« 猛暑日からは逃れたものの、蒸し暑い……金曜(9/13)は仲秋の名月 | トップページ | 非常勤先から連絡……後期の準備を促されたか? »

2019年9月12日 (木)

20190907近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅7日目~伊勢街道、旅人気分で津のまちから垂水へ」(その3)……山二造酢、薬師庵跡、松源寺地蔵堂、明治天皇津八幡町御小休所碑、香良洲道との追分を経て、やっとの思いで昼食にありついて後、南が丘駅にゴール(完)

190907kintetsuhikingtsu4 9月7日に行ってきた近鉄ハイキング「お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅7日目~伊勢街道、旅人気分で津のまちから垂水へ」のその3です。その2では、津市下弁財町の真教寺、市杵島姫神社、神明神社(まんどさん)辺りまで来ました。左の実測ルートマップで、中央の上辺りです。ここからは、ほぼ南に向いて、垂水南交差点を目指します。途中、山二造酢、薬師庵跡(この辺りまでは、4月28日の近鉄ハイキングできています。このときは、松源寺(地図では松原寺となっていますが、それは誤り)の手前の交差点で左折し、結城神社へむかいました;20190428近鉄ハイキング「『阿漕』砂浜ハイキングと津グルメ散策』へ(予告編))、照源寺、明治天皇津八幡町御小休所の石碑を見て、垂水南交差点の手前で香良洲道との追分に至ります。伊勢街道は、この追分のすぐ手前で右に曲がり、国道23号線を越えて行きます。

Img_8555c  その2で訪ねた神明神社近くの伊勢街道の様子。昔の名残がある、大きな家もたくさん残っています。間口の広い家は、商家であったのかも知れません。2階には、卯建に似た構造が見えます。卯建といえるのかどうか分かりませんが、防火壁の役目を果たしていたように思われます。

Img_8568c_20190911111901  山二造酢さん。創業は明治20(1887)年。従業員は13名と小規模な会社で、建物もかなり古いのですが、ベンチャースピリットにあふれているようで、伝統的な酢だけでなく、飲む酢の開発にも力を入れています。この日は、Gin-Vine スイートゆずの試飲をさせてもらいました。生姜と、酢を合わせたものにゆずの香りが付けられています。

Img_8575c_20190911112601  山二造酢さんから100m足らず南の交差点。ここは、昔、安濃郡と一志郡との境界だったといいます。写真は、後で思い出して、薬師庵跡の前から北を向いて撮っています。奥に見えている交差点がそれです。

Img_8570c_20190911112901  交差点を過ぎてすぐに薬師庵跡。ここまでは、4月28日のハイキングで訪ねたところ。「水子 子育 地蔵菩薩」とImg_3597c_20190911113301 いう幟が掲げられ山門があります。山門をくぐってすぐ左手に地蔵堂。これが水子地蔵。空き地の奥に石碑が建っており、北畠国主の祈願仏であった薬師如来の庵があったところと書かれていました。永禄12(1569)年、兵乱により家士等が如来様をゆかりのある一志郡松崎村の船乗りを業とする者に預け、厨子に入れたまま小船に乗せ、ここ八幡の地に安置すべく、新たに庵室を建てたということでした。ところが、平成18(2006)年に、この南にある松源寺とともに火災で焼失してしまったのだそうです。右の写真は、今年4月28日に撮影したもの。

Img_8576c  薬師庵から300mあまりのところに松源寺があります。天台真盛宗のお寺。上述のように、平成18(2006)年、薬師庵ととImg_8580c もに火災で焼失したといいます。松源寺には、代々の藩主の位牌が祀られているそうです。

Img_8583c  上の左の写真にも写っていますが、山門脇に弘法大師作と伝わる地蔵が祀られています。宝Img_8588c_20190911114001 暦年間(1751~1761年)、松源寺に立ち寄ったあと、富士参りに向かった度会郡の人が富士山中で道に迷っていたら、旅僧に姿を変えた地蔵に助けられたという逸話が伝わっています。

Img_8596c   松源寺から南へ200mほど行った、右側(西側)の民家の庭に「史跡 明治天皇津八幡町御小休所」という石碑が建っています。明治13(1880)年7月9日、明治天皇はこの地を通られ休憩されました。この頃、明治天皇は、三重県内を行幸されています。7月4日~6日には三重県庁、裁判所、師範学校、津中学校を御巡覧、願王寺に行在所が設けられました(津の寒松院に「明治天皇行在所跡」の石碑があります;2018年4月29日:20180423勝手に近鉄ハイキング「名古屋線・津新町駅から松菱、お城公園など」(その1)……津新町駅界隈、松菱百貨店、藤堂家墓所の寒松院)。7日に伊勢神宮に御親謁され、その後は、一身田の高田本山にお泊まりになられました(2018年1月19日:勝手に「JR・近鉄さわやかハイキング(笑)」……高田本山専修寺と一身田寺内町散歩(その2)専修寺の境内を歩く(前半))。さらに、7月11日・12日に、亀山で大阪鎮台・名古屋鎮台の合同演習(軍事訓練)がおこなわれたのをご覧になっています。

