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2018年5月14日 (月)

20180428近鉄ハイキング「多度観音堂から美濃街道を歩き雨尾山飛鳥寺へ」(その1)……多度駅から、鯉料理大黒屋、宮川清めの池、地蔵堂、多度稲荷神社を経て、多度観音堂へ

 JRさわやかウォーキングや、近鉄ハイキングに参加するほか、さらには勝手に近鉄ハイキングなるものまで催してしまい、記事が遅れています。半月ほど遅くなっていますが、4月28日に行ってきた近鉄ハイキング「多度観音堂から美濃街道を歩き雨尾山飛鳥寺へ」の記事に着手します。ボチボチと参ります。
Img_0478c  この日は、桑名駅から養老鉄道に乗って多度駅へ。多度駅をスタートし、多Img_0479c 度の町並みを眺めながら、伊勢西国三十三所観音巡礼第33番・多度観音堂へ。美濃街道を通って野志里(のじり)神社、徳蓮寺、第32番・雨尾山飛鳥寺を経て、養老鉄道・下深谷駅がゴールという、マップ上約9㎞のコース。コースには多度大社もあります。桑名に住んで25年以上になりますが、まだお参りしていません。また、野志里神社は、倭姫命が天照大神を奉じて桑名郡野代宮にお着きになり、4年間この地に滞在されたところと伝わっており、是非とも一度は訪れたいと思っていたのです。また、美濃街道は、七里の渡しから東海道を200mほど南下した、川口町と江戸町の境から、わが家近くの三崎通、堤原を抜けて美濃、多度へ向かっていますので、これにも興味があります。
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 養老鉄道は、以前は近鉄養老線でした。近鉄の子会社で、平成19(2007)Img_0464c_3 年10月1日付けで近鉄から養老線の運営を引き継ぎました。桑名駅は、4番線から発着。近鉄桑名駅には、今は5番線はなく、同じホームの反対側は6番線(名古屋線下り、四日市、津方面)です。9時25分発大垣行きに乗車。多度駅には、9時38分着。¥310。受付が9時40分からですのでちょうどよい時刻。
Img_0471c 多度駅で見たかったものがありました。それは、こちら「ご当地駅名標」です。写真のように多度大社の馬をイメージしたもの。事業形態の変更に伴って、今年1月1日から設置されています。大垣駅、養老駅など全7駅にそれぞれ独特のものがあるそうです。多度大社は上げ馬神事で有名ですし、境内に神馬もいます。
Img_0473c スタートの多度駅。養老鉄道には乗ったことはありますが、降りるのは初180428kintetsuhikingtado1_2 めて。受付は予定より早くから行われたようで、到着時点では参加者の行列はありませんでした。受け取った地図は、#115。初めに載せましたように、裏表2ページ。これを見ると、歩き通せるのかと若干心配になります。歩いたコースの全体像は、右の画像の通り。縮尺の関係でたいしたことがないように見えますが、実際に歩いたのは、11㎞を。まさに「踏破(大げさな)」であります。
180428kintetsuhikingtado4 スタートから5㎞ほどまでの拡大地図は、こちら。多度駅から北に向かImg_0491c い、多度川を多度橋で渡ったところで、左折し、西へ。地図では分かりませんが、多度大社に向かうこの道、上り坂(苦笑)。この日はけっこう暑かったので、多度大社につくまでに汗ばんでいました。多度山を見ながら歩きます。道沿いで、そこかしこからウグイスのさえずりが聞こえ、また、ツバメが飛び交うという、恵まれた環境でした。
Img_0504c 鯉料理の大黒屋。江戸時代中期に多度大社の参詣者のための旅籠としImg_0509c て創業し、幕末に近くの木曽三川で獲れる天然の鯉を使用して鯉料理を始めています。庭園は、多度山を背景になかなか風流な感じ。仕入れた鯉を清流の中で数か月、餌を与えず飼育することで鯉特有の臭みを完全に消しているそうです。鯉料理は、信州に行ったときにご馳走になったことがありますが、まったく個人的には、海の近くで育っていますので、川魚料理はどうもなぁと思ってしまいます。しかし、こちらのサイトによれば、食べた人が「え、これが鯉!?」と驚くほど、洗練された味と食感の鯉料理とか。
Img_0506c こちらは、庭園への門。大黒屋の名前の通り、門の屋根には、大黒様がImg_0507c 鎮座。建物、お庭はもちろん店も歴史を感じさせるものがあります。機会があれば、鯉料理を味わってみたい気がしますが、今回は先を急ぎました。
Img_0513c 鯉料理の大黒屋の西隣には、西大黒屋さんがあります。多度名物のImg_0514c 壺豆を製造販売しています。大豆を軸にきな粉を練り合わせ、白砂糖で包みこんだ豆菓子で、多度土産として有名で、他にもいくつか店があります。わが家の近くでも、寺町商店街の町の駅で売っています。
