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2011年8月11日 (木)

CBCテレビ“イッポウ”で、名古屋市の「発達障がい対応支援員」が紹介されます【追記しました】

 名古屋地方では、連日35℃という猛暑日が続きます。熱中症も多発していますので、皆様方にもどうぞお気をつけください。

 さて、ディスレクシア名古屋の吉田さんからのお知らせで知りましたが、本日・8月11日(木)のCBCテレビの夕方のニュース番組“イッポウ”の中で、名古屋市の「発達障がい対応支援員」が紹介されます。ご関心がおありの方、また、特別支援教育に関わりをお持ちの方、発達障害など特別支援を受けている子どもさんをお持ちの親御さんの皆様には、ご覧いただければと思います。

名古屋市の「発達障がい対応支援員」について
 取材されたものを
 ニュース番組の中で紹介されます。

 ★ 8月11日(木)午後6時15分~30分の間で
    10分ほど
放送されるとのことです。

*イッポウは、4時50分~7時まで放送されているニュース番組です。

   その中で、6時15分頃から~ です。

Ippou  イッポウでは、夕方5時45分~6時15分は 「Nスタ」(TBS系ニュース)が流れますので、その後ということですね。今朝の中日新聞朝刊のテレビ番組欄にも、左のように紹介があります。小生は、この頃、記憶が怪しいので、パソコンの地デジで録画予約を致しました(笑)。また、夕方以降、実際に視聴した結果を、ブログにアップしようと思っています。

【追記】 実際の番組を見た結果を、以下に簡単にまとめておきます。

 特集は、「子供達をサポート “支援員”のいる教室」というタイトルで、約10分間にまとめられていました。全体としては、ポイントを押さえた構成になっていたと思います。

 はじめに、愛知県扶桑町の例が取り上げられていました。扶桑町は、尾張北部、犬山市の西隣にあります。扶桑町では、すべての小中学校(6校)に支援員が配置され、合計31名の方が非常勤職員として採用され、研修を受けた後に教室に入っています。番組ではとある小学校の図工の時間に女性の支援員が入っていらっしゃる様子が放映されていました。担任の先生と簡単な打ち合わせを行った後に、子どもたちの間を巡回し、カッター・ナイフの安全な使い方を支援したりしている様子が見られました。字幕には、「特別支援員 気になった子供に寄り添い 学習活動や生活面のサポートなどを行う」とあります。

 扶桑町教育委員会の中島博明教育長が、「平成15年頃から授業中に教室から出たり、教室内を動き回る子が増えてきまして、担任以外にもう1人つけようと。効果はあったと思っています」とコメントしていらっしゃいました。

 さらに番組では、支援員のニーズが高まっていることを指摘するコメントが流れ、その理由として、「発達障害の子どもへの支援が学校側に求められるようになったこと」をあげています。その後、発達障害について、ADHD、LD、自閉症・アスペルガー症候群を取り上げて概要が説明されます。また、豊川市在住で、養護学校に通っている自閉症の男性(15歳)の事例が取り上げられました(詳細は、割愛致します)。この中で、2002年に文科省が小中学校を対象に実施した調査の結果、発達障害があるとみられる子どもが、通常学級にも約6%在籍すること、つまり、1クラス40人中2~3人が該当するというデータにも触れています。

 ご存じのように、発達障害の子どもたちでは、一人ひとりの特性にあった支援が必要であり、学校側にとって支援員の役割は重要となります。これに関連して、北海道大学の田中康雄教授のコメントがありました。「学習、教育の伝授は教師が行い、(支援員は)そこに向き合うまでの状態に近づける。『今、先生が話しているよ』とか、『今、この問題を解いているよ』と,(先生の)目の届かないところを支援員さんにサポートしてもらうというチームワークを作っていくことだ」ということです。

 これもご存じかと思いますが、文科省は、2007年度から、支援員を配置する費用について財政措置をしています。現在、支援員全公立小中学校に支援員を1人ずつ配置できる額を交付して、自治体の取り組みを後押ししています。しかし、支援員を充実するには課題もあることが指摘されました。

  1. 人材育成……専門知識を持った支援員の要請、豊田市では、補助指導員140名を対象に、年1回は研修を開催しています。支援員は子どもの将来にまでも影響を与えうる重要な仕事ですが、自治体によっては研修内容に差がかなりあることが指摘されていました
  2. 地域格差……支援員の配置率を見ますと、岐阜県153%、三重県161%に対して、愛知県は95%で、また、配置ゼロの市町村もあることに触れていました。

 この配置率に関して、名古屋市の事例が取り上げられていました。名古屋市では、発達障害に対応する非常勤講師を採用しているという理由で、これまで支援員は配置してきませんでした。しかし、きめ細やかな支援を求める現場からの声に応じて、ようやく今年6月から発達障害の子どもに対する支援員を配置し始めました。

 実際の支援員の方に対してのインタビューも放映されました。その方によれば、「支援が必要な子に何らかの手が必要だと感じたし、スキルアップとともに経験を積むことが大事だと感じている」ということでした。

 しかしながら、名古屋市で今年度配置されたのは、幼稚園・小学校・中学校に計16人でした。小中で約370校を抱える名古屋市にしては、少なすぎるということで、発達障害の子どもをお持ちのご父兄からは増員を求める声が上がっているというインタビューも流れました。「今(小学校に)、なかなか行けていないが、教室に戻ったときに特異な部分と苦手な部分を分かっている人が常にいてくれて、手を差し出してくれるのは子どもの安心感につながると思う」とあるお母さんが述べておられました。

 今後について、名古屋市教育委員会の吉田元彦主幹がインタビューに応じておられました。「学校現場からは、発達障害についての対応を充実させていきたいという声もあるので、今年1年間の状況を判断し,様子を検証し今後を検討したい」と答えておられました。

 以上をまとめて、番組としては、年々支援員への期待が高まっていること、学級担任との連携などまだ課題はあること、子どもと向き合いながら一歩一歩手探りでの取り組みが進められているというまとめがされていました。また、キャスターの丹野さんは、「障害があっても、周囲の適切なサポートがあれば、問題なく生活を送れるようになることも少なくない」というコメントを、また、大石さんは、「ただ、支援員さん、単なるお手伝いさんになっては駄目で、自立を目指した関わり方をするのが重要だと思う」というコメントをしておられました。両キャスターとも、問題点はよく把握していらっしゃるようです。

 名古屋市での取り組みについては、もう少し突っ込んでもらいたい気もしましたが、初めて取り上げるとしたら、そこそこ適切な形でまとめていただいたと思えます。それも、10分間でまとめるとすれば、まぁ上出来かもしれません。CBCに限らず、他の放送局や、新聞でもこの問題については、是非フォローしていって,課題が解決できるような支援を願いたいと思います。

 なお、名古屋市では、支援員の募集、研修などを人材派遣会社に丸投げしており、この点は問題が大きいと小生は考えております。したがって、そもそも吉田主幹がおっしゃるように、「検証」するに耐えられる試行をしているかどうかという点からして、怪しいような気もします。2011年5月27日の“特別支援教育支援員の配置と活用……名古屋市の場合【加筆・修正しました 5/28】”もご参照ください。

 ちなみに、番組キャスターの丹野みどりさん。小生の大学の研究室の後輩であり、学生時代は心理学を勉強していらっしゃいました(直接の面識はありません)。最も小生よりも遙かに有名人ですが……(爆)。応援してあげてくださいm(_ _)m 余談つきで恐縮でした。

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