Img_8606c  その先100mほど、スタートからは6.5㎞ほどのところに八幡神社(津八幡宮)の社号標があります。伊勢街道を下る方向からいうと、左折すると、八幡神社の表参道に至ることを示しています。ここから東へ250mほど入ったところに八幡神社の表参道があります。八幡神社は、4月28日の近鉄ハイキングの時にちょっとだけ立ち寄っています(2019年5月10日:20190428近鉄ハイキング「『阿漕』砂浜ハイキングと津グルメ散策」へ(その2)……教圓寺、神明神社、山二造酢を経て結城神社へ)。ちなみに、八幡神社は、垂水村(現在の津市垂水)千歳山にあった八幡神社(京都・石清水八幡宮から、伊勢国へ初めて分霊された神社)を寛永9(1632)年、津藩主・藤堂高次公がこの地に遷祀されたのに始まります。主祭神は、応神天皇神功皇后。相殿神は、住吉大神(すみよしのおおかみ;航海の神)、藤堂高虎公です。寛永21(1644)年には、藤堂家の鎮守神社となり、この頃からの氏神祭が、現在は、津まつりとして続いています。実は、松源寺の手前の交差点には、裏参道に至る社号標もあったはずなのですが、それは見落としてしまいました。

Img_8611c_20190907193101  さらに進み、スタートから6.8㎞のところに、香良洲道との追分があります。左の写真では、左に入っていく道が、香良洲道、左下から右上に通っているのが伊勢街道です(北から南を向いて撮っています)。香良洲道とは、香良洲神社へお参りする道。「からす詣らな片参宮」といわれ、伊勢神宮の往路か復路に多くの人が香良洲神社を訪れたといいます(ちなみに多度大社にも、「お伊勢参らば お多度もかけよ お多度かけねば片参り」といわれたといいます)。香良洲神社の主祭神は、天照大神の妹神とされる稚日女尊(わかひるめのみこと)。

Img_8620c  この追分のところに思案橋という小さな橋があります。こちらの写真の方がよく分かります。これは、香良洲道の側から追分Img_8616c を撮ったもの。石橋が思案橋で、ここが藤枝と垂水の境。橋の名前は、参宮客が香良洲道へ折れて香良洲神社に立ち寄るかどうか橋の上で思案したことに由来します。江戸時代、伊勢参宮の際、香良洲神社を参詣しない人は、ここで遥拝したといわれています。石橋の側面には松・梅・扇が浮き彫りにされ、文政6(1823)年の銘が入っています。ちなみに、この手前の藤枝には、かつて花街(藤枝遊廓)があったそうです。藤枝遊郭は津の城下ではもっとも大きい遊郭だったそうですが、当時の建物はほとんど残っていません(こちら)。

190907kintetsuhikingtsu5  実測ルートマップは、その5、これでラスト。香良洲道との追分から垂水南交差点で国道23号線を越え、さらにJR紀勢本線をImg_8623c_20190907193101 渡って進みます。東雲寺の東南で南に向きを変え、さらに南下していきます。が、この日のハイキングでは、成就寺と南昌寺の間の信号交差点まで。ここからゴールの近鉄名古屋線・南が丘駅に向かいました。右の写真は、垂水南交差点。ここでほぼ6.9㎞。時刻は12時40分。奥に向かって行きます。

Img_8633c_20190911154101  JR紀勢本線を渡り、東雲寺の東辺りの三叉路に珍しい表示のついた信号機があります。この日のコースマッImg_8635c プにも「4分間待つ信号」とわざわざ書いてありました(微笑)。「この信号機は交互通行式です。約四分間お待ち下さい」とあります。伊勢街道に入ってくる道路が、この北でカーブしていて見通しが悪いことと、細い道が交差しているからです。

Img_8638c  7.4㎞地点で成就寺というお寺の前に来ます。この日、伊勢街道はこの寺の前まで。成就寺は、真言宗醍醐派Img_8646c のお寺。ご本尊は、大日如来坐像。元気があれば、階段を登ってお参りしてくるのですが、この日は蒸し暑くて、ヘトヘトでしたので、写真だけ撮って失礼しました。次もここを通るはずということもありますから。右の写真は、成就寺前の交差点。通り過ぎてから思いついて撮ったもの。暑くて、ボンヤリしていました。ここまでくると、南が丘駅までは1㎞あまり、時刻は12時48分。スタートから3時間近く。汗だくですし、平治煎餅本店ととらや本家で和菓子を食べたときに休憩したのみです。ゴールの近鉄名古屋線・南が丘駅には、三重県運転免許センターに運転免許の書き換えで2回ほど電車で来たことがあるのですが、駅前には飲食店はもちろん、コンビニもなかった記憶が……。

Img_8646c  コースマップに「急な上り坂」とあるところをトボトボと、日陰を選んで登っていきます。坂の途中まで来たら、喫茶店らしImg_8655c きものが! 面白いことに同行のMさんも、私もほとんど同時に「ここに入りましょうか?」と(爆)。こういうときの判断はお互い速く、判断基準も似ているようで、笑えました。疲れてきているし、腹も減った。暑いので涼しいところで休みたい、これから先、喫茶店など食事ができるところがあるかどうかアヤシい……というふうに二人とも考えた次第。「喫茶ノンネーム」さん。救いの神です(微笑)。

