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2018年3月 1日 (木)

近鉄ハイキングで“昭和レトロな町でおひなさん 早春の鈴鹿山脈を眺め「あげきのおひなさん」へ”(その1)……スタートし、楚原神社に寄り道した後、ねじり橋・めがね橋で北勢線のナロートレインを撮影

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 ようやく写真整理を終えましたので、近鉄ハイキング“昭和レトロな町でおひなさん 早春の鈴鹿山脈を眺め「あげきのおひなさん」へ”の本編を書くことができます。コースマップでは約9㎞となっていましたが、寄り道をしたり、ウロウロしたりで、実際に歩いたのは、12.4㎞でした。自宅から、三岐鉄道北勢線・西桑名駅往復が、2.7㎞でしたので、合計15.1㎞! さすがに歩きすぎです。
Img_1144c 「近鉄ハイキング」でしたが、今回は、三岐鉄道北勢線・楚原(そはら)駅がスタートでしたので、小生は近鉄に乗る必要がなく、個人的には、「三岐鉄道ハイキング」でした。こちら、三岐鉄道北勢線の桑名駅から乗車です。北勢線は、桑名この西桑名駅から三重県いなべ市の阿下喜(あげき)駅までを結んでいます。日本では数少なくなった軌間762mmのナローゲージの鉄道路線の1つです。もともとは、大正3(1914)年に大山田(現在の西桑名)~楚原間14.5kmに北勢鉄道(軽便鉄道)として開業しています。その後、紆余曲折を経て、近鉄の路線となっていたのですが、累積赤字により近鉄が廃止の意向を打ち出し、平成15(2003)年からは、地元自治体の支援により三岐鉄道が運行しています。
Img_1150c 現在は、西桑名~阿下喜間の20.4㎞を運行。この「ナロー電車」が、最高速Img_1186c 度45km/hで、ガタンゴトンと走っています。西桑名~阿下喜の間は、50分弱。のんびりとした旅情を楽しむには最適と思います。電車も小さいのです。右は、車内で撮ったもの。
Img_1151c ハイキングのスタートである楚原駅までは、¥390。ところが、いきなり失敗Img_1168c_2 (苦笑)。西桑名駅には、8時55分頃到着。9時12分の阿下喜行きに乗るつもりが、ホームに止まっていた東員行き(8時59分)に乗ってしまったのです。目的地の楚原は、東員駅から先、2駅目なのです。東員駅には9時24分着。ここで13分ほど時間つぶし。ホームからは、藤原岳も見えます。
Img_1147c いきなりの余談ですが、この北勢線・西桑名駅は、JR・近鉄桑名駅の南Nishikuwana にあります。なのに「西桑名駅」とは、これ如何に? これは、改称当時の所在地からです。西桑名駅は開業当初(大正3(1914)年)、大山田村にあり「大山田駅」を名乗っていました。昭和4(1929)年、大山田村が町制を施行して西桑名町となったため、昭和6(1931)年、町名に合わせ西桑名駅となったのです。
Img_1185c 9時37分の阿下喜行きに乗車。楚原駅には、9時53分に着きました。まImg_1194c_2
ぁ、もともと予定していた時間ですから、何ら差し支えはありません(負け惜しみ)。受付も10時開始ということですし(微笑)。
Img_1197c 平日のハイキングですし、「酒蔵みてある記」ではありませんので、参加Img_1199c_3 者も少なめ。休日の酒蔵みてある記ですと、1,000人以上になることもよくあるようです。コースマップをもらい(ちなみに、ナンバーは66番)、「あみま倶楽部」のスタンプ(これで6個目)も押していただいて、10時にスタート。これまでのハイキングで一緒になった方のお顔も見かけました。
Img_1201c 楚原駅から50mほどのところで、いきなり寄り道(笑)。コースマップには描かれているものの、立ち寄りスポットではありません。楚原神社です。天文7(1583)年、八幡社(品陀和気命)を勧請し、氏神として尊崇されていました。しかし、永禄12(1569)年、兵火にかかり神殿を焼失し廃退しますが、のちに復興。明治40(1907)年、村内の小祠と御薗にあった御薗神社を合祀して楚原神社と改称しています。
