学問・資格

2008年7月17日 (木)

師匠不在でも

 今夜から明日にかけては、久しぶりに雨が降るようです。夕方の天気予報では、19日(土)には、梅雨明け宣言がでる見込みだ、といっていました。ただ、台風もやってくるようですので、油断はできません。

 さて、定例の受診でした。主治医は、病棟で緊急対応しているということで、1時間ほど待ち時間がありましたが、苦痛ではありません。人間観察をしていると、退屈にはなりません。それに、どういう訳か、私は結構、他の患者さん達から話しかけられるという特技(?)をもっています。親和性が高いのでしょう。

 主治医には、勝手に減薬したことを正直に申告し、その量で調子がよいのなら、処方を変えて、2週間、様子を見ましょうということにしてもらえました。パキシルが、40㎜から30㎜に減量です。今日は、昨日も書きましたように、息子が、ランチを狙って、受診についてきて、しかも、診察にも同席しました。どう思ったかは聞いていませんが、多少の社会勉強にはなったのではないかと思います。

 受診を終えてから、息子が部活のことで用事がありましたので、高校へ寄って、ランチを食べて13時過ぎに帰宅しました。さすがにあちこちと移動して用事をしてくると疲れます。午後からは、1時間ほど昼寝です。

 ところで、外出中にケータイメールが入って、D3のKtさんから、修論を加筆修正して投稿していた論文が、受理されたという連絡がありました。日本看護科学学会誌に掲載される予定です。師匠(と威張れるほどのことはしておらず、不肖の弟子ならぬ、不肖の師匠ですが……)は不在でも、院生の皆さんは、それぞれに努力して、必要なことを進めてくれているようで、ありがたいことです。

 お陰様で、これで論文は68編、著書・訳書は17冊、学会報告は156、報告書等は92編、合計333ということになりました。もちろん、私1人の力ではなく、恩師、同僚、院生・研究員の皆さん方のお陰です。停年(65歳)までに、論文100編に達しないかなというのが、ささやかな希望なのですが、どうでしょう?ここ10年近くは、雑用超多忙と、体調不良とで、個人的には、“失われた10年”という気持ちもあったり、復帰は難しいかなと思ったりもしていたのですが、教え子や共同研究者の方たちを放っておいて、勝手なこともできないなと思い直しています。

 昨日の記事のように、せっかく休職期間の延長を認めていただきましたので、十分に療養し、体力を回復して、復帰に向けて少しずつでも進もうという気持ちを新たにできた感じがします。慌てず、焦らず、心静かにを自らに言い聞かせて、スローペースでやることにします。

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2008年7月 7日 (月)

アタマは使っていないと

 いよいよサミットが始まりました。福田総理は、テレビニュースで見る限り、ずいぶんご機嫌のようで、ご同慶の至り(?)です。親子2代にわたる念願(サミットの議長を務めること)を果たしたからでしょうか?足取りも軽く、小走りしている場面もあったようですが、大丈夫でしょうか。もっとも、基本的には、事前の交渉で、結論はほぼ決まってはいるのでしょうが……。

 さて、相も変わらず蒸し暑い日でした。午前中に、へるす出版の原稿を送るのと、大学宛に本を送るために、郵便局やコンビニを廻ってきました。ついでに本屋と文房具屋も覗いてきたのですが、屋外にいると、本当に暑いですね。外出には、ずいぶん久しぶりにCopenに乗って出かけたのですが、やはり自分のクルマは、いいものです。早くも、今月、車検を迎えるのですが、購入当初と変わらずに、快調な走りです。

 ということで、へるす出版の原稿は、無事、送付しました。指定枚数には収まっていますし、CD-Rにも何とか焼くことができました。7月10日が締切ですから、これで楽勝!と行きたいところです。

 ところで、今日は、昨年度、大学からもらった特別研究奨励費の成果報告書の締切でした。朝9時前から手を付けたのですが、どうも調子が出ず、何となく眠かったものですから、若干、朝寝をしてスッキリしてから、ということにしました(職務に精励されている皆様方には、大変申し訳ありません。体調が今ひとつということで、ご容赦ください)。小1時間寝てから、先に、上に書いたように、原稿などの発送を済ませてきましたので、結局、午後から手がけたことになります。

 省エネルギーのため、日中は、よほどのことがなければ、エアコンは使っていません。さすがにこのところ、それではキツイ状況で、とくに、回転の悪くなったアタマでは、ブレイン・ワークができるようになるのに、結構な時間がかかります。結果的には、例によって、4時から男という状態でした。それでも、夕食前までに一通り仕上げました。私の場合、“一通り”というのは、推敲をしていない状態で、とにかく、指定の分量を満たして余りある量の原稿を書き上げた、という意味です。内容は、もちろん、書き始める前に考えて、ポイントは落とさないように、また、順序も話しが通るようにはしてあるつもりです。

 そして、夕食後、エイヤッと推敲をして、ちょっとインチキですが、1ページの行数をわずかに増やして、指定枚数に収めた原稿を仕上げ、先ほどメールで送って、できあがりとしました。

 しかし、今日の報告書を書くに当たっては、自分が実施した実践や、研究をまとめた訳ですが、やはり、コンスタントにアタマを使っていないと、ずいぶんさび付いてしまっているということを再確認しました。Wordの使い方も、細かいところでは、「どうするんだったっけ?」というところもありました。調子の悪いときは、そんな余裕はもちろんありませんが、体調が回復してきたら、少しずつアタマを使うこともした方がよいな、と再認識しました。 

 しばらく前から流行している“脳トレ”がよいのかどうかは、分かりませんが、それなりにアカデミックな内容も、飽和しない程度に少しずつ取り入れた方がよいのでしょう。いずれにしても、これで、当面、仕事に関わるようなduty、締切はなくなりました。体力の回復と、体調の改善に向けて、淡々と療養に専念することにします。

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2008年6月11日 (水)

インターネット依存とメンタルヘルス

 雨は降りませんでしたが、梅雨空に戻りました。しかし、余りうっとうしいという感じはせず、南北の窓を開けていますと、比較的心地よい風が通っていきます。揖斐・長良川からすぐであり、古くからの町の中にあるとともに、諸戸氏邸など緑の多い庭園に面していることのメリットでしょう。ありがたいことです。

