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2016年3月15日 (火)

林性寺へ涅槃図を見に行く【涅槃図の写真(猫も写っています)へのリンクを追加(3/17)】

Dscn0365_800x600_2  家内の実家へ出かけたついでに、林性寺で行われている涅槃図のご開帳Dscn0361_800x600_2 を拝観してきました。というよりも、今日は、この涅槃図見たさというのが、実家に行った目的かも知れません(苦笑)。林性寺は、かつてこの地を治めていた榊原氏の菩提寺として、天正16(1588)年に開基されました。

13786_1_m_2  林性寺には日本に3幅しかないと言われる室町時代の画僧兆殿司<ちょうでんす>による涅槃図があります(写真は、観光三重のサイトからお借りしました)。ご開帳の期間は毎年3月14~16日ですが、中日の15日が参拝者でよく賑わうそうです。前から一度は見てみたいと思っていたのですが、やっと念願が叶いました。

Nehanzu_567x800  この涅槃図は、津市指定文化財で、絹本着色の掛軸になっています。画面巾は、2.50m、立2.59m、総軸巾2.82m、立3.79mという立派なもの。涅槃 像は、お釈迦様入滅の様子を描いた絵で、そのお慈悲を受けて救われた生き物(人類だけでなく、鳥・獣・魚な ど全て)が、ご臨終に会おうと駆けつけ、悲しむ姿が描かれてい ます。 しかし、唯一、猫だけは仏縁がなく、間に合わなかったために、描かれていないのが通例だそうです。しかし、林性寺の涅槃図には、日本に三幅だけ猫が描かれている珍しい涅槃図の一つがあります。係の方のお許しを得て、涅槃図のすぐ前まで行って拝観させていただき、猫が描かれているのも間近で確認してきました。

 ちなみに、猫が描かれた理由には、次のような話が伝わっています。

兆殿司が涅槃図を描いている姿を、猫がそばでじっ と見ているので有りまし た。兆殿司が、最後の仕上げであるお釈迦様の口紅の色に苦労されてい るのを見て、猫がどこからか 口にくわえてきたものを兆殿司の前に置いたので有りました。 兆殿司が、それを手にとり色を見た所、まさに探してい た紅色だったので、口紅として色をつけ、礼に猫を涅槃図に描い たのでした。

Dscn0364_800x600  この涅槃図、古文書には、文明9(1477)年に、津の四天王寺の住持が奉った国泰寺涅槃の図を沙門の秀海、周永が寄付したと記されているそうです。

【付記(3/17)】 涅槃図の写真は撮ってきませんでしたが、「吾作の榊原温泉だより」に涅槃図の写真や、猫の部分の写真が載っています。「今日はおしゃかさんの中日」をご覧ください。

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