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2018年3月25日 (日)

近鉄ハイキング「(旧)伊勢鉄道廃線跡めぐり」へ

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 最高気温18℃。風はなく、いささか暑く感じるくらいですが、ハイキング日和(微笑)。一昨日に続いて、今日も近鉄ハイキングに行ってきました。今日は、「(旧)伊勢鉄道廃線跡めぐり」へ。近鉄名古屋線・高田本山駅から伊勢鉄道の廃線跡を巡って、同じく江戸橋駅まで歩く、約5kmコースです。このあたりは、非常勤の講義にも行っていますし、高田本山へも行きましたので、なじみではあるのですが、伊勢鉄道の廃線跡を巡るというのは、魅力的です。伊勢鉄道とはいっても、現在の伊勢鉄道ではなく、明治44(1911)年、三重県四日市市に設立された鉄道会社で、現在の近畿日本鉄道名古屋線・鈴鹿線、養老鉄道養老線を作り上げた会社です。伊勢電気鉄道として知られています。
Img_5953c いつもより1本早く、桑名駅を8時42分発の松阪行き急行に乗車。白子駅にImg_5956c 9時14分着、ここで9時15分の津新町行き普通に乗り換え。高田本山駅には、9時30分に到着。¥690。
Img_5962c 受付は9時半から10時半のはずですが、駅前は空いていました。小さい駅Img_5960c で、駅広場も狭いので早くから受付をしたようです。ここで係の方からコースマップをいただき、あみま倶楽部の会員証にスタンプをもらいます。右がコースマップ。右上の①横川橋脚跡から左中央、さらに中央下へと少し太めの破線が描かれていますが、当時の伊勢電鉄が走っていたルートです。これ沿いにいくつか廃線跡があり、それらを訪ね歩くという企画でした。
20180325takadahonzan 実際に歩いたルートを距離測β上に描いたものです。高田本山駅から反時計回りに一周弱したところから南下して、江戸橋駅に向かいました。江戸橋駅南東の江戸橋常夜燈と江戸橋を見て、ゴールインであります。
180325takadahonzan1 実測ルートを拡大し、訪れた場所と距離とを入れたものです。4km地点までこの範囲に含まれています。
Img_5970c 高田本山駅を9時36分にスタート。近鉄名古屋線の線路Img_5978c を横切って南東に向かい、志登茂橋で志登茂川を渡ります。志登茂川の左岸から支流の横川沿いを遡っていきます。
Img_5982c 横川のすぐ西には、来るときに乗ってきた近鉄名古屋線の線路が見えまImg_5983c す。向かって右が四日市・桑名方面、左が高田本山・江戸橋・津方面。ちょうど難波行きのアーバンライナーが通過していきました。上流方向に目を向けると「沈下橋」があります! マップによれば、この橋を渡ることになっています。
Img_5992c 最近はこういう橋を渡ったことはありません。天気もよく、水量も少ないのImg_6001c で、どうということはありませんが、雨が降っていたり、増水していたりすると、ちょっとスリルがありそうです。このあと、県道410号線をくぐり、すぐに近鉄名古屋線の踏切を渡ると、最初の目的地である横川橋脚跡になります。余談ですが、県道410号線は、1月に行った真宗高田派の専修寺(高田本山)の方に通じています。
Img_6004c 県道410号線の北側の道路から少し入ったところに横川橋脚跡がありまImg_6010c す。いきなり余談ですが、この道沿い、ツクシの宝庫(微笑)。橋脚跡そっちのけでツクシ取りに熱中していらっしゃる女性の方もありました。本論に戻りますと、左の写真に写っている道、コースマップによると、廃線跡と思われます。大正4(1915)年に白子駅~一身田町駅(高田本山駅の前身)が開通した時のもので、昭和30(1955)年、高田本山駅~江戸橋駅のルート変更の際に廃線になったところと思います。
Img_6015c こちらが横川橋脚跡です。左の写真で、男性の右手、川の中にある、石Img_6008c のようなものがそれ。右は、クローズアップした写真。小生のような、ほとんど素人はいわれてみないと、わかりません。水量が少ないともっとよく分かると思いますが、煉瓦を積んだもののように見えました。
Img_6018c 県道410号線沿いの道から、県道に出て北西へ。北部運動場&三重武Img_6026c 道場の前を通って伊勢鉄道の高架をくぐり、再び志登茂川を渡り(平野橋)、志登茂川右岸にコースをとります。右の写真は、この橋から北を見たもの。丘陵地には一身田豊野の住宅団地や、高田短期大学があります。