 さて、今日は、大学の事務室の方が、郵便物や、会議資料などを転送してくださいましたので、その整理をしていました。儀礼的な手紙や、出版社のPRなどもありますが、中には、学会費の請求、学会誌の送付など大切なものもあります。おおむね整理し終えてから、学会誌数冊の目次をパラパラ見ていました。まだ、内容を仔細に読むほどの元気はありません。アタマが飽和していて、専門的な内容を拒否しているようです。

 そうした中で、ちょっと関心を引いた論文がありました。“心理臨床学研究”誌の26巻1号に掲載されている、“インターネット依存傾向と日常的精神健康に関する実証的研究(鄭艶花・著)”です。タイトル通り、インターネット依存傾向と日常的な精神健康との関連や、インターネット依存傾向のタイプ分けを、調査データに基づいて検討したものです。360名ほどの文系の大学生を対象にしています。対象者の大半は、女子学生のようですから、結果を一般化するにはさらに検討が必要でしょう。

 結果の概要を見ますと、まず、日常的な精神健康は、生活充実感、神経質傾向、体調不良、ストレス性、怒り性の5つの因子からなっていました。これらの因子とインターネット依存傾向との間には、因果関係が認められ、とくに依存傾向と、神経質傾向及びストレス性とは、相互に影響し合うということです。

 また、インターネット依存傾向については、非肯定型依存傾向、コントロール型依存傾向、生活支障型依存傾向、不適応型依存傾向の4つのタイプに分類でき、あとの方のタイプほど依存傾向が強いという結果が得られています。コントロール型依存傾向タイプでは、インターネットの使用を適切にコントロールすることで、生活充実感も高まり、精神的健康状態も保てているのに対して、不適応型依存傾向タイプでは、実生活での充実感が低下し、精神的にも不健康状態であることが明らかにされています。さらに、この不適応依存傾向では、体調不良が多い傾向もあるようですが、それは必ずしも明確な関連性が確認できるまでの結果ではなかったということです。

 「当たり前の結果じゃないの?」とか、「たぶんそうだろうねぇ」、「やっぱりね」という反応が多いかも知れません。心理学の研究においては、こうした常識を、再確認するという結果が報告されることがあります。しかし、私たちが日常的に感じている問題点については、実証的に確かめることが必要なのです。“実証的に確かめる”というのは、この研究のように、実際に調査を行ったり、実験を行ったりして、データで確かめるということです。

 なぜこうした実証的な研究データが必要かと言いますと、議論が、具体性を欠く、単なる“べき論(客観的な根拠なしに、~すべきと主張する議論)”に陥ってしまったり、“昔はよかった”という、これまた単純な“懐古論”になってしまったりすることを防ぐことができるからです。“べき論”や、“懐古論”は、安倍内閣の時の“教育再生会議”の議論のように、どうしようもない議論を経て、これまた中身のない結論を導くことになるからです。

 蛇足になりますが、行政では、こういった実証的な調査研究を行うことを余り好まない傾向にあるようです。それは、実証的な調査を行った結果、問題点が明らかになってしまうと、それに対する対応を施策として企画立案しなければならなくなる、と考える傾向があるためのようです。つまり、単純化して言えば、事実として明らかでなければ、その現象は存在しないという思考様式なのでしょう。

 長くなりましたが、インターネットにのめり込んでしまっている人では、実生活での充実感も低く、精神的にも不健康であり、それらは悪循環すると見ることができるということです。秋葉原事件の犯人も、こうした悪循環のスパイラルに落ち込んでしまい、彼の世界は、その中だけで閉鎖システムを形成してしまっていたという側面がかなり強いのではないかと思います。現実の生活や、対人関係、他者の存在が、そういう閉鎖システムの中で、ある種の記号となってしまうのでしょう。それが、この事件のバックグラウンドにあると考えられます。記号化してしまったものには、もはや生命は感じられないでしょうし、当然、個別性も喪失してしまっているのでしょう。だからこそ、“誰でもよかった”となるように思えてなりません。

 実証の重要性を主張しながら、最後の部分は、かなり話しを広げすぎていますから、実証的ではありません。しかし、まぁ、それを自覚していますので、決して私の妄想でもないと思います(言い訳ですが……)。

 

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2008年5月30日 (金)

脳トレならぬ、脳リハビリ

P5300001  梅雨に入ったかのような天候です。今日は、晴れ間もあるという予報ですが、確かに晴れ間は見えるものの、曇りがちで、太陽は見えません。ただし、気分的には、昨日よりもよい感じです。

 さて、昨日書きましたように、視覚障害の方用の試験の代替問題を作成することになりました。これに関連して、この頃、アカデミックなことには一切手を付けていませんでした。専門に関わるような本も、論文も読んでいません(自宅に届いた学会誌の目次くらいは目を通していましたが……)。書き物もしていませんでした。

P5300004  そういうこともあって、今週に入ったくらいから、“そろそろ頭を使うようにした方が良P5300005 いかな”と考えていました。何を考えていたのか、今になると自分でも笑えるのですが、ニンテンドーDSのソフトを検索して、やっぱり“川島教授監修の脳トレ”かなぁ、それとも“ナントカ検定”の勉強でもした方が良いのかなぁと、かなりマジに調べていました。DSライト自体も、自分用を買った方が良いよな、とも思ったりしていました。しかし、ネットでソフトを調べたり、ソフトのレビューを見たりしているうちに、どうもイマイチで、ピンと来ないなという判断に傾いていました(まったく主観的なものです)。

 そうこうしているうちに、この“代替問題作成”の期限が迫ってきたのです。脳トレをしている暇もなくなりましたが、昨日は今ひとつ気分が乗りませんでしたので、今日に延ばしていました。午前中、気分もよいので、やるか!ということで、注意点を確認した上で、自分の書いたテキストを読み返しつつ、合計2題の原案を、小一時間で仕上げることができました。もう少し、苦労して、時間もかかるかと予想していたのですが、まさに、“案ずるより産むが易し”でした。

P5300008  上述のように、しばらくアカデミックなものから遠ざかっていたものですから、午前中は、脳のリハビリテーションでもするか、という気分だったのですが、ソッコー本番のようになってしまいました。昼食後、一休みしてから、再確認し、タイプミスを直して、先ほどメールで送っておきました。主任講師の先生のチェックが入ると思いますが、自分としては、一応、“これにて一件落着”です。

