旧・西棟”は、新しい病院が完成するまでは、“新棟”と呼ばれていました。その1階には、学内保育所が新設され(院内保育所の存在を知らずに、新設したという噂もあります)、3階には、医学部のPBL教室や、看護学部のゼミ室が設けられています。3階は、もともと病室でしたので、ここでもリサイクルです。私が割り当てられた部屋は、まさに病室のリサイクルで、部屋の内部こそ、塗り直して、明るくなっていますが、壁に設けられたいた酸素や、吸引のコンセントはそのままですし、ナースコールのスイッチをつなぐコンセントもそのままで、6人部屋だったことが、丸分かりという状況です。

 まぁ、看護学部のゼミ室としては、好適な環境のかも知れませんが、“なんだかなぁ~!?”という場所です。先日も書きましたが、再利用をすると、ランニングコストだけで年間、数1,000万円が必要だから、使わない、といわれていた建物だったという経過もあります。学生は、16名と、文系の教員のセンスとしては、多すぎる人数でゼミをやらなければなりません。これもまたまた、“なんだかなぁ~!?”という感じです。同僚の社会学の教員と、しばしぼやきあっていたくらいです。

 ということで、今日は、拍子抜けしたのと、リサイクルの連続という一日でした。まぁ、めげずに淡々と仕事に取り組むのが、一番ということでしょう。そういう思いを新たにしました。

 夕方は、M2になったUzさんの研究指導でしたが、レッド・カード続出で、彼女は引きつっていました。きちんと基本を押さえ、整理してものごとを考えてやらないとダメだ、というお話しでした。文献と参考書を渡して、「はい、来週までにやり直し」ということでした。別に、昼間のストレス解消をしたというわけではありませんが、夕方は、「ニコニコしながら、キツ~イことをいう」と、私の評判通りの研究指導でした。Uzさんにも、めげずにやってもらうことにしましょう。

 明日は、2時間目に3年生の臨床心理学、そして、15時からは、キョーフの教授会ですが、学部の分は、議題はさほど多くなく、ちょっと安心しましたが、研究科の方はどうなのでしょう??若干の不安を抱いています。

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2008年4月10日 (木)

夜のお仕事、スタート

 いよいよ今日から、学部・大学院ともに、前期の授業開始です。小生は、昼は、M2の院生の研究指導があり、夕方、17時50分からの6時間目に大学院博士前期課程の“精神保健看護学特論Ⅱ”の授業です。大学院は、昼夜開講制ですので、この前期には、この科目の他に、“看護学研究方法論”が、火曜日の7時間目(19時30分~21時)にあります。こちらは、オムニバスですので、5月末から6月前半に3コマ担当すればオーケーです。

 昼夜にわたって仕事をするのは、やはりキツイものがあります。今日の“精神保健看護学特論Ⅱ”は、4名の院生の方が受講してくれます。当初2回は、私が、心理学の研究法、方法論についての講義を行い、その後は、院生達のレポート&プレゼンで、演習を行う予定です。一応、14回の授業がありますので、一人あたりは、3回のプレゼンということになりました。

 受講するのは、私のところの院生2名と、成育保健看護学の院生2名です。成育保健の院生のうち、1人は、短大の教え子だそうです。“だそうです”というのも、何となく無責任な響きがありますが、顔は見覚えがあったのに、名前が思い出せなかったのです。このように、年齢・経験が増すとともに、こちらははっきりと覚えていないのに、相手の方は、私のことを知っているということが結構あるようになり、正直、ちょっと困ったなと思います。もちろん、相手の方に失礼だという自覚があってそう思うのですが、教え子すべてを記憶している訳ではありませんので、ご容赦願いたいと思います。それから、とくに悪事を働いているということもありませんので、念のため。

 本格的な授業は来週から、また、院生によるプレゼンは5月に入ってからということで、オックスフォード大学出版局から発行されている本から、各院生が関心がある、または、研究テーマに関連する項目についてレポートをするという形式にしました。ただ、院生全員が英語がきちんと読めるというわけではありませんので、テキストには訳本も出ているものを選んでいます。

 今日は、午前中に定例の受診でしたので、あちこちと移動し、授業と研究指導をしましたので、ちょっとお疲れです。その間、研究倫理委員としての仕事(倫理審査の迅速審査)が1件入ってきました。仕事に出ていると、こういう予定外のことも入ってきますので、なかなか大変です。明日の仕事にしようと決めて、帰ってきました。

 その明日は、博士後期課程の授業が1コマ(心理学研究特講)と、後期課程の院生であるSbさんの研究指導です。その他、上記の倫理審査、学会誌の査読1編、論文添削1編、研究費の申請書2件……と、いくつかストックができています。締切の日程を睨みつつ、1つずつ処理していかないといけません。

