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2019年2月16日 (土)

20190216近鉄ハイキング「酒蔵みてある記 銘酒『鈿女』伊藤酒造と智積養水をたずねて」(完)

 今日は(も)、近鉄ハイキングに行ってきました。昨年もこの時期に開催されましたが、「酒蔵みてある記(踏破賞対象)銘酒『鈿女』伊藤酒造と智積養水をたずねて」です。コースは、まったく同じでした。

Img_3617c スタートは、近鉄湯の山線・高角駅。9時50分から受付でしたので、桑名駅を9時1分に出る五十鈴川行き急行に乗車。四日市駅には9時14分に到着。9時半の湯の山線・湯の山温泉行きに乗り換えて、高角駅には、9時41分に到着。¥420。今回も酒蔵みてある記ということもあってか、大賑わいでした。
Img_3613c これが本日のコースマップ。昨年と変わりありませんでした。高角駅を出190216kintetsuhikingtakatsuno て、一生吹山を登り、毘沙門天に参拝。東名阪自動車道をくぐって、大師堂、椿岸神社、智積養水、西勝寺と回って、伊藤酒造で酒蔵見学。ゴールは、湯の山線・桜駅です。マップ上は約6㎞となっていますが、実際に歩いたのは、4.6㎞でした。
Img_3622c 高角駅からは、上述のように、一生吹山 を登ります。「登ります」と書きましたが、最初はゆるかな坂道ですが、次第にけっこう急坂になります。もらったコースマップにも「急な上り坂」と書いてあります。去年もけっこうキツかったことを思い出します。今年は、腹式呼吸をして、鼻から吸って口から吐くということをすると、割りと楽に登れることを発見しました。
Img_3628c 頂上にある毘沙門天には、9時50分に到着。スタートからほぼ1.5㎞。暖かくImg_3640c て、かなり汗ばみましたので、マフラーを外し、着ていたものを1枚脱ぐくらい。参拝し、境内を見て回りましたが、去年気づかなかったのは、百度石くらいでした。詳細は、割愛します。去年のハイキングの時の記事は、末尾にリストを示しておきますので、ご興味がおありでしたら、それらをご覧ください。
Img_3646c 昨年は、毘沙門天にいる頃から空模様があやしくなり、下り始めたら、雨模様になり、参りました。今年はそういうこともなく、その意味では楽でした。
Img_3649c_2  ほぼ下りきって、東名阪自動車道の高架をくぐったところには大師堂があります。江戸時代末期、一生吹山山麓の開発が行われ、「雨池」をつくり周囲を灌漑しました。ここは、地形上も、豊富な清水が湧き出すところで、この水が永遠に絶えん事を祈って、昭和の初め頃、弘法大師を祀り、今に受け継がれているとあります(こちらを参照)。写真をきちんと撮りませんでしたが、大師堂の右奥に「掘り抜き井戸跡」がありました。
Img_3660c 大師堂でスタートから2.3㎞。そこから桜の町を1㎞ほど歩いて、椿岸神社へ到着。主祭神は、天宇受売命(アメノウズメノミコト)。その他、相殿神がImg_3665c 多数いらっしゃいます(詳細は、昨年のその2をご覧ください)。ここも境内を見て回り、境内社などにお参りしてきましたが、去年見落としたところはありませんでした。
Img_3731c 椿岸神社のすぐ北西に桜岡山西勝寺。浄土真宗本願寺派。山門の前をImg_3737c 智積養水が流れています。桜郷土史研究会では、「1504(永正1)年、教尊法師、智積に一宇造立。(桜岡山西勝寺)」とあります。建物は、安政の大地震で倒壊後、再建され現在に至っているといいます。境内には、「引石」が残っています。「生水川(しょうずがわ;現在は矢合川)」にかかっていた石橋には欄干がなく、増水時には渡るのがかなり危険だったそうです。そこで、寛政7(1795)年、この「生水橋(しょうずばし)」の両岸に、石柱を一本ずつ建て、その間に綱を張って手すりとしたといいます。この石柱を当時の人々は「引石」と呼んだのです。
Img_3718c 西勝寺の山門前に智積養水(ちしゃくようすい)が流れています。江戸時Img_3724c 代に敷設された灌漑(かんがい)施設で、隣町の三重郡菰野町神森にある湧水池・蟹池の水を智積町に引き入れています。その全長は1,784m、幅は1~2mあります。昭和の高度成長期には生活排水が流れ込んだりしたそうですが、住民の努力により、清流が戻り、昭和60(1985)年には、環境省選定の「名水百選」に選ばれました。そのプロセスで鯉の放流も行われ、現在に受け継がれています。
Img_3722c 去年は見なかったと思いますが、今日は、かなり大きく、立派な体格をした色とりどりの鯉が悠然と泳いでいました。ちなみに、用水ではなく、「養水」と表現するのは、水田を潤し人々を養う惠(めぐみ)の水という意味だそうです。