 落ち着いて考えてみれば、自分が書き、何度も推敲し、放送用の録音まで済ませた内容ですから、あれこれ迷っているよりも、手を付けた方が早いということでした。調子が余りよくないと、そういうこと自体、どこかに飛んでいってしまっています。認知的な枠組みは、まだまだ固いようです。

 ところで、今日の写真は、ベランダの盆栽たちです。1枚目のものは、近くで採取してきた苔を貼り付けたものです。苔の種類は、まだ同定していません。2枚目は、研究室から連れ帰ってきたポトスです。ナントカ生き延びています。3枚目は、楓ですが、枯れてしまい、ダメになったかと思っていたのですが、葉が出てきてくれて、一安心しています。4枚目は、一時は、瀕死状態に陥っていたニジノタマです。よく見ると、手前側に別物が生えてきているのに気づきました。

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2008年5月29日 (木)

試験問題のバリア・フリー化……たまにはアカデミックに

 今朝方は、かなり強い雨が降っていましたが、この時間には、かなり小降りになって来ています。

 さて、身辺雑記ばかりではなく、たまにはアカデミックなことも取り上げてみます。放送大学の本年度からのラジオ講座の1つである、“心理学研究法”に関わらせていただいていることは何度か、ブログにも書いてきました。テキストも出版されましたし、試験用の問題も提出と、そのチェックを5月の連休で終えて、これであとは、もう何もないと思っていました。

 ところが、先日、「視覚障害者の方が受験されることになり、音声問題を作成する必要が生じました」という連絡が、主任講師の先生を経て届きました。全くお恥ずかしい、かつ、失礼な話で、自らの考えの至らなさを痛感した次第ですが、正直に告白しますと、“想定外”のことでした。考えてみれば、ラジオの講座ですから、そういうことも十分あり得る訳です。テキストの原稿作成から、放送の録音の段階では、主任講師のKh先生から、「くれぐれも分かりやすく」と念を押されたこともあり、それなりに配慮したつもりでした。とくに、放送では、テキストなしでも分かるようにと、テクニカル・タームの使用や、その他の用語、ことばの使い方にも誤解が生じないように努力した積もりです。

 しかし、試験問題を作成するときは、本務先などで通常、留意しているように、その内容や、回答に誤りがないこと、テキストの範囲内から出題すること、等に重点を置いていました。その結果、音声化して試験を実施しようと思うと、確かに、不都合が生じうるものになっていました。

 ことが試験問題やその実施に関わりますので、余り具体的、詳細に書くわけにはいきませんが、これから、同一の難易度になるように、また、音声化しても、余分な説明などが必要でないようにという点を配慮して、別問題を作成します。

 生涯教育、バリア・フリー、超高齢社会など、いろいろなことを考えますと、高等教育を受けようとする方の年齢や、心身の状態などもこれまで以上にバラエティに富んでくることでしょう。これからの大学や、大学教員にとって、教材や教育方法のバリア・フリー化を進めるということも、大切な使命の1つになるのではないかと、考えさせられました。

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2008年4月25日 (金)

査読?添削?

 天気がよくなったためか、気分も、昨日までに比べ、多少よくなっています。そこで、休職申請用に依頼しておいた診断書を取りに、いつものかかりつけの病院まで、自分一人で行ってきました。片道、約9㎞です。火曜日に受診したときには、クルマに乗っていても、注意散漫、集中力低下が自覚できましたが、今日は、一時的にかも知れませんが、かなり改善されていました。

 外来受付で診断書を受け取って、そのまま、コンビニだけに立ち寄って帰ってきました。この病院は、前にも書きましたが、主治医をはじめ、外来の看護師さん、受付の方、薬剤師さん皆さんが、親切で、気持ちよく対応してくださいます。また、外来の待合室を通って行かれる病棟の看護師さんや、精神保健福祉士の方なども、声に出して挨拶をしてくださったり、軽く会釈をして通り過ぎて行かれたりと、いわゆる接遇は、きちんとしています。

 気分はよかったのですが、さすがに1人でクルマを運転して往復すると、まだまだ疲れが出やすいようです。もうしばらく、運転は控えておいた方がよいのでしょう。

 午後からは、とある学会誌の投稿論文の2回目の査読をしていました。「そんなコトしている場合かよぉ?」とか、「仕事なんかしてて大丈夫か?」というツッコミは覚悟していますが、リハビリ期間中に届いたもので、23日が締切でしたから、サッサと片付けた方がメンタル・ヘルスには良いと思ってのことです。しかし、相当の加筆修正をしてもらってあったのですが、結論からいうと、再査読以前に、「書き直し」ということにしました。判定は、「保留」です。その理由は、当方が指摘した処しか修正がしてなかったこと(関連して修正が必要なところには手が着いていなかったり、同一の用語を修正すべき点が見逃されていたりしていました)や、却って論旨が不明確になって、内容が読み取りにくくなってしまったところが多々あること、当方の指摘した事項の意味や内容を理解しないで、しかも、字面だけにとらわれて直したため、本当の意味で修正になっていないところがやはり、かなりあること、などなどです。意地悪く理解すれば、「いわれたところを直せばいいだろう」と思っているか、統計的検定や、日本語の読み書きについての知識や、スキルが不足していると考えられるものでした。

 ということでたいへん厳しい判断になってしまったのです。きわめてテキトーに評価して、パスさせてもよいのですが、小生が査読をした論文なのに……と思われるのもいやですし、その学会誌全体の評価にも関わってきますので、厳しく判断させてもらいました。ちょっとだけ本音を言いますと、「査読は、添削ではありません」というレベルの内容です。リサーチ・クエスチョンそのものは、適切ですし、得られた結果自体は、意味のあるものなのですが、結果からいえるレベルを超えた考察がしてありますので、厳しく判定したのです。

 もうちょっと向上した内容になっているかと思っていたのですが、期待はずれでした。まぁ、心理学者に査読をさせると、論点の整理や、論理的な記述、日本語表現、統計学の適用と解釈などについて、割に細かくチェックし、対案やコメントをたくさん書きますので、査読をされた方は、叶わないなぁとか、面倒だなぁと思うのかも知れません。

