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2015年8月29日 (土)

鎮国守国神社【追加、訂正あります(9/2)】

あr 夜中から未明にかけてよく降ったようです。大雨警報まで出ていました。今朝2時台には、24mmほどの雨量があったようです。

Chinkokumap_3  さて、本日は、九華公園内にある鎮国守国神社を紹介します。左に地図Rimg00530702_2 を載せ、今日ご紹介する場所、ものを書き込んであります。九華公園は、旧・桑名城跡につくられています。野球場や、市民プールのあるところ、さらには、柿安ビル(あの柿安の本社です)も、昔のお城の中ということです。我が家から、いつもの散歩ルートで(住吉神社から揖斐川沿いを歩いて)、1㎞あまり。

Rimg00170702_2  こちらは、何度か載せましたが、拝殿です。賽銭箱や、屋根には、久松松平家の家紋である“梅鉢紋”があります。鎮国守国神社は、松平定綱(鎮国公)、松平定信(守国公、楽翁Img_5299_2 公)を祀っていますので、この名前になっています。天明4年(1784)白河(現福島県白河市)城内に、松平定綱(鎮国公)を祀ったのが始まりで、文政6年(1823)白河から桑名へ移封にともない神社も桑名城本丸に移ったということです。

Rimg00540702_2  左は、鎮国守国神社の鳥居です。「縣社」と書かれています。これは、明治4(1871)年の太政官布告で、神社に国家の特別保護を加え留ことを宣言しましたが、その時につくられた「社格」(近代社格制度)に位置づけられたものです。「縣社」ですので、県から幣帛<へいはく>を奉った神社です。幣帛とは、神前に供える物の総称ということです。

Rimg00140702_2  鳥居をくぐった左手には、手水舎があります(左の写真)。少しいった右Rimg00150702_2 手には、神牛像が置かれています(右の写真)。神牛像の説明には、九華天神とも書かれています。天神様ですから、菅原道真公をお祭りしていると思われます。道真公は、丑年の生まれなど、牛と縁が深いため、天神様には牛の像が置かれているのでしょう。

Rimg00300627_2  拝殿前に掲げられている鎮国守国神社の御祭神です(左)。今まで気づRimg00160702_2 きませんでしたが、ここに道真公も合祀されていました。何でもよく見ないといけません(苦笑)。右は、楽翁公(松平定信公)の歌碑です。神牛像の向かいにあります。石碑の文字はとても読めませんが、説明板があってまだ助かります(苦笑)。学生時代、何故か古文書学の授業に少しだけ出たことがありますが、とても手に負えないと思って、すぐにやめてしまったことを思い出します。

Rimg00210702_2  九華招魂社への参道の入り口にある鳥居です(左)。先日ご紹介した狛犬Rimg00400702_2 は、この脇に鎮座しています。右は、九華招魂社の拝殿です。緑の中に、割とこぢんまりした拝殿が建っており、私はけっこう気に入っています。鎮国さんへお参りしたときには、必ず招魂社にもお参りして来ます。

Rimg00400627_2  九華招魂社の御祭神です。招魂社ですから、「桑名藩領内殉難護国之英霊」となっています。ちなみに、東京招魂社は、現在の靖国神社、各県の招魂社は、護国神社になっています。

Rimg00380702  招魂社の手前、左側には、高龗神社があります。「龗」Img_8479 は、文字が薄くなっていて判別不能でしたが、9/2に確認できました。「レイ」「リョウ」と読むようです。「竜」という意味のようで、龍神や、水神を意味します。松田ら定綱公が、井戸を掘られたときに祀ったということのようです【このパラグラフ、修正し、右の写真を追加しました(9/2)】。

Rimg00180702  ところで、鎮国守国神社の境内には、鳥居、お社、狛犬の他にもいろいろなものがあります。まずこちらは、鎮国さんの拝殿の北東にあります、旧・桑名城天守台跡です。ただし、見えている石垣は、昔の天守台当時のものではないそうです。天守台の上には、剣の形の銅製の碑が立っていますが、これは、戊辰戦争の殉難者の鎮魂のための「戊辰殉難招魂碑」です。碑文は、桑名藩最後の藩主、18代松平定敬公の書によります。


Rimg00360702  九華招魂社の参道脇には、このようなものがあります。船の形をしていますが、水を溜めるところがありますから、手水場かと思っていました。「桑名の戦争遺跡(桑名しるべ石勉強会発行)」に載っていました。「九華招魂社前手水石」と書かれています。戊辰戦争の際、柏崎で編成された致人隊が寄進したものだそうですから、古いものです。

Rimg00370702  手水石の向かい(参道を挟んだところ)にある灯籠です。「大砲隊」と刻まれていて、これも何だろうと思っていました。「桑名の戦争遺跡」によれば、明治3年(1870)に立てられたものだそうです。大砲隊とは、致人隊と同じく、戊辰戦争の際、柏崎で編成された桑名藩の戦闘部隊だそうです。