Img_1202c 主祭神は、品陀和気命(ほんだわけのみこと)。品陀和気命は、応神天Img_1204c 皇(5世紀前半、第15代の天皇)。この時期に大和朝廷の勢力が飛躍的に発展したといいます。相殿神は、天照大御神須佐之男命(すさのおのみこと)、大山祇神(おおやまつのかみ、いわゆる山の神:伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の子)、火産霊神(ほむすびのかみ、迦具土神(カグツチノカミ)ともいい、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子)、宇迦之御魂神(うかのみたまのみこと、五穀,食物をつかさどる)、大国主命(おおくにのぬしのみこと:素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子、または6世の孫とされ、出雲大社の祭神)。明治の一村一社政策で合祀されていますので、これだけの御祭神がいらっしゃるのでしょう。
Img_1210c 明治40(1907)年に合祀された神社は、左の写真の通りの7社。御園神社、秋葉社、金刀比羅社、火産霊社、稲荷神社、山神社、神明社です。それにしても、明治の一村一社政策、小生には、かなり乱暴なことをしたように思えます。
Img_1211c ここの境内にも忠魂碑が建てられていました。員弁町楚原区が昭和32年4月に建てた楚原地区全戦没者の慰霊碑です(こちら)。23名の方が祀られていました。
Img_1218c 楚原神社をあとに、コースに戻ります。200mあまり行ったImg_1224c ところに「延命地蔵尊」が祀られています。由来などは不明。さらに進むと、こんなカーブミラーがありました。別の用途に使われていたものをうまく再利用した感じです。
Img_1229c いなべ市員弁町の上笠田と笠田新田の間を進んでいくと、いなべ市立員弁(いなべ)西小学校のところへ出ます。向こうには、藤原岳がよく見えます。この日のハイキングコースでは、ずっとこの藤原岳を見ながら歩いた感じでした。
Img_1233c 員弁西小学校の西側の交差点には、この日の最初の立ち寄りスポットでImg_1240c ある、ねじり橋・めがね橋の案内板が立っていました。細い路地を下って行かねばなりませんので、この案内板がなければ、見逃すかも知れません。さらにその先にも、案内板があり、助かりました。
Img_1250c 江戸時代に作られた「六把野井水」に沿って進むと、この「ねじり橋」があImg_1255c ります。「六把野井水」にかけられた橋で、橋と用水が斜めに交差するため、アーチ橋下部のブロックは、ひねりを入れて積まれているのです。この構造は「ねじりまんぽ」といい、現存するコンクリートブロック製の橋では唯一といわれる大変貴重な橋だそうです。ちなみに、このねじり橋と、次に見るめがね橋は、土木学会選奨土木遺産です。
Img_1271c ねじり橋の真西、230mのところには、めがね橋があります。案内図は、こちら。「眼鏡橋」と呼ばれる橋は、全国に数多く存在しますが、このめがね橋は、コンクリートブロックでできているという点で、大変珍しいものです。三連式の美しいアーチで、北勢線の代表的な撮影スポットです。「撮影スポット」ということで、若干迷ったものの、両方の橋を電車が通過するところを撮影することにしました。ねじり橋に到着したのが、10時20分。持参した時刻表を見ると、上り・西桑名行きは、1つ西の麻生田駅を10時43分に、また、下り・阿下喜行きは、楚原駅を10時51分にそれぞれ発車します。ということは、上り・下りが連続して通るということです(微笑)。これはもう待つしかありません。ということで、同じことをお考えになっていた、津市からの男性と話しながら、30分弱時間をつぶすことにしました。
Img_1288c まずは、上り・西桑名行きが、めがね橋を通過していくところ。10時48分の撮影です。どこから撮影したらよいか、十分には検討できませんでしたが、それなりに撮れたと、自己満足(笑)。菜の花の季節とかでしたらもっとよかったのに(今月の富士通の壁紙カレンダーが、ちょうど、このめがね橋を北勢線の電車が通過するシーンなのですが、それには菜の花が映っているのです)。
Img_1314c そして、その5分後、下り・阿下喜行きがねじり橋を通るところを撮影できました。こちらも、撮影ポイントの選択が難しく、鉄道写真を趣味にしている方がご覧になると、「何じゃ、これ!?」といわれそうです。まぁ、これも自分としては不満はあるものの、初めてにしては上出来と勝手に思っております(苦笑)。
Img_1337c このあと、宮橋を渡って、八幡神社へと向かいます。八幡神社は、立ち寄りスポットではありませんでしたが、これまた見逃す手はないと思って、寄り道してきました。これ、大正解でした。まさにワンダーランド中のワンダーランドというべき神社でした。その2に続きます。今日のところは、スタートして、まだ1.4㎞ほど。先は長い(爆)。