 しかし、いずれにしても、明日の朝投函して、取りあえずはキリがつく、ということになります。そして、週末は、大人しく、心静かに過ごしたいものです。

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2008年4月11日 (金)

博士後期課程の授業

 やっとの思いで、今週も金曜日に辿り着きました。普通であれば、水曜日に自宅研修を入れるつもりですが、今週は、学部のオリエンテーションがありましたので、月曜から今日まで、5日間連続で働いてしまいました。などというと、とても不謹慎な表現かも知れませんが、現状では、精一杯の労働です。

 さて、今日は、午前も午後も、博士後期課程の授業でした。この頃は、博士前期課程≒修士課程まで進む人は多いだろうと思います。大学院の授業は、通常であれば、学部までのゼミ、それも人数が比較的少なめのゼミのような授業が、普通です。博士後期課程≒博士課程ともなりますと、かなり趣が異なってきます.というのも、通常、一対一か、一対二くらいになるのです。少人数教育も、ここに極まり、という授業です。まぁ、授業というよりも、個別指導です(その昔、個人教授等という映画がありましたが、関連があるのかどうか、ちょっと怪しいところです)。

 今日、午前中は、博士後期課程の支持科目である、“心理学研究特講”という授業でした。受講者は、新D1のお二人です。ところが、今日は、そのうち1人が都合が悪く、来週は、もう1人が都合が悪いということでしたので、きちんとした授業として成立するのは、4月25日以降です。したがって、今日と、来週とは、個別オリエンテーションになってしまいました。シラバスは、一応用意したのですが、受講者が、このように限られますので、実際のところは、“どうしましょうか?”と、相談して、内容や進め方を、その年度ごとに決めています。

 今年度は、性・生殖看護学分野の院生、2名ですので、母子関係やアタッチメントをテーマにした、最近の専門書をテクストにして、レポート&プレゼンで進めることにしました。そうは言っても、受講者が2名ですので、普通に行けば、2週間に1回というか、1週間おきにレポーターが廻ってくるという、院生の立場にすれば、恐ろしい授業になります。現在は、今日、都合の悪かった院生の方も含め、「これでよろしいか?」とメールで確認中です。

 午後は、うちの研究室の後期課程2年の院生である、Sbさんの研究指導でした。うちの研究室では、唯一の後期課程の院生ですので、毎週レポートという、結構辛い状況です。が、しかし、これもご本人が望んできたことですのでやむを得ません。論文の添削や、データの分析、文献の報告などが週替わりで続いていきます。毎週一対一ですから、この1年間で相当実力も付いたことと思います。今日は、最後に、“来週に乞うご期待です”と、Sbさんは帰っていきましたので、「来週、期待しています」といったら、「えぇ、まぁ」という曖昧な返事をしつつ帰って行きました。どうなりますか?論文原稿が、すべて揃った状態で出てくるとか、そういうことであれば、喜ばしいのですが……。

 Sbさんも、あっという間にD2になってしまいました。今年の秋には、予備論文の口述試験があります。この試験にパスしないと、博士論文を書けないことになります。

 私の方も、研究費の申請書書きや、そのチェック、また、院生室パソコンの登録変更のチェックなどをしてきました。パソコン管理まで、指導教授が、自らすべきことになってしまっていますので、結構大変です。来週は、いよいよ学部の授業も始まります。

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2008年3月21日 (金)

投稿前に修正指示

 今日は、20度近くになったのでしょう。とても暖かでした。久しぶりに、D1のSbさんの研究指導日でした。Sbさんも、とある大学の講師ですので、年度末で忙しいようです。来年度の実習要項づくりや、オープン・キャンパスで使う説明パネルなど、大学でよくいう“雑用”でこき使われているようです。

 久しぶりでしたので、進捗状況を聞いて、来年度D2の学事日程を説明し、そのあとで先日来預かっている原稿の添削についての話をしました。進捗状況と、学事日程は、私のところの博士後期課程では、2年次(D2)に、予備審査があり、それをパスしないと博士論文を書くことができないという仕組みになっていますので、その点を確認し、準備するようにと申し渡すという、重要な課題があったのです。後期早々に、予備審査論文を提出し、11月後半から12月にかけて、口述試験があります。

 進捗状況に関連して、博士論文のテーマで、彼女の本務先の大学から特別研究費、\560,000(2年間で)がもらえることになったようです。半年ほど、十分に指導をしていませんでしたので、これからネジを巻かねばなりません。作家の森博嗣さんの定義によれば、修士や、博士とは、次のようなものだといいます。そして、問題(リサーチクエスチョン)を発見し、自分で模索し、解決するというプロセスを、独断と偏見に陥らないでやれるようにするというのが、指導教員の役割です。

仕事を与えられたとき,手法を自分で模索し,方向を見定めながら問題を解決できるのが,修士.
そもそも,そのような問題を与えることができるのが,博士.

 これに関連して、先日来、1編、投稿用の原稿を預かっていますが、なかなか私の方が読み進められずにいて、あれこれ考えたのですが、結局、今日、「書き直し」を命じました。彼女曰く、「投稿して審査を受ける前に、教授のチェックで、修正になってしまった」のです。気合いや、力<りき>が入っているのはよく分かるのですが、ちょっとそれらが入りすぎで、メリハリがなく、何をメインストーリーにしているのかわかりにくいものになっていましたので、やむを得ません。どうやら、ご本人も、「教授のチェックで、reject(却下)だな」と覚悟して、やってきたようです。まぁ、ご期待に添えたというのは、ご同慶の至り(?)です。

 Sbさんも久しぶりに来ましたが、そこへI助教や、准教授のKtさんも顔を出してくれましたので、一挙にもろもろの話が盛り上がり、Sbさんもすごい勢いで、喋りまくっていきました。ストレス解消もできたのではないかと思います(苦笑)。

 ということで、13時から16時半まで、Sbさんその他で、研究室は大変賑やかでした。特別研究奨励費の報告書も、原稿を仕上げ、事務室の会計担当の方にお願いをしてきました。Sbさんの原稿と、報告書の原稿と、2つが、一応見通しが立ちましたので、気分的にもかなり楽になった感じで、週末を迎えられます。

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2008年3月18日 (火)

新訂心理学研究法-放送大学印刷教材

 夕方からは雲が広がってきました。明日は、天気が崩れるのでしょうか?