Img_3766c ここからは、伊藤酒造も近いのですが、去年見忘れた「延福寺跡」を確認してきました。その場所は、椿岸神社から道路(西勝寺の前の道路)を挟んだ西。現在は、智積公会所になっているところでした。「公会所」は、公民館あるいは地域の集会所のようです。建物の前に説明板があります。
Img_3762c 創立年月は不詳ですが、古文書の記述からは、長禄2(1458)年以前のと推測されています。元は、ここより北東180mのところ(薬師というところ)にありました。享禄2(1529)年に戦火で灰燼に帰したのですが、翌・天正8(1580)年6月、当地の世話役(小林三郎太夫頼勝)の末子で三河国吉良庄泉念寺住持であった秀牧が帰郷した際、延福寺跡から薬師如来の仏頭を掘り出し、これに因縁を感じ、寺の再興を発願したといいます。寺は、その後、嘉永7(1854)年、大地震で堂宇は大破してしまいます。当時の庵主・小林涼心は、伊勢神戸の仏師・磯部重兵衛に本尊修復を依頼し、地元民の協力も得て、その年の10月には落慶法要を営んだものの、明治7(1874)年、廃寺となりました。しかし、明治45(1911)年、篤信者によって、この地に堂宇が移築され、臨済宗系の尼僧によって護持される一方で、地区の公会所としても使用されていました。昭和18(1943)まで尼僧によって護持されていたのですが、最後の尼僧・實道全覚禅尼が病気のため、本尊薬師如来、阿弥陀如来、釈迦誕生仏、釈迦涅槃図一幅が西勝寺に動座され今日に至っています。
Img_3792c 延福寺跡も確認でき、これで心置きなく伊藤酒造へ(微笑)。延福寺跡かImg_3770c らは400m、スタートからは4.1㎞、11時の到着。創業は、弘化4(1847)年ですから、江戸時代末。米は、「山田錦」など三重県産米。仕込み水は、鈴鹿山麓から湧き出る「智積養水」の伏流水を使っているそうです。
Img_3774c 去年と同様、酒蔵を見せていただけ、さらに発酵が進むタンクも覗かせてもらえました。山廃仕込みのタンクです。酒のよい香り。「帽子、めがね、ケータイなどを落とさないように願います。取り出せませんから、タンクごとお買い上げいただきます」などと冗談なのか、本気なのかわからない注意を受け、緊張して覗いてきました。
Img_3783c タンクを覗いた後で試飲を1杯いただき、さらに進むと、即売会の会場。Img_3851c 買ってきたのは、去年と同じく、「鈿女 特別本醸造 生原酒」です(しぼりたて)。試飲させてもらったもの。720ml入りが¥1,200。
Img_3849c このお酒、去年も載せましたが、キャップに「生」とあり、気合いが入っています(微笑)。気合いが入っているだけでなく、癖がなく、美味しいのです。「鈿女」は、もちろん、「天鈿女命(アマノウズメノミコト)」から来ています。椿岸神社の主祭神は「天鈿女命」ですから、これに由来すると思われます。
Img_3790c 即売会を出たところで、甘酒の振るまい。大吟醸の酒粕でつくったものだそうです。これは美味しい。お代わりをする方多数でした。
Img_3810c このあと、道路を渡ってアンテナショップImg_3796c の1つ、「わみん」へ。試飲が少なかったので、「鈿女」をワンショット(微笑)。¥200なり。
Img_3804c もう一つのアンテナショップ、「慕蔵(ぼぐら)」。蔵出しの酒の試飲と販Img_3800c 売、量り売り、酒を楽しむ酒器やグッズの販売などが行われています。おちょこの良いものがあればと思って覗いてきましたが、私の気に入ったものは見つからず、残念。「慕蔵」の前で本日の抽選会の当選番号の発表。でしたが、残念ながら、今日も外れてしまいました。
Img_3797c 「青空宴会」の方多数でしたが、今日は、上述のワンショット1杯。伊藤酒造に滞在したのは、20分ほどで、ゴールの近鉄湯の山線・桜駅へ向かいます。
Img_3822c その桜駅には、11時27分にゴール。4.6㎞。去年より20分ほど早いゴールイン。次の四日市行きは、11時45分。四日市駅には、11時49分着。ここでいったん途中下車して、四日市近鉄百貨店にある丸善で本を物色したものの、先日来探している外山滋比古先生の「伝達の整理学」も、毎月購読しているBirderもなく、ガッカリ。12時28分発の名古屋行き急行に乗車。桑名駅には、12時40分着。湯の山線が¥280、四日市から桑名が¥300、計¥580。高校の大先輩である外山滋比古先生(旧制中学時代のご卒業)の本である「伝達の整理学」、丸善なら在庫があると思ったのですが、残念。
Img_3837c あみま倶楽部のスタンプは、早くも8個目をゲット。去年よりハイペースですが、息切れするといけませんので、無理せず、ホドホドにしようと思っています。
 以下は、去年のハイキングの記事のリスト。詳細は、こちらをご覧ください:

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