Img_6034c 先程くぐった伊勢鉄道の高架をまたくぐります。JRの特急・南紀や、快速Img_6041c みえが四日市から津へショートカットするためこの路線を通りますので、第三セクターの路線としては列車は頻繁に通ります。左の写真は特急のワイドビュー南紀 。このすぐ南には、伊勢鉄道・東一身田駅が見えます。
Img_6043c 200mほど歩いて行くと、皆さん堤防の上に上がって行っているようでしImg_6045c た。堤防の上をさらに行ったところに、志登茂川橋脚跡があります。ここは先程横川橋脚跡とは違って、かなり完全に近い形で橋脚が残っています。
Img_6046c 志登茂川の中に2基、レンガ造りの橋脚が、ほぼ完全に残っています。Img_6053c 橋脚をよく見ると、上流側は三角形になっているのに対して、下流側は四角になっています。これはもう素人でもわかります(微笑)。流れの圧力を弱めるためでしょう。
Img_6051c 川の右岸堤防の南には、橋台 が残っていました。ここにも細い水路があったように思われます。同じ橋台は、左岸側にImg_6065c も残っています(上の2枚の写真を参照)。そして、この右岸側の橋台から南を見ると(右の写真)、水田の形が線路跡のようになっている気がします。
Img_6065c2 上右の写真の中央部を拡大したものが、この写真。人が立っているところと、そのさらに先にレンガ製の構造物らしきものが見えます。これが次のポイントである水路橋脚跡なのです。ということは、やはりここ志登茂川橋脚跡からまっすぐ線路が続いていたということになります。このあたりでおおむね2km。時刻は10時過ぎ。
Img_6069c さてこれから、堤防を降りて先程見えた道を進むことになります。志登茂Img_6076c 川橋脚跡から見えたのは、右の写真の水路橋脚跡。
Img_6082c 横から見るとこのようになっていますから、この間に細い水路があったということかと思います。もう一つ奥に見えた水路橋脚跡も同じような造りで、間に細い水路が流れていました。
Img_6078c この水路橋脚跡から先程の志登茂川橋脚跡の方を見たのが、左の写Img_6094c_2 真。線路跡が一区画の水田になっているように思えます。ここで、スタートの高田本山駅から反時計回りに3/4周くらいしてきました。高田本山駅から専修寺に向かう道に出てすぐ、「これがハイキングコース?」と思えるような田舎道を通って、次のポイントへ。
Img_6105c それがこちら。現在は、中部電力一身田変電所になっていますが、ここが、一身田町駅跡なのです。しかし、気づかずに通り過ぎて行く人も多数。大正4(1915)年、白子~一身田町が開通したときに、高田本山専修寺の最寄り駅として開業しました。その後、大正7(1918年)に高田本山駅と改称しています。
Img_6117c  ここから次の水路橋脚跡あたりは、旧・伊勢鉄道線路跡と、現在の伊勢鉄道の線路とがもっとも接近しているところ。左は、この付近を走る現在の伊勢鉄道のレールバス。ワンマンカー。伊勢鉄道イセIII形気動車という形式のようでが、まだ新しくて快適です(2013年06月08日、今日は、伊勢鉄道に初めて乗って、研究会へ:2016年05月14日、三重K-ABCアセスメント研究会へ……実は伊勢鉄道に乗りたかったのかも(苦笑)、トンボ初見)。
Img_6126c 3kmの手前で毛無川に行き当たります。この毛無川は、上流に行くと、一Img_6130c 身田寺内町の環濠になっています(2018年1月12日、近鉄ハイキング「高田本山専修寺『お七夜』と寺内町散策」へ(その2)……石積神社、窪田の常夜灯、高田本山専修寺:2018年1月18日、勝手に「JR・近鉄さわやかハイキング(笑)」……高田本山専修寺と一身田寺内町散歩(その1)一身田寺内町に入り、聖俗の結界を超えるまで)。ただし、1月に2度行ったときは調べ方がたらなかったようです。というのも、毛無川の名は、上流に高田本山専修寺があることから“坊主=毛が無い”という説と、“毛”には“稲”の意味もあり、稲作または二毛作をできないほど氾濫した川だからという説があるようです(こちら)。右の写真、中央に小さく、専修寺の御影堂などの屋根が見えています。
Img_6133c 三度、伊勢鉄道の高架をくぐり(ちなみに、伊勢鉄道はほぼ全線高架でImg_6139c 踏切は、鈴鹿~玉垣間にある一ヶ所だけ)、高架沿いにしばらく、南西へ。このあともう一度高架をくぐります(ここでマップのルートより手前で曲がって、高架をくぐってしまったのですが、結果的には事なきを得ました)。右は、伊勢鉄道を通っていく快速みえ。