 午後から会議が2つ予定されていましたので、どうしようかとやや迷ったのですが、13時からの自己点検・評価委員会には出席し、17時からの学部運営委員会は失礼させてもらいました。ということで、昨日とほぼ同じく、8時過ぎに家を出ました。帰りは、若干早く15時過ぎに帰宅の途につきました。

 朝から、特別研究奨励費の報告書の原稿を仕上げようと、清書印刷、ページ数の印刷と作業をしていたのですが、これが、我ながら情けないほど、失敗が多く、また能率が悪かったのです。大学で自分が使用しているパソコンに接続したレーザープリンタが、半年ほど使わなかったせいか、印字がイマイチ不鮮明でしたので、院生用PC+レーザープリンタで、すべてやり直しました。ところが、用紙の入れ方が、やや斜めになっていたようで、出てきたプリントアウトは、本文が傾いてしまっていたのです。

 いい加減、イヤになりそうでしたが、「ここは、一つムキにならないように」と自分自身によく言い聞かせて、再度、清書印刷を行い、ここまでは無事に済みました。が、かなりの時間を消費してしまい、途中に、昼食と、会議(1時間半近く)を挟んで、ようやく3時前に終了できました。

 ページ印刷まで済ませようかとも思ったのですが、ややお疲れ気味でしたので、明日の仕事として残して帰ってきました。帰宅後、報告書の分担執筆をお願いしたI秘書さんから、「修正させてください」というメールがありました。ケガの功名というべきか、非効率・失敗のお陰で修正が間に合うこととなりました。

 さて、一昨年から手がけてきました、放送大学の2008年度からの開講科目“心理学研究法”(ラジオで、5年間放送の予定だそうです)のテキストができあがってきました。“新訂 心理学研究法”というタイトルで、出版社は放送大学教育振興会というところです。定価は、\2,300+消費税で、市販もされます。

 小生は、事例介入研究法と、心理検査法の2章を分担して、執筆させていただきました。分かりやすい説明をするとか、文章を書くということには、少々は自信があったのですが、主任講師のKh先生(実践応用認知心理学専攻)から、厳しいコメントや修正意見をいただく結果となりました。Kh先生は、分かりやすいマニュアルや、説明書の作成についての本も数冊出していらっしゃるだけあって、コメントは実に的確で、改めて勉強させていただくことができました。

 本は売れて欲しいと思いますので、ご興味がありましたら、是非お願いいたします。放送大学の印刷教材は、価格は若干高めかも知れませんが、重要な点が分かりやすく、読みやすく作られています。放送の方は、ラジオ放送ということで、関東地区のFM放送と、スカイパーフェクトTVのラジオチャンネルでも聴取できるようです。照れくさいので、ラジオ聴取については、あえてお勧めするのは、控えさせていただきます。そういえば、テキストには、私のような分担執筆者も、顔写真入りで紹介されています。困ったことです。だんだんと悪いことができなくなっていきます(苦笑)。

 今週は、木曜日が春分の日ですので、明日も出勤です。午前中に修士OGで、研究員のMnさんが来訪の予定です。明日こそ、報告書の印刷・製本を生協に依頼しようと思っています。

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2008年2月 4日 (月)

予定オーバー

 立春です。もちろん、暦の上ではということですから、実感とは異なります。

 さて、今日は、終日、居職でした。そうなのです、例の査読を終えてしまおうと決めましたので、それが終わるまでは、他のことはしなかったのです。今日は、いつもよりもさらに早く、早朝4時に目が覚めましたので、そのまま起床し、5時前くらいから、まずは原稿中に朱書きで、コメントを入れるという作業を始めたのです。もちろん、途中、朝食、着替え、洗面、トイレなどは済ませます。

 そして、何といっても、NHKの連ドラである“ちりとてちん”は、内緒で見ているBSで、7時半と7時45分と2回も見るのです。細部まできちんと見ようと思うと、1回だけの視聴では、不十分だということに最近気づきました。しっかり見ているつもりでも、どうしても、15分間フルに注意を向けて、すべてを見尽くすことは不可能に近いことを悟ったのです。

 その後、途中にかかってきた電話に1度出たのみで、散歩にも出掛けずに、脇目もふらずにコメントを書き続けて、結局、原稿中にコメントを書き入れるという作業が終わったのは、昼過ぎでした。「いったいどれだけの分量、コメントを書いたのだ?」と詰問されそうですが、図表込み、表紙込みで14ページある原稿中、コメントを入れなかったのは、表が書かれていた1ページのみで、他は、相当の分量、朱筆が入ったという結果になりました。

 さすがに昼食後は、疲れてしまい、しばし呆然と、ミステリードラマを眺めていたくらいです。「それなら、そんなにコメントを書かなければいいのに」といわれそうですが、いやぁ、ホントにそうです。我ながらやり過ぎか、と思うのですが、“自分が査読した論文で、あとから評価が甘いとか、ポイントを見落としている”などといわれるのが、イヤなのです。それでついつい力が入ってしまう、という傾向があります。これは、自分の性格のなせる技で、仕方ないと自分では思うのですが、投稿者には、相当のプレッシャーをかけてしまうことは、自覚しているのです。自覚しているのに、治らないというのは、困った問題です。しかし、そういう傾向があることは、編集委員長は承知の上で、依頼してくるのだと勝手に理解して、改めようという努力は、したことがありません。全く困った査読委員です(苦笑)。

 3時頃になって、気を取り直して、今度は、“査読用紙”に一定の観点から評価を書き込み、さらに、“査読意見”を、フルに5ページ書いてしまいました。査読意見は、原稿中に朱書きしたコメントと重なる部分がありますが、著者に対して、とくに検討してもらいたいことを記述してあります。

 というような始末で、半日くらいで査読は終えようという心づもりからは、見事に外れていました。

 査読用紙、査読意見、原稿(朱筆入り)は、編集委員会で確認された上で、著者(投稿者)に返却され、意見に沿って、修正がなされることになります。しかし、これだけ指摘事項があると、投稿者は、めげてしまうかも知れません。とは思うのですが、最初から、評価を甘くしてしまうと、結局は、投稿者のためにはなりませんし、その学会誌に掲載される論文のレヴェルが下がってしまいますので、小生としては、ここは、心を鬼にしてでも、本当に必要なコメントはしなくてはならないと考えています。つまり、わざと意地悪を書いている、ということでは、決してありません。