Img_0521c 西大黒屋さんのほぼ正面、南側に「宮川清めの池」があります。ここは、Img_0516c 多度川の伏流水を利用した、垢離・掻池(みそぎ池)です。多度大社の参拝者は、ここで手を洗い、口をすすいで身を清めたといいます。いまでも、多度祭には、この池の水で御旅所行列の途中、各御厨(奉仕地区)の祭馬にそれぞれに水を飼い、足を清めるそうです。覗いてみると、確かにきれいな水をたたえていました。
Img_0536c 清めの池から西へ140mほど行くと、宮川常会集会所の脇に地蔵堂があImg_0533c ります。「半跏延命地蔵尊」「薬師如来」という看板が掲げられています。由来は明確ではないものの、半跏像(片足を組んだ像)は、作風からは室町末期から江戸初期(1500年代~1600年代初め)のものとされます。江戸時代から延命地蔵として、ここ柚井(ゆい)の人々の信仰を集めたそうです。並祀されている薬師如来の由来も不明のようですが、地元の方たちからの信仰が厚く、ここに併せ祀られています。
Img_0545c この日のコースのあちこちには、ご覧のように、タケノコの無人販売所がありました。時期的にはちょっと遅いと思います。というのも、並んでいるタケノコが皆大きめ。値段は、販売所によって異なりましたが、だいたい1個¥300~600でした。
Img_0552c 地蔵堂から500m弱で、多度稲荷神社に到着。次のスポットである多度観Img_0555c 音堂や、多度大社の門前に並んでいますが、多度大社の摂社や、末社ではなく、独立した神社です。御祭神は、宇迦之御霊大神。元治元(1864)年、多度の庄屋が伏見稲荷大社に参拝したときに御分霊を拝戴してここにお祭りしたといいます。
Img_0557c この神社、婚活に力を入れているようで、社務所に右のような掲示が出Img_0560c ていました.きちんとした写真を撮ってきませんでしたが、入り口には黄色い「婚活守り」と書いた幟が立っています。必要な方は、御神徳があるかも知れません。
Img_0563c 多度稲荷神社のすぐ北に多度観音堂があります。多度山法雲寺。御本Img_0565c 尊は、千手観音。伊勢西国三十三観音霊場第三十三番札所。宗派は、真言宗です。明治に至るまでたびたび洪水に出会い、元の御堂の位置は定かではないそうですが、明治34(1901)年の本堂再建以来、この場所にあります。本堂は、昭和38(1963)年に改築されています。ご本尊は、平安時代前期の作と推定され、多度神宮寺に関わりがあると考えられています。多度神宮寺は、天平宝字7(763)年に満願(まんがん)禅師が建てたといいます。
Img_0566c 石段を登った上に御堂があり、ご本尊の千手観音と、十一面観音菩薩立Img_0577c 像が祀られています。十一面観音菩薩立像は、南北朝時代前後の作と考えられ、これも多度神宮寺に関係があると推定されています。ちなみに、開基した満願禅師像もるそうですが、それには気づかず(苦笑)。
Img_0576c 梵鐘は、宝永2(1705)年、加賀金沢の鋳物師・平井与兵衛尉永能が鋳造したもの。第二次世界大戦の際、供出された歴史からみて、残されているのはとても珍しいということです。
Img_0580c 境内には石碑がいくつかあります。まずこちらは、「華山翁瘞遺物碑」とあります(ここを参照)。「享和癸亥」とありますから、これが建てられたのは、享和3(1803)年と思われます。あの渡辺崋山は、寛政5(1793)年~天保12(1841)ですので、この石碑の崋山翁葉、渡辺崋山とは思われませんが、これ以上は不明。碑文をしっかりと読めば分かるかも知れません。
Img0584c もう一つは、「満願禅師碑」でした。こちらは新しく、昭和5(1930)年8月と碑陰にありました。さらに、境内には「鱗魚供養之碑」があったのですが(こちら)、これら2つの石碑と、石段を挟んで反対側にあり、見逃してしまいました。
Img_0593c 多度青少年会館との間には、大きな「平野翁頌德碑」が建っています。平野武平という方を顕彰する碑で、昭和7(1932)年3月の建立。こちらに碑文があります。漢文で書かれていますが、ざっと見ると、村長を務めるなど、地元のために多大な貢献をなさった方のようです。ネット検索では詳しい情報は出て来ません。題額は、拓務政務次官加藤久米四郎 。加藤は、三重県桑名郡大山田村(現在の桑名市)出身で、衆議院議員を務め、犬養内閣で拓務政務次官に任じられています。
Img_0596c 多度観音堂の西隣が多度大社。はじめに書きましたが、まだお参りしたことがありませんでしたので、立ち寄っていくことにしました。ただし、観音堂から行きましたので、鳥居をくぐってきちんと参道を進むのではなく、横から入ってしまいました(苦笑)。次は、多度大社のお話し。多度大社の中で、出発から約2㎞。時刻は10時20分。

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