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2008年4月 8日 (火)

朝から会議2つは、ちとキツイ

P4060022  今日は、朝9時半からの臨時教授会と、もう一つ、地域貢献委員会が予定されていました。今の状況で、混雑した通勤電車は、とても耐えられないと思い、贅沢なのですが、特急に乗っていくことにしていました。近鉄特急で、桑名から名古屋は、1区間、料金500円です。しかし、全席指定ですので、着席して行けるというのは、ありがたいと考えてのことです。昨日の帰りに前売りで特急券は買っておいたのですが、自分では、「8時22分発で」といったつもりだったのですが、朝、駅について、改めて特急券を見たら、1本前の「8時12分発」となっていました。この頃、徒歩のスピードも遅いので、用心してかなり余裕を見て、家を出ましたので、事なきを得ましたが、まだまだ、注意力は鈍いようです。

 もう一つ、注意力の問題なのか、思いこみのせいなのか、定かではありませんが、地域貢献委員会P4060036 は、13時30分からと手帳に書いてありましたので、そのつもりでいました。ところが、10時半過ぎに、「地域貢献委員会ですが、先生、ご出席になりませんか?」という電話をもらって、ビックリ。またもや、ミスをしていました。地域貢献委員会では、他のメンバーが気を遣って下さり、幸い、たいした仕事は割り当てられませんでした。

 ということもあって余計になのか、9時半から、ほぼ連続して2つの会議に出たせいなのか、とにかく疲れました。黙って座っているだけでも、うつの回復途上にある我が身にとっては、会議の場にいるだけで疲れます。また、朝早めの時間帯から、時間を設定されて、それに向けて行動するというのも、同様に、厳しいものがあります。

P4060037  午後からの予定のつもりが、時間が空きましたので、オムニバスで2コマだけ担当する授業の資料の修正を済ませて、15時前には、研究室を出て、帰路に就きました。名古屋駅で、テルミナ地下1階の三省堂に立ち寄って、本を2冊購入し、4時半前には帰宅、ということです。このあたりは、「みなし勤務制度」のお陰で、フォーマルにも問題にはなりませんので、ありがたいところです。

 以前、元気で、大車輪で働いていたときには、明るいうちに帰宅すると、罪悪感を感じたものですが、今は、やむを得ないことと割り切らせてもらっています。明日は、学部の新入生のオリエンテーションがあります。新入生達は、1日がかりですが、小生は、午後からのハラスメント相談の説明と、指導教員紹介だけですので、11時~3時くらいの勤務で、了解してもらおうと思っています。

P4060063  今日の写真は、6日(日)に撮影した桜の写真です。最初のものは、拙宅マンションの玄関です。次の2枚は、いつもの諸戸氏邸と桜を、惣構堀越しに撮っています。最後の1枚は、住吉ポンプ場裏の、惣構堀の端にある、2本のエドヒガンザクラです。よく見ていただくと、ピンクの濃いものと薄いものとがあり、2本の木ということがお分かりいただけるかと思います。昨日の雨風で、桜も散り始めています。

 

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2008年4月 4日 (金)

新入生と、ハラスメント相談員10年

 今日は、大学の入学式でした。学部の1年生は、来週なのですが、大学院生は、今日の午後からオリエンテーションでした。今年度から、博士前期課程には、助産学のコースが設置されましたので、前期課程の入学者は、23名、後期課程が5名という数でした。小生の所属する精神保健看護学には、前期課程2名の新入生がありました。

 小生は、ハラスメント相談員を仰せつかっていますので、オリエンテーションでは、ハラスメントの概要や、大学としての対策システム、相談システムについて話しをしました。説明をするまでの間にいろいろと考えていたのですが、そういえば、相談員歴は、かれこれ10年にもなるな、ということに気づきました。“この道一筋10年”というと、立派なキャリアのように思えますが、セクハラ相談員に始まり、10年(それ以上かも知れません)というのは、どうなのでしょう?以前、副学長から、「先生も、ずっとセクハラをしてるね」と、オソロシイことをいわれたことがありますが(お断りしておきますが、そうではありません。相談員や、相談マニュアルの作成などの仕事にずっと携わってきたということです)、“そうかぁ、要注意人物だから、相談員にしておけ、ということか”などと、考えたこともありました。そうなると、余り誇るべきキャリアではないかも知れません(苦笑)。

