地図を眺める
九州地方と、山口県は、梅雨明けしたということです。わが家のあたりは、今日も相変わらず暑く、室内でも30度ほどありました。午後からは、大気が不安定なせいか、養老や、藤原岳の方で雷が鳴っているのが聞こえてきました。雨が降ってくれた方が涼しくなったと思うのですが、そうは行きませんでした。
この蒸し暑さのためか、調子は今ひとつというところです。日中は、テレビやパソコンは消して、ラジオを聞きながら、自室で机の前に座ったり、床に寝転がったりしつつ、本を開いてみたり、何もせずにボンヤリとしていたり、という生活でした。なるべく、静かに、ゆっくりとしたペースで過ごそうということです。
こういうときに、この頃は良く、地図を眺めています。もともと地理や歴史は好きな教科でしたし、地図を眺めるのも好きでした。デジタルの地図も良いのですが、眺めて楽しむには、やはり、印刷された地図帳の方が適していると思います。世界&日本地図帳としては、普段は、昭文社のグローバル・マップルという地図を使っています。ニュースで取り上げられた場所を確認したり、テレビの紀行番組などを見ながら、場所をチェックしたりという使い方の他、まさにひまつぶしのために、あちこちパラパラめくって眺めることもよくあります。ただ、この頃は、老眼鏡をかけても、細かいものが見えにくいため、さらに、虫眼鏡も使うという、いささか情けない状態です。
こういう普通の地図の他に、最近、新潮社から刊行されている“日本鉄道旅行地図帳”という、月刊のムックを講読しています。5月から刊行されています。今のところ、北海道、東北の2冊だけですが、このシリーズは、現存しているJRや私鉄の路線だけではなく、廃線や未成線も取り上げてあり、興味深く見ることができます。とくに北海道では、廃線となった路線がかなりあることが分かります。これでは、地域の振興どころではなく、ますます活気を失わせ、過疎化を促進してしまうだろうということが見て取れます。
この鉄道旅行地図のシリーズで初めて知ったのですが、馬力鉄道(馬車鉄道)や、人力による“人車軌道”がかなりの数、運行されていたということです。いずれも、19世紀末から20世紀の初め頃(明治後半から大正くらい)のものが多く、北海道だけでなく、東北でも散見されました。人車軌道は、短距離の場合がほとんどですが、こうした簡易軌道あるいは、軽便鉄道が、当時果たした役割は大きなものがあったのだろうと偲ばれます。人車軌道については、こちらにもサイトがあります。
現在発売中の“サライ”7月17日号にも、特集として、“古地図でたどる鉄道旅”という記事が掲載されていて、これもなかなか思い白い内容です。古地図を眺めるのも楽しいのはもちろんですが、私自身は、吉田初三郎という鳥瞰図絵師の手による絵図に、とくに興味を引かれます。サライには、養老、名古屋、京都の鳥瞰図が載っています。ずいぶん以前、地元三重県を、初三郎が描いた鳥瞰図が古本屋に出ていたのですが、手に入れ損なってしまいました。その後も、探しているのですが、かなり人気があるようで、なかなか巡り会えません。
ところで、へるす出版の原稿についての作業は、無事終了しました。あとは、明日までの大学の特別研究奨励費の成果報告書を仕上げねばなりません。まあ、気楽に、明日取り組んで、速攻で送ってしまおうと思っています。
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