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コメント

おユキさん、こんばんは。

ねじり橋、名前を聞いただけではよく訳がわかりませんよね。
大正5年に作られています。
あのカーブが何ともいえず、美しいものでした。

めがね橋の方については、女性3人組の参加者の方が、「3つもアーチがあったら、めがね橋じゃなくて、団子橋よねぇ」などと、不届きなことをおっしゃっていました(爆)。

八幡神社、色々とあって面白いですよ。
ここで初めて見たものもあります。

どうぞごゆるりとお付き合いください。

投稿: mamekichi | 2018年3月13日 (火) 20時19分

mamekichi先生、こんばんは。

ねじり橋、こういうことだったのですね。
眼鏡橋は、記事に書かれているように、ほかにも何か所かあり、なんとなく想像ができましたが、
ねじり橋というのは、どういうことだろう?と思っていたのです。

面白い構造ですねぇ。
これは見たくなります(笑)。

さてさて、ワンダーランドの八幡神社は、どんなワンダーがあるのでしょう?

投稿: おユキ | 2018年3月13日 (火) 20時04分

TAKUさん、ありがとうございます。
北勢線のねじり橋・めがね橋は、一度は行ってみたいと思いながらも機会がなかったところでした。
今回のハイキングでは、個人的にはお雛様よりもここがメインでした。
お褒めいただき、恐縮です。
めがね橋のところで、20分あまり電車を待ちながら、同じハイキングに参加された方とゆっくり話すことができました。
三岐線ならではの経験ですね。
ねじり橋・めがね橋の場所もよく分かりましたので、また違った季節にも行ってみたいと思います。

ところで、私が行ったときには菜の花どころか、花は見当たりませんでした。
菜の花と三岐線の電車のコラボも良い感じですよね。

投稿: mamekichi | 2018年3月 8日 (木) 21時01分

こんにちは!
拝見するのが遅くなってしまい失礼しましたm(__)m
おぉっ!北勢線ですね(^^)!

鉄道写真好きとしても、綺麗に撮られていますよ(←えらそーにすみません^^;))
眼鏡橋は特にいろんなアングルから撮れるので、絵にもしやすい分、いつも迷ってしまいます(笑)

いつも撮影して移動、撮影して移動、としているので、たまには眼鏡橋やねじり橋もじっくり見ながらノンビリと撮らないとな~と思ってしまいました(^0^;)

それにしても富士通カレンダーにめがね橋が出ているのですね!
そういえば、数年前に眼鏡橋前に菜の花が咲いていた時がありました。今年はどうでしょう(^^)

投稿: TAKU | 2018年3月 8日 (木) 16時30分

くろばしくろまるさん、こんばんは。

いつもお読みくださり、ありがとうございます。
自分では「小学生の調べ学習」と思っています(微笑)。

昔の仕事柄、調べることは苦にならないどころか、趣味の域に達しているかも知れません。
それに調べ始めると、けっこう追求してしまいます。

めがね橋・ねじり橋は、ずっと行って見たかったところでした。
運転士さんがそういうサービスをしてくれるとは思いも寄りませんでしたが、三岐鉄道ならあり得るかもと思います。

近鉄のハイキングや、JRのウォーキングでは、近いところで、行って見たかったものの、自分では行けないところがコースにあり、楽しめます。

投稿: mamekichi | 2018年3月 2日 (金) 21時54分

いつも先生のブログを楽しみに訪問させて頂いています。
大学の論文レポートなみの調査に驚きながら拝読しています。
めがね橋は、時々撮影に行くポイントです。三岐の電車もカメラマンを意識して、スピードを落として、写真を撮りやすくするサ-ビスをしてくれます(笑)

投稿: くろしばくろまる | 2018年3月 2日 (金) 18時55分

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