 つまり、心を鬼にして、“愛の鞭”をふるっていると、自分では思っているのですが、投稿者の方に通じているかどうかは、分かりません。ひょっとしたら、あちこちで、恨みを買っているという可能性が大です。この点は、院生や、研究員の皆さんに対する研究指導、論文添削も同様です。“mamekichi研究室の出身なのに、大したことがない”などといわれないよう、つまり、“製造物責任を問われないよう”、品質管理を厳しくしているのです(ニヤリ)。

 “ホントかいな?”という、陰の声が聞こえてきそうですが、開店休業状態の研究室業務には、来月から復帰するつもりですので、院生、研究員諸氏には、いっそうの奮励努力を期待したいと、はやる気持ちを抑えつつ、考えている今日この頃です(苦笑)。

 と書いて、読み直してみたら、虚血性心疾患の危険因子であるタイプA行動というか、うつ病に親和性の高い、メランコリータイプの行動パターンが、丸出しになった性格傾向が、明々白々なことが丸分かりでした。う~ん、ホントに反省しているのか?と、どなたか突っ込んでください。

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2008年2月 1日 (金)

査読……アカデミック・ボランティア

P2010009  2月に入りました。朝の冷え込みは、さほどではありませんでしたが、日中は、気温が上がらず、風も冷たい一日でした。今日も、全くレギュラーな、代わり映えのしない日でした。1つの例外は、今日も愚息の入試日であったということです。昨日同様、朝5時前から起きて、活動開始!でした。自分の頃は、滑り止めの私立高校1校と、公立高校1校を受験するだけでしたが、今は、公立と併願の場合、私立2~3校と、公立1校を受験することが普通のようです。16時頃、元気に帰ってきましたので、まぁ、一安心です。公立高校の入試は、3月13日だということです。

P2010016  さて、3日ほど前から取り組んでいた、某看護系学会誌の査読論文の査読をほぼ終えることができました。後は、査読結果報告と、コメントを書く作業が残っています。この学会の場合、投稿論文1編の査読をすると、謝礼として図書カード¥1,000分をもらえますが、ほとんどの学会の場合は、ボランティアです。数年前、別の学会から査読を依頼されたときの文書に、“Academic vounteer”として、お願いするという文書がついていました。また、“若い研究者の投稿論文も多く、アカデミック・キャリア形成上も、重要だから、期限内にきちんと返事をして欲しい”旨の依頼も書かれていました。このところ、ほとんどの学会誌の査読は、一定期間で返ってくるようになりましたが、小生の過去の経験では、1年以上棚晒しとか、2年近く放っておかれ、請求してようやく返事が来たということもあります。

 今回査読をした論文それ自体がどうだこうだということは、もちろん書くことができませんので、これまでの経験をまとめて、書いてみることにします。

P2010026  投稿されてくる論文のレベルは、その専門分野や、学会誌のレベルにもよりますが、さまざまです。これはつまり、投稿者も院生クラスの方から、中堅以上のすでに経験のある研究者まで、さまざまであることを示しているでしょう。ウチの院生達に、冗談半分、本気半分で“査読は、添削ではありません”といっていますが、そういうレベルの論文も散見されます。

 添削をしているように思える論文の特徴は、一言でいえば、アイデア、書きたいこと、報告したいことが、整理されていないということになります。整理されていないということは、考えが足りないということです。そうすると、書きながら考えたような文章になってしまったり、得られたデータに基づいて考察がなされておらず、“結果は結果として、考察は考察でそれとは別”となってしまっていることもあります。こういうことは、一通り読んでみて、内容がすっと頭に入ってくるか来ないかという点で、区別できます。

 さっと頭に入ってこない論文というのは、上述のように、内容が整理されておらず、論旨もスッキリしません。そうすると、書かれている文章が長くなっていたり、主語-述語とか、修飾語-被修飾語の関係などが分かりにくいものがほとんどです。その分野の基礎知識は、ある程度持っているのに、読んでもちっとも分からないという論文は、自分のアタマが悪いというよりも、書き手の書き方というか、アタマの中身の整理がされていない、と思った方がよいというのが、小生の経験則です。

 難しい内容を取り扱っていたとしても、あるいは、十分に基礎知識がない分野の論文であっても、書き手が十分に考え、内容を整理して書いてくれていれば、かなりの程度は理解可能です。

 ところで、査読をする場合、小生は、文章の出来に関わらず、最低3回は原稿を読み込みます。パッと見で、まぁまぁかなと思った論文でも、2回、3回と読み込んでいくと、論理の甘いところや、根拠が示されていないところ、結果からは言えないことが書いてあるところなどが、徐々に見えてきます。そして、アタマにスッキリ入ってこない論文の場合、自分で納得のいくように、図表を書き直してみたり、論文の構造や、研究パラダイムを図示してみます。

 こういう作業をして、論文の評価を行い、コメントや、原稿への修正案などを書き込みます。経験の少ない研究者が書いたと思われる論文では、私が査読したものは、真っ赤っかになり、キツ~イコメントが記入されて(キツイというのは、たいていの場合、本当のことが、遠慮なく指摘されているということです)、返送されます。別々の学会誌の編集委員から、「mamekichi先生の査読は、真っ赤っかになって返ってきますが、対案も示してもらってありますし、返事が早いので助かります」といわれています。こういうことをよく知っている編集委員長が、小生を選んで査読を依頼してくるということは、たぶん、ある種の期待を持ってのことでしょうから、これからも、その期待を裏切らないように努力することにします。

 写真は、今日の散歩写真です。六華苑の建物には、足場が組まれていましたので、修理や、化粧直しかが施されるのでしょう。いつものように、昼前に小1時間出掛け、散歩の距離は、2㎞ほどでした。

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2008年1月23日 (水)

久々に専門の論文を読む

 関東地方では、午前中、雪が降って、2~3㎝ほど積もったところがあったようです。午前中のニュース・ショーでは、キャスターの方たち、とくに女性キャスターの皆さんが、なぜかはしゃいでいるように見えました。名古屋あたりは、雪ではなく、雨でした。

 昨日に引き続き、今日も、Amazo.comから、本が届きました。今日も、今のところは、家内には、知られていないようです。とはいえ、いずれ、バレますから、それが早いか、遅いかだけの問題ですが……。

 dutyの仕事は、特にありませんでしたので、午前中は、久しぶりに専門的な、学術論文を読み、要点は、きちんとノートにまとめていました。自閉症の乳児期の発達的なメルクマールについてのものを、3本ほど読み終えました。2時間半ほど、集中して、読み書きができましたので、集中力、思考力なども、かなりの程度、回復してきたのだと実感できました。

 昼食後は、しばしリラックスしたあと、読みかけでずっと放っておいた“IQってホントは何なんだ?”(村上宣寛著、日経BP社)を読み終え、さらに、昨日からの続きで、“数学でつまずくのはなぜか”もほぼ半分くらいまで進みました。こちらも、2時間余りでしょうか?

