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2011年9月28日 (水)

ウ~ン、やっぱり眠気とボンヤリ感ですなぁ……レクサプロとの2週間

 今日も好天が続いています。最高気温も、26℃(13時)とまぁまぁ快適でした。玄関とベランダ側の窓とを開けておきますと、気持ちのよい風が通り抜けていきます。午前中、雑誌を買いに、久しぶりに三洋堂書店桑名店まで行ってきました。

 さて、レクサプロを服用し始めて、ほぼ2週間が経ちました。以下は、あくまでも「私の」服用感です。うつ病と診断されて、6年半。うつ病自体は、かなり軽快していると思いますが、主観的には低空飛行状態で、変に落ち着いてしまっていて、今ひとつ活気や活力には欠けており、復職できるレベルには回復していません。この6月末から9月半ばまでは、抗うつ剤も抗不安剤も飲まず、漢方で過ごしていた、という次第です。

 その服用感を一言でいえば(身もふたもありませんが)、眠気、ボンヤリ感そして、フラツキです。2週目に入った、先週木曜以来の活動記録を見ていますと、やはり、「眠い」、「ふらつく」という記述や、「午睡」というのが目立ちます。とくに先週土曜日(9/24)などは、午前・午後とも、寝ており、合計7時間ほども「午睡」(といえるのかどうか、分かりません)をむさぼっていたくらいです。夜もそれなりに眠れていることが多いのですが、昼間の眠気もハンパじゃないという感じです。

 私の場合、抗うつ剤、抗不安剤ともに、眠気やフラツキ、ボンヤリ感を感じるという副作用がほとんどです。レクサプロも、私にとっては、「ご多分に漏れず」ということでありました。

 また例によって、講釈好き、屁理屈好きの顔が出てしまいますが、眠気、ボンヤリ感が中心で、それにフラツキがともなうという感じです。また、外に出ますととくにフラツキが大きくなりますし、脳が疲れたような感じがします。「脳が疲れた感じ」は、まったくの屁理屈ですが、外の世界の刺激や情報がありすぎて、私の低下した脳の働きでは、それらを処理しきれず、いわばオーバーフロー状態になった結果ではないかと思っています。これが、極端になると、パニックを起こすような気がしていますが、幸い、私の場合そこまで行ったことはありません。

 高血圧で診てもらっている内科の主治医の言によれば、「精神科で使う薬は、結局、鎮静作用を持っているから、そうなるんじゃないの?」ということです。私の体験からすると、十分納得できる解釈です。

 しかし、明日、診察ですが、う~ん、どうしたものでしょうねぇ。自分としては、抗うつ剤では、今の状態は変わらない、むしろマイナスに作用するような気がしています。しかし、そうすると、たぶん精神科で処方する薬は、ほとんどないような気がするのです。

 ところで、今日買ってきた雑誌、小学館発行のSAPIOの10月5日号です。ちょっと右寄りとか、保守的といわれそうな立場の雑誌なのですが、それはともかく、「うつで病院に行くと殺される!?(by伊藤準也)」という特集が載っていたので、読んでみようと思った次第なのです。「医療の暗部を抉る集中連載」ということで、この号にはその第1回、「『自殺者数』と『抗うつ剤の売り上げ』がほぼ同じ時期から増え始めていた!」という記事が掲載されています。

 抗うつ薬の売り上げが、製薬会社にとってはドル箱になっているというのは、知る人ぞ知る事実です。例の、「うつは心の風邪」は、製薬会社のキャンペーンでした(こういうキャンペーンは、今も、逆流性食道炎や、脱毛をめぐって、医療機関の受診を促す形で行われています)。また、近年、日本の自殺者数が年間3万人を越えた状態が続いている、というのは多くの方がご存じかと思います。この背景には、長引く不況や、それに関連するリストラなどの社会状況があるといわれてきました。

 また、政府は、自殺予防キャンペーンや、自殺予防のため、早期受診キャンペーンを展開してきていますが、その成果は上がっているとはいいがたい状況です。とくにこの「早期受診キャンペーン」の背景には、「多くの自殺者は、精神疾患がありながら精神科や心療内科を受診していなかった。生前に医師が診察していれば自殺は防げたはずだ」という考えに基づいています。

 ところが、SAPIOの記事によれば、この論理は根底から覆っているといいます。

自殺者の家族等が集まる全国自死遺族連絡会が06年7月から10年3月に自殺で亡くなった方1016人の遺族に聞き取り調査したところ、約7割に当たる701人が精神科の治療を継続中だった。

また、東京都福祉保健局が自殺遺族から聞き取り調査をして08年に発表した自殺実態調査報告書でも、自殺者のうち54%が「精神科・心療内科の医療機関」に相談していたことが分かっている。

というデータがあるということなのです。平成21年版の自殺対策白書でも同様の結果が掲載されています。つまり、精神科・心療内科の受診が自殺防止に必ずしもつながっていないと考えられるのです。

 年間自殺者数は、97年まで約2万~2万5000人で推移していたものが、翌98年に3万2863人にまで一気に増加して、それ以降、の傾向が続いているのです。

 これと同じく、98年頃から抗うつ剤の売り上げが急伸しているという事実があることを、この記事は指摘しています。実際、98年に173億円だった抗うつ剤の売り上げは、翌年以上増え続け、06年には875億円になっています。

 さらに、同じ時期に、うつ病と診断された患者数も急増しています。厚生労働省の調査によれば、うつ病が大半を占める「気分障害」患者数は、99年に44万1000人だったのが、02年には71万1000人、05年に92万4000人に、さらに、08年には100万人を突破しているのです。