 冗談はさておき(ホントは、冗談じゃないんだろう、というツッコミがあるかも知れませんが……)、オリエンテーション終了後、当研究室の2名の新入生に研究室に来てもらい、研究室としてのオリエンテーションを実施しました。Kt准教授と、新しく助教になったAdさん(男性)も同席です。新入生とはいえ、お一人は、小児看護学助教のOtさんです。もう一人のKdさんは、N大学を卒業して、大阪の大学病院(消化器内科)で3年間働いていました。これで、院生は、後期課程1名、前期課程4名ということになりました。

 研究室としてのオリエンテーションというと大げさ過ぎで、実は、茶飲み話をしていただけなのですが、あれこれ盛り上がって、大笑いのうちに終了です。当研究室関係の方で、くしゃみが出たという方は、何らかの形で話題に上ったということです。ご心配の向きには、今度来られたときにお確かめください。

 ところで、私は、午前中から、前期の3年生の臨床心理学の授業の資料の最終的な修正をしていました。これで一通りできあがりましたので、今度の月曜日にI秘書さんに印刷していただきます。

 10時半には、元助教のIさんがやってきて、やり残した仕事をしていました。院生の方のパソコンの確認などです。彼女は、どうやら3月31日は、日付の変わった4月1日午前2時半くらいまで片付けをしていたようです。“とても熱心に仕事をする人だなぁ”と感心してはいけません。単に、仕事量とそれに要する時間の見積もりを誤った、言い換えれば、簡単に済むと高をくくっていただけです。そして、驚くことに、まだ、倉庫の片付けが終了していないようなのです。ということで、また、7日(月)の午後からやってきて、片付けると言って、帰って行きました。

 と、今日もいろいろとありました。10時頃から、夕方5時半くらいまで仕事をして来ましたので、私としては、ちょっとオーバー・ワークでした。昨日の夜中に家内の母親が、体調を崩した云々という出来事もありましたので、ちょっとお疲れです(家内の母親の方は、お陰様で事なきを得ています)。家内の母親の件は、ハプニングですので、やむを得ないのですが、こういうドタバタがあったあと、オリエンテーションで話すとか、堅苦しい場面ではないのですが、数名の人が集まって話すという事態を経験すると、疲れてしまいます。“まだまだ、やり過ぎるな”というシグナルなのでしょう。

 日曜日には、東京で、DN-CASという新しい心理検査の講演会がありますが、現在の体調では、ちょっと出掛けるのはムリかと思ったりしています。

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2008年4月 3日 (木)

イマイチの1週間か?

 通勤で利用する近鉄名古屋線の沿線の桜は、どこも満開に咲き誇っています。いろいろなところで桜が咲いているのを見ることができますが、桑名から名古屋方向では、木曽川を渡って弥富にかかるところで、木曽川左岸に見える桜並木や、富吉を過ぎて蟹江に行く途中、左側に見える源氏泉緑地の桜が気に入っています。この季節、まだ満開の梅も見えますので、朝の通勤の楽しみとなっています。

 さて、昨日1日、更新が飛んでしまいましたが、疲れて早くに寝てしまったためです。昨日は、自宅研修日としたのですが、何となく、3月の疲れが出たような感じで、イマイチ調子が出ない感じでした。こういう時は、ジタバタしてもしょうがないということで、早々に寝てしまいました。

 ただ、昨日は、娘が髪のカットに行くのに、送り迎えのアッシー・オヤジで、初めてルミオンを運転してみました。横幅は、確かに3ナンバーだなと思わせるのですが、前後の車長は短いので、初めは何となく違和感があったのですが、すぐに慣れることができました。慣れてくれば、案外乗りやすく、1.8リッターですが、加速もマァマァで、運転しやすいクルマです。車内は、静かでエンジン音も気になりません。出掛けたのは近くでしたので、ナビの出番はなかったのですが、なかなか面白いオモチャのような気がしました。

 今日は、出勤しました。今年度の研究費の件で、人間文化研究科の先生と打合せを予定していたためです。アポは午後からで、山の畑キャンパスまで、昼食後の散歩を兼ねて、ブラブラと歩いていきました。打合せは1時間足らずで終了しましたので、発達心理学のGt先生のところへも顔を出してきました。私より7歳ほど年長でいらっしゃるのですが、お互い、体調イマイチという点で、似たもの同士です。とある学会の準備で、他の某先生に振り回されておられ、大変のようでした。

 2時間ほどで自分の研究室に帰ってきたのですが、何となく疲れてしまい、その後は、コーヒーを入れて休憩を取って、帰ってきました。どうも、今週は、このまま何となく疲れて、イマイチという状態で、1週間が終わりそうです。今度の日曜日には、できれば東京へ出掛けたいと思っていたのですが、この体調では、後々尾を引きそうですので、諦めようかと思っています。来週後半から授業が始まりますので、やむを得ないかとは思うのですが、気持ちの上では、諦めきれないところです。