Img_8649c_20190907193101  外観は事務所のような建物でしたし、営業しているのかどうかも不明だったのですが、結果的にはこれが大正解。これを書くのに調べたら、平日はけっこうな賑わいのようでした。近隣に喫茶店がないということもあるのかもしれません。焼きそば(¥650)を頼んだのですが、けっこう美味しい。頼んでから、他のお客さんの様子やらを見ていたら、モーニングタイムが午後2時までで、¥350でかなりの分量のモーニングサービスが食べられるようでした。そっちの方がよかったかも知れません。アイスコーヒーを追加して、プラス¥250。食事をして、涼みながらしゃべり、13時半、再スタート。あとはゴールを目指すだけ。

Img_8658c_20190911160801  南が丘は、近鉄が開発した団地。平成元(1989)年4月から「津 南が丘住宅地」として分譲が始まっています。丘陵地を利Img_8664c_20190911160801 用して開発され住宅地で、1,100戸以上あるそうです。住宅地に隣接して、小・中学校があります。左の写真は、たぶんこの住宅地のメインストリート。南北に通っています。丘陵地ですから、かなりのアップダウンがあります。桑名の大山田団地も丘陵地に開発されており、高低差が相当あります。新しい住宅地ではどうしてもこうなるのでしょう。私くらいの年齢になると、年を取って体力がなくなったり、病気が出て来たり、車に乗れなくなったりすると、こういう所で生活していくのは大変だなということを考えてしまいます。実際、空き家もあるような感じでした。ちなみに、やはりコース沿いには塾や葬儀社はあっても、飲食店はありません。右は南が丘ツツジ公園脇にあった給水塔。給水塔があるということは、ここがこの団地のもっとも高いところ。ハイキングの終わりに、こういう高低差はけっこうキツい(苦笑)。

Img_8672c_20190911160801  ツツジ公園を抜けてもう少し住宅街を歩かねばなりません。こういう住宅地の道路は、メインストリートは直線なので見通しが利きますが、住宅街に入ると微妙にカーブした道になり、先が見えず、あとどのくらいかが目的地の直前になるまで分かりません。南が丘駅は、この住宅団地のアクセスのために平成元(1989)年に新たに開設された駅。駅の辺りは、かつては津新町駅~久居駅の中間の不便な場所で、青谷という地名。津市立斎場(火葬場)が付近にある静かな土地でした。現在は、急行停車駅。

Img_8674c_20190907193101  結局、南が丘駅には、13時45分に到着しました。ここまで歩いたのは、約9㎞。四天王寺や、津観音で歩き回りましたので、Img_8694c_20190907193101 もう少し歩いていると思います。いやぁ、今日も蒸し暑くて疲れました。昨今の気象状況を考えると、夏はとんでもない猛暑になりますから、近鉄ハイキングが7~8月は休みになったのも当然かも知れません。14時半までにゴールすれば、参加記念のマグネットがもらえるということで、無事に7個目をいただいてきました。今のところすべて揃っています(微笑)。

Img_8683c_20190907193101  ゴールしてすぐ、13時49分に名古屋行き急行がありましたので、それに乗って帰宅。持参したお茶はぬるくなるどころか、暖まってしまっていますので、冷たい飲み物が欲しかったのですが、ホームにも自販機があるだろうと思ったら当てが外れました。桑名着は、14時40分、¥750。バラしてしまいますと、Mさんは車中で爆睡。早くから起きていらっしゃったのと、私があちこち引き回したせいでお疲れだったのでしょう。お陰様で、あみま倶楽部のスタンプは、23個目。

Img_8691c  ALKOOのデータは、19,738歩。歩いた距離は、ハイキングで。約9㎞、自宅と桑名駅の往復が1.8㎞。したがって、10.8㎞と思います。今日も蒸し暑くて、かなり疲れました。長く歩くのは、慣れていてさほど苦にはなりませんが、蒸し暑いのは叶いません。

 次の伊勢参りツアーは、9月22日(お伊勢さん参りハイキング 昔も今もお伊勢参り~旅8日目~伊勢街道、旅人気分で垂水から雲出へ)。これが、約13㎞となっています。この日ゴールした南が丘駅から、雲出川を渡り、山田線・大阪線乗り換えの伊勢中川駅を越えて、近鉄山田線・松ヶ崎駅まで。松ヶ崎駅は、もう松阪市になるのです。大丈夫かなぁ(爆)。

|

« 猛暑日からは逃れたものの、蒸し暑い……金曜(9/13)は仲秋の名月 | トップページ | 非常勤先から連絡……後期の準備を促されたか? »

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

散歩」カテゴリの記事

寺院」カテゴリの記事

地蔵」カテゴリの記事

歴史散歩」カテゴリの記事

近鉄ハイキング」カテゴリの記事

名所旧跡」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 猛暑日からは逃れたものの、蒸し暑い……金曜(9/13)は仲秋の名月 | トップページ | 非常勤先から連絡……後期の準備を促されたか? »