« 残暑続き……大規模修繕準備進む | トップページ | 九華公園でカワセミ目撃……一瞬の出来事でした(笑) »

2017年8月31日 (木)

六華苑へ……六華苑新収蔵品展を見る

Img_0839_800x571

 ずいぶん久しぶりに行ってきました。六華苑です。昨日書きましたが、今日Img_0590_563x800 まで「六華苑新収蔵品展」が行われていましたので、それを見に行ったというわけです。この展覧会は、六華苑が重要文化財に指定されて20周年となる記念で開催されたものです。新たに寄附を受けて収蔵予定の建設当時の調度品や、二代・諸戸清六氏の肖像画、愛用の茶碗などが展示されていました。残念ながら、展示品は撮影禁止。出品リストは、末尾に載せておきます。
Img_0954_800x533 左は、長屋門。入場券の販売窓口があります。その脇にImg_0566_800x533 は、イチョウの大木。これは遠くからでも見えますので、目印になると思います。
Img_0572_800x547 六華苑は、山林王と呼ばれた桑名の実業家二代目諸戸清六氏の邸宅として大正2年に竣工しています。洋館部分は、ジョサイア・コンドルが手がけた地方に唯一残る作品です。揖斐・長良川を望む約18,000平方メートルの敷地に洋館、和館などの建物、地泉回遊式の庭園があります。創建当時の姿をほぼそのままとどめているといわれます。洋館と和館は、平成9年に国の重要文化財に指定されています。庭園も平成13年に国の名勝になっています。今日は、かいつまんで紹介します。
Img_0576_800x533 長屋門をくぐり、左にカーブしていくと、塔屋が付属した洋館が見えてきます。全体的にはシンプルなデザインとなっていますが、4階建ての塔屋が目立ちます。設計段階では3階となっていたものを4階建てに変更したといいます。「揖斐川を見渡せるように」という清六氏の意向によります。揖斐長良川などがよく見えました。過去形で書いたのは、以前は4階まで上れた記憶があるのですが、最近は、3・4階は非公開です。
Img_0693_800x521 2階の南側にあるサンルーム。奥にはロッキングチェアも見えます。太陽が燦々と注ぎ込みますし、庭園が一望できます。そのためか、大変気持ちのよい空間となっています。
Img_0879_800x533 洋館の西に続く和館。この写真は、庭園の南側から撮ったもの。明治期の洋風建築には和館を併設する例が多くあったそうです。
Img_0723_800x531 洋館と和館の接続部分から、和館の方を見た写真。廊下が、畳廊下と、普通の板敷きの廊下と2つあります。板敷きの廊下は、使用人が通ったところで、畳敷きの方はお客や家族が使ったもの。小生? 本来であれば畳廊下などは使える身分ではありませんが、今日のところは勝手ながらそちらを歩かせてもらいました(微笑)。
Img_0769_800x533 苑内には、洋館、和館の他に内玄関棟、複数の蔵、稲荷社、番蔵棟などImg_0790_800x533 がありますが、こちらは、離れ屋。離れ屋は桑名市の有形文化財です。ここに限りませんが、部屋の中も開放的で、気持ちのよい空間です。私がいったときは、お客さんも少なく、しばらく座り込んで眺めを楽しんできました。最高気温は33℃を超える日でしたが、庭園や室内は風が通って、涼しくさえ感じられました。
Img_0900_800x533 建物の外観や、内部など見るべきところは多々あります。ディテールにもImg_0909_800x533 こだわりがあり、紹介したいところもたくさんあります。右は、洋館の基礎部分。換気口と思いますが、意匠は諸戸家の家紋である「違い鷹羽」になっていました。
Img_0939_800x533 洋館1階のホール部分を、北側の窓の外から撮った写真です。「鑑定団」Img_0716_533x800_2 に出てきそうなランプがあります。右手には2階に続く階段が一部見えています。この階段の手すり部分には、右のような意匠が凝らされています。その他、シャンデリアやランプ、和室の欄間などなど見どころは満載です。
Img_0808_800x533 ところで、5枚目の写真にある案内図をよくご覧いただくとお分かりになりますが、六華苑は溝渠を挟んで諸戸氏庭園と隣り合っています。六華苑の南端に行くと、左の写真のように、諸戸氏庭園が見えます。
Img_0848_800x533 これはほとんど余談でありますが、諸戸氏庭園が見えるあたりに行き、Img_0550_800x497 場所を選ぶと、左の写真にあるように、拙宅マンションが木々の合間に見えるのです。ちなみに、拙宅玄関前(9階)から見ると、右の写真のようになります。六華苑の洋館の塔屋部分が見えますし、左下にある大きな屋根は、諸戸氏庭園の御殿です。御殿は、3枚前の写真(諸戸氏庭園が見えるという写真)に写っている建物です。
Img_0926_800x523 という次第で、今日は、9時過ぎからほぼ2時間、六華苑を訪れてきました。午後は、仕事の続き。夕方は、仕事に倦んできましたので、住吉入江から田町、九華公園、住吉神社と小1時間散歩して来ました。明日からは9月。といってもほとんど生活に変わりはありませんが、気分を変えてやっていきたいところです。
Rokka1_583x800 Rokka2_583x800 こちらの2枚は、「六華苑新収蔵品展」の出品リスト。二代目・諸戸清六氏の肖像画や、六華苑で使っていた調度品、清六氏愛用の茶碗、清六氏が夫人のために作られた茶碗などがありましたが、個人的には、吉田初三郎が描いた「西桑名町鳥瞰図」(昭和9年頃)が最も興味を引きました。

|

« 残暑続き……大規模修繕準備進む | トップページ | 九華公園でカワセミ目撃……一瞬の出来事でした(笑) »

散歩」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

歴史散歩」カテゴリの記事

コメント

おユキさん、おはようございます。

この日、快晴で、気持ちのよい日でした。
池の水は、さざ波が立っていたのですが、写真に撮ったらきれいに水鏡になっていました。
このスポット&アングルの写真と、もう1ヵ所好きなところがあります。
それはまた別の機会に。

室内の写真も撮ってきたのですが、露出がもう一つでしたので、ほとんど割愛しました。
昔のものは、「マイフォト」にあります。

洋館と和館の接合部分は、自然につながっています。
とくに「これが境目」というものはありません。
これもまた。
この写真は、畳廊下と板敷き廊下の対比を狙ったものでした。

六華苑はいいところですよ。
一度ぜひお越しください。
諸戸氏庭園も公開しているときがよいかも知れません。

観光協会の回し者ではありません(微笑)。
桑名市や、観光協会はもっとちゃんとやれよぉ!と思っているくらいなのです。

投稿: mamekichi | 2017年9月 2日 (土) 08時00分

mamekichi先生、こんばんは。

撮影日和だったのですね。
池の水も静かで、快晴じゃないですか。

古い他人様のお宅というのはトキメキますlovely
ご様子を見ていたわけではありませんが、堂々としたカメラマンぶりで、アングルも素敵で、保存版といっても良いのではないですか?

ひとつ残念なのは、洋館と和館の接続部から、和館をみたお写真。
もそっと手前から写してくだされば、どのように切り替わっているのかもわかったということですよね。
こればかりはモニター越しに文句を言っても仕方なく・・・
ハッcoldsweats02sign03 桑名観光協会から、興味を引き出して観光に来るように仕向けなさい、とでも言われているのでしょうか?(笑)

投稿: おユキ | 2017年9月 1日 (金) 18時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 残暑続き……大規模修繕準備進む | トップページ | 九華公園でカワセミ目撃……一瞬の出来事でした(笑) »