 ところで、先月は、あまりアポイントがありませんでしたので、それほど感じなかったのですが、この頃になって、1日に複数のアポがあって、○○時からは××があり、次は、△△時から□□さんが来るというようなっていますと、それだけで疲れてしまう気がします。半年間休ませてもらい、時間的に決まったスケジュールがない生活でしたので、余計にかも知れません。何というか、リズムというか、テンポというか、そういうものが、自分の状態には合わないような、時間やアポがあるというだけで何かに追われてしまっているような気がします。以前のように、1日にいくつもあるアポを次々とこなしていたのが、我ながら不思議に思えます。

 どういう状態が普通なのかよく分からなくなりますが、今のように、何かに追われているような感じを持ちつつ働いていたり、切迫感を感じながら働いているというのは、決して健康な状況ではないなぁ、という気がします。普通に勤務する上では、時間的スケジュールにしたがって動かなければならないことや、アポがいくつかあって、人に会いながら仕事を進めるというのは、当たり前なのですが、そのうちになれていくのでしょうか?変になれてしまわない方が、人間的というか、自然なのかも知れないな、などとつまらないことを考えてしまった1日でした。

 明日は、午前中、入学式です(もちろんというといけませんが、失礼する予定です)。午後からは、大学院の新入生オリエンテーションで、ハラスメント対策についての説明をしなければなりません。そうそう、午前中には、元助教、現研究員のIさんが来る予定です。彼女の仕事の引き継ぎということです。私は、明日の朝、まだ疲れているような感じでしたら、日曜日の予定をキャンセルさせてもらおうかと思っています。

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2008年4月 1日 (火)

静かなる年度初め

080331_125202 新年度が始まりました。エイプリル・フールですが、しばらく以前ほどは、騒がなくなりました。気持ちに余裕がないためではないか、という気がしますが、どうでしょう?今日は、I秘書さんにお願いした以外には、アポイントもなく、新年度は静かなうちに始まりました。新しく着任した先生方のうち、何人かは挨拶に来ていただきました。

 さて、I秘書さんに来ていただいたのは、前期の授業に使うプリント資料を印刷してもらおうと思っていたためです。しかし、不出来な教授は、“春休みの宿題”をやり終えていませんでした(苦笑)。新年度の図書費で購入する本(約10万円分)を整理して、図書館に預けてもらったり、不要な雑誌、報告書の整理をしてもらったりと言うことで、午前中で、今日はオシマイ、としていただきました。

 昨日、思ったほど仕事が進まなかったのと、帰宅が遅かったので、持ち帰り仕事ができなかったためです。仕事の能率は、確実に低下しているように思います。これからは、仕事の見通しを立てるときに、以前ほど短時間で済むと考えてはいけなくなってきたようです。

 午後からは、ほとんどどなたも尋ねてきませんでしたので、1人静かに、授業資料の加除修正をしていました。若干、残りましたが、それは明日の自宅研修で処理して、臨床心理学のプリント資料の原稿完成(≒授業準備ほぼ終了)となる予定です。できれば、もう1科目、保健行動論の3コマ分も作り終えたいと思っています。

 ところで、いつもなら、たびたびI助教が尋ねてくるのですが、昨日付で退職しました。何となく寂しい感じがしてしまいます。しかし、まぁ、研究員になっていますし、科学研究費補助金をもらっていますので、研究のdutyがありますから、時々は出現して、研究を進めなくてはなりません。これも、彼女の指導教員&上司であった、精神看護学のKm教授が異動されたため、“家なき子”になったので、その救済策です。同じく、Km先生の指導院生で、今年修了した2人も、小生が「引き取る」ことにしました。お陰で、mamekichi研究室の研究員は、大繁盛です。これから申請する方も含め、11名の大所帯です。まぁ、研究員の方は、手取り足取りの指導はいらないはずですので、「研究や、勉強は、各自、それぞれやってください」と宣言してあります。ジョーダン半分に、「1970年代の中国と同じです」と宣言しています。その心は、“自主独立、自力更生”というスローガン、ということです。

 今日の写真は、大学前の横断歩道橋から、付属病院の新外来診療棟方面を撮影したものです(本当は、昨日の撮影です。右側の1/3は、看護学部棟です)。左側(北側)の空き地は、旧い外来等や、病棟が建っていた跡地です。休んでいましたので、跡地がどのように利用されるかは分かりません。本当は、緑地か、公園にでもなるとよいのですが、地下鉄の駅、ごく近くですし、繁華街の脇という立地条件ですから、ホームレスの人たちが集まってくるのではないかという話が出たこともありました。

 昨日、帰宅が遅かったので、さすがにややお疲れです。明日は、予定通り、自宅研修とさせてもらうことにします。

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