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2012年7月16日 (月)

居残りのキンクロハジロは、カメに向かって演説か?!

 今日の九華公園での散歩の余滴であります。

Img_4770  この夏、九華公園には、一羽だけ、「居残り」を決めたのか、キンクロハジロのオスがいます。キンクロハジロは、カモの仲間で、シベリア、ヨーロッパ北部などのユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になると、日本では、九州以北に越冬のため飛来してきます(冬鳥)。北海道の一部を除いて、普通は春には、シベリアへ戻っていくのですが、ここ九華公園にはなぜか、オスが一羽だけ、そのまま居着いています。

Img_4970  今日の散歩で、いつもカメたちが甲羅干しをしているところで、ご覧のような光景を見かけました。ここは、本来、左の上、スロープを上った所にアヒルたちのためと思われる小屋があるのですが、アヒルたちがここに上がっているのはほとんど見たことがありません。そのため、このスロープは、事実上、カメの甲羅干し専用になっています。今日は、ここでカメたちに向かって、居残りキンクロハジロが、何やら話をしているのか、はたまた演説をしているのか、それとも講釈を垂れているのか、そういう場面に遭遇したのであります。

 面白そうでしたし、まだ昼には時間がありましたので、小生も、しばらく、キンクロハジロ先生Img_4990 のご高説を拝聴することにしました。ドリトル先生ではありませんので、動物たちの言葉はよく分かりませんが、何やらありがたいお話をしているようにも見えました。しかるに、カメの中には、聴講態度が悪いものもおります。この右の写真では、最前列のカメさん、横を向いてしまい、なおかつ、甲羅の中に首をすくめているではありませんか。普通、何かの講義などでは、最前列には、まじめに聞こうという意欲満々の方が並ぶものであります。学生がこういう態度でしたら、小生、我慢なりませんから、「おい、ちゃんと聞いているのか?!」と一喝したくなるところであります。キンクロハジロ先生も、何やら問い詰めているようにも見えました。

Img_4991  それでもまぁ、キンクロ先生、話したいことはすべて話し終えたのでしょう。そのうちに、スロープを上って、退場していこうという様子が見られました。「いやぁ、どうもお疲れ様でした。暑い中、聞いているのかいないのか分からないような仮面さん相手に大変でしたね」とでも、声をかけてやりたい気持ちになります。

 おやおや、いったん下がって行かれたはずのキンクロ先生、何か言い忘れたのでしょうか、それImg_4995 とも、あのカメさん達の中から、質問でもあったのでしょうか? 事情がよく飲み込めませんが、キンクロ先生、また、ちょっとおぼつかない足取りで、戻ってくるではありませんか!? それに、何やら、平身低頭しているようにも見えます。よく事情が飲み込めません。これは、どうしたのでしょう? もう少し、様子を見ている必要がありそうです。

Img_5000  先ほどは、こちらから見て、左側、手間の方のカメに向かっていましたが、今度は、向かって右の方のカメの所へ行きました。そして、夫、どういうことでしょう、このカメさんに対しても、腰を低くして、何やら丁寧な態度で接近しています。ますます分からなくなりました。何が起こっているのでしょう? 当事者であるカメたちも、よく事情が飲み込めないようで、皆そろって、首を長くして、キンクロハジロ先生の振る舞いに注目しています。

Img_5012  いや、どうも向かって右側のカメには、用はなかったようです(オヤジギャグではありません)。やはり、先ほどの、手前側にいたカメの所へ向かっています。対するカメ。やはり、キンクロ先生がイヤなのでしょうか、嫌っているのでしょうか、やはり横を向いて、首をすくめて、ぷいっとしているのでしょうか、それとも、嵐が行くのを待とうという作戦でしょうか? 対するキンクロ先生、平身低頭しているようにも見えますが、何やら、戦闘態勢に入っているかという雰囲気も漂わせております。これは、目が離せません。

Img_5013  おっと、平身低頭とか、戦闘態勢とか思わせたのは、フェイントでありました。キンクロハジロ先生、飛びました。まさかの技を繰り出しました。これには、退治していたカメたちも、呆然としております。なすすべもなく見送っております。どうやら、キンクロハジロ先生の、少なくとも、「技あり」を撮らなければならないようであります。

 そして、この当事者、キンクロ先生は、難なく、近くの堀に、着水されました。フェイントかImg_5014_2 ら、飛び立ち、そして着水という連続技であります。そうです、ロンドンオリンピックも近いことですから、どうやら、カメたちを相手に演説や講釈をしていたのではなく、トレーニングをしていたのかも知れません。こちら、無事に着水をハタした直後の、キンクロハジロ先生であります。平然としておられますし、オスの象徴である冠羽がしっかりと見えております。

Img_5015  一連の技がしっかり決まったことがよほど嬉しかったのでしょうか、どうやImg_5016 ら興奮を抑えきれないようで、水上でも羽ばたき、ジャンプを見せて、悠然と沖の方へ去って行くキンクロハジロ先生であります。冠羽が、やや乱れてしまっておりますキンクロハジロ先生。この暑い夏を、独り、九華公園で無事に過ごしていただくことをお祈りしつつ、現場からの中継を終わらせていただきます。

 まったくの創作でありました。単に、堀におりたかったのに、カメたちが邪魔だったというのが、事の真相であると推測されます(爆)。

 皆様の貴重なお時間を浪費致しまして、大変申し訳なく存じます。こころからお詫び申し上げます m(_ _)m、

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コメント

華凜さん、ありがとうございます。
小生、軽い運動が必要ということもあって、なるべく散歩を欠かさないようにしています。しかし、ただひたすら修行でもしているかのように、マジメに歩くのは、まったく性に合いませんので、散歩を始めた頃から、デジカメをぶら下げて歩いています。最初は、名所、旧跡、寺社仏閣を撮っていたのですが、次第に草花、生き物も撮るようになりました。
草花の名前はいっこうに覚えられませんので、野鳥や、昆虫がいるときは、もっぱらそちらに集中しています。野鳥は、冬の方が、渡り鳥もたくさん来て、バラエティに富んでいて、楽しめます。
こちらでも、アオサギ、ダイサギ、コサギ、チュウサギなどよく見かけますよ。華凜さんも、今度は是非野鳥の撮影にトライしてみてください。

投稿: mamekichi | 2012年7月17日 (火) 13時24分

こんにちは。

野鳥の観察も面白いですね。
落ちも面白かったです(・∀・)

うちのマンションの前の池にもシロサギらしき鳥がたまにやってきて魚を狙っているようです。狙っていると言ってもただじーーーっと静止しているのですが、ずっと見ているとある瞬間、さっと魚に食いつきます。きっと、タイミングを見計らっているのでしょうね。

今日はまだ来ていないようですが、いつかブログでアップできたらいいなと思います。

投稿: 華凜 | 2012年7月17日 (火) 11時27分

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