 これらの「98年頃を境に自殺者数、抗うつ薬の売り上げ、うつ病患者数が増加する」という事実から、この記事を執筆した伊藤さんは、「精神医療の現場における『薬』の役割が相関を解くカギになる」と述べています。伊藤さん自身が書いているように、これら3つ数値の関連は、あくまでも「相関」を示しているだけですので、統計学の初歩的知識からしても明らかなように、「因果関係」があることを示すものではありません。この点は、誤解をしないことが大切です。

 SSRIは、日本でもよく用いられている抗うつ剤ですが、欧米では、自殺を誘発する危険性が指摘されて、それをめぐって激しい議論となっています。英国では、03年にパキシルとゾロフト(日本では、ジェイゾロフト)を、未成年のうつ病患者には禁忌となっています(のちに警告に変更)。アメリカでも、食品医薬品局(FDA)が、03年にSSRIには自殺につながる可能性があるため子どもには使わないよう勧告しています。日本でも、添付文書には、一応、「18歳未満への投与は慎重に」などと記載されています。

 訴訟大国のアメリカでは、すでに抗うつ薬は巨額の賠償問題に発展していることも記事では触れられています。

例えば09年12月4日付のブルームバーグ紙によるとパキシルの製造元であるグラクソ・スミスクライン社は、約150件の自殺に関する訴訟において、平均和解額200万ドルで原告との和解に応じた。

ということです。

 同記事によれば、これらの問題の背景には、次の問題があるといいます(林試の森クリニック院長・石川憲彦先生の調査)。

  1. 投薬量が多すぎる
  2. 本当は薬がいらないのに投薬されている
  3. 診断そのものが間違っている

また、これらの背景には、うつ病の範囲があまりにも広がりすぎたことがあるとも指摘されています。

 安易な処方の裏側には、診療報酬制度の弊害が存在することもあると伊藤さんは書いています。明記されてはいませんでしたが、精神療法の保険点数について言及していると思うのですが、次のように記述されています。

精神科における診療点数は「5分以上30分以内」と「30分以上」とに分けられる。最新の場合、点数は最大でも70点しか変わらない。つまり、5分診察と30分以上の診察における診療報酬の差は700円に過ぎない。

「医者は診察5分で『うつ病です』と言って薬を出し、次々に診察したほうが儲かります。 <中略> 本来、精神疾患は時間をかけて注意深く診断すべきですが現在は投薬して早く帰ってもらうほど経営が成り立つ仕組みになっています」(石川院長)

 もちろん、後半で触れられているような精神科医・心療内科医ばかりではないことはいうまでもありません。しかし、各種の報道や、ネット上の質問サイトでのやりとりを見ていますと、中には、こういう経営最優先の医師も存在するようです。しかし、どうもある種の「構造的な問題」が存在するとみて間違いはなさそうです。

 当事者や、家族の立場としてどう対応するかについては、なかなか難しいところがありますが、巷間よくいわれるように、訴えをきちんと聞いてくれる先生、質問や疑問には丁寧に説明し、対応してくださる先生、薬を出す際にもわかりやすく説明をしてくださる先生を選ぶことや、自分自身でも、症状や薬の服用感、その変化をきちんと伝えること、など、双方向のコミュニケーションを深めることは必要だと思います。

 さあ、それにしても、私自身は、どうしましょう? まぁ、レクサプロを飲んだ感じは正直に伝える以外にありません。抗うつ剤はどうも、あまり効いていない感じですし、眠気やボンヤリ感を増すだけのような印象があるということも伝えなくてはなりません。それと、おそらく10月末の日付で退職しますが、それまでに研究室にある膨大な本を中心として、整理に行かねばなりませんので、それができるようにして欲しいという希望をよくよく説明してくることになろうかと考えています。

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コメント

チーママさん
ありがとうございます。主治医は、どうも眠気、ボンヤリ感、フラツキを十分理解していないようでしたので、今回は勝手に、処方を減らしたりしないであえて処方通りに服用してきました。今日の診察で、かなりしつこく訴え、レクサプロ1日5mgという処方にしてもらいました。
運動がよいというのは、以前から承知していまして、実感もしていました。やっと陽気もよくなり、散歩に出たい気持ちは十分にあるのですが、これだけふらつきますと、アブなくて出られない状況でした。
今日、通常量の半分にしてもらいましたので、これで様子を見ようと思っています。主治医を変えることも考えましたが、休職の診断書などの兼ね合いもあって、今しばらくは、今の主治医に診てもらうつもりです。

投稿: mamekichi | 2011年9月29日 (木) 14時21分

やっぱり 半量の服用を試してみたらどうでしょう? 日に2回なら1回にするという方法もありますが、確か就寝前1回でしたよね? なら半量です。あるいは2日飲んで1日休みとか、隔日投与とか。指定量と半量を交互にするとか。こうなったら、自分に合う量を探して見るのを考えてみてもよいかもしれません。

また今日あれこれ覗いていたら、ウツの場合はある程度の運動療法(ただし苦痛になるようなものは駄目)が有効というような話がありましたよ。
http://www.aoba-kokoro-c.com/treatment.html

実は、私にとって一番よかった、あるいは後押しになったのはクラシックコンサートでした。2時間音楽を聴く以外できない状態が、一時あれこれ考えることをやめて、脳や心を休める役目を果たしたようです。

投稿: チーママ | 2011年9月28日 (水) 21時37分

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