 風呂から出てきてこれを書いていますが、やや疲れたかなという程度で済んでいます。体調そのものは、かなり安定してきていると思います。人に会うとか、会議に出るということは別として、専門的なものを読み書きするという仕事であれば、半日くらいはできるかなという感じです。ただ、体力的には、相当落ちてしまっているでしょうから、片道1時間をかけて、職場まで通勤するというところを、クリアしないと復職はできません。今週は、寒いとか、雨だとかで散歩をサボっていますので、余計にいけません。もちろん、主治医と相談しないといけませんが、来週に入ったら、“電車に乗って出掛ける”ことがどれくらいできるか、どの程度の負担になるかを確認してみたいと考えています。去年の10月半ば以来、電車には乗っていません。

 今回、不調に陥ったのは、昨年8月頃からで、ほぼ6ヶ月になります。体調も安定してきましたので、自分としても、そろそろ仕事を再開したいと思うようになってきました。しかし、まぁ、いずれにしても、明日の診察で、主治医とよく相談しなければなりません。急いては事をし損じる、ですし。

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2008年1月12日 (土)

連続講義最終回

 今日は、大学の特別支援教育プロジェクトによる「心理アセスメントと指導」と題した連続講義の最終回を開催しました。プロジェクト代表となっていますし、院生の修論締切前でしたので、午前中から、研究室に出掛けて来ました。もちろん、休養加療中ですので、内々にということですし、自分としては、ほぼ1日、働いたらどうなるかを試したい、と思ったのです。

 午前中に、M2のOkさんと修論提出についての話を行い、M1のNkさんとは、彼女の研究の枠組みと、文献リサーチについてディスカッションを済ませました。2人で、1時間ほどです。個別に、さほど込み入った話でない相談を、それぞれ30分程度というのは、さほど負担にはなりません。

 修論の話の前には、午後の講義の準備と、I助教が、いつもメール・ボックスから研究室に届けておいてくれる書類、郵便物のチェックを行い、不要書類、リサイクル用紙などを整理してきました。整理したとはいえ、学会誌や雑誌は、ワーキングテーブルに山積みにしたままです。

 そうそう、研究室のポトスは、前回、12月15日に自分でも水を換えてきたのですが、I助教も世話をしてくれているようで、元気で過ごしていました。これまででもっとも長持ちしているグリーンです。

 午後の講義は、人間文化研究科のTk先生による、ソーシャルスキルトレーニングの話と、医学研究科のHd先生によるラットの脳内ドーパミンの変動と、生育環境の関連についての2つのテーマについてでした。今日は、これまでの最高である、55名ほどの参加がありました。主催者としては、大変ありがたいことです。これで、今年度計画した行事(講演、研修など)は、すべて終了しましたので、取り纏めと来年度のプランニングに入らなければなりません。

 さて、今日の負担の程度や疲労度ですが、Copenで往復しましたが、移動というのは、やはりかなりエネルギーを消費するようです。長島(または、桑名東)~吹上東の間は、高速道路を利用して、片道40分ほどですが、結構、上下肢に倦怠感を覚えました。講義の準備や、司会などはさほど負担には思いませんでしたが、たくさんの人と会って、話をするのは、結構疲れます。今日のように多数集まっていただくのは大変ありがたいのですが、何人もの方と挨拶したり、「調子はよいのですか?」というような会話をするのは、それなりに気を遣いますので、後になって疲れが出てくる感じです。

 あとは、明日、明後日くらいまで、今日の疲労が残ったり、別の形で何か、影響が出てくるかどうかについても、よく見てみなければなりません。今のところは、“やっぱり、結構疲れたなぁ”というところですね。

 まあ、今のところ、修論チェックなど、急ぐ必要のあるdutyはありませんので、明日はゆっくり過ごし、疲れをとるよう心がけることにします。

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2008年1月 8日 (火)

データ入力

 三重県内の学校は、今日からというところが多かったようです。桑名市の小中学校は、2学期制ですので、今日のところは、全校集会はあったものの、いきなり給食もあり、フルに授業でした。

 さて、昨日から手がけていたデータ入力は、予定通り、午前中に終了できました。ただし、昨日書きましたように、“昔取った杵柄”と威張れるほどの能率は、発揮できませんでした。老化のせいか、はたまた体調のせいかは、定かではありません。結局162名の方のアンケートが回収できていました。こういう単純作業を行うときは、なるべく余分なことを考えずに、淡々と、入力マシンの役割に徹することが肝心です。まちがっても、「全項目、回答してよぉ」とか、「好き勝手な意見ばかりで困るなぁ」などということを考え始めてはいけません。

 午後からは、単純集計だけでもしようと思っていたのですが、どうも今ひとつ気分が乗らずに、ダラダラとしてしまいました。一つには、いつも使用する統計パッケージソフトのSPSSを自宅のPCには入れてないこと(Excelで集計するか、使い慣れないソフトでするかということになるのです)、もう一つは、軽作業とはいえ、合計4時間ほど集中して取り組んだこと、さらに、先日の風邪引き以来、身体的にもやや低調状態が続いていることなどが影響したように思います。つまり、少々お疲れで、億劫な状態に陥っていた、ということです。

 というようなことで、データ入力は済んだものの、そこから先へは進みませんでした。修論のチェックも、スピードが低下しています。いずれも、明日へ持ち越しですので、それぞれの関係の皆さんには、申し訳ありません。

 元来、こういうデータの入力や、あれこれ分析をしてみるという仕事は、私の好むところです。恩師からも、データは一通り分析すればそれで良しというものではないと叩き込まれた事とも関連しますし、視点や指標を変えてみると、違うものが見えてこないかとか、仮説通りのデータかなどを考えるのが、楽しいのです。