Rimg00220702  手水舎の裏手(西側)には、よく分からないものがたくさんあります。まず、左の写真の石柱には、「日本ボーイスカウト名古屋第五十四団発団二十五周年記念植樹」と書かれています。植樹された木は、どれでしょう? すぐ左に木が一本、写っていますが、小さいのでこれではないでしょう。記念植樹をしたのは、平成6年(1994年)のようでした(9/2確認)【このパラグラフも、修正しました】。

Rimg00240702  こちらも、以前から不思議なものだと思っていました。「奉献」とか、「日本海海戦記念」、「桑名郡海友会(「桑名の戦争遺跡」には、「桑名郡海支会」とあります)」と書かれていますから、日露戦争に関わるものかというきがします。「桑名の戦争遺跡」によれば、「九華招魂社奉納物台座」だそうです。ただし、この台座に何が載っていたかは分からないそうです。明治38年(1905)以降のもののようです。

Rimg00230702  これは、さらによく分かりません。上の「「九華招魂社奉納物台座」の北にあります。「奉納」と刻まれています。上に笠のようなものが載っています。「桑名の戦争遺跡」にも記載がありませんから、戦争に関わるものではないかも知れません。これまた、裏側を見ていませんので、改めて確認してみる価値があるかも知れません。

Rimg00260702  「台座」の南にある「門柱」です。向かって左の石柱には、「義勇報公」とあります。右は、よく読めませんが、「盡忠報国」とあるように思えます。「桑名の戦争遺跡」によれば、文字はこれで間違いなさそうですが、「容易には読めないよう削られている」とあります。西側の柱(向かって左)の裏面には、「品事変記念 昭和十四年十月」と、東側には、本町貝新 二代目 水谷新兵衛」と刻まれています。貝新は、あの有名なしぐれ屋さんの一つ。「招魂社への参道がここまで続いていたようです。

Rimg00200702_2  もう一つ。鎮国守国神社拝殿のすぐ東にある石碑です。これも、「桑名の戦争遺跡」にも記載がありませんから、戦争とは無関係なのでしょう。碑文を解読すればよいのでしょうが、これまでのところ、チャレンジはしておりません(苦笑)。

Img_7214  九華公園内には、まだこのほかにも、石碑などがあります。本丸跡の入Img_7215 り口近くには、桑名藩の戦争責任(戊辰戦争)を負って切腹した、桑名藩士・森陳明<もりつらあき>(五稜郭の戦いのとき、新撰組頭取改役)を検証する「清忠苦節」碑もあります(写真がありません)。しっかり見て、確認するとおもしろいでしょう。これからの課題ですねぇ。狛犬は、鎮国守国神社拝殿前のものの、アップ写真です。

 なお、「桑名の戦争遺跡」は、「桑名しるべ石勉強会」の編集、発行です。市内の新光堂書店で、入手できます。定価は800円(税別)。

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コメント

こころんさん、こんにちは。

今日もなかなかスッキリしない天気でしたね。
確か満月のはずですが、見られるでしょうか?

さて、東員の中部公園にはもう彼岸花がさいているんですね。
ちょっと早すぎる感じです。

サカマキガイは、本当に繁殖力が旺盛のようです。
今日、水槽を掃除したのですが、水草煮卵らしきものがあり、多分サカマキガイのものだろうと思います。
最初は、可哀想な気がしていましたが、最近では、遠慮なく駆除することにしました。
メダカの餌を横取りしているくらいですので(笑)。

メダカさんは、先日、朝、1匹が浮いていましたが、それ以外は元気です。
お陰様で楽しませて頂いています。

趣味の園芸の「サギソウ」、教えて頂いたので、ビデオにも録りつつ、見ました。
テレビで放送するのは、かなりきちんとした手入れのしかたなのでしょうね。
乾燥させないよう気をつけます。
8月号には、テラリウムも載っていましたので、テキストまで買ってしまいました。

投稿: mamekichi | 2015年8月30日 (日) 17時38分

こんにちは
お墓参りにカメラ持って出ましたが
雨がパラパラと降ってたのでそのまま帰ってきました(^_^;)
東員の中部公園の西の田んぼの畦に彼岸花が
咲き出しました。それを撮ろうと思ってたのですが。
ここはフライング気味に早く咲きます(笑)
サカマキガイがご迷惑をお掛けしているようで(^_^;)
メダカ、元気そうでなによりです。
今朝、趣味の園芸でサギソウをしてましたね。
あんなに手間の掛かることを家ではしてませんが
カラカラに乾かないように気をつければいいと思います。

投稿: こころん | 2015年8月30日 (日) 13時07分

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