Img_6146c_2  3ヶ所目の水路橋脚跡。ここも細い水路をまたいでいます。現在もこの水Img_6149c 路は使われていました。そして、この水路橋脚跡、延長線上に線路跡(盛り土だったと思われます)が続いています。写真を撮る向きが一貫しなかったのですが、右の写真は、左の写真では向かって左手に続く方向(南西側)。
Img_6145c こちらは、北東側。マップ、実測図でいうと、毛無川や一身田町駅跡が写真の右手奥の方向にあります。線路が通っていた盛り土の跡と思えます。昭和30(1955)年にルート変更されて60年以上ですから、よく残っていたという気がします。
Img_6154c この先、旧・伊勢鉄道の線路跡は道路になっています。2枚の写真は、住Img_6153c 所でいうと一身田平野と一身田中野の境目あたり。左の写真はハイキングコースで向かう方。この二股になっているところで、右に向かう道は旧・伊勢別街道。左に行く方が、線路跡。右の写真は同じところから反対(北西方向)を見たもの。こちらも二股ですが、向かって右が旧・伊勢別街道。ちなみに、伊勢別街道は、関宿東追分から津市芸濃町椋本(むくもと)、津市一身田を通り、伊勢街道と合流する江戸橋まで。
Img_6156c_2 ここは、1月11日に行った近鉄ハイキング(2018年1月13日、近鉄ハイキImg_6158c ング「高田本山専修寺『お七夜』と寺内町散策」へ(その3)……一身田寺内町、一御田神社、下津醤油、おぼろタオル、江戸橋常夜灯と道標そして江戸橋で「完」)でも通ったところですし、ごく近くに「江戸橋通い」をしている非常勤先もあり、勝手知ったるなんとやら。五六川を渡ります。
Img_6160c 三重高等自動車学校や、津市立三重短期大学のところを通っていきまImg_6167c す。この先、おぼろタオルがありますが、今回はこういうところはポイントには設定されていません。
Img_6171c 緩やかなカーブを過ぎると、近鉄名古屋線の線路が間近になり、踏切がImg_6173c 見えてきます。この踏切の手前で、右奥から来る旧・伊勢別街道と合流。旧・伊勢鉄道の線路跡は、この踏切のところ付近で、現在の近鉄名古屋線の線路と同じルートになります。右の写真は、旧・伊勢別街道。
180325takadahonzan2  実測マップその2です。もうゴールの近鉄名古屋線・江戸橋駅の近くでImg_6178c_2 す。最終のポイントは、江戸橋常夜燈。ここでちょうど5km。江戸橋常夜燈は、小生はもう何度も見ていますが、せっかくですから確認していくことにしました。右は、江戸橋駅近くの旧・伊勢別街道。生活道路になっていて、人もクルマもたくさん通ります。
Img_6188c 江戸橋常夜燈。この常夜燈がある江戸橋の西詰は、伊勢街道(参宮街Img_6185c 道)と伊勢別街道の分岐点に当たります。常夜燈には、安永6(1777)年の銘があり、津市内最古の常夜燈です。常夜燈と並んで、高田本山への道標が立っています。「左 高田本山道」と刻まれています。これは、明治22(1889)年に再建されたもの。詳細は、“近鉄ハイキング「高田本山専修寺『お七夜』と寺内町散策」へ(その3)……一身田寺内町、一御田神社、下津醤油、おぼろタオル、江戸橋常夜灯と道標そして江戸橋で「完」”に書きました。
Img_6190c ここまで来ると、個人的にもう一つのお約束があります(笑)。それは、

志登茂川にかる江戸橋の工事の進捗状況の確認。1月11日のときとあまり変わらないように見えました(上記のリンク先にあります)。橋にまつわる話もそちらにあります。
Img_6250c 江戸橋駅には、11時に到着。コースマップでは5.1kmでしたが、実測は5.4km。今回は1度ルートを間違えたのみですし、寄り道は江戸橋確認だけでしたから、差がありません。所要時間は1時間25分ほど。効率的でしたねぇ(笑)。駅の外観の写真は、もう何度も見ていますので、取り忘れました。そもそも撮ろうという意識がなかった気がします。
Img_6212c ホームで名古屋行き急行を待っていたら、ちょうどタイミングよく、賢島へImg_6206c 行く「しまかぜ」が通過していきました。一度くらい乗ってみたいですねぇ。と思いつつ、11時20分発名古屋行き急行に乗車。桑名着は12時3分。¥690。いつもより短い距離のため短時間で歩けましたが、なかなか楽しい経験でした。
Img_6258c ちなみに、今日のハイキング参加で、あみま倶楽部のスタンプは、9個目をゲット。あと1回参加すると10個になり、参加賞「銅賞」がもらえますが、賞品はバッチ。20個貯めると、バッチ&商品券(¥1,000)。頑張って20個を目標にしましょう(微笑)。

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