 話が少しそれますが、自分が学部や、博士前期課程の院生だった頃、恩師のお一人は、学生が卒論や、修論で提出したデータをご自分で分析し直し、グラフも描き直した上で、「こういう結論にはなりませんか?」と、それも口述試験の場で議論を始められるという厳しい方でした。この先生は、大学院の演習で、外書講読をしていた際にも、「こういうストーリーに書き直した方が、著者が言っているよりも、スマートな結論になると思います」とおっしゃるくらい徹底して、結果やデータをしっかりみてこられる先生でした。ある意味で、キョーフでしたが、そこまで徹底してやることが必要かという、指示的指導法の極致を見せられた思いがしたものでした。私は、もちろんというか、いうまでもなく、不肖の弟子ですので、そこまで徹底できていません(と威張ってはいけません)。

 今日は、年明けの本格稼働を受けてか、仕事関係のメールが、一気に10数通押し寄せてきました。体調を崩す以前であれば、次から次へと、ほとんどのものについては、その場で方針や対応を決めて、返事をしていましたが、今はそういう芸当は出来なくなっています。目だけは一通り通させてもらいましたので、明日にかけて、順番にお返事という予定です。添削や、査読に対するコメント・修正なども、締切等を勘案して、順次、返事をしていきます。

 今頃、こんな調子でやっていて、2月とかから復帰できるのか?という気もしないではありませんし、院生や研究員の皆さんの指導が大幅に遅れてしまっていますので、どのように回復しようか、気が揉め始めてきていますが、まぁ、あれこれ考えすぎずに、1つずつ順番に、淡々と進めることにします。今週は、木曜日に主治医の診察を受ける予定です。

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2008年1月 7日 (月)

作業療法?

 余り気温も上がらず、小雨も降って、寒い感じの一日でした。午前中の早い時間は、調子が出なかったのですが、昼前くらいから何とか、エンジンが回り始めたという感じです。ニュースによれば、今日から、新学期という小中学校も結構あったようです。

 大学関係も今日から、本格的に動き始めているようで、本務先からもいくつかのメールでの連絡をいただいています。また、昨年、取り組んでいました放送大学の授業に関わる連絡もありました。M2の院生さんからも、修士論文についてのメールも来ました。

 ということで、当方も、半冬眠状態から、やや覚醒して、頭を使い始めなければならないなと思って、今日から、1つ軽作業を始めました。本当は、今頃やっていてはいけないのですが、昨年秋に開催しました、特別支援教育関係の講演会でのアンケートの整理です。本来は、データ入力専門業者に依頼しよう、と思っていたのですが、特別研究奨励費の残額も限られていますので、自分で入力することにしました。昔は、こういうデータの入力は、すべて自分でやっていましたので、まぁ、“昔取った杵柄”です。

 データの量は、最大で200名分、1名分あたり、6の質問項目で、下位質問項目を入れても、計16項目でそのほとんどは選択肢形式にしてあります。Excelで集計表を作り、テンキーから数字を打ち込み、エンターキーを押すことの繰り返しで、まったくの軽作業です。今までの1時間半ほどで、50名分は入力を終えられました。

 今回のアンケート結果の特徴は、自由記述欄にかなりの方が、熱心なコメント、希望などを書いて下さったということです。こうしたコメントも、取りあえずは、書いていただいたままで入力しています。中には、「もっときちんとPRして欲しい」「教員など、実際に携わる方々には、もっとたくさん参加して欲しい」という、お叱りや、励ましなども多数寄せられています。

 残りの枚数をざっと見積もってみますと、100枚+αくらいかと思えます。明日午前中くらいに入力を終え、午後からは、まず、単純集計に着手したいと考えています。今週の土曜日、12日が、この特別支援教育プロジェクトの今年度の連続講演の最終回となります。それまでには、分析を終え、メンバーに見ていただこうと考えています。連続講演については、リンクを貼りましたので、ご関心がある方は、是非ご参加ください。

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2007年11月26日 (月)

添削万来

 今日も暖かな日でしたが、散歩に出掛けるきっかけを失ってしまい、結果的に室内で過ごすことになってしまいました。

 というのも、昨日までに院生のSbさんと、Okさんの添削その他を済ませたのですが、今日は、朝と、午後、それぞれ添削依頼が、メールで送られてきてしまい、その印刷やら、確認で時間を取られてしまったのです。

 午前中には、研究員のMkさんから、久しぶりのメールがあり、某心理系の学会誌に投稿し、査読が帰ってきたものの、修正版を作成したので、チェックをということでした。修正の締切が、12月ですので、その期日が迫ってきたこともあるのでしょう。3名の査読者が、それぞれに、非常に丁寧に、また、しっかりと査読意見をつけて下さり、それに対しての修正に専念していたものです。心理学系と、看護学系とを比較しますと、心理学系の査読の方が親切のように思えます。かなりの場合、具体的に指摘がありますし、対案を示して下さるレフリーも多いからです。ちょっと分量が多いので、今週いっぱいくらい、かかりそうです。

 午後になってから、M1のUzさんから、論文抄読のレポートが送られてきました。3編分あります。これは、Mkさんの原稿と並行してチェックすることが出来るでしょう。過不足なく要約ができるということが、文献がきちんと読めることの前提条件となります。多くの研究室で、抄読会や、ジャーナル・クラブの場合、A4で2枚に要約を書きなさいという指導をしていると思いますが、基本の基本だからです。Uzさんも、相当努力してくれていますが、まだ、めいっぱい詰め込んでようやくA4で2枚というところですので、もう少し、ポイントとそうではないところとの区別をつけられるようになると、さらによいでしょう。

 ということで、オヤジギャグ風のタイトルですが、千客万来ならぬ、添削万来なのです。余り気合いを入れすぎず、体力と相談しつつ取り組もうと思います。復帰に向けてのリハビリの一環として、どれくらいずつ仕事が出来そうかについて、様子を見ながらやろうということです。

 明日は、午後からちょっとした用事があって、3時間ほど出掛けなければなりません。どのくらい負担になるか、どれくらい疲れが出るかについて、確認する機会となりそうです。そして、今週、木曜日は定例の受診日となります。

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2007年11月23日 (金)